市川憂人のレビュー一覧

  • もつれ星は最果ての夢を見る

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    ネタバレ

    SFミステリ。
    エンジニア・夜河零司(ヤガワレイジ)と宇宙船制御AI「ディセンバー」は、コンペに参加させられ、地球から十光年離れた星に降り立つ。そこにはいるはずのないコンペ参加者の他殺体があった。困惑する彼らの前に、参加者ではないシャルロットが現れ、零司の宇宙船の制御権を渡せという。
    実は「ディセンバー」にはある特性があり、彼女はその開発者である零司と「ディセンバー」を確保する使命を帯びていた。

    時間的にも空間的にも壮大にもほどがある物語。技術系の話にはまったくついていけず、ぽかーん。ミステリ部分だけなんとか理解したが…… 途中で明らかになる母星の事実が辛い。ディストピアものだ。

    いろ

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    2026年03月07日
  • ジェリーフィッシュは凍らない

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    「え、お前が?」が何回もあって、そして密室トリックも「そういうやり方か!」と想像を超えてくる。何重にも仕掛けがあって、騙されて騙されて騙され続ける。色々推理したけど掠りもしなかった。

    「知ってる?海月って、氷点下の海の中でも泳ぐことができるんだよ」
    この一文がお気に入り。

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    2026年03月06日
  • 灰かぶりの夕海

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    プロローグが何処に繋がるか不明なまま展開して行く。とつぜん現れた亡き恋人と同じ名前と姿の女性。主人公の千真だけでは無く、こちらも混乱する。インタールードとして挟み込まれる内容も唐突に不思議な状況の説明。
    これに殺人事件が発生するが、殺されたのは恩師の死んだ妻のよう。犯人と思われた恩師も殺される。ここで千真と恋人似の女性と犯人捜しへ。
    複雑な設定で、驚くような災害後の世界だった。思い返すと、途中にヒントは一杯あったのだが、気付けなかった。
    恩師達の殺人事件の真相もそうだが、恋人似の女性の真相も二転三転して驚くような、そうでも無いような、複雑怪奇。分かりづらく、スッキリ感が無い。

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    2026年03月05日
  • もつれ星は最果ての夢を見る

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    宇宙×AIというSF要素に連続殺人というミステリ要素を掛け合わせた小説。

    宇宙を舞台にしたミステリはちょっと前に読んだけど、最早太陽系も飛び出すし、そこにAIも加わるとは。時代と共に進化するミステリの奥深さを実感です。

    連続殺人が起こる中盤は非常にハラハラドキドキでとても面白く夢中で読んでいました。テンポも良いし、舞台が舞台だけに先も読めない。


    終盤の種明かしと決着は新事実が多くて、少し手間取っちゃいました。また、中盤が大変面白かったのでハードルが上がりに上がっていたのもあり、想像は超えてこなかった印象です。量子力学が理解できていないこともあったので、わかる人はより楽しめるかも。


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    2026年02月19日
  • 神とさざなみの密室(新潮文庫)

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    ネタバレ

    「それぞれの投票者が、自分の信条や損得を抜きにして、情報収集や議論を重ねつつ「皆にとって何が最善か」を純粋に突き詰めていけば、百パーセントとまではいかなくとも、コイン投げよりは高い確率で「正しい答え」を見出せるはずだ」
    最初の凛と京一郎の議論。
    つまるところ、これについて書きたかったのかなあ。政治において「正しい答え」が存在するのかという疑問はあるけれど。
    安楽椅子探偵もいいけれど、神崎先輩が謎を解く話も見たいですね…

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    2026年01月26日
  • もつれ星は最果ての夢を見る

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    本格的SFミステリー、と言ったらいいのだろうか。舞台は今から百年ほど先、地球以外の太陽系惑星に進出し、他の恒星系へ人を送り込んで探索を開始したあたりの時代。別恒星系への惑星開拓コンペティションに参加した各企業の参加者が次々謎の死を遂げ。。という展開。
    舞台のバックグラウンドを説明するために、量子もつれ、亜光速航行、そしてAIについての解説はわかりやすく、まるで科学雑誌Newtonを読んでいるかのようだったが、正直前半は説明の分量が多く、且つ登場人物も多いため、肝心のストーリーがなかなか展開せずに、読むのをやめようかと想う瞬間さえあった。
    が、物語が動き始めた中盤からは、主人公と主人公が作った“

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    2026年01月26日
  • もつれ星は最果ての夢を見る

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    話のテンポ自体は良く、オチも予想していなかった。総じて面白い本ではあった。
    SFチックな世界観は新鮮でたまに読むには良いが、そもそも登場人物が横文字ばかり且つあまり登場シーンも無く誰が誰なのかすんなり腹落ちしなかったこと。技術的な要素については難解であまり理解せず読み飛ばしてしまったことから、星3くらいか。たまに読む分には良いジャンルの本。

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    2026年01月20日
  • 揺籠のアディポクル

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    ネタバレ

    クローズドサークルで2人しか居らず、片方が亡くなったのなら、もう一方か自分でしたか。
    単純だけど最後まで犯人が分からない。流石です。時が飛んでいるのも衝撃でした。ヨビノリタクミさんからの推薦も流石です。

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    2026年01月15日
  • ジェリーフィッシュは凍らない

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    ネタバレ

    期待値を上げ過ぎた部分はあるが、トリック自体は驚きもあって面白かった。「十角館の殺人」っぽさはあるけど、例の一文みたいなガツンとくるインパクトというのはなかった。あとは、トリックの説明が少し冗長な気はした。
    レベッカとエドワード(仮)が有能すぎるのと、研究者が揃いも揃って無能すぎないか、とは思った。実力が伴わないこと、専門外のことはしない方がいいね。

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    2025年11月17日
  • 灰かぶりの夕海

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    死んだはずの恋人が現れた
    これはファンタジーなのか…

    殺人事件が起こる
    実はミステリーなのか…

    そうこうするうち
    災害のドキュメンタリーっぽくなってきた

    いつか起こると言われている大災害
    本当にこんな事になってしまうかもしれない
    怖いなと思いながら読んでいくと

    ラブストーリーだった

    0
    2025年10月27日
  • 灰かぶりの夕海

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    ネタバレ

    装画の美しさに惹かれて手に取った一冊。
    平野美穂さんによる油彩が、すでに物語の余韻となります。

    魅力的なプロローグで、ミステリアスで淡くロマンティックな世界に引き込む世界観。
    そこから、どうもわかりにくさを感じる——叙情性の叙述。
    もしや、あのトリックなのだろうか? 今回は流されずに読もうと、慎重に。

    市川さんは、きっと頭の良い方なのだと思う。
    それぞれの記憶を辿るように、時間が少しずつ遡っていく。
    そして、あそこまで大きな仕掛けを用意しているとは思わなかった。

    灰をかぶっていたのは夕海だけではなく、
    物語そのものが灰をかぶる不安と静けさの中でラストになる。

    一方で、女性たちの会話には

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    2025年10月08日
  • 灰かぶりの夕海

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    亡くなったはずの人物が生きていてなど、謎の多い作品で面白かったです。途中話がこんがらがってしまったのと、結末がある程度予測できたのが少し残念でした

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    2025年10月05日
  • 東大に名探偵はいない

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    泣きたくなるほどみじめな推理:市川憂人
    アスアサ五ジ ジシンアル:伊与原新
    東大生のウンコを見たいか?:新川帆立
    片面の恋:辻堂ゆめ
    いちおう東大です:結城真一郎
    テミスノ の逡巡:浅野皓生

    東大出身という共通項が作品に表れるのかどうか??
    舞台は東大なんだけど、言葉や雰囲気に共通するものがある気がする。
    もっとも先に 六人の東大出身作家 と言われてたらそう思うのも仕方ないか……

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    2025年09月10日
  • 灰かぶりの夕海

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    文体がイタい。非モテが拗らせてる感。
    大したことないことを大袈裟に書く癖が読むのちょっと苦痛。
    内容はまぁまぁ

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    2025年09月03日
  • 灰かぶりの夕海

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    ある日、喪った彼女と全く同じ顔の人物が現れる。
    一体、目の前にいる人物は誰なのか。
    死んでいるのか、生きているのか、それとも違う人物なのか。
    ストーリーもオチもとても良かったが
    後半の説明がちょっと口説く中弛みした。
    いろんな人が書いて、繋げた様な独特な文体。

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    2025年08月25日
  • 神とさざなみの密室(新潮文庫)

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    面白く読めるまで時間がかかる。
    中盤くらいからは一気読み。政治の話や民主主義について興味があるかなしかで評価分かれそう。
    わたしは興味深く読めました。
    そんなにうまくいくか?とご都合主義な部分がどうしても気になってしまうが、楽しく読めました。
    ちりめんさんの民主主義についてのコメントがいい。有能すぎw

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    2025年06月10日
  • 神とさざなみの密室(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ツイ廃の人は読むべし、森友学園を始めとする安倍総理への左翼側の批判とその批判を批判する保守(ネトウヨ)のやり取りがページの枚数を貪っているw
    政治・社会運動の盛り上がりを事件のエネルギーにして不可思議な物語のエンジンを廻している、主人公の凛と大輝は、パヨクと反政府vs.ネトウヨ外国人排斥のそれぞれの団体に所属していていて二人とも目が覚めると二つの密室の中で別々の死体を発見した、SNSフォロワーの「ちりめん」を探偵に各人話しながら事件の真相を探る
    「民主主義って何?」「正義って人によって違うよね?」とツイ廃以外には興味なさそうなテーマを燃料に、不可思議設定が合理的に事件簿となるかアクロバティック

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    2025年06月05日
  • あなたも名探偵

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    市川憂人の「赤鉛筆は要らない」は、以前短編集で読んでいたので再読になりますが、他の5作品も含めてそれぞれの良さがギュッと凝集されている感じ。
    バリエーションが多くて楽しめました。

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    2025年06月02日
  • 神とさざなみの密室(新潮文庫)

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    密室の謎というミステリの要素は面白かった。
    ただ背景説明や選挙に関する講義的な部分やヘイトが募るような言動が特に序盤に多く、エンタメとしてのミステリを楽しむ妨げになった

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    2025年06月02日
  • ジェリーフィッシュは凍らない

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    クローズド・サークルでの殺人事件。そして誰もいなくなったや十角館の殺人を先に読んでから読むとより楽しめます。
    外国人の名前が覚えにくいのと初めの方の浮遊船の構造や科学の話が難しいが、事件が始まってからは読む手が止まらなくなります。

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    2025年05月15日