浦賀和宏のレビュー一覧

  • 眠りの牢獄

    購入済み

    短くて読みやすくてサクサクです。
    浦賀和宏さん、亡くなられていたのですね。まだお若かったので、ショックです。
    他の作品も読んでみようと思います。

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    2020年12月19日
  • 殺人都市川崎

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    神奈川県川崎市を舞台に繰り広げられるサスペンスホラー小説、浦賀和宏氏の遺作です。
    川崎は仕事の関係で縁があり、凄まじい書名ですが手に取りました。
    川崎市川崎区が他区と比べて極めて治安の悪い底辺の地域として描かれ、実際の川崎区民は読んでどう感じるのだろうかと少々不安になる内容です。
    川崎市幸区の一家殺人事件の容疑者でありブギーマン伝説のような殺人鬼“奈良邦彦”が、川崎区に再び現れるところから物語が始まります。
    激し過ぎる描写が多いために現実味が薄いのですが、それは読み進めると感じてくる違和感に通じるものでした。
    著者による壮大なカラクリが用意されているのです。
    地名が多く出てくるので住民か否かで感じ方が異なると思いますが、後者である私でも楽しめる作品でした。

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    2020年10月15日
  • デルタの悲劇

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    度肝を抜かれた。ゲームで「真のエンディング」というものがあるが、それを小説内で味わえた。記憶に残る作品を残してくれた浦賀さんに合掌。

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    2020年08月31日
  • デルタの悲劇

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    ちょっと怖いけどめっちゃ面白かった。途中内容に違和感感じながら読み進めて、解説読んでやっと理解。2回読み直した。

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    2020年08月26日
  • 生まれ来る子供たちのために

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    ー その瞬間、関東上空に、第三国から飛来した、無数の核ミサイルが炸裂した。

    すべての事象には、始まりと、そして終わりがあ
    った。地球はこれで役割を終えた。

    地球とは天国移送が始まるまでの仮の惑星に過ぎなかった。我々の地球での人生の目的とは、即ち、ハルマゲドンの後、天国移送に参加することでしかなかったのだから。地球は言わば、そのためのテストとして人類に与えられた星に過ぎなかった。 ー

    これはもう一つのエヴァンゲリオンなんだと思う。

    9作まで長々と引っ張ったけど、ちゃんと伏線は回収してくれたな。まさか、こんな終わり方だなんて…。

    主人公は最後まで好きになれなかったけど、最後に読み終えたときの何とも言えない哀しさは何なんだろうか。本当に、可哀想な人だな、と心苦しくなる作品。

    何の説明も無く、意味も知らないままに、突如与えられた“力”を持て余した少年少女の切ないラブストーリーなんだろうけど、狂ったプロットと最悪のラストで、とても人にはお勧め出来ない作品。
    ほんと、終盤の狂ったディストピアは圧巻ですな。

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    2020年08月04日
  • 松浦純菜の静かな世界

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    ー 人はなにかを失うと、違うもので埋め合わせるものよ。生きていく限り、それがずっと続く。大切な人を失っても、身体が不自由になっても、その代わりとなるものを生み出す《力》を、人間は持っている。あなたはあの瞬間、妹さんを失った。だから、《力》が目覚めた。人間なら誰しも、潜在的に眠っている《力》が。 ー

    特殊な《力》と猟奇的なミステリー。
    この独特な作風が面白いんだよな〜。

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    2020年06月09日
  • 彼女のため生まれた

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    銀次郎さんの魅力が増すお話でした。

    心の闇が深かったです。
    犯人の心理にぞっとしました。

    気付けば一晩で読み終える勢い。
    そんな作品です。

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    2020年06月05日
  • 殺人都市川崎

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    浦賀和宏『殺人都市川崎』ハルキ文庫 。

    41歳という若さで急逝した浦賀和宏の最後の小説。果たして『殺人都市川崎』という奇妙なタイトルの小説は最後にどんな世界を見せてくれるのか。

    実在する川崎市を日常的に暴力や盗難、殺人が蔓延する治安の悪い架空の街として描き、作中には驚くほど過激な描写が多く見られる。意外に単純なストーリーと思われたが、終盤に思いも寄らぬ疾風怒濤驚愕の展開が待ち受け、読み手は『殺人都市川崎』という奇妙なタイトルの真意を知ることになる。

    後藤一家を惨殺し、その後行方不明になっていた伝説の殺人鬼・奈良邦彦が魔都・川崎市に戻って来た。川崎市に暮らし続ける主人公の赤星は彼女と両親を奈良邦彦に惨殺された挙げ句に執拗に命を狙われることになる。殺人鬼・奈良邦彦が現れる度に血の雨が降り、多くの人びとが犠牲になる。

    容赦のない殺人鬼に追い掛け回されるスリルと目前で多くの人びとがあっさりと斬殺される恐怖……

    浦賀和宏は『記憶の果て』以来、ずっと読み続けて来た作家で、安藤直樹シリーズ、桑原銀次郎シリーズなど後味の悪い奇妙な独特の雰囲気を持つ作品に魅了された。もう二度と浦賀和宏の新作を読めないとなると非常に残念で堪らない。

    本体価格640円
    ★★★★★

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    2020年05月16日
  • ifの悲劇

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    「絶対に騙される!」と帯にありますが、
    まんまと騙されました。
    Aの場合とBの場合ですすんでいくミステリー。
    ネタバレはしたくないので、ぜひ読んでくださいとしか言えませんが、
    最後まで読むと、よく計算された出来た物語だなぁと。
    話がややこしいので、一気読みしたほうが内容がよく理解できます。

    ちなみに、この本を貸してくれた友人は、
    冒頭「プロローグ」を作者から読者へのメッセージだと思い、はやく本文を読みたいと「プロローグ」を飛ばしたら、全然意味わかんなかったと言ってました(笑)
    プロローグは大事な冒頭です。ここから物語始まってるし、騙しトリックも始まってるので、最初から丁寧に読んでください(笑)
    てか35ページもプロローグあるから、普通は気付きますが(笑)

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    2019年04月28日
  • Mの女

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    ネタバレ

    『彼女の倖せを祈れない』『彼女の血が溶けてゆく』で主役だったフリーライター・銀次郎が最後にチラっと登場する。

    <あらすじ>
    ミステリ作家の冴子は、高校卒業以来会っていない同級生・亜美と出会い、恋人タケルを紹介される。
    第一印象からタケルに不穏なものを感じた冴子はタケルを調査する。
    すると過去起きた一家殺人事件についてまとめたノンフィクション本と出合う。
    その本には事件の生き残りで、それに群がるマスコミの1人を刺し殺した”T”という人物が記述されており、冴子はTの正体はタケルなのでは?と推察。
    さらに最近タケルはストーカーの前科もあることが判明。
    冴子は亜美の身を案じタケルと別れるよう説得する中、今度は冴子の周りにタケルの影が次々と現れる。

    そもそもタケルが亜美に近づいたのも冴子を狙うため?
    亜美もタケルと連絡がつかなくなり、タケルの所在も不明。
    冴子は一家殺人のTの正体はタケルなのか聞くため、本を執筆したノンフィクション作者・泉堂莉菜に会い、いくつかの情報を入手。

    そしてついに冴子はタケルの住所をつきとめたその時、
    冴子は警察に逮捕される。
    容疑はタケル殺害。
    冴子は容疑を否認するも、タケルの調査をしていたことをストーカー行為にされ、更にはタケルの部屋から冴子の指紋付きペットボトルと、毛髪が発見されたことが決め手となり、有罪となった。。。


    <オチ>
    冴子は冤罪を主張。亜美にハメられたと。
    泉堂莉菜はこの事件をまとめた本を出版。
    その本の中で冴子が主張する説を推察する。
    冴子が最初にタケルと会ったときに、亜美は指紋付きペットボトルと冴子の毛髪を入手し、亜美がタケルを殺害したのでは?と。
    この本は異例の大ヒットとなる。

    その後亜美は消息不明となり、その後遺体となって発見される。
    死亡推定日は冴子が亜美と出会う前だった。

    最後にフリーライター・銀次郎の取材により
    泉堂莉菜がすべて裏で操っていたことが明かされる。
    泉堂莉菜は変装の名人。大学時代についたあだ名は
    メタモルフォーゼの女

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    2017年12月12日
  • Mの女

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    一人の人間の視点からものを見ていると、見えないことってあるよな、ということを露悪的に表現した作品。
    妄想に憑りつかれると、現実がどんどん歪んでいく様を見るのは、ある意味怖いですね。
    でも本当に妄想だったのか、現実だったのか・・・

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    2017年11月12日
  • 姫君よ、殺戮の海を渡れ

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    久々に夢中になって読んだ。
    色々残酷感もあるけど、正義感の強い主人公への感情移入と、ストーリーに没入出来た。
    姫君ってあっちかと思ったらそっちか!っていうのと、オチの強烈加減が半端ない。

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    2016年05月12日
  • 究極の純愛小説を、君に

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    部活の合宿のため樹海に訪れた高校生たちが、謎の殺人鬼に次々惨殺されていくホラーサスペンス。……だと思っていたのに、まさかこんな話だったとは! このホラーサスペンス部分だけでも充分に楽しめるので、一冊で二度おいしい感じもします。
    そうかあ、タイトルの意味はそういうことだったのね。個人的にはバッドエンド愛好者なのですが。これだけチャレンジしても駄目なら何が何でもハッピーエンドにしてあげたくなっちゃいますよねえ。
    しかし。作中で出てくる作品ってもしやあのシリーズ? うわ、まだ読んでないや。ひょっとしてラストだけ知っちゃった?

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    2015年08月05日
  • 萩原重化学工業連続殺人事件

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    まさにこの作品を求めていた。
    現時点で浦賀和宏さんの最高傑作と確信。(『女王暗殺』と『彼女の倖せを祈れない』のみ未読)

    僕はこの小説を書くために生まれて来ました。
    あなたもきっと、この小説を読むために生まれて来たのです。―――浦賀和宏

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    2015年04月29日
  • 姫君よ、殺戮の海を渡れ

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    ネタバレ

    恋愛ミステリー?いや浦賀節全開ぶっとび!”萩原重化学工業”暗躍話

    <あらすじ>
    敦士(17歳)は、糖尿病の妹・理奈(12歳)が群馬県に糖尿病の人だけが参加するサマーキャンプに行ったとき、夜中キャンプを抜け出し利根川でトラックに積んだイルカを発見し、そこにいた人と一緒にイルカを川に放流したことを聞く。

    その話を誰にも信じてもらえず落ち込んでる妹を見たシスコンの敦士は数日後、親友の飯野を連れて妹と3人で現地に向かう。

    着いた先の宿の娘・ユカの道案内で町の人々に話しを聞くがみんな聞く耳を持ってくれず。
    トラックにイルカを積んでいた人の手がかりもつかめず。
    しまいにはオモチャ屋の主人が、イルカの模型を持ってきて、あのイルカは自分が作ったものだと名乗り出てきた。

    そのオチに納得する飯野とユカ、腑に落ちない理奈、絶対イルカはいると憤る敦士、それぞれが互いの意見で言い争いしてる中、嫌気がさした理奈がそこから逃げ出そうとしたとき、理奈は川に落ちてしまう。

    低血糖で溺れ川に流される理奈。必死で助けようとする敦士。

    そこで理奈を助けたのはイルカ。
    理奈が川に放流した本物のイルカだった。

    理奈が言っていたことが本当だと判り、敦士と理奈と飯野は東京へ帰った。

    後日、
    その時の動画がマスコミに流れ大騒ぎになる。
    顔にモザイクがかかってても理奈だと丸判りで、すぐマスコミが家を訪れ、多額の報酬を条件に敦士と理奈に取材を申し込んできた。

    高額な糖尿病の薬を工面するため取材を受けることになった敦士と理奈は、現地を背景に取材をしたいというマスコミの要望で、飯野を連れて再び群馬を訪れる。

    そこで再開したユカから動画をマスコミに渡したのは自分だと聞かされる。その理由は東京に帰ってしまった敦士に再び会いたかったから。
    ユカは敦士に好きだと告白する。
    戸惑う敦士。
    そんな中、マスコミに追われ逃げる一同。
    そこにマスコミの車が現れ理奈を引きそうになるが、
    ユカが理奈をかばい、ユカが車に轢かれてしまい、
    ユカは意識不明の重体になってしまう。。。


    それから7年、、、
    理奈は飯野と付き合うことになり、敦士は介護の道へと進み精進していた。
    ある日、敦士の元に阿部総合病院という大病院から、とある人物の看護を専属でやってほしいという依頼がくる。
    その人物とはユカだった。

    ”萩原重化学工業”系列の阿部総合病院は意識不明のユカを手術し、事故で損傷した脳を治すため人工頭蓋にしたことで頭が少し大きくなってしまったが、奇跡的に回復させ目を覚ますことに成功したと。
    だが頭部外傷性認知症で看護師の指や頬を噛み千切ったりしてしまい手に負えない状況なので、ユカと親しい間柄だった敦士に看護させれば、ユカの病状は改善するとふんだのだ。

    敦士はユカの看護を快諾し、ユカの特別病棟で寝泊りし付きっきりで看護することになった。


    4年の歳月が過ぎ、、、
    理奈と飯野は結婚し子供が生まれた。
    敦士はずっとユカの看護をし、ユカは自分の父親のことは認識しないが、敦士のことを認識しカタコトの言葉まで話せるようになった。
    敦士はユカに様々なビデオを見せた。その中でユカが一番好きなのは『塔の上のラプンツェル』だった。
    塔に閉じ込められた姫の話は、病棟から出られないユカと似ていた。

    2年ほど何事もなく続いたある日、
    ユカが敦士にキスをした。『塔の上のラプンツェル』のマネをしたのだ。
    さらに敦士のPCを見るユカ。そこには理奈が写っていた。
    「リナ!リナ!」と連呼するユカ。
    驚いた敦士はPCで次々と写真をユカに見せていく。
    その度に言葉を発するユカ。
    「リナ、イーノ、オボエテル、シアワセ、、、」
    「アリガトウ、、ホウントウニ、、アリガトウ、、、」
    ユカの記憶がおぼろげながら回復したのだ。
    声を出さずに泣き、ユカを抱きしめ、13年前の告白の返事をする敦士。
    2人は一夜を共にした。

    それから1週間後、
    敦士に解雇が言い渡される。ユカと一線を越えたことがバレたからだ。
    病院を去る敦士。それに気付いて病院職員をなぎ払い敦士を追い外に出るユカ。
    敦士は共に暮らそうとユカを連れて逃亡する。
    が、すぐに捕まり、ユカは病院に連れられてしまう。。。

    1人途方に暮れる敦士。
    そこに病院職員が現れ敦士に言う。
    「13年前のイルカの真相を話そう」


    <オチ>
    阿部総合病院の親会社である”萩原重化学工業”は、糖尿病キャンプに参加してる子供たちの中から実験の適任者を探していて、理奈に白羽の矢を立てた。


    当初、萩原重化学工業の社員がオモチャ屋に扮して、イルカは模型だとウソをついて追い返そうとしたが失敗し、イルカのことでマスコミが騒ぎ出した。
    が、今度はその騒ぎを利用して、マスコミに扮して理奈を群馬に誘い込み、理奈を実験材料にするためマスコミの車で轢いて病院送りにしようとしたが、ユカがかばったため、今はユカがその実験材料にされている。
    川にいたイルカは萩原重化学工業がすぐ回収し、その実験に使われた。

    トラックに積んでイルカを理奈と共に放流した人は、イルカを飼うために萩原重化学工業がスカウトした元イルカの調教師で、イルカを実験に使うことに反対し、川に逃がしていたところに理奈が遭遇した。

    ある環境団体が萩原重化学工業に「イルカに知性があることを証明する」ためのプランを持ち込んできたことでこの実験は始まった。

    イルカは淡水で泳げない。
    ならば淡水で泳げるイルカを作り出そう。
    イルカは体内で血糖値の上げ下げをコントロールして自分の身体を糖尿病のような状態に変化させることが出来る。
    ならば糖尿病の人間を用意しよう。

    人間には知性があるが、イルカには知性がない?
    人間は手を使うことで知能が発達した。
    ならばイルカの脳に人間の身体を与えれば、、、

    ユカは13年前に脳死したのだ。
    ユカが父親を認識しないのは本当の父親ではないから。
    敦士や理奈や飯野に反応したのは、ずっと研究室で閉じ込められ実験された後、外に出てあの川で会った初めて会ったやさしい人間だったからだった。

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    2015年03月28日
  • 彼女の血が溶けてゆく

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    「彼女は存在しない」を読んでいたので 少し不気味さを感じながらも読んでみたい気はずっとあった

    とっかかりも読みやすく、中盤で種明かしがあったかと思えば 二転三転と結末が変わっていく面白さに後半どんどんと、引き込まれていった

    溶血という言葉から、血を連想するのでまたグロい内容なのかと思ったが、溶血症という病気を背景に 愛を取り巻く様々な人間模様の話である

    愛と言う人間がものすごく不憫でならない

    他の作品も読んでみる価値がありそう

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    2015年03月16日
  • 学園祭の悪魔

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    安藤直樹シリーズ6冊目。
    『頭蓋骨の中の楽園』『とらわれびと』と密接に関係。
    このシリーズの探偵役は安藤直樹だと思うんですが、彼は最狂の名探偵だ…
    今まで読んだミステリーの常識が覆されました。

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    2015年03月01日
  • ファントムの夜明け

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    戦慄が走りました…。

    読み終えた後も、しばらく背筋がゾクゾクし、体の震えが止まりません。

    あまりにも衝撃的なラストだったせいか、途中のストーリーが頭の中でうまくまとめられなくなってしまったので、裏表紙の内容紹介を引用します。

    『一年前に別れた恋人が失踪してしまった。その行方を探し始めた私に起こったある異変。頭の中に誰かの声が聞こえる ー それは幼い頃に死んだ双子の妹が言っていた現象だった。頭に響く声は、いつも私を死体へと導いていく。そして私は愛する者たちの死の真相に辿り着こうとしていた…。哀しくも衝撃的な結末が待つ恋愛ミステリの決定版。』

    親と子、男と女。罪とは、許しとは…。苦悩する主人公が自分の中に眠っていたある能力の存在を確信した瞬間から、物語は急速に動き出します。

    中盤からは怒濤の展開にハラハラドキドキ。思わずページをめくる手にも力が入ります。

    そして驚愕のエンディング。まさに最後の1ページに書かれた真実に戦慄が走ります。

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    2015年01月30日
  • 姫君よ、殺戮の海を渡れ

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    今年はじめて小説読んで泣いたかもしれない。タイトルの意味はラストにわかるがさすがメフィスト賞デビュー作家だし青春編というかイルカを探しにいく辺りが終わった後にもすごいページが残っていてどうなるんだ?と思ったら確かに想像していなかった終わり方になった。そこでタイトルの意味がわかるわけだが。
    浦賀さんは人の「記憶」について書き続けていく作家さんだな。僕は大好きな小説でした。 僕はこういう作品がすごく好きだと再認識した。

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    2014年11月02日
  • 頭蓋骨の中の楽園(下)

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    安藤直樹シリーズ第三弾の下巻。笑わぬ男・安藤直樹により連続首なし殺人事件の真相が解き明かされていくのだが、穂波留美の悲鳴と涙が読者の反応を象徴しているかのよう。

    複雑な人間関係と混迷極まる事件の真相は、安藤直樹自身に関係するシリーズ第一作、第二作の『記憶の果て』『時の鳥籠』にも関わっていく…

    もしも、この三作が最初からの構想だとしたら、物凄い事だと思う。常識では考えられぬ驚愕のミステリーと言ったところ。

    登場人物の中で一番まともなのが、安藤直樹であり、安藤直樹が神のようにも見えた。

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    2014年09月23日