市川憂人のレビュー一覧

  • ボーンヤードは語らない

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    ジェリー・フィッシュのシリーズに登場するマリアと漣の短編集。空軍大佐ジョンが登場するジェリー・フィッシュのころの事件、マリアと漣それぞれの若き日の一篇。マリアと漣が出会ったときの事件、と今に続く作品群の土台となってくるような作品集で、このパラレルワールドな世界での二人のことにますます親近感がわく一冊。

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    2024年07月08日
  • ボーンヤードは語らない

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    不可解を通り越して支離滅裂とも思える状況を、細かい伏線を丁寧に拾って鮮やかに解き明かすタイプの作が並ぶ。ミステリとしての完成度は巻頭の表題作のみ微妙だが、他は問題なく高い。シリーズの愛読者としては、長編ではいろんな意味で超然としているようにも見えるマリアと蓮の人間味(?)がうかがえるところが興味深いでしょうか。

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    2024年07月02日
  • ボーンヤードは語らない

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    ジェリーフィッシュからマリアと漣の大ファンで、待望の文庫化だったのですぐに買って一気読み。
    短編集だからボリュームとしてはちょっと物足りないんだけど、でもすごく面白かった。時代背景とか人種問題的な部分で全体的に暗い感じが漂ってて、少し苦しくなる部分もあるけど、だからこそマリアと漣のブレない感じが安心感があってすごくよかった。
    正直、叙述トリックは後出し感がちょっとあるなぁとか思ったけど、読み応えがあって楽しめた。

    今すぐジェリーフィッシュを読み直そうと思います。

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    2024年06月25日
  • グラスバードは還らない

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    マリアと漣のコンビが最高。
    漣視点の語り口が多く新鮮な感じがした。
    映像化不可能作品になるのか。事件編は終始違和感があり、「おそらくこうだよな」という感触はありつつも、実態が掴めぬまま、謎解明パートへ。そういう事だったか。面白い!

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    2024年06月16日
  • ブルーローズは眠らない

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    マリア&漣シリーズの第2弾。
    理系ミステリーらしく最初は難解な記号なども出てきた。
    この世界では存在しないとされていた青いバラを同時期に実現させた博士と牧師を起点に物語が進んでいく。

    最初読み進めると話しの内容になんだか違和感がありそのトリックに翻弄されつつ

    後半になるにつれてどんどんとその違和感が紐解かれていく。

    読後感は少し切ない。

    マリア&漣シリーズの続編も読みたいと思った。

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    2024年06月12日
  • グラスバードは還らない

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    シリーズ三作目
    前に作でもそうだったが、現実とは少し違う発展をしている科学がうまく使われている

    他の人の感想でもあったが(ヒントはあったが)グラスバードは少しずるいと思った

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    2024年05月12日
  • グラスバードは還らない

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    ネタバレ

    シリーズ第3弾

    〈タワー〉と〈グラスバード〉の章が交互に書かれている。一つは爆弾によるビルの爆破事件。もう一つはグラスバードや不思議なガラスの部屋での殺人事件。
    どのように話が交わってくるのだろうと思っていたら、マリアが爆破の炎と煙に追われ、非常階段から最上階に逃れるために重く閉ざされた扉を叩くと反対側から誰かの声と扉の隙間から徐々に血溜まりが広がり、、、あっ繋がった!!扉を挟んでどちらも大変!!
    ただし、真相はそんなもんじゃないほど、二転三転するのだけど。
    ラストは少し切なく感じました。

    それと、マリアの危機にあらわれたジョンに、おぉーー!ってなった。

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    2024年04月24日
  • グラスバードは還らない

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    ジェリーフィッシュ、ブルーローズに続く3作目で、本作でもマリアと蓮が登場する。これまでもガラスに纏わる内容だったので、今回はそのまんまの題名だろう。でも「還らない」というのは題名からは予想できないが・・・。ブルーローズのアイリーン、軍人のジョンも登場するので、それも読む楽しみである。したがって、順に読むべきである。

    10年前に遡り爆破事件が起こる場面から始まる。
    おそらくこれが重要な意味を持つのだろう。
    インタールードも重要である。

    マリアと漣は、希少動植物密売ルートの捜査で浮かんできた不動産王ヒューを調べ始める。ヒューの住まいはサンドフォードタワー最上階の邸宅で、秘蔵のグラスバードや希少

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    2024年03月05日
  • ブルーローズは眠らない

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    ネタバレ

    シリーズ第二弾
    マリアと漣のテンポの良い掛け合いが楽しい。そして、空軍少佐のジョンも相変わらずいい味出してます。
    「エリックの視点」と「マリアと漣の捜査」パートが交互に展開し謎を深めていく。
    関係者の犯行に至る事情に、他に方法はなかったのか、仕方のないことなのかと思ったが、犯人の最後に関係者の思いを感じて、少し切なくなった。
    青薔薇誕生の難しさとともに「天界」と「深海」の美しさが印象的でした。

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    2024年02月03日
  • ブルーローズは眠らない

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    面白かった!解決編読みながら泣きそうになり、前回よりも犯行の動機にしっかり理由があって、切ないけどすごく良かった。子供は可哀想だけど。
    ただ、トリックに関しては複雑すぎて、マリアはなぜあの瞬間にあの複雑なトリックに気付いたのか分からなかった。

    所々に挟まれるジェリーフィッシュ。
    そして本作でも完全に騙された。読者だけが騙されていた叙述トリック。

    名前の通り私は青い花が好きなので、一面に咲く天界にお目にかかりたい。

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    2024年01月14日
  • グラスバードは還らない

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    ネタバレ

    グラスバードの正体からまさかの展開に、死体を入れ替えるトリックを壊された予想外の殺人。これによって事件は複雑になっていった。最後までトリックが分からず騙された

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    2024年01月10日
  • ブルーローズは眠らない

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    マリア&漣シリーズの第2弾。実現不可能と言われた青いバラをめぐる殺人。マリアと蓮の会話は前作ほどの面白さはないがシリアスな話にもユーモアが入っていて良い。のめり込んでしまうストーリー。良かった。

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    2023年12月30日
  • ブルーローズは眠らない

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    ネタバレ

    ジェリーフィッシュ同様、倒叙的な描写で館の事件をミスリードさせるのは面白い
    事件とは直接は関係ないが、青薔薇の科学はかなり丁寧に書かれていて純粋に◯

    犯人に関して印象が少なくて少しだけ肩透かし感

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    2023年12月17日
  • グラスバードは還らない

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    マリア&漣シリーズの第3弾!
    いつも通り場面を切り替えながら、話を進め罠に嵌められている、と気付いたときには遅かった。
    グラスバードとは……
    スリル満載で読み応えあり!

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    2023年10月31日
  • 神とさざなみの密室(新潮文庫)

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    〈マリア&蓮シリーズ〉でもおなじみの著者の、ノンシリーズ・ミステリ。
    政治というものが深く関わってくるけれど、もちろん何らかの思想を強く主張するものではないので、安心して手に取ってほしい(笑)。

    民主主義と多数決の論理の話がとても興味深く、勉強になった。
    ミステリ的なところでは、なるほどなという仕掛け。目新しくはないのだけれど、「ミステリ好き」な人にはきっと好ましく感じられるトリックだと思う。
    たぶんTwitterだろうなと思われるSNSの仕組みをこう使うか、という部分もとてもスリリングだった。
    何段構えにもなっているので、絶対に最後まで読んで欲しい作品。

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    2023年06月06日
  • グラスバードは還らない

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    マリア&蓮シリーズ三作目

    今作もSFミステリー
    前作、前々作と同様の面白さがあり過去作に登場したジェリーフィッシュやブルーローズも登場
    またあの人物までもが重要な立ち位置として再登場

    という過去作を読んでいる人からするとワクワクする内容だが、作品内容自体は過去作と比べるとかなり重め&バッドエンド

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    2023年05月25日
  • グラスバードは還らない

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    これまでの作品の集大成のような。
    ジェリーフィッシュ、ブルーローズを読んだのが大分前だったので、ジョンはともかく、アイ…リーン…? となってしまったのが少し残念で。再度ジェリーフィッシュから読み返そうと思う。

    トリックについて、ブルーローズもそうだったが、良くもまぁそんな長いこと根性続きますね、というか。
    その執念に惚れ惚れする。

    オチの寂寥感も良かった。

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    2023年05月24日
  • 断罪のネバーモア

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    最初の謎の手紙文から始まり、ちょこちょこ過去のお話が入り、現在につながっていきます。
    主人公が成長していく物語なのですが、最後の方は本当にできる子になっていました。
    IT強いのやっぱりこのご時世大事。
    周りのキャラクターたちも最初はモブキャラなのかなぁと思いつつ、最終段階ではがっつり活躍。前半がキャラ薄かったため後半の活躍がキラキラ。
    めっちゃいい職場やん。と思いました。
    何事も言葉にすることが大事ですね!隠し事は隠されていることがばれると壁にしかなりませんからね!

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    2023年05月19日
  • グラスバードは還らない

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    ネタバレ

    硝子鳥についてはなんとなくそうかなと思うこともあったけど、犯人については全く見当もつかなかった。
    本当にあとこのページ数だけで纏まるのか疑問に思いながら読むくらい最後の方で一気に解決に向かって話が進んだので、最後まで没頭して読むことができた。

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    2023年05月06日
  • 断罪のネバーモア

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    短編集と思いきや最後にモヤモヤしてたのを回収する感じは爽快。無理矢理感がどうとかは置いといて。

    市川憂人氏の書く主人公ってまだそんなに読んでる訳じゃないけど、今まで読んできた中では女性が多くて、どの作品でも同じ様なキャラなんだけど、単純にそういう性癖が強過ぎるのかな。
    影を匂わせて従順で芯があってみたいな

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    2023年02月09日