岡部宏之のレビュー一覧

  • 王狼たちの戦旗〔改訂新版〕(下)
    改訂新版第2弾。
    ファンタジー的な要素が入ってきたこともあって、
    状況は更に混沌としたものに。
    「なってこった。マジですか!」と頭を抱えること請け合い。
    第3弾が発売される10月が待ち遠しい。
  • 王狼たちの戦旗〔改訂新版〕(上)
    改訂新版第2弾。
    章ごとに視点が変わり、各主要人物が描かれていて、
    それぞれに引きこまれてしまう。
    誰もが薄氷を踏むような状況で目が離せない。
  • 第二ファウンデーション
    ファウンデーションをついに打ち破ったミュールが次に狙いを定めたターゲットは、セルダンが設立したもうひとつのファウンデーション─第二ファウンデーションだった!
    猛然と襲いかかる突然変異体の脅威。<セルダン・プラン>は計画外の産物によって完膚無きまでに打破されてしまうのか…!

    三部作最後の作品は、第二...続きを読む
  • ファウンデーション
    アイザック・アシモフ!なんと巨大か!
    さすがビッグ・スリーと呼ばれるだけはある。

    アシモフといえば、ロボットの行動原則をシンプルにまとめ上げた(良いものは、往々にして単純なものだ)『ロボット工学三原則』で有名だが、ただそれだけが彼の名をビッグ・スリーと呼ばせたワケでないことを、未熟ながらも認識して...続きを読む
  • 七王国の玉座〔改訂新版〕(上)
    いつの間にやら改訂版が。

    久々にコテコテのファンタジーを読む。
    キャラ名が一部変わっていたり気になる部分はあるけど、上下2冊にまとまってくれたのはありがたい。(分厚いけど)
  • 七王国の玉座〔改訂新版〕(上)
    待ちに待ったシリーズの再スタート。
    その先鋒になっている改訂新版。

    最高に面白い大人のファンタジー。
    感想は旧版にて。
  • 七王国の玉座〔改訂新版〕(下)
    待ちに待ったシリーズの再スタート。
    その先鋒になっている改訂新版。

    “引き”の強さは異常。感想は旧版にて。
  • ファウンデーション
    これも若い時に読んで大変影響を受けたSF。銀河帝国を復興するために巧妙なコントロールを第二ファンデーションがするという内容だったと記憶している。思った通りに表現する相手とそうでない相手を区別し始めたのもこのSFがきっかけだったと思う。よければ社会の表舞台にという発想は優秀な人間の悲願のようなものだと...続きを読む
  • ファウンデーション
    もったいなくて手を出せなかったシリーズをついに買ってしもうた。…あーもう!あーもう!!心理歴史学って設定だけでご飯3杯。
  • ファウンデーション
    ハリ・セルダンの心理歴史学、この思いつきで成り立つ話
    アクションや星間を飛び回る描写がなくても、いやないからこそ、面白い。古びた感じがしない(暗黒星雲の…と違って)
    しかし、百科事典編纂者とは。さすがのアシモフも、インターネットとウィキペディアは予見できなかったんだなあ
  • 七王国の玉座〔改訂新版〕(上)
    独特な文体なので読みづらさはありますが、めちゃくちゃ面白いです。人の悪意が悪意を呼び、最悪な状況がさらに最悪な状況へと陥っていきます。
    視点が切り替わると、物語が全く別の見え方をするのも面白いです。一応、正義と悪の陣営があるわけですが当然一枚岩ではなく、場面によって味方がコロコロと入れ替わります。
    ...続きを読む
  • ファウンデーション
    人類史に重ね合わさるストーリーのスケールとSF要素としての技術描写の興味深さが合わさり、子供から大人まで幅広く色々な観点から楽しめる作品。
    「心理歴史学」2020年代の技術を持ってしても、まだまだ実現は難しいかもしれないが、近しい理論や方法論が見つかるのではとワクワクしつつも、もし本当に実現されれば...続きを読む
  • 七王国の玉座〔改訂新版〕(下)
    上巻に引き続き。
    七王国の世界そのものを描いているという書き方がよい。こことは異なる世界の中で登場人物たちが躍動する様子を頭の中で活き活きとイメージすることができ、自分の視点だけこの世界に潜り込んで、瞬間移動しながら俯瞰しているよう。まさに文章の力。
    物語は終わる気配を見せない。世界を描いているのだ...続きを読む
  • 剣嵐の大地(下)
    夏休みという言い訳で、家事をサボって読んだので、いつもより速く読み終えた。ストーリー的にも、どんどん事件が起きて面白く、ページをめくる手が止まらなかったという感じ。
    ドラマとは全然違う終わり方だったので、続きが気になる。
  • ファウンデーション
    23冊目

    心理歴史学が予想した銀河帝国滅亡。その後の暗黒時代を短縮するための対策は百科事典を編纂するファウンデーション(財団)の設立。「百科事典の編纂で帝国が救えるの?」って思いますが、真意は民衆にも我々読者にも明かされないのです。まさに三体の面識者計画。

    財団の教えは宗教となり、布教により近...続きを読む
  • ファウンデーション
    資源の乏しいターミナスが小型技術と貿易により、古めかしい巨大技術と軍事力を持つコレルに勝利するくだりが面白い。読んでる時はアメリカから見た日本への危機意識の表れとして書かれたのだと想像したが、1940年代に書かれた小説のため当然そんなはずはない。
    異なる文明の衝突を俯瞰的に捉えた、未来予知的な視点に...続きを読む
  • ファウンデーション
    SFではレジェンド的存在という事で読んでみましたが、非常に面白かったです。前世代の革新的成功が、次世代の打破すべき課題となる。盛者必衰のことわりを楽しみながら、実感できる本です。
  • ファウンデーション
    もっと早く読んでおけばよかった。面白い。学生の頃に延々と漫画を読み返していた時間がもったいなかった。

    宗教と科学、各自の理解を超えたところでは区別がつかなくなるのではないか。興味深くもあり、怖くもある。
    この後の展開はわからないが、高い科学には倫理が要求されることがよくわかった。科学技術をほぼ独占...続きを読む
  • ファウンデーション

    大昔読んだのを、懐かしく

    大昔、高校生のときに読んだのを、定年後に読み返しました。ストーリィはうろ覚えでしたが、読み返してると段々と蘇ってきて懐かしくなって来ました。昔読んだ文庫の紙の本に比べ、Bookliveの電子書籍は読みやすく感じています。小説の中に出てくる小道具で、高校生の時には違和感を感じなかった『マイクロフィルム...続きを読む
  • ファウンデーション
    初アシモフ。三部作の第一作目。SFなのだが、中で起こる危機は現実に起きてもおかしくないもので、それを回避するための権謀術数が面白い。訳の評判が悪いので、二作目は創元版で読んでみることに。