浦賀和宏のレビュー一覧

  • こわれもの

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    人気漫画家である陣内龍二は妻・里美の交通事故死に悲観し作中のヒロインを勢いで殺してしまう。罵詈と誹謗ばかりのファンレターにまじり妻の死を予言していた手紙を見つける。その予言の主を探るうちに迫る殺意、一連の予言は本物なのか似非なのか最終章読者へ告げる真相とは...。

     漫画家である陣内と漫画の熱狂的なファン・三橋との2視点で展開される。予言能力は本物なのか否か、物語の行方は思いもよらない方向に進んでいきます。Fragile、こわれものというタイトルが一体何を意味するのか、浦賀和宏氏やはり裏の裏をかいてくる。

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    2023年01月18日
  • 眠りの牢獄

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    ネタバレ

    「どんな夢を見ているの。」
    地下シェルターに閉じ込められた3人。 外に出るためには5年前の転落事故の真相を告げよ。
    外部で進行する交換殺人の本当の狙いは、そしてこの作中作「かつていたところ」という物語の正体とは。


    体験せよ浦賀トリックの帯に釣られ牢獄に迷い込みました。 物語は浦賀とその恋人である亜矢子が階段から突き落とされる所から始まります。 5年間眠りの牢獄から抜け出せない亜矢子、そして1日で目覚めた浦賀、やがて事件の真相を求める亜矢子の兄の手によって事件関係者の3人が地下シェルターに閉じ込められてしまう。 3人は途方に暮れながらも事件を振り返るのだが・・・。
    一方、別視点では冴子という

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    2023年01月10日
  • 彼女は存在しない

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    ネタバレ

     「あの、失礼ですけど、アヤコさんではないですか?」
    見知らぬ女性にそう話しかけられた香奈子。由子と名乗る相手はどこかおかしい・・・。まるで人格が複数あるような・・・。
    同じ頃、大学生の根本は引きこもりの妹・亜矢子の異常行動を目撃する。話し掛けた妹の口調は昔のそれとはまるで違っていた。まるで人格が複数あるような・・・。

     多重人格をテーマに、香奈子と根本の2人の視点で物語は進む。やがて2人の周りで殺人事件が起こり目の前の多重人格者?に疑いの目を向ける。
    絶望的に救いの見えない話になっている。ミステリーであり、当然謎解きや伏線もしっかり張られてるのだが、それ以上にグロテスクで悲惨な描写が目立つ

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    2023年01月10日
  • 十五年目の復讐

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    タイトル買い。
    この作者さんの本、初めて読んだんだけど…

    もしかして続き物?!
    全然スッキリしなかったーーー!!!
    何で復讐したかったの?!
    後ろの作品紹介を見るに Mの女 っていう作品が同じ内容っぽいから、そっちも読んでみるか。
    調べればわかることかもだけど、調べずにとりあえず読んでみるのもいいかも。そっちを読んでももやもやしてたらウケるけど。

    ちょっと回りくどい文面だったかなぁ。

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    2023年01月03日
  • 彼女は存在しない

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    途中、そのセリフを誰が言ったのか少し混乱する事もあり、ちょっと複雑だと感じましたが、最後まで読んで納得。伏線やどんでん返しはよかったのですが、何となく結末が読めてしまいました。

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    2022年10月05日
  • 彼女は存在しない

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    気持ち悪いー!泣!

    でも、さすがのストーリー。
    騙されないように気をつけてたのに、やっぱり騙される!

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    2022年10月03日
  • Mの女

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    入れ子のように。今立っている地点がそうでは無い事に気付かされ、常に足元が安定しなくて酩酊したような感じにさせられるのは浦賀さんの味わいだなと思う。

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    2022年09月18日
  • こわれもの

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    なるほどー!
    そういう展開かぁ!

    しかも
    そこで終わらず
    更にもうひと段階
    あるとは!

    主人公が
    あまり好きになれなかったのは
    この展開なら
    納得でした

    2002年の昨品を
    今読んでも違和感ないのが
    凄いな

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    2022年08月12日
  • デルタの悲劇

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    作者が登場人物として出てきたときはびっくりして声出た、短くて読みやすい!
    そしてこれはフィクションなのかノンフィクションなのか最後までずっと考えながら読む

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    2022年06月20日
  • ifの悲劇

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    「パラレルワールドがひとつに結びつくとき」…?
    なんやろ、メタ小説ってことか…?
    おおお、そう、そうきたか!!
    読み返してみると、本当に細やかに伏線が張られ、描写に工夫がされておりました。特に人物の名前の表記や呼び方、名乗ろうと思ったのを自然な感じで遮らせちゃったりして、憎いよ、この!
    でも、なんで星3かというと、真相が明らかになるまでがわりと退屈で、さらに長く、「今回外れかも…」と思っちゃったからです。だからこそそれがひっくり返った時の驚きが大きい、とも言えますが。

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    2022年04月23日
  • 学園祭の悪魔

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    『とらわれびと』、『記号を喰う魔女』と徐々にミステリに寄りつつあったが、ここにきてついにミステリなんて糞食らえといった風が戻ってきた。

    久々に安藤の登場割合が多く、こんなだったっけ?と思わされる。
    しかもついに、殺すのだ。
    名探偵は精神的なレイプ犯だとまで語る「ウルトラ・スーパー・デラックス探偵」は果たしてどこまで行ってしまうのか。一体このシリーズはどこまで行ってしまうのか?
    ついに次が最終作...
    もはやこのシリーズ、どこまでも続いてほしい。

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    2022年02月14日
  • 眠りの牢獄

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    どんでん返しというか、えぇー!?という感じ。
    内容は面白かった。
    ある描写が生々しくて嫌がる人もいそうだけど、そこも伏線のひとつだったんだなと関心した。
    好き嫌いが別れそうな作品

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    2021年11月17日
  • 究極の純愛小説を、君に

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    話の展開の仕方に違和感を感じていましたが、最後の最後で納得。そういうことでしたか。
    この作品の設定、発想が独創的でとても面白いと思いました。

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    2021年09月16日
  • こわれもの

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    最後の最後で「そういうことだったのかぁー!」となりました。どんでん返しっぽい感じ?なのかな。
    話の設定も面白いし、テンポよく物語が進行していくので退屈しませんでした。

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    2021年09月16日
  • 彼女は存在しない

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    ネタバレ

    見事にミスリードされました。 ただ自分の理解力が乏しいせいで読後でも、トリックがどういうことなのか理解できませんでした...。 解説を読んでやっと7割くらい理解できました。 もう一度読みます。

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    2021年09月16日
  • 殺人都市川崎

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    川崎どんな街なんだよ!?ってくらいのディスりにディスったミステリ。
    川崎の伝説の殺人鬼奈良邦彦に追い回される赤星&美咲と、殺人事件を追う愛&拓治。いつまでたってもこの2組すれ違わないなぁと思ってたけど、最後の結末があまりにも衝撃すぎて、ちょっと理解が追いついてない…。

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    2021年09月14日
  • 彼女は存在しない

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    騙された~って思ったので、結果的には面白かった!
    ただ、途中読みたくないな~って思う描写が多かったのと、よくある結果だなと思ってしまった、、。
    アナザーストーリーとして、貴治から見たお話しを読んでみたい!

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    2021年07月06日
  • 眠りの牢獄

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    フーダニット・ハウダニット・ホワイダニット全てにおいて早い段階で分かる。
    それが悪いわけではないと思うし、面白くないという事もない。
    分かった後の魅せ方が微妙で、唐突なグロとエロは本当に必要だったのかな?と思ってしまった。

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    2021年07月10日
  • 殺人都市川崎

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    川崎市民です。駅のどの本屋でもルポ川崎(帯にでかでかと「ここは地獄か」と書かれてます)と一緒に平積みされて煽られてます笑。本書でのチネチッタの言われようや武蔵小杉の別世界感は最高でした。

    十数年ぶりに浦賀さんの作品読みましたが、やはり作風も変わったのか、細かい内容はうーん、、

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    2021年05月19日
  • デルタの悲劇

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    著者が書いた小説の前後に母親の手紙と解説(いずれも著者の手によるもの)があり、それすべてで一つの作品
    子供時代の事故で片付いた人死が殺人だとする小説内の著者が関係者を回り追い詰める?
    序盤から何か違和感を覚えながら読んでいましたけど、解説とエピローグがないと私には理解できませんでした
    それを踏まえてもう一度読めばなお理解が深まるとは思います
    著者得意のトリックでもうおなかいっぱいです

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    2021年04月02日