市川憂人のレビュー一覧

  • ヴァンプドッグは叫ばない

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    ジェリーフィッシュのシリーズ第5弾。
    現金輸送車襲撃事件と、連続殺人犯ヴァンプドッグの脱走が重なり、マリアと蓮も州都フェニックス市に応援に駆けつける。そしてヴァンプドッグの手口と同じ殺人が次々に起きて…
    検問のため逃走できず潜伏する輸送車襲撃犯たちと、捜査陣の視点で交互に語られるストーリーはスピーディーで、どんどん人が死んでゆく。ヴァンプドッグの秘密が明らかになってゆく過程も面白い。
    相変わらずSF的設定をミステリに組み込むのがうまいと思った。続編も期待。

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    2024年02月15日
  • ブルーローズは眠らない

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    ネタバレ

    シリーズ第二弾
    マリアと漣のテンポの良い掛け合いが楽しい。そして、空軍少佐のジョンも相変わらずいい味出してます。
    「エリックの視点」と「マリアと漣の捜査」パートが交互に展開し謎を深めていく。
    関係者の犯行に至る事情に、他に方法はなかったのか、仕方のないことなのかと思ったが、犯人の最後に関係者の思いを感じて、少し切なくなった。
    青薔薇誕生の難しさとともに「天界」と「深海」の美しさが印象的でした。

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    2024年02月03日
  • ブルーローズは眠らない

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    面白かった!解決編読みながら泣きそうになり、前回よりも犯行の動機にしっかり理由があって、切ないけどすごく良かった。子供は可哀想だけど。
    ただ、トリックに関しては複雑すぎて、マリアはなぜあの瞬間にあの複雑なトリックに気付いたのか分からなかった。

    所々に挟まれるジェリーフィッシュ。
    そして本作でも完全に騙された。読者だけが騙されていた叙述トリック。

    名前の通り私は青い花が好きなので、一面に咲く天界にお目にかかりたい。

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    2024年01月14日
  • グラスバードは還らない

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    ネタバレ

    グラスバードの正体からまさかの展開に、死体を入れ替えるトリックを壊された予想外の殺人。これによって事件は複雑になっていった。最後までトリックが分からず騙された

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    2024年01月10日
  • ブルーローズは眠らない

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    マリア&漣シリーズの第2弾。実現不可能と言われた青いバラをめぐる殺人。マリアと蓮の会話は前作ほどの面白さはないがシリアスな話にもユーモアが入っていて良い。のめり込んでしまうストーリー。良かった。

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    2023年12月30日
  • ブルーローズは眠らない

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    ネタバレ

    ジェリーフィッシュ同様、倒叙的な描写で館の事件をミスリードさせるのは面白い
    事件とは直接は関係ないが、青薔薇の科学はかなり丁寧に書かれていて純粋に◯

    犯人に関して印象が少なくて少しだけ肩透かし感

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    2023年12月17日
  • ブルーローズは眠らない

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    シリーズ前作よりも謎の難易度が上がって楽しめた。著者のミスリードを誘う文章にはまってしまった悔しさと面白さがあった。このシリーズの世界観がとても良い。途中で出てくる化学式は正直わからなくなったが、青いバラができる仕組みについては何となく理解することができた。

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    2023年11月16日
  • ブルーローズは眠らない

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    ネタバレ

    父と母を殺した犯人を炙り出す為に偽装殺人をし、犯人を特定して青いバラで最後トドメを刺すのが良かった。場所入れ替えトリックも騙されました

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    2023年11月10日
  • グラスバードは還らない

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    マリア&漣シリーズの第3弾!
    いつも通り場面を切り替えながら、話を進め罠に嵌められている、と気付いたときには遅かった。
    グラスバードとは……
    スリル満載で読み応えあり!

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    2023年10月31日
  • ブルーローズは眠らない

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    幻の青い薔薇をめぐる殺人事件。
    「マリア&漣の時間」と「エリック&アイリスの時間」が、いつどこで繋がり事件の真相が見えてくるのか……焼け跡に残った日記は……

    シリーズ第2弾。切なさで読み終えました。

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    2023年10月22日
  • ブルーローズは眠らない

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    ネタバレ

    ブルーローズは眠らない
    市川 憂人
    衝撃の名作『ジェリーフィッシュは凍らない』に続くシリーズ第二弾!
    両親の虐待に耐えかね逃亡した少年エリックは、遺伝子研究を行うテニエル博士の一家に保護される。彼は助手として暮らし始めるが、屋敷内に潜む「実験体七十二号」の不気味な影に怯えていた。一方、〈ジェリーフィッシュ〉事件後、閑職に回されたマリアと漣は、刑事ドミニクから依頼を受け、幻の青いバラを同時期に開発した、テニエル博士とクリーヴランド牧師の調査を開始する。しかし両者への面談直後、温室内で切断されたテニエル博士の首が発見される。バラの蔓が扉と窓を全て覆い、密室状態の温室には縛られた生存者と「実験体七十

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    2023年10月17日
  • ブルーローズは眠らない

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    ネタバレ

    青いバラを作った博士が殺される殺人事件を解決する話。

    2つの視点で、交互に進んでいく。2つの視点がどのように繋がっているのか、考えながら読んだ。
    マリアと蓮のかけあいがよかった。

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    2023年10月02日
  • 神とさざなみの密室(新潮文庫)

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    〈マリア&蓮シリーズ〉でもおなじみの著者の、ノンシリーズ・ミステリ。
    政治というものが深く関わってくるけれど、もちろん何らかの思想を強く主張するものではないので、安心して手に取ってほしい(笑)。

    民主主義と多数決の論理の話がとても興味深く、勉強になった。
    ミステリ的なところでは、なるほどなという仕掛け。目新しくはないのだけれど、「ミステリ好き」な人にはきっと好ましく感じられるトリックだと思う。
    たぶんTwitterだろうなと思われるSNSの仕組みをこう使うか、という部分もとてもスリリングだった。
    何段構えにもなっているので、絶対に最後まで読んで欲しい作品。

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    2023年06月06日
  • グラスバードは還らない

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    マリア&蓮シリーズ三作目

    今作もSFミステリー
    前作、前々作と同様の面白さがあり過去作に登場したジェリーフィッシュやブルーローズも登場
    またあの人物までもが重要な立ち位置として再登場

    という過去作を読んでいる人からするとワクワクする内容だが、作品内容自体は過去作と比べるとかなり重め&バッドエンド

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    2023年05月25日
  • グラスバードは還らない

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    これまでの作品の集大成のような。
    ジェリーフィッシュ、ブルーローズを読んだのが大分前だったので、ジョンはともかく、アイ…リーン…? となってしまったのが少し残念で。再度ジェリーフィッシュから読み返そうと思う。

    トリックについて、ブルーローズもそうだったが、良くもまぁそんな長いこと根性続きますね、というか。
    その執念に惚れ惚れする。

    オチの寂寥感も良かった。

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    2023年05月24日
  • 断罪のネバーモア

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    最初の謎の手紙文から始まり、ちょこちょこ過去のお話が入り、現在につながっていきます。
    主人公が成長していく物語なのですが、最後の方は本当にできる子になっていました。
    IT強いのやっぱりこのご時世大事。
    周りのキャラクターたちも最初はモブキャラなのかなぁと思いつつ、最終段階ではがっつり活躍。前半がキャラ薄かったため後半の活躍がキラキラ。
    めっちゃいい職場やん。と思いました。
    何事も言葉にすることが大事ですね!隠し事は隠されていることがばれると壁にしかなりませんからね!

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    2023年05月19日
  • ブルーローズは眠らない

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    ネタバレ

    感想
    登録前

    続編。
    今度も【現実ではありえない密室】
    ルールを破らないでファンタジー要素を盛り込んだ密室トリック。

    でもどちらかと言うと密室トリックより【誰が】に重点を置いたミステリ。

    【誰が】犯人なのか。

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    2023年05月16日
  • グラスバードは還らない

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    ネタバレ

    硝子鳥についてはなんとなくそうかなと思うこともあったけど、犯人については全く見当もつかなかった。
    本当にあとこのページ数だけで纏まるのか疑問に思いながら読むくらい最後の方で一気に解決に向かって話が進んだので、最後まで没頭して読むことができた。

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    2023年05月06日
  • グラスバードは還らない

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    マリア&蓮シリーズは二人の掛け合いがいつも微笑ましく思い読んでいますが、今回も健在でした。
    どんなトリックがと思い読み進めていましたが、終盤での二転三転は圧巻でした。
    エピローグにはとても驚かされました!

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    2023年04月23日
  • 断罪のネバーモア

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    短編集と思いきや最後にモヤモヤしてたのを回収する感じは爽快。無理矢理感がどうとかは置いといて。

    市川憂人氏の書く主人公ってまだそんなに読んでる訳じゃないけど、今まで読んできた中では女性が多くて、どの作品でも同じ様なキャラなんだけど、単純にそういう性癖が強過ぎるのかな。
    影を匂わせて従順で芯があってみたいな

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    2023年02月09日