あらすじ
大学構内で発生した連続殺人。被害者はみな男性で、腹を切り裂かれて殺されていた。犯人を捜していた被害者の姉は、「妊娠」した男が次々と失踪するという奇妙な事件に出くわす。非日常の犯罪は「笑わない男」の指摘で予想もせぬ真相を明らかにする。圧倒的目眩感!鬼才、浦賀がついに恐るべき真の姿を現した!!
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Posted by ブクログ
「誰だって自分が嫉妬しているなどとは思いたくないものだ。嫉妬は卑しい感情とされているからな。嫉妬などしてはいないと私に言うのは構わない。本音と建て前の使い分けの出来ない人間は、只の愚か者だ。だが自分自身に建て前は使うな。」シリーズ4作目。シリーズが進めば進むほど面白くなる。
Posted by ブクログ
浦賀和宏さんが好きなんですっ
でももう彼の小説を読めなくなったかと思うと残念です。
これ結構初期の作品らしいけど、やっぱり「えぇ?」って最後になってしまう。
微妙な書き方に毎回引っかかってしまう。
でもそういうのが好きなので、まだ読んでない本を見つけたら買ってしまいます。
でもこれはちょっとグロい(笑)
Posted by ブクログ
手に入れるのに手間取り、前作を読んでから少し時間が経ってしまった。
安藤直樹はラストのワンシーンのみの登場で、本書でキーパーソンとなるのは『記憶の果て』で安藤と喧嘩別れした金田忠志。存在しないはずの妹が友人の兄を殺したのか?
謎を追っていくとともに狂っていく、その過程を描くのが狂気的に上手く、この目眩感はなかなか味わえない。
全体として見ると少しずつミステリの枠に近づいてきているが、内容自体は更に上の領域へと進んでいったように思える。"妊娠している男"という常軌を逸した謎から手繰る、倫理を超えた実験。
この作家はどこまで行ってしまうのだろう。
そんな風に思わされる。
うーんでも、亜紀子は3人の父親を恨んでいてっていうのは必要だったのかな...
亜紀子って今までの作品に出てきてたっけ、と読んでいる間ずっとモヤモヤしてしまった。
Posted by ブクログ
大学構内で発生した連続殺人。被害者はみな男性で、腹を切り裂かれて殺されていた。犯人を捜していた被害者の姉は、「妊娠」した男が次々と失踪するという奇妙な事件に出くわす。非日常の犯罪は「笑わない男」の指摘で予想もせぬ真相を明らかにする。圧倒的眩暈感! 鬼才、浦賀がついに恐るべき真の姿を現した!!
Posted by ブクログ
読みはじめてから気づいた。どうやらこれはシリーズものだったらしい。
探偵役?の安藤君と金子君の間柄もつかみづらかった。
それにしても彼らの名前の由来は「AKIRA」から?(2001.10.13)
Posted by ブクログ
シリーズ4弾目。
すっかりこのシリーズにハマって、浦賀作品ばかり読んでいる。
今回はお腹を裂かれる殺人事件というまたまたショッキングな内容。
一作目からここまでの繋がりが凄い。良く考えられるな。
そして登場人物が皆おかしくなっていってる。
まともな人は残っていないのかなー。
今作はミステリとして読んでも割とスッキリと纏めてきているので、今までよりは読みやすいかも。
でも少し気を抜くと混乱してしまいそう。
よーく見てみると表紙が凄いな。
Posted by ブクログ
安藤直樹シリーズに入っているけど
実際に事件をとくのは
直樹の彼女の留美。
そう、あのギャーピー娘(笑)
でも今回は成長したから
すごく落ち着いていて、
前よりは悪い印象は受けませんでした。
ただし、タブー要素オンパレードという
まるで「世紀末」な作品なので
そこのところは覚悟を。
しかし、まさか初期登場人物の3人に
そんな接点があるとは思いもよりませんでした。
でもまあつながりはタブー好きなあの方の
定例どおりの例でしたが。
今回もカニバリズムは
出てないのでご安心を。
Posted by ブクログ
安藤君シリーズ。
いやでもこれはどうなの?
なんかちょっと、なんかちょっとね…。
無理矢理感が否めないというか。
着地点が想像と違ったけど、それだけ。