市川憂人のレビュー一覧

  • ジェリーフィッシュは凍らない

    Posted by ブクログ

    トリックが鮮やかだった。
    いちばんの核心となる部分はもちろん見抜けなかったけど、予想が当たった箇所もあって、仕掛けの謎のバランスが良かった。

    あとこの作品の推しポイントは、地味だけど冒頭の一文かな。
    プロローグから、犯人の個人的な復讐劇だとわかる。
    本格ミステリって世にたくさんあるけど、犯人の動機にしっくりきたことがあんまりない。ので、内面的なところは期待してなかった。
    でもこの作品の犯人はなぜだか納得できてしまった。
    冒頭の一文、彼女とは結局は他人だったっていう表現が、最終的にその言葉以上の意味を持っていたのがわかって、すんなり受け入れられた。
    だからこそトリックにも無理がないというか、完

    0
    2026年03月19日
  • ジェリーフィッシュは凍らない

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ※『十角館の殺人』のネタバレも含みます※


    『そして誰もいなくなった』『十角館の殺人』を綺麗にオマージュされた、でも意外性に驚きも与えてくれた作品だった。
    理系分野はちんぷんかんぷんだったのでちょっと難しい場面もあったけど、作中同じくちょっと頭が弱い?設定のマリアと同じように「もう一機ジェリーフィッシュがいたのでは…?」と閃いてはレンたちに否定されていた。
    レンとマリアのやり取りがちょっとサムイなと思ったし、マリアがちょっと警部にしてはバカすぎんか?と思ったけど読者への説明のためにこの役を置いたのかなと思えば仕方なし?

    有名な二作品のオマージュなんだから、誰かが死んだフリのはず…!どいつが

    0
    2026年03月11日
  • もつれ星は最果ての夢を見る

    Posted by ブクログ

    未来を舞台にしたSFミステリ。環境破壊が進み、地球以外の惑星にもコロニーを作り各所で生活を送る人類。あらたな開拓地を求めて行われるコンペに参加した各コロニーの代表者たちが、次々と謎の死を遂げてしまう。それに伴い不測の事態が立て続けに発生し、やがて恐ろしい真相が明らかになる。
    正直に言います。SF苦手です。量子もつれ理論、けっこう丁寧に説明があるのだけれど……あまり理解できません。たぶんもやっとしたニュアンスでしかわかっていない気が。こんなんで読んで大丈夫かな、と心配だったのですが、充分面白く読めました。地球出身の参加者・零司と毒舌AIディセンバーのコンビがもうとんでもなく素晴らしいです。ディセ

    0
    2026年03月10日
  • ジェリーフィッシュは凍らない

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    そして誰もいなくなったとか十角館の殺人のオマージュだと言われたら読むしかない。
    小型飛行船の中で次々に人が殺されていく、雪山に不時着したから脱出不可能、しかも最終的に発見された遺体はすべて他殺だった。犯人は内部の人間か外部の人間か不明。そして犯人は下山の厳しい雪山に不時着した飛行船の中からどうやって逃げ出したのか。
    もう面白いわけない。
    最後の最後で犯人が刑事たちの目の前で去っていくのも個人的には好き。

    0
    2026年02月28日
  • ブルーローズは眠らない

    Posted by ブクログ

    前作ジェリーフィッシュ事件後、閑職に回された刑事マリアと漣。不可能と言われた青いバラを同時期に作出したという、博士と牧師を捜査することに。しかし、両者との面談後、博士が密室状態の温室で首だけを残し殺害されていた、、、

    密室での不可解な死
    青いバラをめぐり科学と哀しみが交差する一作
    最後まで胸を締めつけられた

    0
    2026年02月10日
  • もつれ星は最果ての夢を見る

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    いつもの特殊設定ではない立派な"SF"ミステリー
    毒舌AIと中小企業エンジニアのコンビはマリア&蓮から年齢いじりを取り払った程度の既視感のある造形(笑) 亜光速航行、量子テレポーテーション、もつれ粒子対、惑星探索等々…ノーランが映画化したらさぞ面白そうなガジェットを下敷きに五十光年離れた惑星で銃殺遺体が見つかるというもの。基礎的な量子力学の内容はイチからレクチャーしてくれるのでかなり親切です。
    こういうのを読むたびに、宇宙空間や宇宙船などのディティールをどうやって調べ上げるのだろうと感心するばかりです。


    ドラえもんのコミックス17巻に登場する「バイバイン」みたい

    0
    2026年01月18日
  • もつれ星は最果ての夢を見る

    Posted by ブクログ

    史上最大のクローズド・サークル!その舞台は“惑星”。

    2100年代、惑星の宇宙開発コンペに参加した零司とAI。
    誰もいないはずの惑星で、コンペ参加者の銃殺遺体を発見するところから物語は始まる。

    雪山の山荘や孤島などでおなじみのクローズド・サークルものだが、本作はスケールが桁違い。
    舞台は惑星そのもの。史上最大のクローズド・サークルである。
    なお、宇宙人やエイリアンは出てこないのでご安心を。

    傑作『ジェリーフィッシュは凍らない』が架空世界寄りだったのに対し、本作は今の世界と地続きの未来。
    AIや量子コンピュータなど、リアルに想像できる技術が物語に説得力を与えている。

    SFゆえ理論部分は少

    0
    2026年01月15日
  • もつれ星は最果ての夢を見る

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ディセンバー。れいじ。強いAI。シャルロット。コンペ。量子もつれ粒子。QT通信。コロニー。過去の記憶。コールドスリープ。エンタングル計画。ウラシマ効果。イブ。
    ミステリとして成り立ってる。SF用語は若干難。

    0
    2026年01月14日
  • もつれ星は最果ての夢を見る

    Posted by ブクログ

    SFミステリーです。
    量子力学など、理解しきれない部分もありましたが、最後の伏線回収は見事でした!!
    AIディセンバーと零司の掛け合いも楽しめました✨️

    0
    2026年01月10日
  • ジェリーフィッシュは凍らない

    Posted by ブクログ

    読みやすさと物語の設定はめちゃ良かった!

    作家さんがめちゃ読みやすいように文章を書かれている感があって、難しい事を書いているようで、全くその気にさせず苦になく楽しく読めた。

    そしてここがめちゃ良いんだよ!
    独自の技術的進化を遂げた、もう一つの並行世界にある80年代のアメリカでステルス機能を装備した小型飛行船ジェリーフィッシュ内で起こるクローズドサークル殺人事件。最高っす!
    そんな難事件を解決するマリア&蓮の刑事コンビ
    マジでこのコンビめちゃ好きだわ〜

    しかーし!!
    分かりやすい犯人と最終的なオチがあまり自分好みではなかったから、最後にむーん…となってしまった感は否めない…(´・_

    0
    2026年01月08日
  • 揺籠のアディポクル

    Posted by ブクログ

    『ジェリーフィッシュは凍らない』で有名な、
    市川さん。
    今回の本書が初読みでした!
    最初から最後まで展開が読めなくて、置いてかれそうになったけどラストまで楽しく読めました!

    孤立した無菌病棟に取り残された2人の少年少女。
    しかし、少女が殺されているのが見つかる。
    その部屋に残されたのは少年ただ1人。誰が少女を手に掛けたのか、最後のオチがどんな感じで終わるのかが気になって夢中で読んでました!

    あまり書きすぎるとネタバレになるので書きませんが、中盤からラストにかけては予想がつかない展開に驚かされました。

    次は『ジェリーフィッシュは凍らない』シリーズも読んでみたいと思います!

    0
    2026年01月07日
  • ブルーローズは眠らない

    Posted by ブクログ

    人間って思い込みとか固定観念にとらわれて生きているんだなぁ。
    それを実感出来る話でした。

    マリア&漣シリーズ2作目。
    今回は2人の人物が同時期に発表した「青い薔薇」から始まるミステリー。
    テーマは「遺伝子」ですね。
    前回より分かりやすかったけど、やっぱり難しいテーマだなと思います……いや完全に理解できなくてもトリックは分かるし事件も解決できるんだけどね。書いてあるなら理解したい!って思うじゃないですか。
    ……え、私だけか?

    このシリーズは過去と現在が交互に進んでいくパターンの展開をするんですが(この作者さんのパターンなのかもしれない?)、まぁこの挟み込み方が上手なんですよね。
    マリ

    0
    2025年12月26日
  • ジェリーフィッシュは凍らない

    Posted by ブクログ

    どんでん返しものとして紹介されていたので読んでみた。
    そこまで衝撃度は少なく、なんとなくだが途中からオチも読めた。

    ただ、ジェリーフィッシュという飛行船を巡る航空工学、合成化学に関する記述は理系心をくすぐられるし、物語の根幹としてしっかりと設定を活かしていた。
    海外ミステリに読み慣れてないのもあるが、登場人物が横文字なので、キャラを覚えるのに少し苦労した。

    0
    2025年12月24日
  • ジェリーフィッシュは凍らない

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    各パートで語られるミステリ、面白いなぁ〜〜〜
    段々とピースが繋がっていく展開は
    加速して誰が犯人なのか混乱させられる…
    とはいえ、最後は綺麗な幕引きだった。

    探偵役のエドワードが冷静で格好良い!!
    と思っていたらまさかの犯人で偽名だった!
    正体が明かされた後も好青年だったし、
    犯人達の恐ろしい真実が積み重なりすぎ&
    研究メンバーが同情できない人ばかりなのもあり、
    彼が本懐を遂げられて良かった…と感じちゃった……

    とはいえ、まさかのどんでん返しで
    大好きなクローズドサークルで
    警部刑事も興味をそそるキャラで
    探偵役も格好良くて
    とてもミステリ好きにはワクワクする作品だった!
    続編?と

    0
    2025年12月14日
  • 灰かぶりの夕海

    Posted by ブクログ

    ・展開が早いので飽きない。
    ・他にはない設定だった。
    ・突拍子もない内容で、よくわからなかった。
    ・最後の方はなにが書いてあるのか
     理解できなかった。

    0
    2025年12月04日
  • ジェリーフィッシュは凍らない

    Posted by ブクログ

    十角館の殺人イズムを感じた。
    中々面白かった。
    事件が起きた現場と、それを解決する刑事サイドを行ったり来たりする構造はとてもわくわく。

    0
    2025年11月24日
  • もつれ星は最果ての夢を見る

    Posted by ブクログ

    スケールが壮大な分、上下巻くらいのボリュームで読みたかったかも。
    ただそれは量子もつれとかの話題が「三体」と被るから、つい三体レベルのスケール感を意識してしまっていたからな気もする。
    でも三体は割とダラダラしてるイメージ(登場人物の過去を掘り下げる割には大して回収されないし、メインストーリーにそこまで関係ない)があったので、本作くらいサクサク進むテンポ感が心地よい。
    宇宙とか量子もつれとか、内容はゴリゴリのSFだけど、本筋はあくまでミステリー小説として殺人事件の謎に焦点があたり話が進むので、とても読みやすかった。
    私は市川憂人先生が作るキャラクターが好きだけど、今作もディセンバーと零司のコンビ

    0
    2025年11月22日
  • もつれ星は最果ての夢を見る

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    もつれ星は最果ての夢を見る
    市川憂人の長編ミステリー。宇宙とA Iをテーマにした壮大な作品。話の数10%は理解出来ない(笑)くらい専門用語が飛び交う作品だが、その一方で最後まで飽きる事なく読み進める事が出来た。単純にミステリーというだけではなく、ストーリーも独特で面白い。筆者は過去にも独創的な作品を発表しているが、今作では時間も空間も超えた、相談な物語が描かれている。
    ネタバレになるかもしれないが、今作の犯人やトリックを受け入れる事が出来るかどうでこれからの僕の読者としての懐が決まる。当然、認めない事も素晴らしいし、認めたのなら更に多くの作品を許容出来る様になるだろう。(今作も"F&

    0
    2025年11月10日
  • ブルーローズは眠らない

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    1作目を読んでからかなり期間を開けちゃったけれど、面白かった!やっぱりマリアと漣の凸凹コンビ大好きだ〜
    前作で良い味の出てたジョン少佐が準レギュラーキャラ?みたいな登場をしてくれてこれも嬉しい。次も出るのかな。

    お庭がないから育てられないけど定期的にブーケを買う程度にはお花が好きなので、バラの花の色についてだいぶ噛み砕いてくれた化学面での解説があってすごくわかりやすかったし興味深かった。

    物みたいに扱われて散々な日々を送っていたエリックが、ようやっと掴みかけた平穏という希望を挫かれたのも悲しいし、自分のせいでめちゃくちゃになってしまった彼の絶望たるや……。
    誰も責めてくれないのが逆につらい

    0
    2025年11月10日
  • グラスバードは還らない

    Posted by ブクログ

    マリア&漣シリーズ第3弾。
    前作を読んでから1年以上積読してしまった(汗)
    本作も相変わらずの理系要素が満載。今回はガラス工学の分野が随所に登場する。光の透過率や反射率など、なかなかマニアックw

    物語はマリアと漣の『タワー』パートと、ガラス製造会社の関係者による『グラスバード』パートが交互に進行。
    タワーパートでは、高層ビルで発生した爆弾テロに巻き込まれる緊迫感溢れる展開。ハリウッド映画さながらのスリルに圧倒されたし、手に汗握るシーンの連続でめっちゃ惹き込まれた!
    一方グラスバードパートでは、クローズドサークルでの不可解な連続殺人が発生。一人また一人と犠牲者が…。スリリングでミステリ

    0
    2025年11月08日