浦賀和宏のレビュー一覧

  • 姫君よ、殺戮の海を渡れ

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    綺麗な表紙と糖尿病の妹をもつ高校生という設定に興味をはじめ、分厚さに躊躇いつつも購入。物語の方向性を理解していなかったのか「えっ、そういう話なの!?」という驚きだった。妹が出会ったイルカが何だったのか、その正体が焦点だと思ったら……民宿の娘であるユカが思った以上の意味を持つ。看護師になった主軸がユカの看病に6年を費やし、それの描写が中心になるなんて……話がどこへ転がるのかよく分からなかった。

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    2015年01月03日
  • ファントムの夜明け

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    ※ネタバレを含みます。

    浦賀さんの作品はいつもテンポがよく一気読みしてしまいます。
    能力系のストーリーですが最後に実は全く違いましたーというどんでん返しがあるのかと思いきやそうではなく、何となくはっきりしない結末でした。ちょっと街に出ただけでそんな凶悪犯に出会えるか?しかも向こうから声をかけてくるのか?そんなうまくいくか?!…とちょっと無理矢理な感じがしました。
    健吾の人柄や健吾との生活がずいぶんと混じり気なくキラキラした思い出化しているので健吾が物語のオチを握っているのは想像がつきますが、なんというか後味が悪いです。ラストの遺体は杉山ではなく昔流産したはずの自分たちの子供だったということだと思いますが、じゃあ杉山は?黒木は?部屋に行ったんじゃないの?と何か悶々としてしまいました。読解力不足かもしれません…

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    2014年08月31日
  • 彼女のため生まれた

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    高校の同級生に母親を殺された主人公。
    同級生は直後に自殺したものの、その遺書には主人公を貶める記述の数々。
    残された家族のプライドを守り、自らの汚名を払うために母親の死の真相を追及する作品。

    次々と明らかになる事実と予想だにしなかった結末とには本当に驚きましたが、作品序盤に出てくる加害者家族から被害者家族への罵倒のシーンは読むに堪えないものでした。
    (加害者と被害者とを取り違えていないです)

    全ての真相が明らかになるラストシーン、文意が真逆になってしまう誤植があり、若干冷めました。

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    2014年08月18日
  • 彼女のため生まれた

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    被害者(母親)と加害者(同級生)の話が聞けない中で、
    なぜか自分にかけられた汚名を晴らすための捜査。

    初めて読んだ浦賀和宏( @kazuhiro_uraga )著。
    親でも子供でもあり得る今の歳で読んでよかったと思えた本。

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    2014年08月15日
  • 彼女の倖せを祈れない

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    ネタバレ

    叙述トリックって嫌いなのよね。

    最後に種明かしした時に「そうだったのか!」と読者に思わせるには効果的だが、たいてい「そりゃねーだろ!」で終わってしまうからだ。

    作者は分かってるけど読者に情報を与えないのが、どうもアンフェアな気がしてならない。

    特に今作は読み進めて違和感感じまくりで「どっちなんだよ!?」と突っ込みどころだった箇所が叙述トリックのキモだったことが明かされて、なんだよ、そんなことかよ。でくすぶったまま終わってしまった。

    あと、この内容で背表紙の文句は煽りすぎ。期待した分落差がひどい。

    四分の三ほど銀次郎さん出てこないし。速攻フェードアウトですもん。

    フリーライター桑原銀次郎シリーズとしては3冊目。

    読んだ感想としては、う~ん、回を重ねるごとにレベルが落ちていくぞ、このシリーズは。


    同業者のフリーライター青葉が殺された。

    場所は日比谷公園、この謎を追う桑原銀次郎は青葉の妻から、青葉が最後に撮ったデジカメの写真を手に入れた。

    そこに映っていたのはアメコミのコスプレをした女の画像だった。

    この画像をネタに秋葉原で聞き込みを開始した銀次郎だったが、自身が巻き込まれることに。

    殺された青葉が追っていた二世議員の家族のスキャンダルとは。

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    2014年06月26日
  • 彼女の倖せを祈れない

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     桑原銀次郎シリーズ第3弾。前作で絡んだライターの青葉幸太郎が日比谷公園のど真ん中で殺されたと知った銀次郎は、青葉が生前に掴んでいたというネタのせいで殺されたのではないかと疑う。そしてなぜか青葉の事件を追っている大手新聞の政治部の記者や、青葉の妻と接触した銀次郎は、ある1枚のデジタル写真を手に入れる。そこに映っていたのは、コスプレをしている女の写真だった。これが一体何だというのか?

     銀次郎が主人公だと思って読んでいると、まず前半で衝撃をくらう。そして突然現われた語り手。この目線で進む後半、またしても古典的なトリックにあっさり騙される。なるほどなぁ。でも、後から読み返してもこれはかなりずるいというかおかしい表現があってあまりフェアな感じはしなかったなぁ。真相を知ってから思い起こすと、かなりディープな世界観。受け付けられない人もいるだろう。第1作目のあの子がちらっと登場。元気そうで何より。銀次郎がこうなってしまうと、シリーズはこれで終ってしまうのだろうか?

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    2014年06月22日
  • 記憶の果て(下)

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    うーん。。。
    登場人物に魅力を感じないし
    ここまで引っ張ったワリには...な結末で
    好みじゃなかった。

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    2014年06月09日
  • 記憶の果て(上)

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    父親が自殺した。
    残されたコンピュータの中には裕子がいた。
    単なるプログラムなのか、意識が宿っているのか...

    展開遅っ。
    下巻に続く。

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    2014年06月09日
  • 彼女の倖せを祈れない

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    今までのシリーズに比べて読み終わった後に何か釈然とせず、どうもスカッとしない印象でした。
    ただ、トリックにはまんまと騙されました!さすがです。でも政界を揺るがす…ってちょっと大げさだよなぁと思ってました。兼人や阿部の言動も何かこう腑に落ちなかったです。
    こちらの作品を読むのは今までのシリーズを全部読んでからの方がいいかと思います!

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    2014年05月30日
  • 彼女のため生まれた

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     母親が刺殺されたという突然の知らせで病院に駆け付けたフリーライターの桑原銀次郎。現場には父親も一緒にいたというのに、明らかに母だけに狙いがあったかのような状況に一時は父を疑った銀次郎だったが、調べが進むうちに、実は犯人が銀次郎の高校の同級生だったことがわかる。もしかして、狙いは母ではなくて自分自身だったのか・・・?そんな疑問が浮かぶ中、犯人の渡部の遺書が見つかり、そこには15年前に銀次郎がクラスメイトをレイプしたことや、それが原因でその女生徒が自殺したことなどが綴られていた。しかし銀次郎はそんな記憶は全く、完全なぬれぎぬだった。一体これはどういうことなのか!?

     どんでん返しも二転三転する感じで引き込まれる。最後の最後の真相は、気持ち悪いというかなんというか、ここまでくると本当に狂ってるよね・・・。タイトルがすごく悲しく思えてくる。自分の冤罪をはらすためとはいえ、結果そのせいで周りを傷つけることもわかっているため、ライターでありながら非情に徹しきれない主人公には好感を覚えるけど、嘉奈子に女を感じるうんぬんのくだりは共感できないし、「うーん?」という感じ。まぁ、嘉奈子も被害者は被害者だけどねぇ。

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    2014年05月12日
  • 記憶の果て(下)

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    脳の研究をしていた父親の自殺、父親の書斎に残された人口知能を搭載したPC、PCの謎を解く過程で明らかになる主人公の出自と家庭の過去。

    SFであり青春小説でありミステリでもある、なかなかに小難しい作品です。

    書店でたまたま手に取った本作がシリーズ第1作のようで、このタイミングで本作を読んだことを後悔しています。
    森さんとの出会い以降しばらくミステリを重点的に読んできましたが、本作を読んで気づきました、私はどうやらミステリに食傷気味のようです。

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    2014年05月11日
  • 彼女の血が溶けてゆく

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    ラストは確かに、え!って思うけど、人間関係の複雑さと設定があまりにも現実離れしていて小説の中だけの世界だという感じがして素直には評価できない。
    それぞれの人物の行動の動機付けが希薄過ぎないか。まあ、そういう細かいところを気にしなければ楽しめる作品ではある。

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    2014年05月08日
  • 彼女のため生まれた

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    題名に惹かれ購入。
    作者らしい,褒め言葉としての「後味の悪さ」が残る仕上がり。
    ただ,「彼女は存在しない」と比べてしまうと,☆3つ。

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    2014年05月07日
  • 彼女の倖せを祈れない

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    前作があったのを知らず、題名買いしました。

    物語の進行は早くて飽きずに読み進められました。
    読みやすい文章だと感じました。

    小説だからこその良さもあったりして、でもこの手法は別の小説で読んだことがあったなぁ?と。

    それでもしっかり騙されましたが(笑)

    あっという間にサクッと読めてしまう1冊でした。
    このシリーズの他の本も読んでみたいなぁ。

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    2014年04月29日
  • 彼女の倖せを祈れない

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    想像もしてなかったようなエンディングではあるが、ややアクロバティックすぎる印象は否めない…。なんというか、力技で強引にねじ伏せられたようで、やられた!という痛快感に欠ける。

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    2014年04月26日
  • 彼女のため生まれた

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    なんだか半分くらいまで読んだあたりで何だかズルズル進んでくなーと思ってしまいましたがすぐ読み終えました。主人公の銀次郎は前作?でも主人公だったのですね。読む順番間違えたなーと思ったのですが特に問題なしでした。た、多分。
    浦賀さんの表現の仕方がうまいなぁと思いました。そしてかなり男目線というか男性的だなと思います。
    ラスト数ページは個人的にかなり面白かったです。まるで小説のような事件が起こって、自ら真相を暴いた主人公に最後に残された虚無感。秀逸です。

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    2014年04月02日
  • 彼女のため生まれた

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    フリーライター・桑原銀次郎の地道な調査により次から次へと浮かび上がる意外な事実の連続は最後まで飽きさせず一気読みでした。
    犯人の動機は今の世の中なら理解出来なくもないが、「だからといってそこまでやるか?」という印象は捨て切れず納得し辛いものがありました。
    また、タイトルと内容のリンクもやや無理がある気がしました。

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    2014年04月02日
  • 彼女の血が溶けてゆく

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    読みごたえがあった。途中、推理に論理の飛躍があるように思えたけど、最後の最後、この展開は読めなかった。この作家さん、はじめてだったけど、買いかも。

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    2014年03月06日
  • 彼女のため生まれた

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    母親を高校の同級生・渡部に殺されたライターの銀次郎。犯行後自殺した犯人の遺書には、高校の頃、銀次郎が原因で自殺した女生徒の恨みを晴らすためと書かれていた。なぜ母は殺されたのか。母の死の真相と身に覚えのない汚名を晴らすため、奔走する彼を次々と襲う衝撃の真実。どんでん返しの連続に一時も目が離せない傑作ミステリ。

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    2014年03月03日
  • ファントムの夜明け

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    ネタバレ

    浦賀和宏、4冊目になりました。
    いろいろな所に伏線をはり、最後にどん!とどんでん返しをするのでついついはまってしまいます。

    今回もまたいろいろなところに伏線がはってあり、とてもドキドキしながら読んだのですが・・・
    ラストもびっくりしたっちゃしましたが、あれだけ広げていたのに?とも思ってしまいました。

    といっても、まだ一回しか読んでいないので、完璧に読んだ、とはいえないわけで。もう一回読んでみると何か見えてきそうな気がするので、もう一回チャレンジしようと思います!

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    2014年02月25日