浦賀和宏のレビュー一覧

  • 眠りの牢獄

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    まず、本が薄いので、よし!読むかとなるのが良いところか。
    ただやはり、音楽の話など、冗長なとこあるよね。

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    2020年06月24日
  • 火事と密室と、雨男のものがたり

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    ー あなたは自分の《力》に気付いていなかったはずよ。〈力》があるからこうやって外に出ないで引きこもってるなんて嘘っぱちよ。あなたは《力》と関係なしに世の中と関わるのを諦めた。その後に自分の《力》に気付いたの。あなたはその時、心の底から喜んだでしょうね。世の中に負けて引きこもってるんじゃない。この《力》のせいで俺は外に出られないんだ。そう自分に言い訳することができるんですもの。 ー

    《力》の存在が意外と事件と関係しているので、《力》の前提がミステリーの前提なんだな。《力》が本物かどうかの検証も必要なので、これは事件解決の難易度が上がるなぁ〜。まぁ、ミステリーの謎を解く気はあまりないので、これは

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    2020年06月16日
  • 殺人都市川崎

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    途中まで面白く読めましたけれども、ラストがなぁ…まあ、浦賀作品はいつもラストが微妙なんですよね! 腑に落ちた、という感じにはならなくていつもお茶を濁されている感じがして…まあ、中途までは面白く読めたし、イイかな…社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    これが遺作となるわけですか…すごいタイトルだなぁ、と店頭で見かけた時には思いましたね。川崎は僕の住んでいるところから比較的近いんですけれども、そういえばあまり訪れることなく今日までやってきましたね。この本を読んで川崎と言う街に興味が沸いてきました! けれども、この小説にもあるように、実際悪いイメージ通りというわけでもなく、訪れてみれば普通の街な

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    2020年06月06日
  • 彼女の血が溶けてゆく

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    浦賀さんの作品の中では、少しどんでん返しが弱めです。
    点と点が繋がっていくところは読んでいて気持ち良いです。
    人物像は全体的に淡いけれど、これからシリーズが始まっていく、という感覚で終わることができます。

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    2020年05月21日
  • 松浦純菜の静かな世界

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    ある意味青春ミステリで、ラブストーリーになっていくのかな。シリーズを通して読むぞ、と決意。
    事件に巻き込まれ、さらに自分の境遇から世間に憎悪と被害妄想を抱く八木剛士。彼と松浦純菜の出会いから始まる物語を彩るのは、女子高生連続殺人事件、そして桜の木の下に死体が埋まっているという噂。お互いに他者にない「力」を持っていると言う純菜に引きずられるようにして事件に巻き込まれていく剛士は本当に「不死身」なのかどうか。とにかく気になる要素がいっぱいで、これら全部うまくまとまるんだろうか、と思いますが。いくつかの謎は続編に残しつつも、ミステリとしてはオーソドックスな着地点でした。
    あれやこれやのものに対する剛

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    2020年03月12日
  • 彼女の血が溶けてゆく

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    初読みの作家さん・・・結果はアタリでした!おもしろかった!!
    とはいえ、展開にちょーっと無理はある気がしますがw

    ライター・銀次郎は、元妻・聡美が引き起こした医療ミス事件の真相を探ることに。
    患者の女性は、自然と血が溶ける溶血を発症、治療の甲斐なく原因不明のまま死亡する。
    死因を探るうちに次々と明かされる、驚きの真実と張り巡らされた罠。
    はたして銀次郎は人々の深層心理に隠された真相にたどり着けるのか。

    いやー、もう終盤はどんでん返しの連続で、どんだけ~!?ってな気分にもありましたが、
    いやいや、おもしろかったです。タイトル、大事!ww

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    2019年03月26日
  • Mの女

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    最後は話が二転三転……

    主人公、小説家の冴子の元に学生時代の友達、亜美から連絡が入り久しぶりに会う事になった、正直亜美はそんなに仲が良いとは言えない。顔もぼんやりとしか覚えていない、でも、わざわざ実家に連絡して自分の連絡先を聞いたと言っていた。
    ある日亜美から彼氏タケルを紹介される。
    タケルは見た目がカルい。あまりいい印象は持たなかった。
    何か不穏な雰囲気に冴子はタケルを調べる事に。
    色々調べていくとタケルの周りでは死人が多数出ている。
    亜美にも伝えるが信用しない。冴子は独自で調べていくとタケルは自分と接触する為にわざと亜美と知り合ったというところまでたどり着く。
    昔あった鈴木家殺人事件にも

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    2019年01月04日
  • ifの悲劇

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    「もしあの時こうしていたらどうなっていたのだろうか」
    ――意味のないことだとはわかっていても、人は取らなかった選択の結末に想いを馳せてしまう。

    そこから着想を得て、本書はなんと「Aの場合」「Bの場合」の2つの物語を交互に書こうというのだ。それも「犯人が事件後に目撃者を殺していた場合」と「殺さなかった場合」だというのだから、物騒な話である。
    主人公は私怨から人を殺してしまう。用意周到に偽装工作を考え、計画的に殺人を実行したにもかかわらず、帰路の道中で目撃者を「ひき殺してしまう or ひき殺しそうになる」。物語はここからスタートする。
    犯人視点で物語が進み、最初の辺りは2つの世界で共通する部分も

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    2018年11月17日
  • ifの悲劇

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    ん?実際にあった事件の話?

    作家、花田欽也は実妹を愛し体の関係を続ける。
    しかし妹は勤めている会社の屋上から落ちて死んだ。警察の検証は自殺との事だったが花田は自殺という事に疑問を持ち妹の婚約者奥津に疑いをかけ独自に調べる。
    奥津に妹との関係がバレ花田は奥津を殺害する。
    奥津の死体を車に乗せてどこかに隠しに行こうとする途中、目撃者に出くわした。
    その後話がAとBに別れる
    A目撃者を轢き殺した場合
    B目撃者を轢き殺さなかった場合
    AとBが順番に続いていく。

    初めて読む作家さんでした。
    タイトル「if」の通り、もしもこうだったらというAとB別々の話が続いて行きちょっと頭がこんがらがったけどなんと

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    2018年08月30日
  • HELL 女王暗殺

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    浦賀和宏『HELL 女王暗殺』幻冬舎文庫。

    浦賀和宏ワールド全開といったかなり捻られたぶっ飛んだ世界観が堪能出来るミステリー小説。萩原重化学工業シリーズという位置付けで、さらには安藤直樹シリーズともリンクした作品。

    謎の数字1101を言い遺して殺害された母親を持つ武田誠と武田の友人・久能正治の二人の物語を軸に大きな謎に包まれたストーリーは右に左にうねりを見せる。

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    2018年07月28日
  • Mの女

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    浦賀和宏『Mの女』幻冬舎文庫。

    浦賀和宏らしい捻りに捻りの効いたミステリー。タイトルの『Mの女』の意味が終盤に明かされる。そして、この作品も桑原銀次郎シリーズであることを知り、驚愕する。

    ミステリ作家の冴子は友人の亜美から恋人タケルを紹介される。第一印象からタケルに不穏なものを感じていた冴子は、一通のファンレターを契機にタケルに不審を抱き、彼の過去を探り始める。するとタケルの周囲に数多くの死があることを知り…

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    2017年10月20日
  • Mの女

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    ミステリー作家が謎を追うが…。作家は女ですが謎なのは男。途中、そうなのかと思ったけれど、まあ、怖いなー。どうなんだどうなんだとたたみかけてくる。真実はいかに。

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    2017年10月08日
  • 彼女が灰になる日まで

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    ライターの銀次郎が昏睡状態から目覚めると、謎の男が現れた。男は「この病院で目覚めた人は自殺する」と告げる。過去に四人の患者が自殺したことを知り、調査を始めた銀次郎は、関係者の証言を辿る中で、彼らの企みに飲み込まれて行く。オカルトか、医療ミスか、それとも。次々と明らかになる衝撃の事実に目が離せないノンストップミステリー。銀次郎シリーズ、待望の第四弾!

    【感想】

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    2017年07月27日
  • ifの悲劇

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    ネタバレ

    AB2つのIF話が交互に描かれる物語。
    『彼女の倖せを祈れない』『彼女の血が溶けてゆく』で主役だったフリーライター・銀次郎が中盤以降登場する。

    <あらすじ>
    小説家の加納は、愛する妹・彩の自殺に疑惑を感じていた。
    そして調査により、妹の婚約者で会社の同僚の奥津が、会社の同僚たちに加納と妹は肉体関係があると風潮したことが判明。
    妹はそれを苦に自殺したと判断した加納は奥津を殺害。
    その偽装工作を終えて家へ帰ろうとした時、加納の運転する車の目の前に突如男性が現れて、、、、、。

    ここから物語は2つに分岐する。
    A・・・男性をひき殺してしまった場合
    B・・・男性を轢かずに済んだ場合

    AB2つの話が

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    2017年07月07日
  • ifの悲劇

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    ネタバレ

    殺人を犯した直後の行動の違いで、二つの異なるストーリーが同時に描かれる。それぞれのストーリーで切羽詰まった展開が繰り広げられ、やがてそれぞれの終わりを向かえるが…。
    些細な違和感も上手く回収してくれているが、構造がややこしいが故に、エピローグの説明してる感が強いのは少しいただけない。

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    2017年05月18日
  • ifの悲劇

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    伏線自体は結構露骨で違和感を覚えながら読み進めていくので正直読みづらかった。ややこしい内容だったからか最後のエピローグで詳しく解説されすぎてて笑いました。
    おかげで内容は把握できますが。

    よくも悪くも久しぶりに浦賀っぽさを感じた作品だったので個人的には楽しめました。

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    2017年04月28日
  • 彼女が灰になる日まで

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    フリーライターの桑原銀次郎が入江太一から,昏睡状態から目覚めた人に知里アシの霊が乗り移って自殺した人が連続しているとの話を聞き,話が始まる.アシの兄精治も絡んで複雑な関係を銀次郎が解き明かそうとするが,彼自身も昏睡状態が目覚めており,自殺候補者と目されている.これまでの人脈を頼りに調査を進めるが,離婚した妻の聡美も医師として様々なアドバイスをくれる.入江の紹介で自殺した家族を持つ小松と芦屋に会い,銀次郎は考えを巡らすがなかなか真相がつかめない.最後に仕掛け人が判明するが,その過程で銀次郎の考えが展開していくステップが楽しめる.

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    2017年04月21日
  • 究極の純愛小説を、君に

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    肌に合わないなーと思いながらも松浦純菜シリーズ全部読んでて良かった!
    相変わらずこの人の発想は面白いなー。

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    2016年07月20日
  • 彼女の血が溶けてゆく

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    医療事故を報じる裁判提訴の記事から始まる本書、文庫430ページを一気読み。二転三転するストーリーは読む者を引きずり込む。

    元妻による医療ミスで死亡した患者の周辺を探る主人公・銀次郎。次々と明らかにされる患者の怪しい行動。患者の周りの胡散臭い人々・・・。いやぁ、謎が謎を呼び、飽きない。この手のミステリーにしては、人物の内面もよく描けてる方だと思う、

    銀次郎が調査する過程で自殺者が一人だけ出るが、その他は医療ミスで死亡した患者しか死者が出てこないところも、なかなか新鮮。五人も六人も、次々と殺されるミステリーと違って、かなりリアリティのある描写だ。

    中盤で、「あ~、そういう事だったのか!」と思

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    2016年06月09日
  • 彼女の血が溶けてゆく

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    やりすぎとも言える二転三転ありだが、それでも、楽しめた。
    医療ミステリーって言っていいのかな?
    面白い

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    2016年06月05日