Mの女

Mの女

小説・文芸
522円 (税込)

2pt

ミステリ作家の冴子は、友人・亜美から恋人タケルを紹介される。第一印象からタケルに不穏なものを感じていた冴子は、一通のファンレターを契機に、タケルに不審を抱き、彼の過去を探ることに。するとそこには数多くの死が……! そしてその死は着実に冴子と亜美にも近づいていた。逆転に次ぐ逆転。鮮やかに覆っていく真実。これぞミステリの真髄!

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Mの女 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    どこまでも予測不可能。

    小学生の頃から20年近くミステリー小説を読んできた私にとって、今後の展開が予測できることは珍しくなかった。
    往々にして、ある程度の予測がつく。
    そんな中、この作品は初めての感覚だった。

    勿論、小説としての構成が珍しかったこともある。
    だが、それだけでは得られないこの裏切り。
    浦賀和宏先生はとんでもない作家だ。

    こんなにも先が読めない小説は後にも先にもこの1冊だけだろう。そう思わせるような作品だった。

    0
    2026年07月15日

    Posted by ブクログ

    一人の人間の視点からものを見ていると、見えないことってあるよな、ということを露悪的に表現した作品。
    妄想に憑りつかれると、現実がどんどん歪んでいく様を見るのは、ある意味怖いですね。
    でも本当に妄想だったのか、現実だったのか・・・

    0
    2017年11月12日

    Posted by ブクログ

    最後は話が二転三転……

    主人公、小説家の冴子の元に学生時代の友達、亜美から連絡が入り久しぶりに会う事になった、正直亜美はそんなに仲が良いとは言えない。顔もぼんやりとしか覚えていない、でも、わざわざ実家に連絡して自分の連絡先を聞いたと言っていた。
    ある日亜美から彼氏タケルを紹介される。
    タケルは見た目がカルい。あまりいい印象は持たなかった。
    何か不穏な雰囲気に冴子はタケルを調べる事に。
    色々調べていくとタケルの周りでは死人が多数出ている。
    亜美にも伝えるが信用しない。冴子は独自で調べていくとタケルは自分と接触する為にわざと亜美と知り合ったというところまでたどり着く。
    昔あった鈴木家殺人事件にも関わっているようだ。
    「鈴木家殺人事件の真実」というノンフィクションを書いた作家の泉堂莉菜に会って真相を聞こうとするが本音を教えてくれない。
    ある日、亜美と連絡が取れなくなった。
    そのあとタケルの死体が……

    「Mの女」
    誰の事を言っているのだろうと最初から探しながら読み始めたんだけれど該当者が出てこない。
    最初は普通の感じの冴子が独自の推理でタケルの正体を暴いていくにつれ段々とおかしな感じになっていく。もしかして冴子は妄想癖がひどくて勝手に自分の中でタケルの人物像を作り出してるんじゃないだろうか?
    その通りに話は進んでいきますが亜美との連絡が途絶え、タケルが死んだあたりから話が二転三転していきます。「Mの女」も最後の方でわかります。全体的には短めですがなかなか読み応えがありました「まる」

    0
    2019年01月04日

    Posted by ブクログ

    ミステリー作家が謎を追うが…。作家は女ですが謎なのは男。途中、そうなのかと思ったけれど、まあ、怖いなー。どうなんだどうなんだとたたみかけてくる。真実はいかに。

    0
    2017年10月08日

    Posted by ブクログ

     嘘をついているのは誰か?
     この疑問が常につきまとう作品。誰かにとっての真実は誰かにとっての嘘になる。自分が今、目の前で会っている人は、紛れもなく本人なのか? 周囲の人間は間違いなく信頼できるのか?
     誰が誰のために欺き、何のためにするのか? 最後までそれが頭の中を支配していた。

    0
    2025年10月19日

    Posted by ブクログ

    浦賀和宏さんらしい、読者を煙に巻くような展開にわくわくしながら読んだ。
    終盤で話がひっくり返る感じがやっぱり好き。

    0
    2025年08月19日

    Posted by ブクログ

    入れ子のように。今立っている地点がそうでは無い事に気付かされ、常に足元が安定しなくて酩酊したような感じにさせられるのは浦賀さんの味わいだなと思う。

    0
    2022年09月18日

    Posted by ブクログ

    著者初読み。
    この作品も、他の作品の後ろで紹介されていたので、あらすじが気になって読んでみた。
    作家の冴子は高校時代の友人・亜美に久しぶりに連絡をもらい、定期的に食事などを重ねる仲に。
    ある時、亜美から恋人である「タケル」と言う男性を紹介される。この「タケル」が冴子の周囲で様々な行動を起こす。
    ある時は恋人を自殺に追い込み、ある時は従兄弟の妊娠中の妻を突き飛ばし、流産される。そして、冴子のところにも姿を現すようになり、冴子は独自で「タケル」とその関係者と思われるノンフィクション作家の泉堂莉菜にも疑惑の目を向ける。
    しかし、冴子が「タケル」の存在を確証した時に「タケル」が殺害され、その犯人として冴子は逮捕される。
    その後、書き手の視点は冴子から泉堂莉菜に移り、同じ事件がまた別の視点で描かれる。
    そして、それもラストにはまた視点が変わり…
    と何が真実か分からないミステリーの局地にある作品だと思うが、登場人物がみんな自分勝手で、自己的過ぎるのが、読んでて不快。読後感も悪かった。

    0
    2020年01月28日

    Posted by ブクログ

    読みやすくて一気に読んだけどゾクゾクとして怖かった。オチに納得いったような…いってないような…
    他の本とリンクするって話は嫌いじゃないけど、なら発売させてからリンクさせて欲しい

    0
    2019年08月09日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『彼女の倖せを祈れない』『彼女の血が溶けてゆく』で主役だったフリーライター・銀次郎が最後にチラっと登場する。

    <あらすじ>
    ミステリ作家の冴子は、高校卒業以来会っていない同級生・亜美と出会い、恋人タケルを紹介される。
    第一印象からタケルに不穏なものを感じた冴子はタケルを調査する。
    すると過去起きた一家殺人事件についてまとめたノンフィクション本と出合う。
    その本には事件の生き残りで、それに群がるマスコミの1人を刺し殺した”T”という人物が記述されており、冴子はTの正体はタケルなのでは?と推察。
    さらに最近タケルはストーカーの前科もあることが判明。
    冴子は亜美の身を案じタケルと別れるよう説得する中、今度は冴子の周りにタケルの影が次々と現れる。

    そもそもタケルが亜美に近づいたのも冴子を狙うため?
    亜美もタケルと連絡がつかなくなり、タケルの所在も不明。
    冴子は一家殺人のTの正体はタケルなのか聞くため、本を執筆したノンフィクション作者・泉堂莉菜に会い、いくつかの情報を入手。

    そしてついに冴子はタケルの住所をつきとめたその時、
    冴子は警察に逮捕される。
    容疑はタケル殺害。
    冴子は容疑を否認するも、タケルの調査をしていたことをストーカー行為にされ、更にはタケルの部屋から冴子の指紋付きペットボトルと、毛髪が発見されたことが決め手となり、有罪となった。。。


    <オチ>
    冴子は冤罪を主張。亜美にハメられたと。
    泉堂莉菜はこの事件をまとめた本を出版。
    その本の中で冴子が主張する説を推察する。
    冴子が最初にタケルと会ったときに、亜美は指紋付きペットボトルと冴子の毛髪を入手し、亜美がタケルを殺害したのでは?と。
    この本は異例の大ヒットとなる。

    その後亜美は消息不明となり、その後遺体となって発見される。
    死亡推定日は冴子が亜美と出会う前だった。

    最後にフリーライター・銀次郎の取材により
    泉堂莉菜がすべて裏で操っていたことが明かされる。
    泉堂莉菜は変装の名人。大学時代についたあだ名は
    メタモルフォーゼの女

    0
    2017年12月12日

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