岡部宏之のレビュー一覧
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毎度あっと読者をあっと驚かせてくれるグレッグ・ベアの作品。 今回はなんと、木星の衛星が突然消滅するところから物語が始まる 。 それと同時に世界各地で異常気象が観測され、なんとエイリアンが「地球は滅亡する。自分たちはそうやって滅亡させられた惑星から来た」と告げ、地球滅亡へのカウントダウンが始まる。
じっくりと、エイリアンや異常気象についての描写が続き、いったい地球はどうなるのだろう、と最後までページをめくらせる力はさすが。
登場人物ひとりひとりの描き方も丁寧だし、専門用語が沢山出てくるがそれも難しいと感じさせない話の面白さ。
何より、地球が滅亡する話は他にもあるように思うが、こうやって破壊された地球はなかなかないのではないだろうか。
ラストでは新しい歴史を感じさせる温かな世界を見せ、その裏でまだ終わらない戦いもほのめかしている。 -
王狼たちの戦旗〔改訂新版〕(下)
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七王国の玉座〔改訂新版〕(下)
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Posted by ブクログ
ネタバレ『将軍』
ファウンデーションの存在に気がついた銀河帝国の若き将軍ベル・リオーズ。ファウンデーションの指導者たちは貿易商人ラサン・デヴァーズを使い侵攻を食い止める。帝国の支配に反感を持つ同行貴族のドゥーセム・バー。ドゥーセム・バーに協力を依頼し進行を食い止めようとするラサン。リオーズを監督にきた皇帝の寵臣ブロドリック。ブロドリックがリオーズに送ったメッセージを使い罠を仕掛けるラサンとバー。
『ザ・ミュール』
世襲制になり腐敗するファウンデーション。ファウンデーション付近の惑星カルガンがミュールと名乗る人物に占領される。ファウンデーション市民のトランとベイタ夫妻が助けた道化マグニフィコ。ミュールに占領されるファウンデーション。ミュール暗殺を目指すプリチャード大尉。帝国のかつての首都トランターで第2のファウンデーションの場所を調べるトランとベイタ、学者のエブリング・ミス。衰弱したエブリングが語り始めた第2のファウンデーション。正体をあらわすミュール。 -
王狼たちの戦旗〔改訂新版〕(下)
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ネタバレ「天空の劫火」(上/下)「天界の殺戮」(上/下)2部作(4冊)まとめての感想。
とにかくいろいろな要素を盛り込んだ、スケールの大きな話だった。
以下、内容に関するネタバレあり。
第一作「天空の劫火」では、次々に発生する謎のイベント、(多少くどいけれども)キャラクターの立った登場人物により、海外SFには珍しく、冒頭からストーリーに引き込まれていく。次々と謎が深まっていく中、ある時点で謎が見えてきたとたんに、取り返しのつかない(言葉通り)大惨事が始まる。終盤の、惑星破壊装置による破壊、それに否応なく巻き込まれていく人々の運命、これらを延々と大きなスケールで描いていく様は、読者を救いのない思いへと叩き込む。その中でわずかに残った救いが、続編への希望をつないでいく。
第二作「展開の殺戮」では、うって変わって、宇宙的には広いスケール、しかし非常に限定された狭い空間(宇宙船内)でのドラマ。前半は、閉鎖空間の中での人間関係を丁寧に描き込み(ここは海外SFの例に漏れず読みづらいのだが)、復讐対象との小競り合いと敗北、異種文明との合流・協力を経て、ストーリーは加速していく。ミステリー仕立ての人間関係、犯人捜しのストーリーの中で、登場人物たちは、答えの見つからないまま、法の執行を行うかどうかの決断を迫られていく。
ファーストコンタクト、終末もの、宇宙戦争、ミステリー、星間旅行、異種文明との邂逅、高次文明同士の星間戦争、政治、ロボット、軍隊、科学、家族の愛、…。スケールの大きな話、小さな話、とにかくいろんなものを詰め込み、それを破綻なくストーリーとしてまとめ上げた作者の力量には恐れ入るばかり。本当に、「SFらしいSF」を求めている方(ただし、長くても読める方!)にお勧めできる本であった。 -
七王国の玉座〔改訂新版〕(下)
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