市川憂人のレビュー一覧

  • もつれ星は最果ての夢を見る

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    本格的SFミステリー、と言ったらいいのだろうか。舞台は今から百年ほど先、地球以外の太陽系惑星に進出し、他の恒星系へ人を送り込んで探索を開始したあたりの時代。別恒星系への惑星開拓コンペティションに参加した各企業の参加者が次々謎の死を遂げ。。という展開。
    舞台のバックグラウンドを説明するために、量子もつれ、亜光速航行、そしてAIについての解説はわかりやすく、まるで科学雑誌Newtonを読んでいるかのようだったが、正直前半は説明の分量が多く、且つ登場人物も多いため、肝心のストーリーがなかなか展開せずに、読むのをやめようかと想う瞬間さえあった。
    が、物語が動き始めた中盤からは、主人公と主人公が作った“

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    2026年01月26日
  • もつれ星は最果ての夢を見る

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    話のテンポ自体は良く、オチも予想していなかった。総じて面白い本ではあった。
    SFチックな世界観は新鮮でたまに読むには良いが、そもそも登場人物が横文字ばかり且つあまり登場シーンも無く誰が誰なのかすんなり腹落ちしなかったこと。技術的な要素については難解であまり理解せず読み飛ばしてしまったことから、星3くらいか。たまに読む分には良いジャンルの本。

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    2026年01月20日
  • 揺籠のアディポクル

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    ネタバレ

    クローズドサークルで2人しか居らず、片方が亡くなったのなら、もう一方か自分でしたか。
    単純だけど最後まで犯人が分からない。流石です。時が飛んでいるのも衝撃でした。ヨビノリタクミさんからの推薦も流石です。

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    2026年01月15日
  • ジェリーフィッシュは凍らない

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    ネタバレ

    期待値を上げ過ぎた部分はあるが、トリック自体は驚きもあって面白かった。「十角館の殺人」っぽさはあるけど、例の一文みたいなガツンとくるインパクトというのはなかった。あとは、トリックの説明が少し冗長な気はした。
    レベッカとエドワード(仮)が有能すぎるのと、研究者が揃いも揃って無能すぎないか、とは思った。実力が伴わないこと、専門外のことはしない方がいいね。

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    2025年11月17日
  • ジェリーフィッシュは凍らない

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    「誰もいなくなった」系のミステリ。舞台設定も特殊で面白い。終盤になって!?となるポイントもあり、満足度の高い内容でした。オチも、捻りすぎずいい塩梅かと。

    探偵役の2人に対する解像度がまだ低いので、続巻に期待。

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    2025年11月02日
  • 灰かぶりの夕海

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    死んだはずの恋人が現れた
    これはファンタジーなのか…

    殺人事件が起こる
    実はミステリーなのか…

    そうこうするうち
    災害のドキュメンタリーっぽくなってきた

    いつか起こると言われている大災害
    本当にこんな事になってしまうかもしれない
    怖いなと思いながら読んでいくと

    ラブストーリーだった

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    2025年10月27日
  • 灰かぶりの夕海

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    ネタバレ

    装画の美しさに惹かれて手に取った一冊。
    平野美穂さんによる油彩が、すでに物語の余韻となります。

    魅力的なプロローグで、ミステリアスで淡くロマンティックな世界に引き込む世界観。
    そこから、どうもわかりにくさを感じる——叙情性の叙述。
    もしや、あのトリックなのだろうか? 今回は流されずに読もうと、慎重に。

    市川さんは、きっと頭の良い方なのだと思う。
    それぞれの記憶を辿るように、時間が少しずつ遡っていく。
    そして、あそこまで大きな仕掛けを用意しているとは思わなかった。

    灰をかぶっていたのは夕海だけではなく、
    物語そのものが灰をかぶる不安と静けさの中でラストになる。

    一方で、女性たちの会話には

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    2025年10月08日
  • 灰かぶりの夕海

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    亡くなったはずの人物が生きていてなど、謎の多い作品で面白かったです。途中話がこんがらがってしまったのと、結末がある程度予測できたのが少し残念でした

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    2025年10月05日
  • ヴァンプドッグは叫ばない

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    ネタバレ

    シリーズでいちばん複雑だった気がします。いろいろと頭が追いつきませんでした。Dウイルスについて、保菌者に噛まれても、唾液に含まれるウイルスが末梢神経へ到達できる程度に強く噛まれないと感染はしないみたいに書かれていたけれど、読んでいくと、傷口舐められただけで感染しているっぽい……? 老婆はなぜデレクや犬に対して、まるで狂犬病ウイルスを持っていると、見た目だけでわかったかのような反応をしたのだ……? なんだか理解が追いつかない部分がちょいちょいありました。

    シリーズはまだ続きそうです。

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    2025年10月03日
  • ヴァンプドッグは叫ばない

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    マリア&漣シリーズ第五弾
    現金輸送車襲撃事件に応援要請されたマリアと漣。しかし、応援要請の本当の理由はヴァンプドッグ-秘密裏に匿われていた連続殺人事件の犯人の脱走だった。そして次々と襲い来るヴァンプドッグの出口に倣った殺人事件。あまりに素早い犯行に2人は苦戦を強いられる。

    いつものことながらだが今回はとりわけ奇想天外なトリックだったし、長期的な犯行だった。シリーズ通して人物のすり替わりだったり、犯行の手口をマリア達の推理が可能なように抜けを作りながら組み立てていく巧妙さに舌を巻かざるを得ない

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    2025年09月13日
  • 東大に名探偵はいない

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    泣きたくなるほどみじめな推理:市川憂人
    アスアサ五ジ ジシンアル:伊与原新
    東大生のウンコを見たいか?:新川帆立
    片面の恋:辻堂ゆめ
    いちおう東大です:結城真一郎
    テミスノ の逡巡:浅野皓生

    東大出身という共通項が作品に表れるのかどうか??
    舞台は東大なんだけど、言葉や雰囲気に共通するものがある気がする。
    もっとも先に 六人の東大出身作家 と言われてたらそう思うのも仕方ないか……

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    2025年09月10日
  • 灰かぶりの夕海

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    文体がイタい。非モテが拗らせてる感。
    大したことないことを大袈裟に書く癖が読むのちょっと苦痛。
    内容はまぁまぁ

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    2025年09月03日
  • 灰かぶりの夕海

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    ある日、喪った彼女と全く同じ顔の人物が現れる。
    一体、目の前にいる人物は誰なのか。
    死んでいるのか、生きているのか、それとも違う人物なのか。
    ストーリーもオチもとても良かったが
    後半の説明がちょっと口説く中弛みした。
    いろんな人が書いて、繋げた様な独特な文体。

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    2025年08月25日
  • ジェリーフィッシュは凍らない

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    ネタバレ

    ずーっと気になってたけど、クローズドサークルものがそんなに好きじゃないのとそもそも飛行船っていうのにもそそられなくて読んでなかったこちら。
    人の名前が英名なのと理系すぎる内容でとっつきにくかったけど、名前を覚えて理系の内容は諦めたらわりとスルスル面白く読めた!

    しかしオチは…十角館やないかーい!!
    説明が長いのと、色んな人の思いが交錯しすぎててなんでこんなに人の心が読めるん?ってつっこんじゃうのと、何もかもが上手くいきすぎなのとで無理やり感が否めない…
    そもそも十角館もあまり好きじゃない(説明長すぎる)から、まぁハマらないよなぁという感じ。

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    2025年08月07日
  • ジェリーフィッシュは凍らない

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    ネタバレ

    犯人の独白から始まるタイプの小説。
    ただその独白が登場人物の誰とも結びつかず誰なのかワクワクして読み進めていった。
    オチには少し肩透かし。

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    2025年08月06日
  • ヴァンプドッグは叫ばない

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    ヴァンプドックって響きが、初めて聞いたにも関わらず自然と耳に馴染む。過去の凄惨な事件をなぞるように、しかし犯罪のスピードは爆速に事件が起きる。
    初期のジェリーフィッシュよ時みたいに、SFを混ぜたミステリーな展開に、バイオレンスホラーが混じって独特の読み応え。
    前作の短編に出てくる人物の背景や関係性が重要そうなので、ほんとちゃんと読んでてよかったー。
    読み終わったあとも次に続く感じで、まだまだマリアの因縁が解決しなさそう。

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    2025年07月07日
  • 神とさざなみの密室(新潮文庫)

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    面白く読めるまで時間がかかる。
    中盤くらいからは一気読み。政治の話や民主主義について興味があるかなしかで評価分かれそう。
    わたしは興味深く読めました。
    そんなにうまくいくか?とご都合主義な部分がどうしても気になってしまうが、楽しく読めました。
    ちりめんさんの民主主義についてのコメントがいい。有能すぎw

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    2025年06月10日
  • 神とさざなみの密室(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ツイ廃の人は読むべし、森友学園を始めとする安倍総理への左翼側の批判とその批判を批判する保守(ネトウヨ)のやり取りがページの枚数を貪っているw
    政治・社会運動の盛り上がりを事件のエネルギーにして不可思議な物語のエンジンを廻している、主人公の凛と大輝は、パヨクと反政府vs.ネトウヨ外国人排斥のそれぞれの団体に所属していていて二人とも目が覚めると二つの密室の中で別々の死体を発見した、SNSフォロワーの「ちりめん」を探偵に各人話しながら事件の真相を探る
    「民主主義って何?」「正義って人によって違うよね?」とツイ廃以外には興味なさそうなテーマを燃料に、不可思議設定が合理的に事件簿となるかアクロバティック

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    2025年06月05日
  • あなたも名探偵

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    市川憂人の「赤鉛筆は要らない」は、以前短編集で読んでいたので再読になりますが、他の5作品も含めてそれぞれの良さがギュッと凝集されている感じ。
    バリエーションが多くて楽しめました。

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    2025年06月02日
  • 神とさざなみの密室(新潮文庫)

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    密室の謎というミステリの要素は面白かった。
    ただ背景説明や選挙に関する講義的な部分やヘイトが募るような言動が特に序盤に多く、エンタメとしてのミステリを楽しむ妨げになった

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    2025年06月02日