浦賀和宏のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ<あらすじ>
ライターの銀次郎が昏睡状態から目覚めると男が現れ、
「この病院で昏睡状態から目覚めた人は自殺する」と言われる。
その男の奥さんは同じ病院で昏睡状態から目覚め、半年後に自殺したという。
しかもその奥さんの前にも3人、昏睡状態から目覚め自殺したという。
そこで銀次郎が過去自殺した人の親族に会って話を聞くと、
「知里アシ」という霊能者の女性の魂が乗り移っていると言い出す。
知里アシ自殺→1人目が目覚めた後すぐ自殺→2人目が目覚めた後すぐ自殺→3人目が目覚めた後すぐ自殺→銀次郎が目覚める
という流れになっていて、それぞれ時間的に自殺した直後に次の人が昏睡状態から目覚めていることから、知里アシの魂がそれぞれ乗り移って自殺を図っていて、銀次郎にも知里アシの魂が乗り移っているはずだから、もうじき自殺するはずだ。という。
仕事始めに知里アシを調査することにした銀次郎。
そこで浮かび上がってきたのは自殺した人の親族達が、実は知里アシの信者なのでは?いうこと。
銀次郎に記事を書かせることで知里アシを有名にすることが目的なのか?
調査を進め至った結末とは?
<オチ>
銀次郎の元妻・聡美が犯人だった。
銀次郎に嫌がらせをするために患者やその親族を操って仕組んだ計画だった。
「女は灰になるまで女。私はあなたを灰になるまで忘れない。そしてあなたを殺したい」 -
Posted by ブクログ
ネタバレ.
<あらすじ>
7年間行方不明の八木剛。
当時24歳で、高校時代の友達と樹海に旅行に行くと言って出て行ったっきり。
八木剛の母・法子は、息子は死んだと失踪宣告を申し立て、保険金を請求した。
八木剛の生死を調査することになった保険調査員・琴美。
その中で、八木剛は2年間まで小説家として生きていたことが判明する。
失踪した7年前から2年前までシリーズ物を出版。
ペンネームは浦賀和宏。
最後の作品名は『生まれ来る子供たちのために』
※作者本人が過去作・松浦純菜シリーズ(主人公の名は八木剛士)
さらに調査していく中で、八木の高校の同級生・矢沢も八木について調査していることが判明し、琴美は矢沢と接触する。
すると矢沢からとんでもないことを聞く。
八木は2年前に樹海に行って死ぬと言ったきり音信不通である。
八木について聞き込みをしていたのは、八木を探していたのではなく、八木のパーソナルを知るためだった。
小説家・浦賀和宏の性格というか、
文章を書く能力をアルゴリズムにして、
本人がいなくてもいくつかの設定を入力するだけで自動的に小説が出来上がる、、、
『ウラガシステム』を開発するためだった!
八木は2年前まで生きていたことが判明し、死体も発見されてないので、琴美は母の法子に保険金は払えないと報告する。
そしたら逆ギレした法子が琴美を包丁で殺そうとするが、そばにいた矢沢のお陰で助かり、法子は警察に逮捕される。
後日、ウラガシステムのことが気になっていた琴美は矢沢のもとを訪れる。
ウラガシステムはうまく動作していなかった。
小説作成を何回試しても、松浦純菜シリーズのようなバッドエンドにしかならず、ハッピーエンドの作品が作れない。
そこで琴美は設定を変える助言をした。
<オチ>
ウラガシステムは成功し、出版したらベストセラー!
マスコミのおかげで八木が潜伏先から姿を現す!
琴美は矢沢とイイ感じの仲に。。。
と作品が終了し、最終ページで、
この本自体がウラガシステムが完成し書いたハッピーエンドの決定稿でした!ってオチ -
Posted by ブクログ
"記憶の果て"(上)(下) 浦賀和宏著 講談社文庫(2014/03発売)
(1998/02発売 講談社ノベルス、2001/08発売 講談社文庫)
・・・第5回メフィスト賞受賞作。自殺した父親の部屋のパソコンを立ち上げた高校生安藤直樹は、
そこに”裕子”と名乗る人工知能を発見する。
人間の物らしき記憶を持つ裕子を調査するうちに直樹は自分の過去とも直面する。
”裕子”の正体とは?
・・・”裕子”の正体はともかく、安藤直樹の過去については実際にありそうな話なんで痛々しい。
・・・あと、この作品には”キーボードのないライディーン”という珍妙な曲も登場します。
(実際に登場人物が演奏していた)
想像を絶するとはまさにこのことやねぇ・・・。 -
Posted by ブクログ
利根川でイルカを見たという少女。誰も信じないその事実を確かめるために現地を訪ねた少年少女たちの、4日間の冒険と思い出。
……だけならば少し苦くても爽やかな青春ミステリで終わったはずなのに。それを発端としてその後に起こる悲劇には絶句。まあこのタイトルだけで平和じゃないことは分かっていましたが。
なんだかどこかで見た覚えがある企業が登場したりもしますが。まさかそんな凄まじい真相が待ち受けているとは想像もできませんでした。うわああ、何これ。何この酷すぎる展開は(誉めてます)。でも読後感はなんとなく穏やかという気がしないでもなく。ある意味、純粋な愛の物語、なのかも。