市川憂人のレビュー一覧

  • 神とさざなみの密室(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    目覚めると、そこは地下室っぽいところであり、両手首は頭上で縛られていた凛。目の前には、顔を焼かれている死体がある。この状況に戸惑うばかりで、今までの記憶を辿る。また、死体の先には、見覚えのある男がいた。凛とその男は、共に政治に対するデモや運動をしており、二人は両極端の活動をしていた。死体は誰なのか?犯人は誰なのか?
    今に至るまでの記憶を辿りながら、解決へと導いていく。


    密室、監禁といったホラー映画「ソウ」を彷彿させるような状況に、さらに謎の死体があるという予測不能な状況にどう転がっていくのか?色んな疑問を持ちながら、ハラハラする展開で楽しめました。

    凛と男・大輝の視点で、交互に進行してい

    0
    2022年03月08日
  • 神とさざなみの密室(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    政治と密室。どんな内容になるのか。
    といっても政治を行う側ではなく、政党批判や外国人の排他的な運動をする側が主要な登場人物なので、難しい内容ではなかったです。政権のグレーなテーマも今のリアルな事柄をベースになっているようです。もりかけとかね。
    ただ、自分にとっては身近なテーマではないので読むペースが遅かったかな。
    密室殺人の謎を解く印象は『アディポクル』に似てるかな、と思いました。
    マリア&蓮シリーズも良いですが、この作家さんの世界観が好きなので次回作も楽しみです。
    この作品で今の所の市川憂人全制覇!

    0
    2022年02月06日
  • ジェリーフィッシュは凍らない

    Posted by ブクログ

    そして誰もいなくなったへの挑戦という帯の触れ込みで購入。
    なるほど、確かによく考えられたミステリーだ。

    ジェリーフィッシュという真空気囊飛行船内で起きた殺人事件。
    そのジェリーフィッシュ内の時間軸と、
    事件後の捜査する主人公たちの現在の時間軸とが交互に展開していく。
    なるほど、これもまたよく出来た構成である。

    正直、目新しさという点では薄いものだが、
    それを補う展開と構成力で充分に楽しめる一作。

    今後が楽しみな作家との出会いである。

    0
    2025年11月26日