市川憂人のレビュー一覧
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ネタバレブルーローズは眠らない
市川 憂人
衝撃の名作『ジェリーフィッシュは凍らない』に続くシリーズ第二弾!
両親の虐待に耐えかね逃亡した少年エリックは、遺伝子研究を行うテニエル博士の一家に保護される。彼は助手として暮らし始めるが、屋敷内に潜む「実験体七十二号」の不気味な影に怯えていた。一方、〈ジェリーフィッシュ〉事件後、閑職に回されたマリアと漣は、刑事ドミニクから依頼を受け、幻の青いバラを同時期に開発した、テニエル博士とクリーヴランド牧師の調査を開始する。しかし両者への面談直後、温室内で切断されたテニエル博士の首が発見される。バラの蔓が扉と窓を全て覆い、密室状態の温室には縛られた生存者と「実験体七十 -
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〈マリア&蓮シリーズ〉でもおなじみの著者の、ノンシリーズ・ミステリ。
政治というものが深く関わってくるけれど、もちろん何らかの思想を強く主張するものではないので、安心して手に取ってほしい(笑)。
民主主義と多数決の論理の話がとても興味深く、勉強になった。
ミステリ的なところでは、なるほどなという仕掛け。目新しくはないのだけれど、「ミステリ好き」な人にはきっと好ましく感じられるトリックだと思う。
たぶんTwitterだろうなと思われるSNSの仕組みをこう使うか、という部分もとてもスリリングだった。
何段構えにもなっているので、絶対に最後まで読んで欲しい作品。 -
購入済み
ミステリをそんなに読まないので、大体トリックを見破ることはできなくて、謎解き部分で「なるほどねえ」と思う事が多いのです。本作もそんな感じで読みました。
犯人の犯行動機というか、犯行に至った思いには、ちょっと胸をつかまれる思いがしました。 -
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ネタバレ【感想】
一言でいうと「優等生」。よくできた本格ミステリである。プロトタイプと称される章と、ブルーローズと称される章が交互に描かれる。プロトタイプの章の主人公はエリックという少年。虐待を受けて育った少年は両親を殺害し、逃走。その逃走の最中、テニエル一家と出会う。テニエル一家は、青いバラを作り出したテニエル博士とその妻ケイト、そして娘のアイリスの三人家族。地下には「実験体72号」という謎の存在がいる。エリック少年はつかの間の幸福を得るが、エリックを追い、警察官がテニエル一家に来る。これが引き金となり、テニエル一家で殺人事件が起きる。
ブルーローズの章では、ロビン・クリーヴランドという牧師と、