市川憂人のレビュー一覧

  • 断罪のネバーモア

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    地位が上がれば上がるほど、人は「下」の景色が見えなくなっていくものです。
    頭を押さえつける者が減り、権力が増すにつれ、自らの言動が組織の論理そのものになり、不合理や不平等に鈍感になっていく。

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    2024年04月02日
  • ヴァンプドッグは叫ばない

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    ネタバレ

    過去作に出てきた登場人物のオンパレード。特に、前作の短編のマリアの過去と根深い。寧ろ、マリアの過去ありきで、記憶があやふやな私には不完全燃焼。

    今回は内容量に対してやや説明くさく、冗長。
    次作への布石としてのモリアーティ的なライバル(金に物言わせるだけの下衆で足元にも及ばないが…)登場といったところか。だが、恣意的に起こす犯罪はアンフェアで、今作以降、これは純粋な犯罪ではなく、プロモーションされた犯罪ではと素直に事件と動機を楽しめなくなるではないかと懸念。
    実際に今回は犯人の小物感が半端なく残念。
    さらに閉ざされた街、閉ざされた館のダブルでビッグなクローズドサークル設定なのに、吸血鬼(どちら

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    2024年03月28日
  • グラスバードは還らない

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    ネタバレ

    事件が始まるまでスロースタートでしたが、閉じ込められてからはグイグイ読めた。
    布状の屈折率制御ガラスなんて便利な物が発明されているのはフェアなのか否か。
    硝子鳥という世間から存在していない様に扱われているものと掛けたのかも知れない。
    ラストのやるせなさは好き。

    ジェリーフィッシュやブルーローズが出てきて、3部作で畳む予定だったのかもと思ったが、シリーズが続いているのは嬉しい。

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    2023年12月23日
  • 断罪のネバーモア

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    08月-13。3.0点。
    警察が不祥事のため民営化に。IT企業を退職し、刑事になった主人公、検挙率向上をうるさく言う上司の下で捜査に当たり。。

    主人公の抱えてるものが、小出し過ぎて感情移入が出来づらかった。ストーリーとしてはまあまあヒネっていて面白いと思った。

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    2023年08月25日
  • グラスバードは還らない

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    あ~、なるほどって思った箇所がある。どうなんだろう・・・。三作の中では一番わかりやすいのかな・・・。

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    2023年06月18日
  • 断罪のネバーモア

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    小品ながら綺麗にまとまっている。マリア&漣シリーズのような強いバディ感が本作にも活かされている(ただし、バディ感は少々弱めで新人刑事の成長に焦点が当てられているが)。
    この刑事の成長物語としても推理小説としても本作はなかなかの出来栄えで楽しめる。

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    2023年04月23日
  • 断罪のネバーモア

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    ネタバレ

    ネタ自体は面白い。
    警察の民営化ってこんなもんかな。主人公以外キャラ弱い。もっと強くていい。警察の体制ってこんなもんなのかな

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    2023年03月22日
  • 断罪のネバーモア

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    警察が民営化された世界。

    ダメでしょー笑 こんな事件ほんとにあったら何を信じれば良いんですかね?
    真面目に働いている人が不憫でならない…

    テンポ感はよく、読みやすいと思います。
    続編あっても面白いかも。

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    2023年03月19日
  • 断罪のネバーモア

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    民営化された警察を舞台に、ブラック企業から転職した新米刑事・唯歩が、殺人事件を捜査していく。前半は、話がどこに向かって進んでいくのかわからなかったが、中盤を過ぎて一気読み!前半の伏線を、しっかり回収。
    続編出ないかなぁ~。

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    2022年12月28日
  • 断罪のネバーモア

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    ほんわか小説の次に読んだら難しいと感じてしまいました。ウォーミングアップが必要だった。
    現実からちょっとだけズラしたパラレルワールドでの語りはさすが、なんだけど。
    気力も体力も時間もしっかり確保出来る時に読むべきだった。

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    2022年10月10日
  • 断罪のネバーモア

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    描写と設定はめちゃくちゃ細かいのに、登場人物たちのコミュニケーションに関しては全体的に言葉足らずでずっと不穏でネガティヴな空気だったので私にはちょっと疲れた。読ませる力もエンタメ力も好きだし、フェアなミステリではある、んだろうけど。アリス&漣もだけど、細やかな真相の割に大仰な環境設定と回りくどい展開の印象なんだよなあ。叙述の仕掛けは毎回好きなんだけども、今回はあんまりピンと来なかった。警察を民営化したって設定もいまいち活きてない気がする…。

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    2022年10月07日
  • 断罪のネバーモア

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    現実世界とはちょっとずれている世界をベースにした警察小説×本格ミステリ。よくある警察小説の展開に絡めて、起こった事件がきっちりと本格ミステリ的になっていてすごい。本格ミステリの趣向はフェアであることが挙げられると思う。その意味でフェア(考えれば読者も解ける)でありながら、かつ警察小説の空気を纏っているためどちらも読めているようにお得感がある。ラストは「池井戸作品?」と思い読んでいて笑ってしまった。市川さんは初読みであったが個人的には文章の書き方や点のふりなどがあまり合わず他の作品を読むかは熟考する。

    警察小説好きだからか、展開はよめてしまったのだがその過程に本格ミステリが入り込んでいるため入

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    2022年09月29日
  • 断罪のネバーモア

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    度重なる不祥事から警察が民営化した世界。ブラックIT企業から転職した新米刑事の唯歩は、同僚から孤立していると感じながらも粘り強く事件に取り組み解決していくが・・
    それまでの個々の事件が終盤に一気に収束してゆく流れが爽快。真犯人の真意がいまいちわからないが、面白かった。

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    2022年09月23日
  • 断罪のネバーモア

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    ネタバレ

    最後あたりからどーっと追い上げて面白くなっていった。
    1つ目は女子大生マンションの自室で殺害事件
    2つ目はIT企業の代表がUSB目的で殺され
    3つ目は烏丸警視と偶然であった民宿での殺人。
    これらすべてが用意されたストーリーであり、黒幕にたどり着く。
    面白いけど唯歩ちゃんのネガティブぶりがちょっとだるかった。最終章の周りの人の感じだと、めっちゃ被害妄想。

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    2022年09月09日
  • 断罪のネバーモア

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    ネタバレ

    【収録作品】プロローグ/第一話 宴の後/第二話 真夜中の略奪者/第三話 ストーム・クロウ/第四話 断罪/エピローグ
    警察が民営化された世界での謀略もの。サイコパスの真犯人は捕まるが、後を引きそう。でもこういうのは苦手だなあ。気持ち悪くて。

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    2022年08月28日
  • 断罪のネバーモア

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    ❇︎
    ジェリーフィッシュは凍らない
    ブルーローズは眠らない
    グラスバードは還らない
    ボーンヤードは語らない

    ここで嵌った市川優人さんの新作

    結末が気になり、一気読み。
    惑わされましたが、そこもまた良かった。

    表紙の絵も素敵です。

    ーーーー
    警察が民営化された社会が舞台。

    同僚の足を引っ張っていると悩みながら、
    刑事課で必死に職務取り組む籔内唯歩(ゆいほ)。

    先輩兼監督役の仲城からの指導もなく、
    仕事が遅い唯歩は検挙数が増えず、
    署長からも散々嫌味を言われていた。

    そんな中で殺人事件が発生するが、
    捜査は瞬く間に行き詰まってしまう。

    唯歩の閃きがきっかけで捜査は思わぬ方向に
    進展

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    2022年07月08日
  • 神とさざなみの密室(新潮文庫)

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    政治、思想、監禁、密室という要素が見事に融合していてとても面白かったです。一見バラバラの行動などが話が進むにつれて繋がっていく展開に夢中になりつつも、多数決に関する解釈などは考えさせられる部分がありました。

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    2022年06月01日
  • 断罪のネバーモア

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    ネタバレ

    前半の準備運動からの後半の疾走感がとても良かった。
    ただ些末ながら序盤の「腐女子」はグッズ厨の「アニオタ」で良かったのではないかと思う。擬態腐女子や2次元に興味ない腐女子を多く知る身としては、ずっと「りんご」でいいのに「果物」とされて「果物にしては赤くない」みたいなこと書かれても「赤くないりんごもあるし、なんなら果物ならたくさん色ありますけど」と自ら水を差すことを思わないといけないのが少し悲しかった。

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    2022年05月09日
  • 神とさざなみの密室(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ――


     ソリッド・シチュエーション・スリラーと云えばやっぱりSAWとかキューブとかが代表格なんだろうけど、なんとなくああいう誂えられた? 状況よりも不意にそうなってしまった、って格好の、ALONEとか127時間みたいな「あちゃーまじか」から始まる作品たちの方が好み。それは設定上ももちろんなんだけれど、その置かれた状況が日常的にあり得る、あるいはもしかしたら自分にも起こり得るんじゃないか、ってところが怖いんだろうな。その点フォーン・ブースなんかも惹かれる。

     と、いった好み的にこの、なんというか作り込まれたシチュエーション=すべてトリックのために、みたいな舞台設定にはちょっと、ハマりきらな

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    2022年04月05日
  • 神とさざなみの密室(新潮文庫)

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    死体のある密室に取り残された男女。密室物に加えて、政治思想の異なる2人のやり取りがかなり重かった…(いい意味で)。多数決に関する考察はかなり考えさせられる。

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    2022年03月11日