市川憂人のレビュー一覧

  • ジェリーフィッシュは凍らない

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    十角館の殺人イズムを感じた。
    中々面白かった。
    事件が起きた現場と、それを解決する刑事サイドを行ったり来たりする構造はとてもわくわく。

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    2025年11月24日
  • もつれ星は最果ての夢を見る

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    スケールが壮大な分、上下巻くらいのボリュームで読みたかったかも。
    ただそれは量子もつれとかの話題が「三体」と被るから、つい三体レベルのスケール感を意識してしまっていたからな気もする。
    でも三体は割とダラダラしてるイメージ(登場人物の過去を掘り下げる割には大して回収されないし、メインストーリーにそこまで関係ない)があったので、本作くらいサクサク進むテンポ感が心地よい。
    宇宙とか量子もつれとか、内容はゴリゴリのSFだけど、本筋はあくまでミステリー小説として殺人事件の謎に焦点があたり話が進むので、とても読みやすかった。
    私は市川憂人先生が作るキャラクターが好きだけど、今作もディセンバーと零司のコンビ

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    2025年11月22日
  • もつれ星は最果ての夢を見る

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    ネタバレ

    もつれ星は最果ての夢を見る
    市川憂人の長編ミステリー。宇宙とA Iをテーマにした壮大な作品。話の数10%は理解出来ない(笑)くらい専門用語が飛び交う作品だが、その一方で最後まで飽きる事なく読み進める事が出来た。単純にミステリーというだけではなく、ストーリーも独特で面白い。筆者は過去にも独創的な作品を発表しているが、今作では時間も空間も超えた、相談な物語が描かれている。
    ネタバレになるかもしれないが、今作の犯人やトリックを受け入れる事が出来るかどうでこれからの僕の読者としての懐が決まる。当然、認めない事も素晴らしいし、認めたのなら更に多くの作品を許容出来る様になるだろう。(今作も"F&

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    2025年11月10日
  • ブルーローズは眠らない

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    ネタバレ

    1作目を読んでからかなり期間を開けちゃったけれど、面白かった!やっぱりマリアと漣の凸凹コンビ大好きだ〜
    前作で良い味の出てたジョン少佐が準レギュラーキャラ?みたいな登場をしてくれてこれも嬉しい。次も出るのかな。

    お庭がないから育てられないけど定期的にブーケを買う程度にはお花が好きなので、バラの花の色についてだいぶ噛み砕いてくれた化学面での解説があってすごくわかりやすかったし興味深かった。

    物みたいに扱われて散々な日々を送っていたエリックが、ようやっと掴みかけた平穏という希望を挫かれたのも悲しいし、自分のせいでめちゃくちゃになってしまった彼の絶望たるや……。
    誰も責めてくれないのが逆につらい

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    2025年11月10日
  • ジェリーフィッシュは凍らない

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    ネタバレ

    【研究室の異質な人間模様が生々しい本】

    球体の飛行船、ジェリーフィッシュ。

    そのジェリーフィッシュを開発した航空化学科の研究室で起きたミステリー。

    研究室のメンバー6名が雪山に遭難した中で発生した殺人事件から端をなすクローズドミステリー。

    研究室に出入りしていた少女、レベッカの死の真相が事件解決の鍵を握る。

    迷宮入りする事件を解決するために捜査に動く、警察官のマリアと蓮。空軍のジョンとともに、証拠を集めて、真犯人にたどり着く。

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    夕木春夫「方舟」に続いてクローズドミステリーを読んだ。

    化学の分野が出てきたことがとても面白く、研究室の異様性、突如現れるマドンナ的な存在

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    2025年11月08日
  • グラスバードは還らない

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    マリア&漣シリーズ第3弾。
    前作を読んでから1年以上積読してしまった(汗)
    本作も相変わらずの理系要素が満載。今回はガラス工学の分野が随所に登場する。光の透過率や反射率など、なかなかマニアックw

    物語はマリアと漣の『タワー』パートと、ガラス製造会社の関係者による『グラスバード』パートが交互に進行。
    タワーパートでは、高層ビルで発生した爆弾テロに巻き込まれる緊迫感溢れる展開。ハリウッド映画さながらのスリルに圧倒されたし、手に汗握るシーンの連続でめっちゃ惹き込まれた!
    一方グラスバードパートでは、クローズドサークルでの不可解な連続殺人が発生。一人また一人と犠牲者が…。スリリングでミステリ

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    2025年11月08日
  • ヴァンプドッグは叫ばない

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    ネタバレ

    このシリーズほんと好き

    最後まで全然訳がわからなかったけど妹なのはびっくりした。
    兄デレクはなんで自分がやったって思い込んでたんだ?せん妄?

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    2025年11月01日
  • ヴァンプドッグは叫ばない

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    マリア&蓮シリーズ、第5弾。
    強盗犯と脱獄犯の二つの事件が並行に進んでいき、結末がどうなるかのドキドキ感が最高、と読み進めていたら、まさかの展開にひっくり返されました。
    この壮大な物語は素晴らしかったです。
    この世界観に浸っていると、荒唐無稽な特殊設定も気にならない感じで、ただただ楽しめました。
    このシリーズの読後感は、いつも何とも言えない気持ちになりますね。
    マリアのハイスクール時代のキャラクターも登場してファンにはたまらない展開でした。

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    2025年11月01日
  • ジェリーフィッシュは凍らない

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    ネタバレ

    トリックはとても緻密で、張り巡らされた伏線も重箱の隅までギッチリ詰まっています。トリックは、フェアだけどその一方で叙述トリックのような要素もあって面白いです。

    ただ、ウィリアムがバラバラ死体の顔をサイモンだと認識できずにエドワードと誤認したところだけ納得できませんでした。が、極限状態ならそういうこともあるかと思っておくことにします。

    作者さんはめちゃくちゃ頭良いんだろうなと思います。書くのにどのくらいかかったんだろう…

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    2025年10月13日
  • ジェリーフィッシュは凍らない

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    架空の空挺「ジェリーフィッシュ」内で起きた密室大量殺人事件を解き明かす、近代の「そして誰もいなくなった」
    意識して読んだつもりだったけど方法は最後まで分からなかった
    真犯人は当てられた
    現場目線と探偵目線両方あるのにやはり騙される

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    2025年10月12日
  • グラスバードは還らない

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    このシリーズ、大好きです!ミステリーを読む時の、驚きと疾走感と寝不足を味わいたくなったら、選んで間違いなし!期待を裏切らないシリーズかと思います。最後、絶対絶対絶対、プロローグに戻ってくるはずです。ぐふふふふ。

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    2025年10月03日
  • ジェリーフィッシュは凍らない

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    初読み作家さんでした。
    評判は色々と聞いてましたが、噂に違わぬ面白さでした。過去と現代のパートを行き来しながら、謎がどんどん深まっていく。トリックも動機も良かったと思う。

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    2025年09月29日
  • 灰かぶりの夕海

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    ネタバレ

    こんな形の叙述トリックがあるとは…。
    改めて読者に勝手に想像で補わせるのが上手いと思った。
    20年後、30年後の読者には何を言ってるのかわからないかもしれない。
    作中でも言及されていた通り将来あの出来事がどのように人々の記憶に残っているかで変わるのだろう。
    内容的にはミステリというよりラブストーリーかな?と思ったが、色々現実離れした狂った感じは本格ミステリらしさもあり、結構気に入った。

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    2025年09月28日
  • ジェリーフィッシュは凍らない

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    無駄な描写が殆ど無く、フェアなミステリーで楽しめた!後から考えると、難しいすぎることもなく思いついても良さそうなトリックなのに、読んでる最中全くわからなかったのは市川憂人さんの手腕であり、僕の洞察力の無さでもあるのだろうと思う。
    ただ、期待値を上げすぎ、度肝を抜かれるトリックを勝手に想像していただけに驚きは小さかった。ラストも爽快ではなく、少しモヤモヤする感じだったのが個人的には残念。
    架空の小型飛行船「ジェリーフィッシュ」。乗って、まさにたゆたうように、気ままに旅したいと思える魅力を感じた。

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    2025年09月28日
  • ジェリーフィッシュは凍らない

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    まるで検討つきませんでした、
    読んでみて思い返せば無駄がなかった、
    強いていうなら刑事側の解決までがいきなり飛躍したから謎解き感は薄め

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    2025年09月24日
  • ジェリーフィッシュは凍らない

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    パラレルワールドの1980年代を舞台に、現実とは異なる発展を遂げた科学技術で誕生した小型飛行船「ジェリーフィッシュ」を惨劇の現場としたクローズド・サークル。犯人の独白、当時のジェリーフィッシュ内の物語、捜査する警察側の視点、3つの視点から描かれた、アガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」への挑戦作。
    最初の殺人が起こった後のジェリーフィッシュ内の会話から、何となく犯人は分かったけれど、果たして全員死んだのか、それとも犯人だけ生き残ったのか分からず、さらにトリックも分からなかった。
    中盤でなんとなくトリックが明示され、エピローグ直前で犯人は確定するけれど、犯人の動機が分からなかった。
    エピ

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    2025年09月22日
  • グラスバードは還らない

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    マリア&漣シリーズ第3弾

    不動産王ヒューが所有するタワーが爆破テロに見舞われる「タワー編」、最上階の迷宮にて起きる殺人事件「グラスバード編」とが交互に描かれる。

    事件が複雑で入り組んでて難解だったー
    そもそも「誰もいなく」なりすぎだろ(褒め言葉)
    誰を疑っていいのか分からないまま最終章に突入してた( ˙-˙ )

    マリアのピンチに駆けつけるジョンにときめきました˙ᴥ˙

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    2025年09月16日
  • 東大に名探偵はいない

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    東大出身の小説家6人によるアンソロジー。
    どれも短編でサクサク読めちゃうライトミステリー。
    どうやら、東大ならではのエピソードを盛り込んでくれって依頼されて書いたんだろう内容です。
    面白い。
    新川帆立さんのふざけ具合も楽しいし、
    伊与原新さんの地震予知の話も興味深く読めた。
    その2人以外は初読み作家さんでしたが、
    どれも良かった。
    特にラストの浅野皓生さんの弁護士から医者になった人の話は二転三転していて考えさせられた。

    アンソロジーは新しい作家さんとの出会いがあって良いですね〜

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    2025年09月14日
  • 灰かぶりの夕海

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    まるで地震を体現したかのような小説。

    序盤から小さな違和感が何度も積み重なる。写実的なのに、時代背景や風景の描写は乏しく、どこか不安定。度々唐突に現れる粗さが前震のように揺さぶる。そして終盤、本震が訪れるかのように積み上げられた違和感が全く別の意味を帯びる瞬間は衝撃的だった。映像化は不可能なように思えた。

    登場人物の内面はあまり深掘りされず、犯人の動機すら表層を掬うように描かれる。それは他者に視線を向ける余裕のない世界を映す意図的な表現のように思えた。

    そこに死者さえ「数」として情報や記録に残され、現実にいつ訪れてもおかしくないディストピアを感じた。けれどそんな中でも人は誰しも誰かの記憶

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    2025年09月06日
  • 灰かぶりの夕海

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    本格ミステリ×少しの不思議×愛
    この3つを感じる作品でした。
    冒頭から感じる違和感が、物語が進むにつれ増えていく。「こういうものなのか…?」と思いながら読み進めて、ひとつずつ違和感が増えていく。

    なんとまぁそういうことだったのか!
    昨今の自分の経験が、この物語に至ってはフィルターになっていた。それはもう分厚い瓶底のメガネくらいに。

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    2025年08月31日