浦賀和宏のレビュー一覧
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医療事故を報じる裁判提訴の記事から始まる本書、文庫430ページを一気読み。二転三転するストーリーは読む者を引きずり込む。
元妻による医療ミスで死亡した患者の周辺を探る主人公・銀次郎。次々と明らかにされる患者の怪しい行動。患者の周りの胡散臭い人々・・・。いやぁ、謎が謎を呼び、飽きない。この手のミステリーにしては、人物の内面もよく描けてる方だと思う、
銀次郎が調査する過程で自殺者が一人だけ出るが、その他は医療ミスで死亡した患者しか死者が出てこないところも、なかなか新鮮。五人も六人も、次々と殺されるミステリーと違って、かなりリアリティのある描写だ。
中盤で、「あ~、そういう事だったのか!」と思 -
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ネタバレ<あらすじ>
ライターの銀次郎が昏睡状態から目覚めると男が現れ、
「この病院で昏睡状態から目覚めた人は自殺する」と言われる。
その男の奥さんは同じ病院で昏睡状態から目覚め、半年後に自殺したという。
しかもその奥さんの前にも3人、昏睡状態から目覚め自殺したという。
そこで銀次郎が過去自殺した人の親族に会って話を聞くと、
「知里アシ」という霊能者の女性の魂が乗り移っていると言い出す。
知里アシ自殺→1人目が目覚めた後すぐ自殺→2人目が目覚めた後すぐ自殺→3人目が目覚めた後すぐ自殺→銀次郎が目覚める
という流れになっていて、それぞれ時間的に自殺した直後に次の人が昏睡状態から目覚めていることから -
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ネタバレ.
<あらすじ>
7年間行方不明の八木剛。
当時24歳で、高校時代の友達と樹海に旅行に行くと言って出て行ったっきり。
八木剛の母・法子は、息子は死んだと失踪宣告を申し立て、保険金を請求した。
八木剛の生死を調査することになった保険調査員・琴美。
その中で、八木剛は2年間まで小説家として生きていたことが判明する。
失踪した7年前から2年前までシリーズ物を出版。
ペンネームは浦賀和宏。
最後の作品名は『生まれ来る子供たちのために』
※作者本人が過去作・松浦純菜シリーズ(主人公の名は八木剛士)
さらに調査していく中で、八木の高校の同級生・矢沢も八木について調査していることが判明し、琴美は矢沢と -
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"記憶の果て"(上)(下) 浦賀和宏著 講談社文庫(2014/03発売)
(1998/02発売 講談社ノベルス、2001/08発売 講談社文庫)
・・・第5回メフィスト賞受賞作。自殺した父親の部屋のパソコンを立ち上げた高校生安藤直樹は、
そこに”裕子”と名乗る人工知能を発見する。
人間の物らしき記憶を持つ裕子を調査するうちに直樹は自分の過去とも直面する。
”裕子”の正体とは?
・・・”裕子”の正体はともかく、安藤直樹の過去については実際にありそうな話なんで痛々しい。
・・・あと、この作品には”キーボードのないライディーン”という珍妙な曲も登場します。
(実際に登場人物