【感想・ネタバレ】こわれもののレビュー

あらすじ

婚約者の死を「予知」したファンレターに人気漫画家・陣内は。大ヒット作『彼女は存在しない』の著者が贈る傑作メタミステリ!
売れっ子漫画家、陣内龍二の婚約者・里美が交通事故で死んだ。ショックのあまり、陣内は、連載中の漫画のヒロインを作中で殺してしまう。たちまちファンからの抗議が殺到する。だが、その中に、消印が事故の数日前という、里美の死を予知した手紙があった。手紙の差出し人を訪ねると、神崎美佐という四十八歳の落ち着いた女性だった。部屋には作中のキャラクターが飾られ、熱心なファンであることを示している。本当に、死を予知する能力が神崎にはあるのか?失われた恋人への狂おしい想いの果てに、陣内が辿り着く予測不能の真実! 最後の一ページまで見逃せない迷宮的ミステリー。

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Posted by ブクログ

人の死というものは物語と違って伏線なんか張られていない、と言いながら、ちゃんと伏線が張られているところが良い。

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2022年03月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

安藤直樹シリーズに比べると比較的オーソドックスなミステリかもしれないが、やはり終盤の怒涛の展開は本当に目が離せないし、相変わらずリーダビリティも超一級品で、読ませる力が本当に半端ない。

背中にナイフが刺さる場面のカタルシスは響いた。
神崎の正体、予知能力者のフリをしていた理由には肝が冷える。
個人的にはラストも好き。

だが、振り返ってみると、内容はそこまで独創的なものではないように感じてしまう。(もちろんそんなことはないだが)
それをここまで読者をのめり込ませる作品に仕立てる作者の人間描写や構成の巧さには恐れ入る。
まだ読んでいる数は少ないが、浦賀和宏という作家の凄さを改めて実感。

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2021年11月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

細野が殺人を目論み、それをひっくり返した神崎による犯行。最後の数ページに明かされた悲しい真実が、それらを些細なことに感じさせた。

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2021年01月01日

Posted by ブクログ

主人公は売れっ子漫画家の陣内!
唐突に婚約者の里美を交通事故で失ってしまう!?

現実の死は伏線も何も無くある日突然に訪れる。
里美を失った陣内は、自分が描く漫画のヒロイン【ハルシオン】をなんの前触れも無く殺してしまう。

二次元を愛する全国のファンが其れに対して怒りをあらわし、陣内のもとに抗議のファンレター?が殺到する。

その中に一枚の不思議な手紙が存在していた。
それは里美の死を予言したかと思われる手紙であった?







最後の展開は読めなかった・・・



それと解説で知ったのですが作者が死んでいた(しかも今年)事に驚いた。非常に残念です・・・

遺作となった作品を読んでみようと思った。

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2020年10月20日

Posted by ブクログ

人気漫画家である陣内龍二は妻・里美の交通事故死に悲観し作中のヒロインを勢いで殺してしまう。罵詈と誹謗ばかりのファンレターにまじり妻の死を予言していた手紙を見つける。その予言の主を探るうちに迫る殺意、一連の予言は本物なのか似非なのか最終章読者へ告げる真相とは...。

 漫画家である陣内と漫画の熱狂的なファン・三橋との2視点で展開される。予言能力は本物なのか否か、物語の行方は思いもよらない方向に進んでいきます。Fragile、こわれものというタイトルが一体何を意味するのか、浦賀和宏氏やはり裏の裏をかいてくる。

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2023年01月18日

Posted by ブクログ


なるほどー!
そういう展開かぁ!

しかも
そこで終わらず
更にもうひと段階
あるとは!

主人公が
あまり好きになれなかったのは
この展開なら
納得でした

2002年の昨品を
今読んでも違和感ないのが
凄いな

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2022年08月12日

Posted by ブクログ

最後の最後で「そういうことだったのかぁー!」となりました。どんでん返しっぽい感じ?なのかな。
話の設定も面白いし、テンポよく物語が進行していくので退屈しませんでした。

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2021年09月16日

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