浦賀和宏のレビュー一覧

  • 生まれ来る子供たちのために

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    浦賀和宏さんの作品にはまったのは、デビュー作【記憶の果て】から。
    最初の一文に酷く衝撃を受けてはまった。
    あの出だしは、今でも忘れはしない。


    この作品は、『松浦純菜シリーズ』最終巻。
    飛び飛びに読んできたから、正直???な箇所もあったけど、
    読んでよかったと思う。

    最後の、剛の秘密に大きなショックを受けた。
    顔が尋常じゃない醜さであるという描写はシリーズ一作目から描かれているし、
    ストーリー展開においてもそれなりの重要さを占めてはいるが、
    その詳細について語られてはいなかった。

    最後の最後、顔の秘密を知って、あまりの衝撃に鳥肌が立った。
    わざわざ云う事じゃないと剛は考えていたのか。
    そんな理由があったなら、もっと早く人に伝えていたならば、
    きっと剛の未来は変わっていただろうに。

    【記憶の果て】の最初と同様、忘れられない文章となった。


    主人公の狂気を描くのがとてもうまいと思う。
    誰にでも潜む狂気。
    でも本人にしか分からない狂気。
    佐藤友哉しかり、舞城王太郎しかり、麻耶雄嵩しかり、ゼロ世代の作家さん達は狂気を描く天才ばかりだと思う。
    俺も。そんな狂気に魅せられてる一読者である。

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    2009年11月16日
  • 浦賀和宏殺人事件

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    なかなかおもしろかった。 劇中作が注釈がつくほどかなりマニアックな内容だが、これはこれでよかったと思う。

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    2009年10月04日
  • さよなら純菜 そして、不死の怪物

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    思い出せ、あの日の屈辱を。
    不登校になるまでに受けたはずかしめの数々を。
    唯一の心の支えだった愛する純菜。
    彼女と結ばれることがもはや不可能なら、俺にはこれ以上失うものはないのだ。
    『この恨みはらさでおくべきかリスト』に載ったすべての連中に復讐の鉄槌をくだすときがきた!

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    2009年10月04日
  • ファントムの夜明け

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    一年前に別れた恋人が失踪してしまった。その行方を探し始めた私に起こったある異変。頭の中に誰かの声が聞こえる―それは幼い頃に死んだ双子の妹が言っていた現象だった。頭に響く声は、いつも私を死体へと導いていく。そして私は愛する者たちの死の真相に辿り着こうとしていた……。哀しくも衝撃的な結末が待つ恋愛ミステリの決定版。

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    2009年10月04日
  • 八木剛士 史上最大の事件

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    不死身の《力》を宿す奇跡の男―八木剛志の心にくすぶり続けるのは、デタラメな世界への激しい呪詛。学校では凄まじい虐めを受け、謎のスナイパーには命を狙われるという生き地獄の中で、初めて手に入れた”恋”という名の青春! 唯一の救済者・松浦純菜への想いを募らせすぎた妄想は、ついに脳外へ……。
    そして事態は急展開! 急旋回! 急降下!?八木剛志に訪れた史上最大の事件とは!!

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    2009年10月04日
  • 学園祭の悪魔

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    安藤君シリーズではこれが一番好き。安藤君の残忍さが一番表れていてかっこいい。しかし安藤君どんどん壊れていくなぁ

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    2009年10月04日
  • ifの悲劇

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    ネタバレ

    めっちゃむずい。けど面白かった。
    章の名前がifAとifBなのがまたこのトリックに気付かないポイントだよね^_^ てっきり本当に、こっちの分岐だったらこう、あっちだったらこう、っていう話が続くだけの物語かと思ってたら、最後に???な箇所が来てひっくり返された。
    エピローグで分かりやすくまとめてくれてて救われた!
    なんとなくAとBで時代が違う感じはしていたけど、話し手まで違ったとは、、
    すごすぎる。

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    2026年10月02日
  • 眠りの牢獄

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    階段から落ちて昏睡状態の亜矢子。一緒に事故にあったがいまは小説家となった浦賀の視点と、元彼に手酷くフラれ復讐を企てる冴子の視点で物語は進行する。
    一見関係なさそうな両物語は途中で混ざり合うが、冴子の視点はあくまで補強で、後半は浦賀の視点がメインとなる。

    読みやすい伏線回収とどんでん返しのミステリ。
    書物ならではのミスリードもあり、ミステリ小説入門編として魅力たっぷりの作品でした。

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    2026年09月26日
  • 眠りの牢獄

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    短い作品ですが素晴らしいかったです。
    ミステリ入門としても読みやすい文体かと思われます。
    叙述トリックを味わいたい方ぜひ

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    2026年08月24日
  • デルタの悲劇

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    完全に直感で購入した一冊で、初めて読む作家さんだった。200頁ちょっとしかないのでさくっと読めるミステリーかと思いきや、まず登場人物として作者自身が出てくることに引き込まれ、一歩踏み出せばなんと緻密な作品!幾重もの叙述トリックに加え、虚構と現実の境界を曖昧にした描き方がとにかく私に刺さった。複雑な部分もあったがしっかりタネ明かししてくれるので、一言一句余すことなく楽しめた。若くして亡くなっており、これが遺作だったようで非常に残念…他の作品もトリッキーそうで興味がわいた。ぜひまた読んでみたい。

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    2026年08月01日
  • ifの悲劇

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    物語が行ったり来たりで大変だったけど面白かったです!ifの世界線が終わってなるほどなぁって思っていたところでまさかの答え合わせ。すごくびっくりしました。答えを知った状態で読むとまた違った面白さがあるんだろうな。今から読み返すのが楽しみです!

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    2026年06月30日
  • 眠りの牢獄

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    300ページに満たない中で、交換殺人と監禁が発生する。
    妹を殺されたと考える兄、メールを通じて進められる交換殺人。
    兄はなぜ監禁しようと思い立ったのか。また、交換殺人はどんな意味をもっているのか。
    一見関係ないように見えた二つの事件が、最後に一気に交錯する。

    そして私は騙される。

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    2026年06月26日
  • 眠りの牢獄

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    ネタバレ

    亜矢子と浦賀は北澤と吉野と泊まってた所階段から何者かに突き落とされて亜矢子は昏睡し浦賀は翌日目を覚ました。5年後亜矢子の兄が家に浦賀と北澤と吉野を集めてシェルターに閉じ込めてしまう。亜矢子を突き落としたのは誰かが分かるまでは出さないとのこと。
    冴子は付き合ってた博に捨てられた。納得いかない冴子はストーカーまがいの行動をし、ネットにも博の誹謗中傷しまくる。冴子のもとに沙羅子から交換殺人をしないかと持ちかけられる。冴子は新堂太一を沙羅子は博を殺すことになる。
    2つのストーリーが交わるときに何かが起きるなと思うが、北澤博が沙羅子と同一とはむむむ。吉野がゲイかと思いきや、浦賀がレズとは。

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    2026年04月12日
  • デルタの悲劇

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    ネタバレ

    不良グループ三人組が小学生の時に殺してしまった少年の事件は事故として処理された。10年後3人の元に八木と名乗る男が事件の真相を自白しろと迫る。
    3人のパートがABCと分かれているので、もしや何か意図があるのかと怪しむ。Aが10年後Bが20年後Cが30年後と時系列がズレてるとは…しかも3人のパートじゃなくて1人⁉︎っていうか女!⁇ていうか犯人お前⁇⁇畳み掛けられて意識失うわ。

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    2026年04月05日
  • 眠りの牢獄

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    そこがそうなるのか!そしてここに繋がるのか!僕がアレだったなんて!どんでん返しの連続にアタマが付いて行かない!?
    読んだら解る。読まないと解らない。

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    2026年04月04日
  • こわれもの

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    愛する人を亡くした漫画家さんが作品中のヒロインを殺害したことでファンは怒り狂い、そして死の予言者が現れ、、、というお話(?)。

    漫画家とファンと予言者とそれぞれの関係性が紡がれていく中から、やがてそれは悲劇へと繋がり、ラストは驚きの逆転劇も。

    少し強引な部分もあったような気もしたけど、しっかりと逆転からのきれいな終わり方も好印象だった。

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    2026年02月22日
  • 眠りの牢獄

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    あれ?この本なんだっけ?何きっかけでいつ買ったんだっけ?買った覚えないなーと積読から読んだけど……
    視点を変えての話の進み方で読みやすく、そしてずっと騙されてましたw
    関係ないと思うストーリーがリンクしていくあたり、ラストはこれでもかって怒涛の連続で、楽しめました!

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    2026年02月11日
  • 眠りの牢獄

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    ネタバレ

    さっと読めてどんでん返しがある…と聞いて読みました。

    確かに騙された!
    注意深く考えたら分かっただろうに、悔しい!
    が、何度か騙されて心地よい小説だった。

    騙すための設定や、都合の良い性格(単にバカ)の人が出てくることだけ変だと思ったけど、まさかの最後の夢オチで説得力が出るなんて…笑

    今まで触れた中で最も良い夢オチでした。
    ちょっと趣味の悪い描写がいくつかあるので、良い読み物だけど人には勧めにくいと感じた。


    P.S.
    読み終わってから色々な人の感想を読んでるうちに、作者の方が既に亡くなってる事を知りました。
    知って読んだら、何故か主人公の名前が同じなこの作品の感想も変わったのかな?
    どうだろうか…

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    2026年01月12日
  • とらわれびと

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    浦賀和宏さんが好きなんですっ
    でももう彼の小説を読めなくなったかと思うと残念です。
    これ結構初期の作品らしいけど、やっぱり「えぇ?」って最後になってしまう。
    微妙な書き方に毎回引っかかってしまう。
    でもそういうのが好きなので、まだ読んでない本を見つけたら買ってしまいます。
    でもこれはちょっとグロい(笑)

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    2025年11月14日
  • 彼女は存在しない

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    ネタバレ

    題名が直接的すぎるので、途中でトリックが想像できてしまった
    それでも面白かったし、「彼女」の認知の歪みを確認するためにもう一度読みたいと思う

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    2025年09月20日