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「彼女は存在しない」を読んでいたので 少し不気味さを感じながらも読んでみたい気はずっとあった
とっかかりも読みやすく、中盤で種明かしがあったかと思えば 二転三転と結末が変わっていく面白さに後半どんどんと、引き込まれていった
溶血という言葉から、血を連想するのでまたグロい内容なのかと思ったが、溶血症という病気を背景に 愛を取り巻く様々な人間模様の話である
愛と言う人間がものすごく不憫でならない
他の作品も読んでみる価値がありそう
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この本、とっても面白かったです。
原因不明の突然死をした女性の謎を探るライター、銀次郎。
そこには、彼の元妻(医師)がかかわっていたが。。。
果たして、医療ミスなのか?それとも未知の病なのか?
血が溶ける病気とは、一体。。。?!
ページをめくる手が止まらない!
休日の前の夜にお読みください(笑)
Posted by ブクログ
おもしろかったおもしろかった、とにかくおもしろかった!!
最後のほうに、詰め込めすぎな印象。
個人的には、もうすこしボリューム増やして丁寧に読みたかった。
ストーリー事態や、医療用語など
内容は難しかったけど、要所要所に適度に説明が入っていて、
サクサク読めた感じがした。
読んだ後の爽快感はあまりないけど、
とにかく読み応えのある1冊だった!
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浦賀さんの作品の中では、少しどんでん返しが弱めです。
点と点が繋がっていくところは読んでいて気持ち良いです。
人物像は全体的に淡いけれど、これからシリーズが始まっていく、という感覚で終わることができます。
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初読みの作家さん・・・結果はアタリでした!おもしろかった!!
とはいえ、展開にちょーっと無理はある気がしますがw
ライター・銀次郎は、元妻・聡美が引き起こした医療ミス事件の真相を探ることに。
患者の女性は、自然と血が溶ける溶血を発症、治療の甲斐なく原因不明のまま死亡する。
死因を探るうちに次々と明かされる、驚きの真実と張り巡らされた罠。
はたして銀次郎は人々の深層心理に隠された真相にたどり着けるのか。
いやー、もう終盤はどんでん返しの連続で、どんだけ~!?ってな気分にもありましたが、
いやいや、おもしろかったです。タイトル、大事!ww
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医療事故を報じる裁判提訴の記事から始まる本書、文庫430ページを一気読み。二転三転するストーリーは読む者を引きずり込む。
元妻による医療ミスで死亡した患者の周辺を探る主人公・銀次郎。次々と明らかにされる患者の怪しい行動。患者の周りの胡散臭い人々・・・。いやぁ、謎が謎を呼び、飽きない。この手のミステリーにしては、人物の内面もよく描けてる方だと思う、
銀次郎が調査する過程で自殺者が一人だけ出るが、その他は医療ミスで死亡した患者しか死者が出てこないところも、なかなか新鮮。五人も六人も、次々と殺されるミステリーと違って、かなりリアリティのある描写だ。
中盤で、「あ~、そういう事だったのか!」と思わせといて、すぐに「ええええっ!」と唸る急展開。まさか〇〇が△△△だとは・・・。作中、不可解な言動をする女性が現れるのだが、△△△だったという事で納得。こういう急展開が中盤以降、次から次に・・・。まさに波状攻撃。
序盤、医学用語の説明が多用されてるのが、ややとっつきにくいなぁと感じさせるが、会話文に織り込むことで極力、難解さを排除してる。
このあたりの、医学に関する描写も、ストーリー上、重要なキーになるのでしっかり読んでおきたい部分。
ここを乗り越えれば、あとは物語が読者を引っ張り込んでくれる。
最後まで二転三転するストーリーは、目が離せない。
ラストで180度世界が変わるという言葉があるけど、真相は、世界どころか異次元に飛んでくような・・・。
この真相、強引すぎるって声もあるようだけど、自分は許容範囲。というか、全然、OKな部類だな。
☆4個
背表紙~
ライター・銀次郎は、元妻・聡美が引き起こした医療ミス事件の真相を探ることに。患者の女性は、自然と血が溶ける溶血を発症、治療の甲斐なく原因不明のまま死亡する。死因を探るうちに次々と明かされる、驚きの真実と張り巡らされた罠。はたして銀次郎は人々の深層心理に隠された真相にたどり着けるのか。ノンストップ・ミステリーの新境地。
まさに、ノンストップだし、新境地だな。
本書は、「桑原銀次郎シリーズ」の第1作だが、続けて第2作「彼女のため生まれた」を読みたくなった。
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犯人と呼べる人の殺害動機がどうしても弱いような気がした。そんな理由で、愛は死んでしまったのかと。
解決して、また新たな情報が手に入って、一番始めらへんに読んだところが伏線になってるのは、凄く面白かった。
アルツハイマーや溶血について、自分なりに調べてみたりもして、少しは医学について詳しくなれたかな。
ただ、純粋無垢に生きてるミカには幸せになってもらいたいと願うばかりです。
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安藤シリーズの余韻がまだ冷えてないせいか、どうもどっかとんでも無い展開が出て来るかなって思いながら読んだんた。案外割りとれっきとした本格ミステリー、猟奇や怪奇抜きの清々しいVer.が本作なんだ!
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「彼女のために生まれた」の方を先に読んでしまっていたので時系列が逆になってしまいましたがそれでも楽しめました。
このシリーズはテンポがよくて、ついページを読む手が止まらなくなってしまいます。とても面白い!
この結末は本当によめず、まさにどんでん返しでした。そこまで乗り込むか、と。多少無理があるというか現実味のない結末だとは思いましたが、それでも面白かったです。
気づけば最近このシリーズばかり読んでます。これは当たりでした。
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若い女性が医療ミスで死亡したとして主治医の女医が提訴された。
その死亡事故がミスではなかった事を明らかにしようとするフリージャーナリスト。
彼は提訴された女医の元夫であった。
調べていくうちにさまざまな事実が発覚する。そして最後に明かされる人為的なリード。
ジャーナリストの独りよがりなところも見られるが、次々と明かされる事実にページをめくる手が止まらない。
Posted by ブクログ
初めて読んだ浦賀作品なので星4つ!
この人の作品独特のパワーというか 世界観というか個性感じますね
今年初めて読んだ作家中で 一番個人的には評価できた作家さんかな~
とはいえ やはり好き嫌いが別れるタイプの作家でしょう
私はこういう激しさは 好きですが^^
おかげでこの後に 他の作品も続けて読みました^^
しばらくハマりましたね
この本の主人公が個人的に好きですね
Posted by ブクログ
贖罪に始まり贖罪に終わるヒューマン・ミステリー。医療ミスを題材にしているだけに専門用語も多いが、表現はそれほど難しくなく、軽快に読むことが出来た。物語の中に小さなヒントをさり気なく盛り込み、アッと思わせる展開に結びつけていくあたりにスリリングに感じたが、あの結末は想像できなかった……物語の背景に様々な贖罪を盛り込んだあたりも、ヒューマン・ドラマとして面白く拝読できた。
Posted by ブクログ
<あらすじ>
ライターの銀次郎は、元妻で医者の聡美から依頼され
聡美が医療ミスで訴えられた事件の真相を探ることになる。
被害者は綿貫愛
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発端は綿貫愛が健康診断の血液検査で、ビリルビンが異常値だったことだった。
彼女は再検査をしに聡美のもとに訪れ検診を受けた。
ビリルビンとはヘモグロビンが変化したもの(血の残骸)。
古くなった赤血球は脾臓で分解され、赤血球の中にあったヘモグロビンは
そこで黄色いビリルビンという物質に変わる。
そしてビリルビンは肝臓で水に溶ける物質に変化され、便や尿で排出される。
※お酒の飲み過ぎとかで肝臓を悪くすると、体内のビリルビンが多くなり
皮膚や白目が黄色くなる『黄疸』という症状になる
しかし彼女は肝臓は一切悪くなく、赤血球の膜が何らかの理由で破れる
『溶血』という症状が原因だった。
溶血になる理由は診断の時点では判らず、改善策として脾臓を摘出することで
赤血球の分解を鈍らせることになった。
外科手術によって脾臓は摘出され手術は成功した。
しかしその1ケ月後、彼女は副作用の血栓症により亡くなった。
この外科手術が原因で死んだのでは?ということで訴えられた
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銀次郎は聞き込み調査で、ゲーセンにいた綿貫愛の友人・新山ミカから
綿貫愛は不倫しによく出かけてたという証言を得る。
更に調査すると綿貫家は愛の他に妹の瞳がいた。
父親には瞳、母親には愛、という共に連れ子の再婚だった。
愛は学生時代グレていて、車で瞳を連れまわしていたとき交通事故を起こし
そのせいで瞳は脾臓摘出の手術を受けていた。
父親はアルツハイマーを研究する医者だったが、当の本人が若いときに
アルツハイマーになってしまい、現在長期入院中。。。
母親は愛の秘密を守る?ため首吊り自殺する。。。
そして銀次郎は、ついに『溶血』の原因を突き止めた。
彼女は海外通販でアルツハイマーに効く薬を購入し注射していて
その副作用で溶血していたのだった。
銀次郎は調査結果を雑誌で公表し、マスコミは大盛り上がり!
そして、聡美の訴えは無事取り下げられた。
でも綿貫愛はアルツハイマーではないのに何故?
実は、彼女は不倫で出かけていたのではなく、入院中の父親のもとに訪れていた。
瞳は小さい頃から、アルツハイマーが遺伝するのを防ぐために
父からその注射を打たされていて
愛は瞳を演じることで、父にその注射を自分に打たせ
その行為を何度も繰り返すことで、父のリハビリ治療を行っていたのだ。
そして綿貫家の父の元妻(瞳の実母)と、母の元夫(愛の実父)が登場し
真実が明かされる。
<オチ>
愛の友人とされていた新山ミカが瞳だった。
アルツハイマーのリハビリ治療のため、愛は瞳をゲーセンに連れてきていた。
聡美は愛の義姉だった。
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ド派手なドラマではなく、強烈なキャラもいない。だからいっそう身近に起こりえる出来事のような気がする。
結末が光のある方へ進む感じで終わる。
浦賀さんが主人公のフリー記者と重なる。誠実な人柄が滲み出ている文章。
急逝が悼まれる。
また別の作品も読みたい。
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初めに言っておくと後味は悪い。
序盤から中間辺りはフリーライターの男が愛した女の無罪を証明するために奔走するというありきたりな内容だが、終盤に近づくにつれてそんな単純な話ではないことを思い知らされる。そうだ、この著者の他の作品も読んだことがありその作品もこんな感じでした。
展開としては個人的には思った通りに進んでいった印象でしたが、予想していても精神面にはグラッときますね。あと生物学・医学を多少かじっている人は入りやすいかなと感じますかね。
著者の他の作品も読んでみようかは迷うところですかね。
Posted by ブクログ
【あらすじ】
ライター・銀次郎は、元妻・聡美が引き起こした医療ミス事件の真相を探ることに。患者の女性は、自然と血が溶ける溶血を発症、治療の甲斐なく原因不明のまま死亡する。死因を探るうちに次々と明かされる、驚きの真実と張り巡らされた罠。はたして銀次郎は人々の深層心理に隠された真相にたどり着けるのか。ノンストップ・ミステリーの新境地。
【感想】
Posted by ブクログ
銀次郎は元妻・聡美が巻き込まれた医療ミス裁判の取材を引き受ける。
いい加減なところもあり、意気地のないところもあるけれど、それでも無様な姿を晒したくないというほどにはプライドも持っている。
行動力もあり、一見記者に向いているようにも見える。
だが、思考回路は単純でご都合主義なところもあり、何よりも取材対象に対して妙にバカ正直な一面があって、けっして記者向きではないことがわかる。
自分が後味の悪い思いをしたくないから公正に振る舞おうとする。
そこに銀次郎が抱えている弱さが透けてみえるような気がしてしまう。
人はどこまで自分勝手なのだろう。
愛するということも、守るということも、相手の立場にたって考えられなければ意味がない。
「愛」という免罪符をかかげて強要する行為は、どんなにそれが相手にとって有意義なものだとしても意味がない。
同じように、「愛」を理由に自分を犠牲にする行為もまた意味がないもののような気がする。
ただひとり、何者にも囚われない自由な精神で生きているミカの存在が救いだった。
だから余計に最後に銀次郎がしようとしていることが、銀次郎の自己満足にしか思えなかった。
この物語で一番身勝手だったのは、故意に人を陥れた人間であることは間違いない。
けれど、それと同じくらいに身勝手だったのは銀次郎ではないだろうか。
何となく釈然としないまま物語は終わってしまった。
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離婚した元妻に、フリーのライターになった元夫が近づき、下心があって助けたものの「そんなつもりじゃなかったのゴメンネ」ってフラレ、その腹いせに仕返しする話?
医療ミスだとか、被害者?の人となりだとか、いろいろ回り道をするわりには、やってることはそんな感じ
最期のシーンで、なんでしらばっくれないのかがわからない
Posted by ブクログ
まさかの犯人。なんか一気に最後かたが付いたけど、最後にならないと全く分からないオチ。
しかしこういう溶血とかのネタを、よく思いついたなーと、そちらに感心。
Posted by ブクログ
溶血で死亡した女性の死因を巡る医療ミステリー。かなり後半まで行かないとオチが分からないため、小説としては楽しむことができた。医療が切り口になってはいるが、医療に特化した作品というわけではなく、人間模様中心の話である。主人公のフリーライター銀次郎が、記事を書くために(それだけが目的ではないのだが、)情報収集する過程で、少しずつ様々な真実が明らかになっていくという流れで話は進んでいく。紆余曲折しながら真実にたどり着くのだが、論理立ってはおらず、状況証拠中心に描かれている点は、物足りなかった。
Posted by ブクログ
初めは溶血の医学的な話で、この物語を理解出来るかなと不安になったが、読んでいくとどんどん面白くなってくる。フリーライターの銀次郎が、死んだ愛の周辺を探って行くのだが驚きの真実の連続。
Posted by ブクログ
ラストは確かに、え!って思うけど、人間関係の複雑さと設定があまりにも現実離れしていて小説の中だけの世界だという感じがして素直には評価できない。
それぞれの人物の行動の動機付けが希薄過ぎないか。まあ、そういう細かいところを気にしなければ楽しめる作品ではある。
Posted by ブクログ
読みごたえがあった。途中、推理に論理の飛躍があるように思えたけど、最後の最後、この展開は読めなかった。この作家さん、はじめてだったけど、買いかも。
Posted by ブクログ
題名は、おどろおどろしいけれど、ホラーではない
医療ミステリーっていう感じ
人間関係がとても複雑すぎて
ちょっとあり得ない
お金のためとは言え
ライターという職業は大変そう
図太い神経が必要