城平京のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ昨年10月に刊行されていた、虚構推理シリーズの短編集第2弾である。このシリーズ、ラノベっぽいカバーとは裏腹に中身はちっともライトではない。読み終えて思う。中身を誤解しそうな帯だなあ、これ。わざとか?
琴子と九郎のコンビと、九郎の従姉である六花(りっか)。主要キャストは以上。琴子を前面に出しつつ、九郎と六花にスポットを当ててもいる。最新長編『虚構推理 逆襲と敗北の日』を先に読んだが、刊行順に読んだ方がよかったかも。
第一話。雪女と交際している男性に、殺人容疑がかけられた。雪女にアリバイ証言をしてもらうわけにもいかず、琴子の出番に。厳しい口調はいつもながら、辛い経験をした男性へのエールも -
ネタバレ 購入済み
ハマってしまいました
始まりはスマホの広告を見て試し読みした漫画でした。内容に惹かれ小説版を読み始めたら止まらない止まらない(^.^)「可憐にして苛烈なおひいさま」の虜です。美しい西洋人形とも紛うお姿で、下ネタ&DV全開の夫婦漫才(?)を恋人と繰り広げて笑わせてくれますが、お互いを大切に思っているところが言葉や行動の端々に見えて微笑ましいです。一見自己中心的ですが、周囲に迷惑をかけないよう気遣っている様子も垣間見えます。今後の展開が楽しみなようで怖いようで、それでも楽しみです!この短編集では第一話と最終話が雪女の話でちょっと心配したのですが、予想を裏切られハッピーエンドでよかったです。
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購入済み
相変わらず秀作
なかなかに入り組んだ話だから、ちゃんと読まないと話がわからなくなる。でも、それぞれの思いが垣間見える良い物語だった。九郎君も心に何かあるのかなぁ。君の顔が見たいなと思う作品。やっぱりこの原作者はいい。