市川憂人のレビュー一覧

  • 呪詛遊戯

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    ネタバレ

    最後まで読んだけど、ややこしい。でもこの物語のややこしさがいいのだと思うし、これはもはや相性の話なのだと思います。私にはややこしく感じた特殊設定ミステリーだけど、この世界にはこのややこしさが最高に面白く感じる人もいる。なので、この本の良さは、その人の感想に委ねます。(いやめっちゃ面白かったんですが、多分、この本の中でかなりの重要度を秘めている「特殊設定」についていけてないので……)

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    2026年09月19日
  • ジェリーフィッシュは凍らない

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    Chatgptに自分が好む傾向の小説をインプットしてから、おすすめしてもらった作品。
    まさかの展開もありつつ、結局名前がわからないままだったりと、なかなか変わった作品に感じた。

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    2026年09月19日
  • もつれ星は最果ての夢を見る

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    「もつれ星は最果ての夢を見る」(市川憂人)を読んだ。

    何、この人? すごいな!

    壮大な物語ですわ。

    超光速通信技術ことQT通信ー『量子テレポーテーション通信』の件は何回読んでも難解なんだが(笑)

    二転三転、私の想像力の遥か上をいく。
    あー面白かった。

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    2026年09月11日
  • ブルーローズは眠らない

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    「施錠されたバラの蔓が壁と窓を覆った密室状態の温室の中で、切断された首が見つかり…」

    「ジェリーフィッシュは凍らない」に続く2作目。
    前作同様2つのパートに分かれて展開されていきますが、物語の終盤まで謎が謎なまま進んでいき、一気にトリックが暴かれる。
    ジェリーフィッシュに続き多少SFチックな設定もありますが、理解できる範疇で、それすらも逆手に取るような仕掛けが待っています。
    前作と違って儚くも心温まるラストが待っているのもポイントです。

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    2026年09月06日
  • 呪詛遊戯

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    「呪詛」という罰にまみれながら、最凶の謎に挑め! ディストピアSF&特殊設定本格ミステリー

    ■あらすじ
    太陽神の怒りを買ってしまったものが宿す「呪詛」。それは様々なハンディキャップを身体に受けてしまう罰であり、視覚や味覚など様々な機能を奪われてしまう。

    貧民街では呪詛を持つものが多いなか、《呪詛なし》と呼ばれた壮耶は便利屋を営んでいた。ある日、彼は運び屋の仕事を受託し、相棒のヒカルと共にとある施設を訪れることになる。そこには多くの呪詛を受けた人々がいて…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    こりゃすごい、こんなにも強烈な特殊設定が組み込んである本格ミステリーは久しぶりすね。市川憂人先生らしく、幻想的かつ不気味な世界観。レトロフューチャーSFのような、実現世界ではないパラレルワールドでの物語です。

    まぁとにかく本作一番の特殊要素は「呪詛」。ほとんどの登場人物が呪詛をもっている。視覚、聴覚、味覚、四肢機能など、様々な身体機能の一部が不自由な状態なんです。もちろんこれ以外にも、もっとおかしな効果をもつ呪詛もあるんですよ。

    そして物語が進み、ある施設内においてはその呪詛が… "ややこしいこと" になります。そんな状態の中、さらに人物の失踪や殺人事件が起こるのです。さらにさらに、特別なアイテムが出てきたりして、"もっとややこしいこと" になる。

    正直さっぱり追えない、何が起こってんのよコレ、凄すぎる。これちゃんとロジカルに解けが人いるのかしら。でもちゃんと伏線もあるし、後々なるほど~と感心するところもいっぱいあるんだよね。終盤の謎解きフェーズはエグイすよ、マジかこれ。さすが市川憂人先生は、本格ミステリーの最前線を書かれているミステリー作家ですね。

    また本格謎解きだけじゃなく、そもそも「呪詛」って何なの? という疑問や、壮耶とヒカルの過去や関係性などもしっかりとストーリーに組み込まれています。練りに練った設定に頭が下がります。

    さて本作はディストピアが酷いこの物語はあくまでフィクション。でも格差社会なところは現実と共通しているような感じがしますね。「呪詛」が存在する背景なども、なんだかリアルで聞いたことがあるような話でこわいお。

    やり過ぎなくらいやり過ぎの特殊設定ミステリー、ファンの方は読み逃せませんよ!

    ■ぜっさん推しポイント
    本作でもっとも怖いのは、太陽神への信仰によって「呪詛」が宿ってしまうという考え方。作中でも価値観や正当性が議論されるんだけど、あるかないかわからないものに対する凝り固まった意識ほど恐ろしいものはない。

    執着って視野を狭くしちゃうから、その結果、周囲のひとに悪影響を及ぼしちゃうんすよね。広い視野で、色んな視点で物事を見るようにしたいと思いました。

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    2026年09月05日
  • 呪詛遊戯

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     「あの市川憂人先生がオカルト?」という驚きで手に取ったが、人間の五感や身体機能に障害を及ぼす『呪詛』が蔓延した世界で起きるクローズドサークルものの本格ミステリーに仕上がっていて、ラストで明かされる衝撃の事実にも心底驚かされた。

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    2026年09月04日
  • もつれ星は最果ての夢を見る

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    SFミステリーは麻根重次さんの『千年のフー二ダット』が大好きだったので、似たような作品かなと期待して読み始めた一冊!

    量子力学や宇宙に関する専門的な用語や知識のオンパレードで、エピローグの時点で心が折れそうになり、何度も寝落ちしてしまった。
    最初は正直、「これ、ちゃんとついていけるのかな」と不安になるくらい専門性が高くて、読むペースもなかなか上がらず、、、
    でも話が進むにつれて、ミステリーとしての引き込みと、SFの未知で想像を超える展開が上手く合わさってきて、いつの間にかワクワクが続き、手が止まらなくなった。
    ただ、終盤は展開が宇宙の中を広がりすぎて、スケールの大きさに圧倒され置いてけぼり感もあり。
    それでも、ここまで専門知識を持って作品を書けることに感動した。難しい部分はありつつも、すごいものを読んだ!と興奮する作品でした。

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    2026年09月02日
  • 断罪のネバーモア

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    前半の退屈は罠だった?ラストで叩き込まれる、怒涛の連続デンプシーロール。

    2015年に起きた未解決の連続殺人事件と、2022年に相次ぐ各種事件。交わることのない2つの時間軸が並行して進んでいくサスペンスミステリです。

    序盤から中盤にかけては、事件解決のテンポやノリがどこかイマイチで「あれ、ちょっと期待外れかな…?」と首を傾げたくなる展開が続きます。しかし、終盤に入った瞬間に一変。これまでまったく交わる気配のなかった2つの軸が強烈に噛み合い、怒涛の「デンプシーロール」のごとき怒涛の畳みかけが押し寄せてきます。前半からの反動がすごいっ

    ただし、冷めやらぬ興奮の裏でどうしても頭をよぎるのが、「それにしても犯人の動機、弱くないか…!?」。わざわざ自分からしゃしゃり出てこなければいいのにww

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    2026年08月28日
  • 呪詛遊戯

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    呪詛遊戯
    市川憂人の長編ミステリー。
    筆者はクローズドサークルの動機づけがうまく、一辺倒になりがちなクローズドサークルの世界観を巧みに設定する。今作では生まれながらに「太陽神」から与えられた「呪詛」を持たない人、持つ人の区別がある世界で、呪詛持ちは貧しく悲惨な生活を余儀なくされ、「呪詛無し」は中央にて裕福な暮らしをしている。「呪詛」は目が見えない、耳が聞こえない、味がしないなど、現代でもイメージできるものから、現代でも理解し難い様なものまで様々である。
    これらの呪詛がクローズドサークルで閉じ込められた人達のなかで巡っていくという想像し難い設定になっており、大定義の密室の中で定時間ごとに「呪詛」が巡ってくるというサスペンスホラーチックな部分も孕んで入る。

     今作は主人公壮耶と相棒のヒカルのコンビで、ヒカルは過去が不明確であり、主人公の家の前で倒れていた訳ありを助けた事で同居する事になる。彼らは何でも屋を営み、そこへ怪しい依頼が舞い込んで彼らは事件に巻き込まれる。
     詳細を語れば圧倒的にネタバレしてしまうが、今作こそ「映像化不可能」と言える代物だ。文面だからこそ楽しめるトリックも散りばめられ、壮耶の視点からとてもスリリングな展開を体験できる。

     結末からすればとても重苦しいと捉えられる内容であるが、壮耶とヒカルの生い立ちのせいか彼らのリアクションは前向きで重苦しさがない。人間の業を背負う様な重苦しい作品でもよかったと思うが、それが無い分読みやすく、難解な設定だがすらすらと読み進められる。しかし、途中の呪詛が重複してからは難しく、かなり頭を使った(とあるトリックもそうだ。)

     最終、ひと段落してから冷静になれるが、事件後の壮耶とヒカルの暮らしは大きく変化しそうだ。特に壮耶が選んだ道はかなりの困難がありそうだが、きっと彼らなら乗り越えられるだろうと期待が持てる作品だった。

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    2026年08月24日
  • ジェリーフィッシュは凍らない

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    タイトル意味不なSF系ミステリで敬遠していたものの、約3年を経て読む機会が訪れました

    開発メンバー6人全員他殺確定で、犯人はどこへ?

    「十角館の殺人」を想起させる展開でハラハラドキドキの読書体験でした

    まさかのトリックであり、思いつかなかったと同時に、記憶に残ること間違いなしです!

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    2026年08月16日
  • ボーンヤードは語らない

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    ジョン、好き。笑

    前からいいな、このキャラ好きだなって思っていたけど、今回の短編でますます好きに。
    市川先生、ありがとうございます!←テンション上がりすぎw

    最後の2編は人種差別がテーマ。

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    2026年08月15日
  • ジェリーフィッシュは凍らない

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    SF世界観でのミステリー小説。乗組員6名の飛空挺が墜落。残骸から6名の他殺体が発見されたという事件。事件当時と捜査パートが今後に展開されることで、ミステリーとしてもサスペンスとしても楽しめる。

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    2026年08月06日
  • ブルーローズは眠らない

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    ネタバレ

    やっぱり市川さんの文章って好きだなあ、と実感。

    悲哀の復讐劇。

    唐突に挟まれたように見えたエピソードで、
    私には珍しく、犯人が分かってしまった稀少な1冊ともいえる。いい意味で。

    エリックの行方も検討がついていたから、きっとものすごく相性のいいミステリーだったんだと思う。
    そういうのって単純に嬉しい。

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    2026年08月04日
  • ブルーローズは眠らない

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    久々に気持ちのいい騙され方をした!

    読んでる最中に"騙されてるかも"って思ってしまった時点で衝撃度が激減してしまうから、予想もしていない一撃は本当に気持ちがいいです。
    話の終着点もなかなか見えてこなくて、割と警戒していたつもりだったのに、完全に上をいかれた。

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    2026年07月30日
  • ヴァンプドッグは叫ばない

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    ネタバレ

    吸血鬼になってしまったデレクは13歳にして血を求めて連続殺人鬼として6人を殺害。研究所に幽閉されている。ある日デレクは20年の歳月を経て研究所から脱出。フェニックス市では吸血鬼ウィルスDウィルスに感染した死体が多数発見される。また、強盗殺人事件を起こしたセオドリックを主犯とするグループは逃走中の隠れ家で謎の人物による仲間の殺害を受ける。一人一人と殺されていく中で犯人はだれなのか。
    Dウィルスにより吸血鬼化した人たちを殺すor死ぬことに関する設定がミソ。Dウィルスを熟知した犯人による犯行であるためにアリバイもくそもない。上手いこと設定をまとめてるのもさすがといえる。

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    2026年07月26日
  • ジェリーフィッシュは凍らない

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    面白かった。パートが入れ替わって進んでいくので飽きずに読み進められる。「発想」で片付けすぎな気もするが、やるときにはやるマリアと冷静なレンのコンビも悪くなかった。
    ただ、ラストほんの少しで鮮やかなどんでん返しをくらうことを期待していたのもあって、最後の最後でちょっと盛り下がったような印象も受けた。

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    2026年06月24日
  • あなたも名探偵

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    いつもミステリー小説を読んでいるときは、受け身で答えが出るのを待っているが、自分が名探偵になった気分で考えながら小説を読むという体験ができて面白かった。
    アンソロジーによっては、犯人と方法が当てられた!と思っても、私の考え方では矛盾点があることまで答え合わせ部分で書かれており、さすがミステリー作家だと感じた。

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    2026年06月07日
  • ジェリーフィッシュは凍らない

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    面白い!!
    十戒を遵守した上でのクローズドサークル内での犯行の動線がすごく綺麗!!

    SF×ミステリーで満足感高く楽しめた!

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    2026年05月31日
  • ボーンヤードは語らない

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    初の短編集
    ジョン、漣、マリアが関わった事件、そして2人で挑んだ最初の事件(『ジェリーフィッシュは凍らない』の前日譚)と豪華な内容。このままジェリーフィッシュを再読したくなります。

    それぞれの人物の人柄や苦悩が掘り下げられていて、感情移入できました。

    『赤鉛筆は要らない』と『レッドデビルは知らない』がお気に入りでした。

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    2026年05月20日
  • ジェリーフィッシュは凍らない

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    面白かった〜!

    自分はこういう本格ミステリみたいなジャンルが好きで、次々謎が出てくるのをどう解いていくのか、ワクワクしながら楽しませて頂きました!

    でも、レベッカみたいな善良な人が被害にあってしまうのは、物語といえどやりきれない気持ちになりますね…泣

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    2026年04月22日