城平京のレビュー一覧

  • 虚構推理(10)

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    「虚構推理」という作品が始まった当初から明確な敵として描かれてきた六花だけど、その人間性については見えない部分が多かった
    それがこの巻では少し見えたようなまだまだ見えていないような

    第23話は立花が事故物件に住み管理人と共に以前の住人について色々と想像を巡らせる話
    あらゆる怪異から恐れられる彼女からしたら自殺者が続く事故物件なんて怖くはないんだろうけど、周囲からしたら怖いと思ってしまうのは仕方ない話。1回目、2回目の自殺はどうにか偶然が重なったと片付けることが出来ても、間を置かずに2回目に自殺した女性の彼氏がやってきてやはり自殺したと言うなら何らかの霊的存在を信じたくなるのも無理はない
    まあ

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    2019年07月16日
  • 虚構推理短編集 岩永琴子の出現

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    城平京ファンには久しぶりのロジック攻めで満足な作品。
    『名探偵に薔薇を』『スパイラル』時代から変わらない偽りの推理が真実を超えるために紡がれる論理は美しい。歪で捻じれた違和感の集合体を美しく捉え直すこのシリーズはこの作者の作風と絶妙にマッチしている。
    犯人の一言が気になって悶々とする妖怪の柔らかで「人間らしい」行動や、普通の人なのに推理を始めてしまううなぎ屋の客など、キャラクターも妙に立っていて面白い
    。綺麗に全てがあるべきところに収まるラストもあり、一方でゾッとするようなラストもある。
    全編しっかり楽しめる。

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    2019年07月15日
  • 虚構推理(10)

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    まさしく「虚構」推理

    「スリーピングマーダー」というタイトルに、推理小説ファンなら心震えるよね。後編待ってます。

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    2019年07月04日
  • 虚構推理短編集 岩永琴子の出現

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     ミステリではあるのだが、主人公でありヒロインの琴子の思考回路が明らかに犯人のソレで面白い。
     この先どんな推理を作り上げてくれるのだろう。

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    2019年04月15日
  • ベスト本格ミステリ2018

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    様々なアンソロジーで読んだものもあったが、改めて面白い。虚構推理は次から次へと推論が出てきた上で結局は、というのが楽しい。

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    2019年03月10日
  • 虚構推理短編集 岩永琴子の出現

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    第一話から第四話までは漫画版で先に読んでいたせいか、ミステリとして話の構造を楽しむよりも漫画版との違いを比べて楽しんでいた部分が多かったかな
    特に小説においてはその時々の状況に対して琴子が何を考えていたかが詳しく描写されており、琴子がどのようにして虚構で作られた推理を積み上げていくのかが見えてくる部分もあり非常に楽しめた

    第一話の「ヌシの大蛇は聞いていた」を漫画で読んだ際はサラッと読んでしまったが、小説版を読み理解できる琴子があの推理を組み立てる上で何を狙っていたかを考えながら漫画版を読むとまた違った発見がありそうだ

    漫画版を読んでいる人にとって最も期待していたのはやはり第五話「幻の自販機

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    2019年03月03日
  • 虚構推理短編集 岩永琴子の出現

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    ネタバレ

     帯の推薦文に惹かれて手に取った、初めて読む作家の作品。本作がシリーズ第2作に当たることは、読み終えてから知った。「虚構」を名乗っているが、そもそもすべてのミステリーは虚構の産物だ。それなのに、「虚構」を強調する意図とは?

     主役コンビに触れておく。大学1年生の岩永琴子。さらっと書いてあるが、右眼と左足がない。人間とあやかしを仲介する能力を持つ。同じ大学の大学院生・桜川九郎。見た目に似合わず、あらゆるあやかしが恐れおののく存在。不死身…。

     第一話。沼のヌシたる大蛇が、死体を捨てるところを目撃。その合理的解釈を知りたいというのだが、理屈を気にする大蛇も珍しい。納得したならまあいいか。こうい

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    2019年02月15日
  • 雨の日も神様と相撲を

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    ネタバレ

    2019/1/26
    文季イケメーン!
    キレイな女の子の呪いを代わってあげようだなんて。
    さらに王子様みたいな風貌なのか。そりゃまさにイケメン。
    カエルが相撲してる情景がかわいくて、文季と真夏のやりとりもかわいい、とてもかわいい本だった。
    和んだ。
    ミステリー要素は存在感ないけどおじさんとおじいさんを紹介するのに役立ったかな。

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    2019年01月27日
  • 虚構推理(9)

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    短編と中編で構成された第9巻。
    20話の高校生編は捻りがあって面白い話だったな。というか琴子は高校生時代であっても見た目が現在と殆ど変わらないのね

    中編は城平先生お得意と言っていいタイプの話で楽しませてもらった
    「ギロチン三四郎」と人目を引くタイトルに始まり、内容も一度でいいからギロチンで人の首を切ってみたかったと語る老人による殺人譚を中心として、死を連想させる場所や物に招き猫を添えた絵を描くイラストレーターとの会話が描かれながら、少しずつ事件の真相が語られていくというもの
    ギロチンと招き猫って組み合わせを思いつくのは流石と言うしかない。その後のまるで怪奇譚を読んでいるかのような気分になれる

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    2018年12月22日
  • 虚構推理 特装版(8)

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    『電撃のピノッキオ』編。
    しばらくは比較的短めのエピソードが続くのかな(これはまあまあ読み応えがあったけど)。
    それにしても九郎がもののけたちからはすごい見た目に見えるみたいな設定が忘れられてない?あったよねそういう設定?

    特装版にはイラスト集が付属。片瀬さんのイラスト好きなのでこっちをチョイス。塗りが綺麗で大変よろしい。
    そのうちアニメ化しないかなあと睨んでるんだけど。

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    2020年12月01日
  • 虚構推理(7)

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    鋼人七瀬が終わり、短編が収録。
    最初の話が全然ミステリ要素がなくてすごく不安になったけどそのあとはちゃんとミステリしてて良かった。ただ鋼人七瀬編ほど完成度は高くない、かな。やっぱり。
    キャラものとしてはよくできているかなとは思うけども。

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    2020年12月01日
  • ベスト本格ミステリ2018

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    昨年発表された本格ミステリ短編のベスト集。
    同じ趣旨の『ザ・ベストミステリーズ』(こちらは広義のミステリ短編)と比べられがちだが、ここ数年は後者の方がバランスが良くて面白かった。だけど、今作は数年の不振を一掃する位に傑作が揃った。本格好きとして大いに喜ばしい。
    特に大山誠一郎さんの作品は凄い。犯人が被害者の顔を潰す理由で、こんなに斬新なアイデアを考え付くとは! これだけでこの一冊を読んだ価値あり。

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    2018年07月12日
  • 雨の日も神様と相撲を

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    メインのテーマである相撲の部分がどうにも興味が沸かず、長く感じた。ほんわりした中学3年生が探偵役であるがゆえに到達した結末と真相はストンと落ちる。相撲の結末とラストのまとめ方でぐぐっと印象が上がった。「相撲」「相模」はやっぱり似て見えて、読み始めるまでは「相模」がと思っていた。

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    2018年06月07日
  • 虚構推理(8)

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    虚構推理らしい推理展開は薄味だけど、妖が絡むミステリーとして充分に楽しめる内容だった

    今回対決するのは電撃のピノッキオ。以前の鋼人七瀬に負けず劣らずなネーミング。そしておどろおどろしい見た目と腕から強力な電撃を放つインパクトを持っているというのに、その裏にあるのはとある老人の臆病な復讐譚。
    やはり城平先生はこういった外面の派手さと内面の静謐さを併せ持つ絶妙なバランスを描くのがとても上手いね。毎回毎回感心させられる
    又、黒幕となる善太老人だけでなく多恵の描写も秀逸。「痛くもかゆくもないさ」と言う直前の表情はとても多くの感情を訴えかけてくる

    それにしても第19話の琴子の踵落としはギャグ描写だか

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    2018年05月24日
  • 虚構推理(8)

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    あーっ…と、特装版……特装版……あったんですね……くっ。
    電撃ピノキオ、実に「城平京」ー!って感じですきです。そんなにどんでんすることはなかったけど、まあ…だって妖怪ものだしな……。うん、これはこれで。

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    2018年04月29日
  • 虚構推理(7)

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    ひゃっほーーー!待望の続編ですよ!
    (まあ内容地味だけども!)
    「よく行く店」が一番好きかな。「うなぎ屋の幸運日」の彼ら二人も結構好き。
    おひいさまメインで活躍を描いてくれるのがうれしいですね。おひいさま大人気!
    七瀬かりんのチラシ入っててびっくりしました。
    小説でも読みたいな!

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    2018年01月01日
  • 虚構推理(7)

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    ネタバレ

    長編と長編の合間の話のためか短編3つのみで構成されている巻。

    14話はタイトルからどのような話か全く想像できなかったけど、息抜き回としては充分な内容。もう少し鋼人七瀬を振り返るような話とか有っても良かったかもしれないが、琴子と九郎の彼らなりのイチャイチャは楽しめたから良し

    15話は持ってつけたような言い回しや直前に言ったことを否定するような琴子の推理がどうにも腑に落ちないまま読み進めていたけど、目的がヌシ様を納得させるためだったからか。ある意味虚構推理らしい話だった

    16話は。素人推理が唐突に始まったかと思えば男二人の友情が示されるが、琴子によって幾つもの思い込みが覆される。けれど、その

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    2017年12月31日
  • 虚構推理(6)

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    原作に忠実に、しかし要所要所で読者を飽きさせないアレンジを加えていた本作も鋼人七瀬の話が終わったことで完結……とはならずにどうやら続くようで
    かなり綺麗な終わり方だったから、あれで完結と言われても信じてしまいそうだ

    内容は前巻に引き続き九郎が何度も死に生き返る様を横目に見つつの解決編。原作を読んだときにも感じてしまったがやはり琴子の無茶苦茶な書き込みに対して掲示板の反応が穏便すぎる印象を拭えない。
    この点については九郎が未来決定能力によって「都合のいい未来」を掴んでくるサポートがあるからと頭では判ってはいるんだけど、解決に必要なのは真相の提示ではなく鋼人七瀬に熱狂している人達に亡霊は居ないと

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    2017年08月05日
  • 雨の日も神様と相撲を

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    城平京はミステリ作家であり漫画原作者でもあるのだが、まさに作者ならではの漫画的かつ小説的な面白さがある。『名探偵に薔薇を』と『スパイラル』を除けばおそらく全てにファンタジー要素を含む作風だが、どの作品でもミステリ的謎の解明と展開を自在に操作する表現的ロジックとも言えるような創り方を用いる作家だ。今回も伝記、ミステリ、ファンタジーをうまく融合し、ロジカルに物語を展開している。個人的には民俗学を学んでいたので作中の軸の一つに「まれびと」がモチーフとして用いられているのが凄く良かった。神話、伝承との符合も丁寧。

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    2017年08月01日
  • 天賀井さんは案外ふつう 4巻

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    ネタバレ

     最終巻ということを大々的に謳っていたから、そういうつもりで読んでしまった。
     ただ、物語的には前巻までで概ねまとまっているので、大きな進展はなく、読者もこの世界観を理解した前提の小ネタエピソードを盛ってみた感じ。
     ・・・
     つつがなく物語は完結したわけではあるけれど、一読者視点から沢山の謎が残されているように感じる。
     絶対何かの伏線と気を回していたのに、特に何事もなく終わってしまった部分が多い気がする。
     路線変更云々あったようでもあるし、短い予定ながらもう少し引っ張れる内容が削られてしまったものなのかしら。
     天賀井さんもそれほど普通じゃなかったし。

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    2017年07月11日