岡部宏之のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
上巻に引き続き。
七王国の世界そのものを描いているという書き方がよい。こことは異なる世界の中で登場人物たちが躍動する様子を頭の中で活き活きとイメージすることができ、自分の視点だけこの世界に潜り込んで、瞬間移動しながら俯瞰しているよう。まさに文章の力。
物語は終わる気配を見せない。世界を描いているのだからそれは当たり前でそもそも終わりというものがあるはずがない。
登場人物一人一人で見れば、何人かの重要人物の人生は終わりを迎えた。ロバート王、エダード、ベンジェン、カール・ドロゴ、ヴィセーリス、その他ジョリー・カッセルなど印象的なサブキャラクターたち。
今後気になるのは、ジョン、ロブ、アリアなどエダ -
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大昔読んだのを、懐かしく
大昔、高校生のときに読んだのを、定年後に読み返しました。ストーリィはうろ覚えでしたが、読み返してると段々と蘇ってきて懐かしくなって来ました。昔読んだ文庫の紙の本に比べ、Bookliveの電子書籍は読みやすく感じています。小説の中に出てくる小道具で、高校生の時には違和感を感じなかった『マイクロフィルム』や『プロジェクター(光学式)』と言うものが、この歳になると随分陳腐化した印象を覚えます。ただ、勝手に解釈を、『マイクロフィルム』は『マイクロチップ』あるいは『マイクロストレージ』に、『プロジェクター(光学式)』は『プロジェクター(電子式)』とか『空間投影装置』など適当に解釈して楽しんでます。ストー
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Posted by ブクログ
海外の人気ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」の原作。ドラマは一切観ておらず、全くの事前情報もなしに読み進めた本書。
上下巻で合計1400頁を超える紙面を読み尽くして得られた感想は、これ、ようやく物語が始まったんだ…という驚きです笑
続巻が出ているのは知っていたのですが、まさか結末らしい結末もなく終わるとは予想だにしていなかったですし、これだけ読んで漸く物語の背景が出揃ったような作品は初めてだったので、今までにない衝撃を味わいました。知っていればそうはならなかったのでしょうが。。笑
しかし、さすが人気作品なだけあって、この長い頁をグイグイと読ませるストーリーテラーは流石の一言。群像劇として、テ -
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Posted by ブクログ
スペースオペラが“スーパーマン”とすると、このシリーズは“バットマン”の面白さ。とっておきの超能力とかスーパー兵器で完勝するのではなく、相手に欲しがっているモノを与え“勝った(あるいは買った)”と思わせて支配する。銀河系の辺境でトランターに替わり次の文明の中心と成るべく予定されたターミナスを選んだのはチェン(実質)皇帝自身と思わせて実はハリ・セルダンだった!/「千兆の人類のうち、百年後に生きている者は一人もいるまい」医学の進歩も限界があるようだ。
「自らは見ることはできない」未来のためにハリ·セルダンが何を犠牲にしたかは、遺作『ファウンデーションの誕生』で描かれる。
百年後、原子力をもたない -
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