浦賀和宏のレビュー一覧

  • 殺人都市川崎
    途中まで面白く読めましたけれども、ラストがなぁ…まあ、浦賀作品はいつもラストが微妙なんですよね! 腑に落ちた、という感じにはならなくていつもお茶を濁されている感じがして…まあ、中途までは面白く読めたし、イイかな…社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    これが遺作となるわけですか…すごいタイトルだな...続きを読む
  • 彼女の血が溶けてゆく
    浦賀さんの作品の中では、少しどんでん返しが弱めです。
    点と点が繋がっていくところは読んでいて気持ち良いです。
    人物像は全体的に淡いけれど、これからシリーズが始まっていく、という感覚で終わることができます。
  • 松浦純菜の静かな世界
    ある意味青春ミステリで、ラブストーリーになっていくのかな。シリーズを通して読むぞ、と決意。
    事件に巻き込まれ、さらに自分の境遇から世間に憎悪と被害妄想を抱く八木剛士。彼と松浦純菜の出会いから始まる物語を彩るのは、女子高生連続殺人事件、そして桜の木の下に死体が埋まっているという噂。お互いに他者にない「...続きを読む
  • 眠りの牢獄
    おもしろかった。
    ありきたりなトリック?設定?だったけど、騙されたのは事実。
    物語自体も長くなく、重くなく読みやすかった。
    最初と最後で繋がってるとこになるほどと心地よかった。
    後味スッキリするライト小説。
  • 眠りの牢獄
    1時間ちょっとで読み終える小説なのですが、怒涛のトリック祭りでした。
    事前情報全くなしで読んでいたので、素直に驚きました。

    家の階段から落ちて昏睡状態の女の子の兄が、その日家にいた三人の男を閉じ込めて犯人を名乗り出させるという話だと思っていましたが、冴子というストーカー女の話と交互に物語が進んでい...続きを読む
  • 彼女の血が溶けてゆく
    初読みの作家さん・・・結果はアタリでした!おもしろかった!!
    とはいえ、展開にちょーっと無理はある気がしますがw

    ライター・銀次郎は、元妻・聡美が引き起こした医療ミス事件の真相を探ることに。
    患者の女性は、自然と血が溶ける溶血を発症、治療の甲斐なく原因不明のまま死亡する。
    死因を探るうちに次々と明...続きを読む
  • Mの女
    最後は話が二転三転……

    主人公、小説家の冴子の元に学生時代の友達、亜美から連絡が入り久しぶりに会う事になった、正直亜美はそんなに仲が良いとは言えない。顔もぼんやりとしか覚えていない、でも、わざわざ実家に連絡して自分の連絡先を聞いたと言っていた。
    ある日亜美から彼氏タケルを紹介される。
    タケルは見た...続きを読む
  • 眠りの牢獄
    立ち寄った本屋で猛プッシュされていたので購入。久しぶりに読むミステリーは、良くも悪くも期待を裏切らない面白さでした。
    いわゆるミステリー小説を読み進めるとき、行儀の良いお客さんとしてすらすらページをめくる人と、散りばめられたヒントに目を凝らして、時には後戻りなんかして自分なりの推理をしながらじっくり...続きを読む
  • ifの悲劇
    「もしあの時こうしていたらどうなっていたのだろうか」
    ――意味のないことだとはわかっていても、人は取らなかった選択の結末に想いを馳せてしまう。

    そこから着想を得て、本書はなんと「Aの場合」「Bの場合」の2つの物語を交互に書こうというのだ。それも「犯人が事件後に目撃者を殺していた場合」と「殺さなかっ...続きを読む
  • ifの悲劇
    ん?実際にあった事件の話?

    作家、花田欽也は実妹を愛し体の関係を続ける。
    しかし妹は勤めている会社の屋上から落ちて死んだ。警察の検証は自殺との事だったが花田は自殺という事に疑問を持ち妹の婚約者奥津に疑いをかけ独自に調べる。
    奥津に妹との関係がバレ花田は奥津を殺害する。
    奥津の死体を車に乗せてどこか...続きを読む
  • 眠りの牢獄
    単純に、本の薄さ、ページ数からは想像できない結末です。暗くて重苦しい雰囲気が漂いつつ、ラストにはアッと驚かされます。
    ミステリー小説のサイトなどでも上位に入っている作品ですし、他の作品と比較してもチャレンジしやすい厚みだと思いました!ミステリー初心者の方、他にはない刺激的な結末がほしい方には大変オス...続きを読む
  • 眠りの牢獄
    初読みの作家さんです!
    ネットなどではよく見かけるが、なかなか読む機会がなく、つい最近読破しました。
    結果から言いますと、強くお勧めする作品です。
    まず利点1として、ページ数が少ないところ。読書する時間がない方にはもってこいです。
    利点2、登場人物が少なく、スラスラ読めるところ。
    利点3、この薄さ...続きを読む
  • Mの女
    ミステリー作家が謎を追うが…。作家は女ですが謎なのは男。途中、そうなのかと思ったけれど、まあ、怖いなー。どうなんだどうなんだとたたみかけてくる。真実はいかに。
  • 彼女が灰になる日まで
    【あらすじ】
    ライターの銀次郎が昏睡状態から目覚めると、謎の男が現れた。男は「この病院で目覚めた人は自殺する」と告げる。過去に四人の患者が自殺したことを知り、調査を始めた銀次郎は、関係者の証言を辿る中で、彼らの企みに飲み込まれて行く。オカルトか、医療ミスか、それとも。次々と明らかになる衝撃の事実に目...続きを読む
  • 眠りの牢獄
    初読の作家さん。
    文庫本でわずか236ページのボリュームで、ここまでの物語を読めるとは思わなかった。

    ネタバレせずに内容を書く自信がないので、内容は書かないが、ミステリ好きも納得できる物語である。

    うーん。やられた。
  • ifの悲劇
    AB2つのIF話が交互に描かれる物語。
    『彼女の倖せを祈れない』『彼女の血が溶けてゆく』で主役だったフリーライター・銀次郎が中盤以降登場する。

    <あらすじ>
    小説家の加納は、愛する妹・彩の自殺に疑惑を感じていた。
    そして調査により、妹の婚約者で会社の同僚の奥津が、会社の同僚たちに加納と妹は肉体関係...続きを読む
  • ifの悲劇
    殺人を犯した直後の行動の違いで、二つの異なるストーリーが同時に描かれる。それぞれのストーリーで切羽詰まった展開が繰り広げられ、やがてそれぞれの終わりを向かえるが…。
    些細な違和感も上手く回収してくれているが、構造がややこしいが故に、エピローグの説明してる感が強いのは少しいただけない。
  • ifの悲劇
    伏線自体は結構露骨で違和感を覚えながら読み進めていくので正直読みづらかった。ややこしい内容だったからか最後のエピローグで詳しく解説されすぎてて笑いました。
    おかげで内容は把握できますが。

    よくも悪くも久しぶりに浦賀っぽさを感じた作品だったので個人的には楽しめました。
  • 彼女が灰になる日まで
    フリーライターの桑原銀次郎が入江太一から,昏睡状態から目覚めた人に知里アシの霊が乗り移って自殺した人が連続しているとの話を聞き,話が始まる.アシの兄精治も絡んで複雑な関係を銀次郎が解き明かそうとするが,彼自身も昏睡状態が目覚めており,自殺候補者と目されている.これまでの人脈を頼りに調査を進めるが,離...続きを読む
  • 眠りの牢獄
    浦賀の恋人・亜矢子は階段から落ちて、意識不明のまま昏睡状態に陥る。それから5年、浦賀は亜矢子の兄に呼び出され、友人らと共に地下室に閉じ込められてしまう。解放の条件は、彼女を突き落とした人物自身の告白だった…。

    さまざまな仕掛けに満ちた作品で、終盤の急展開には驚かされる。浦賀和弘の作品を読むのは初め...続きを読む