【感想・ネタバレ】地球平面委員会のレビュー

あらすじ

大学に入学した僕が賑わう校内で見たのは、「新委員募集中。あなたも信じてみませんか―。地球が平面であることを」と書かれたビラを校舎の屋上から撒く女の子。その子に惹かれる僕の周囲で事件が起き始める。放火、盗難そして殺人事件……。一体僕は何に巻き込まれたんだ? 天才作家が妖しい世界を紡ぎ出す推理サスペンス、書き下ろし。

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Posted by ブクログ

絶対に忘れられないタイプの本。
まぁ一発ネタと言っちゃえばそれまでだが、謎があまりにも強烈。長さもコンパクトで、その謎に引き込まれたまま最後まで一気に読み切れる。
「地球が平面であると信じている」理由なんて全く分からないし想像もつかない。
倉庫を燃やしたり、街の一部分を凍らせたりというのが伏線になっているわけだが、この真相は見抜けるわけがない。
奇想を本にしてしまった怪作。
浦賀和宏がますます好きになる。

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2021年11月30日

Posted by ブクログ

電波な美女に電波なサークルに誘われる話。SOS団かよと突っ込みたくなる本作は、あの作品の一年前に刊行された。
しかし、まあ、浦賀作品とは思えないほど健全でびっくりした。これはこれで好きだけれど。

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2011年02月04日

Posted by ブクログ

この作品はクルッテル作品ではあるけれども
十八番表現は一切なしです。
性表現も未遂どまりですので
比較的健全(?)かな。

まあ、基本ジョーク作品です。
彼のハヤカワ文庫に対する
知識に関して脱帽です。
よくあの有名作家の背の色を
知っていましたな。

事件は起きますが、
はっきり行って動機は稚拙です。
まあ、メインがジョークですから
そこのところは元から
期待するものではないです。

それと最後はどうなった?
と怒り出す人がいるかもしれません。
最後のあれの最後の項目を
よくご覧ください。
それが最後の結果です。

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2010年10月21日

Posted by ブクログ

大学の入学したばかりの主人公がサークル勧誘の最中見かけた、女の子が屋上からばら撒いたビラ。

「新委員募集中。あなたも信じてみませんか。地球が平面であることを。」

その子に惹かれる僕の周囲で起きる、放火…盗難……殺人事件?!

一体僕は何に巻き込まれたんだ?


メフィスト賞作家が描く推理サスペンス。

最後の一行を読み、実際にいたら恐いだろうなと恐ろしく感じた作品。

文章が読みやすいだけに……。

おいらは丸い地球で良いですw

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

言われてみれば、ドラクエとかでは町の人に何度話しかけても同じ事しか喋らなかったり、家のタンスの中に入っているものを無断で持ちさったりしていますよね…。
でも、それで現実の世界はなぜそうじゃないのだろうと疑問に思う人は、おそらくごく僅かだと思います。
そして、そういう人たちが集まったのが地球平面委員会、という事ですね。

亡くなってしまった者は教会に連れていっても蘇りませんし、彼らが笠木くんを殺してしまった理由も自分勝手だと思います。

あんまりわたしの好きなお話ではありませんでしたが、最後に大三郎が愛ちゃんを救えたようだったので、それは良かったですd( ̄  ̄)

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2025年05月02日

Posted by ブクログ

大学に入学した僕が賑わう校内で見たのは、「新委員募集中。あなたも信じてみませんか―。地球が平面であることを」と書かれたビラを校舎の屋上から撒く女の子。その子に惹かれる僕の周囲で事件が起き始める。放火、盗難そして殺人事件……。一体僕は何に巻き込まれたんだ? 天才作家が妖しい世界を紡ぎ出す推理サスペンス、書き下ろし。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

粗筋を読む限り、というか題名を見る限り、もっとポップでコメディな話を想像してたのですが。うわぁ。やっぱり浦賀和宏だ。そんなこと、あるわけない。最後は「なんじゃそりゃ」ではあるが、酷く後味が悪い。結局、事件の黒幕がまったくやり込められない。

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2009年10月07日

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