あらすじ
来世紀小説の方向を示す超絶の問題作品! 初対面のはずの少女を見て女は思った。(私はこの子がもうじき死ぬのを知っている)と。そのまま女は意識を失い、救急病棟に運び込まれた。女は何を知っている? 衝撃の下巻!
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Posted by ブクログ
「記憶の果て」の後日譚ともいえる内容(すでに本書を読み終えた方にとっては、この表現には違和感を覚えられるでしょうが)で、前作を読んでから読むのが必須だと思います。
前作で投げかけられたままの謎が明かされたり、脈絡なく見えたエピソードが思わぬところで相互にリンクを見せる様が、読んでいて快感を覚えます。
詳しく話そうとすると、どうしてもネタバレになり兼ねないので、あとは読んでくださいとしか言えません。
ラブストーリーであり、SFでもあり、そしてやはり疑いなく紛れもなくミステリーである本作。
オススメですよ。
Posted by ブクログ
前作、『記憶の果て』ともはや一体化した物語であり、絶対に前作を読んでから読むべき作品。
前作の伏線を回収している部分もあるが、謎はさらに増える。前作の謎もまだまだ残っている。
前作と同じくSF、ミステリとしても面白いのは間違いないが、やはりこの言葉では言い表せない、捻くれているけれども地に足がついており、けれども現実とは一線を画すような世界観、雰囲気が素晴らしい。
もうこのシリーズ読破するしかない。