初の西尾維新作品。ミステリなので読みやすかろうということで手にとってみた。思っていたよりも文章が読みやすく、厄介がやや今日子さんへの感情が重たいくらいで、展開も今日子の設定のおかげでサクサク進んでいく。今日子さんはどんな記憶であっても、一日で忘れてしまう。身体にメモを書いたり、徹夜という荒業もあるものの、基本的には起きている間ですべてを解決しなければならない。彼女はいつ頃から記憶を失ったのだろう。スマホなどの日常品は扱えているようなので、そこまで酷くはなさそうだけれど。面白かったので、また続きを読んでみたい。