浦賀和宏のレビュー一覧

  • ifの悲劇

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    ifもしも…
    ん?
    タモさん的なやつ?
    今更?
    って思いもあり

    感情移入出来る登場人物が
    いないせいか
    なかなかに
    時間がかかって
    読み進めたせいもあり

    エピローグ直前になり
    頭の中
    プチパニック

    ただの
    if
    じゃなかったー!

    これが
    パラレルワールドミステリーか!

    0
    2021年02月13日
  • カインの子どもたち

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    いやぁ〜
    こちらも
    登場人物
    誰も好きになれない
    浦賀さんの作品は
    登場人物
    なかなかクセが強くて
    好きになれないのに
    引き込まれる

    登場人物に
    イライラしながら
    嫌悪感抱きながら
    読み終えた時には
    次に標的にされた女が
    どんな事になるのか…
    思わず
    続きが読みたいと
    ページをめくってしまったよ

    前回読んだ
    登場人物も出てきて
    お!と思いました

    0
    2021年02月13日
  • 殺人都市川崎

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    うわっ!すごいラストで衝撃大!
    いや、タイトルもインパクト大!

    治安が悪い川崎で暮らす赤星はある日、目の前で彼女を殺される。最後に彼女から聞いたのは、伝説となった川崎の殺人鬼・奈良邦彦の話。実は学校の先生がその殺人鬼から逃れた一人だという。その後、赤星は奈良につきまとわれ何度も殺されそうに…。果たして奈良の正体は?そしてその理由とは?

    いや~人がバタバタ殺されていく様子にちょっと笑った。なんだろう、このジェイソンぽい感じ。

    で、ラストが…ええ!?

    なかなかな衝撃を受けた1冊

    0
    2021年01月16日
  • ifの悲劇

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    斬新でした〜〜

    ifって、"もしも〜"って意味やけど、この本の特徴は、もしあの時あいつを殺していたら、殺していなかったら、という設定で話が進むところ。

    パラレルワールドで話が交互に進んでいく 感じかな
    自分自身、あの時こうしていたら っていう後悔は幾つもあるけど、さらにその先の未来まで考えたことはなかったから、考えてみるのも面白いのかも。
    読み終わった時に、恐らく読者は自分自身の人生を振り返って、仕事とか恋愛の判断が正しかったのか、間違っていたのか考えると思われ

    まぁ実生活に置き換えると、過去を考えたところで変えられないから、今と未来をみるしかないんやけどね笑笑

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    2021年01月06日
  • 眠りの牢獄

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    ネタバレ

    ハサミ男とおなじ衝撃を受けた。面白かったポイントは2つある。

     1つめは、浦賀が女というトリックに騙されたこと。
     一人称が僕、冒頭の亜矢子とのイチイチャ、これだけの要素で浦賀は男だと思っていた。考えてみれば、浦賀が男だと明言されてなかったのに。先入観の裏をかかれたどんでん返しに衝撃を受けた。
     今思えば違和感あったシーンは2つあったな。第一に、浦賀が吉野の路上ライブに行ってファンの子が不満そうな顔で去る所。何で不満そうにするんだろ?と思ったけど、浦賀が女だったら吉野の彼女だと勘違いしたんだろうな。第二に、浦賀と亜矢子が行為中。前戯たっぷり(足の指全部舐めるなど)したのに、なぜ本番しないか疑

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    2021年01月04日
  • 眠りの牢獄

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    いろいろ分かりやすい伏線、展開で、ページも少なくて読みやすい文章でサクッと読めた。
    読むのに苦しんだ本(私はハードSFとかかな?)の後の読書にピッタリだなぁって思った。

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    2020年11月15日
  • デルタの悲劇

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    小学4年生の時にイジメられていた少年が池で溺死する事件が起きた。
    警察は事故で片付けたが、その死に思い当たる人物がいた。悪童3人だ。
    その後、何事もなく時は過ぎたが
    20歳を迎えた成人式の日、溺死した少年の死の真相を調べる男が訪ねてくる…。

    これフィクションだよね?と思ってしまう作品。
    私は『叙述トリック』にはめっぽう弱いらしく(笑)
    読んでるうちに『????』と訳わからなくなりました。

    お母さまの手紙から始まり、お母さまの手紙で終わる。
    そんな構成も好きだな〜。
    評価があまり高くないのは…
    あまりにもトリックが巧妙過ぎちゃって〜
    頭がついていけなかったからですね(笑)

    これは再読したい

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    2020年08月30日
  • 殺人都市川崎

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    描写や会話文の日本語が理解し辛く、話が入ってこないので読み進めるのが難しかった。最後に「なんだそれ!?」という説明があり、その情報を元に再読すると、読み難い前半も少し解けるという次第。

    川崎の本屋で購入。店員のPOPにもあったが、ここまでディスられているとは。武蔵小杉や鴨居も登場。

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    2020年08月20日
  • ifの悲劇

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     すごくズルいなぁという感想。
     ミステリは著者と読者の情報のミスマッチで唸らせるというのが本来だと思っている。
     そのミスマッチが大きすぎるとズルいなぁと思うのだ。

     まず、プロローグから読書のミスリードを誘っている。
     話し手である小説家が「パラレルワールドをテーマにした小説を書きたいんです」という一言から始まる。
     この一言が読者のミスリードを誘う。
     つまり、これから始まる話はパラレルワールドものなのだと。

     そうやってパラレルワールドもののミステリとして読み始めると、典型的な倒叙ミステリだ。
     まず犯人が手の内を明かして、それを探偵役が暴いていくというもの。
     この最初の犯罪をし

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    2020年08月11日
  • 堕ちた天使と金色の悪魔

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    ー 戦争反対とほざく者。差別反対とぬかす者。核兵器など絶対に持ってはいけないと主張する者。彼らの顔を見ればいい。のっぺりとした、まるで緊張感に乏しい表情をしている。それは善意という欺瞞によって漂白されてしまった、人間が本来持つ獣としての野蛮さを否定した者達の成れの果てだ。

    人間とは殺し合う生きもの。戦争する生きもの。そのことを理解してヒトは初めて己の中にある残酷さを飼い馴らすことができる。戦争を起こすのは、人を殺すのは、そういう理屈を分かってないやつだ。自分だけが高みに立って締麗な言葉を弄び、己の中に差別心、残酷性が潜んでいることを締麗に忘れている。 ー

    昂る力への意志と厭世観。
    背後では

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    2020年07月30日
  • 世界でいちばん醜い子供

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    ー 人間は生まれてから、ただ一つの作品を残すために生きて行く。自分の人生という作品を。死ぬ時になって自分の人生を振り返る時、私はその作品に満足して死ねるのだろうか。この都庁のような、人間の技術の粋を集めた建築物を残せるのだろうか。モノの価値とは相対的なもの。だからこそ私は、自分の人生を他人のそれと比較しないではいられない。 ー

    内面吐露が多い作品。
    内面吐露と思いきや…的なオチはあるが何とも言えない。

    ようやく轢き逃げ犯に迫って行くサスペンスかと思いきや…読みたいのはこんなんじゃない!感がすごい。

    でも、もう6冊まで読んでしまったので、ここで辞めるわけにはいかない。
    頼む、あと3冊で巻き

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    2020年07月27日
  • カインの子どもたち

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    著者作「Mの女」のきっかけとなった物語。
    主人公の女性と泉堂莉菜が愛し合う関係になるが、そのことを西野冴子にバカにされ、西野冴子に復讐することを決意するところでこの物語は終わる。

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    2020年06月29日
  • 殺人都市川崎

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    ネタバレ

    「川崎区は治安が悪い」「武蔵小杉はセレブの町」みたいな噂(先入観?)を現実化したような設定。実際はそんなことない(と思う)けど、そんな風評を壮大に誇張したようなセリフやスプラッター映画みたいな場面が展開されます。

    最初は登場人物たちが本気で川崎をディスる様が可笑しく映り、ちょっぴり笑いさえこみあげてきましたが、後藤家殺人事件の真相や、美咲と奈良邦彦の関係など謎めいた点が浮上してくるあたりからそれらの真相が気になってきました。

    最終的なオチ(Z国とか、仮想都市川崎(笑)とか)は、個人的には斜め下感のある内容で拍子抜けしてしまいました。けれど、赤星編と愛編の“ズレ”には驚かされましたし、結末に

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    2020年06月28日
  • 上手なミステリの書き方教えます

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    ー だが物事を見た目でしか判断しない萌え読者達は、そこに書かれている内容ではなく、装飾の華やかさでしか小説を評価しない。あげくの果てには、そういう小賢しい表現を多様する作家こそが文章の上手い書き手などという愚劣な戯言をほざきまくりやがる。じゃあ、その上手な飾りを一つ一つ刺いでいったら、後には何が現れる?飾りの下に隠された萌え小説の芯というべき、小説が小説であるための魂が読者の前にさらけ出されるのか?

    否。そこにあるものは、真っ黒な、空虚な空間だ。魂なんかあるはずはない。何もない場所にデコレーションを貼り付けただけの代物。それが萌え小説なのだから。

    俺は今までずっと萌え萌え萌え萌え言ってきた

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    2020年06月26日
  • 殺人都市川崎

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    "叙述トリック"でも"どんでん返し"でも表現しきれないぶっ飛び感。ご当地小説としてもエンタメ度相当高くて笑える。川崎市民は読みましょう。
    あまりにも早い死。御冥福をお祈りします。

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    2020年06月06日
  • 殺人都市川崎

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    川崎市在住なので、タイトルと帯に釣られて買って、その日のうちに読み終えました。
    パラレルで進む叙述の、随所に散りばめられた違和感から、基本トリックが分かりそうで分からず、最後に、「そう来ましたか。。」で、今から気持ちよく寝ます。

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    2020年05月31日
  • 殺人都市川崎

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    浦賀さんが急逝していたという事実に驚き。
    「彼女は存在しない」で彼の本を知った。
    失礼ながら稚拙な書き方だなと思っていたが、平易な言葉で書く人だと分かった。そして、最後に衝撃を受けたことを今でも覚えている。
    今回のラストも浦賀さんらしくぶっ飛んだ感じで、やはり読み返しは必須だった。川崎に妙に詳しいと思ったら出身地だったのね。川崎を知ってる人は目の前に鮮やかに光景が浮かぶ。シリーズ化するつもりだったと知り、やはりまだ読みたかったと思う。41歳ださという若さで…残念で仕方ない。

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    2020年05月27日
  • 記憶の果て(下)

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     鬱屈した主人公の突然の推理が、唐突でついていけない。

     と思いつつ読み進めると、なんだこれは……ってなってきて最後まで読むと、えっこれシリーズなの? 次どうするの?ってなる。とりあえず、シリーズの次作を読もう。

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    2020年05月10日
  • 彼女の血が溶けてゆく

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    ド派手なドラマではなく、強烈なキャラもいない。だからいっそう身近に起こりえる出来事のような気がする。

    結末が光のある方へ進む感じで終わる。
    浦賀さんが主人公のフリー記者と重なる。誠実な人柄が滲み出ている文章。

    急逝が悼まれる。
    また別の作品も読みたい。

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    2020年03月12日
  • Mの女

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    著者初読み。
    この作品も、他の作品の後ろで紹介されていたので、あらすじが気になって読んでみた。
    作家の冴子は高校時代の友人・亜美に久しぶりに連絡をもらい、定期的に食事などを重ねる仲に。
    ある時、亜美から恋人である「タケル」と言う男性を紹介される。この「タケル」が冴子の周囲で様々な行動を起こす。
    ある時は恋人を自殺に追い込み、ある時は従兄弟の妊娠中の妻を突き飛ばし、流産される。そして、冴子のところにも姿を現すようになり、冴子は独自で「タケル」とその関係者と思われるノンフィクション作家の泉堂莉菜にも疑惑の目を向ける。
    しかし、冴子が「タケル」の存在を確証した時に「タケル」が殺害され、その犯人として

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    2020年01月28日