岡部宏之のレビュー一覧

  • ファウンデーションの彼方へ 上

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    1-3巻を新訳版で読んでからこの巻に進んだが、大きな違和感はなかった。テルミナスがターミナスになったこと以外は。ペロラットの弱気なセリフが共感を誘う。発言者会議の精神戦に息が詰まる。みんなどこまで本心かわからなくなってくるが、ストーリーが追いやすく先が気になってどんどん読み進められた。

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    2023年10月25日
  • 七王国の玉座〔改訂新版〕(上)

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    まだ最後まで読んでないのに感想書くとは。HBOのドラマが好き過ぎて、ハウスオブドラゴン観たし一念発起して読み始めた。キングの新作でも登場人物にゲースロ原作めちゃくちゃ面白いって言わせてたから、キングも好きに違いない。ドラマもいいけど原作がこれまためちゃくちゃ面白い!面白すぎて読んでないときも仕事中も家族と会話してるときも気がつくとゲースロ界に入り込んじゃってる。ドラマより登場人物たちの心理描写とか関係性がより深く表現されてて、ああ、あのときこんな気持ちだったのか…とか考えながら読めるから楽しい。アリアとジョンが仲良しだったり、ティリオンとジョンが友達だったり、ドラマではサラッと流されてたとこ深

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    2023年09月18日
  • 第二ファウンデーション

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    70年も前の大戦前後の時代に、これだけの想像力を発揮したSF小説がすでに出ているのが驚嘆。
    古い単行本で読んだが今でも色褪せることのない名作。  ついに映像化されるということで話題にもなっていた

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    2022年11月09日
  • ファウンデーション

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    中学生のころはまり、数学・心理学・統計学の専門家になりたいと進路をまじめに考えたことを思い出す。
    全編読んだあとに再読すると隠された謎など考えながら読めて改めて面白い。

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    2022年07月21日
  • 七王国の玉座〔改訂新版〕(上)

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    ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」にはまり、読んでみた。ドラマも登場人物が多くて、最初は誰が誰だか…という感じで見ていたので、本を読んで答え合わせしている感じだった。本は地図と登場人物紹介がついているので、時々確認しながら読むことができた。
    ファンタジーの要素もありながら、重厚な歴史の本を読んでいるようでもあり、本当に面白い。ただ、ドラマを見て分かっていたものの、ボリュームがすごい。厚い1冊を読み終えても、まだまだ物語は序盤。
    英語の原書もう読んでみたいし、ドラマも見直して、ゆっくり楽しみたい。

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    2022年04月07日
  • 第二ファウンデーション

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    シリーズ第三作。今までで一番SFらしく、内容も良い。話としては完全に前作の続きなので、続けて読むべき。第一部も第二部も、ミステリ的サプライズが楽しい。綺麗に終わっているので、読むのはひとまずここで止めて良さそう。

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    2021年04月11日
  • ファウンデーションの誕生 下

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    セルダンが老いていき、おなじみの姿に近づいていくのはある種の安心感があった。だが、そこに到達するまでに彼が失ったものを考えると胸が痛む。巻末の解説にもあるように、今作はファウンデーション成立後の作品と性格を異にしている。SFという面だけでなく、セルダンの焦りや後悔といった感情を精緻に描く人間ドラマとしても最上の作品だと思う。

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    2021年02月04日
  • 第二ファウンデーション

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    ネタバレ

    これまでのシリーズにおける「セルダン危機」は、その原因も解決法もどこか地球の歴史が透けて見えた。だが、今作で第一ファウンデーションが相対する「敵」は、一味違う。彼らは他人の感情を操作する技術を持ち、何よりもう一つのファウンデーションなのだから!
    自由意思を否定するような感情操作の技術は「セルダン・プラン」の影の面を浮き彫りにする。その点が全編を通じて問われるが、その問いかけの流れがそのまま感情操作の光の面も表していることが最後の最後に判明する構成となっている。
    これまで以上に予測不可能な展開に圧倒され、見事と言うほかない。

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    2020年11月25日
  • ファウンデーション対帝国

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    アシモフといえばロボットシリーズとこのファウンデーションシリーズ。
    心理歴史学、人類の歴史、そしてこれらをまとめ上げるラスト。
    SF好きなら読まない選択はあり得ない。
    素晴らしいという言葉が素直に出てくる。

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    2020年10月21日
  • 天空の劫火 上

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    SF。
    ファーストコンタクト。宇宙からの侵略もの?終末もの?
    冒頭50ページだけで、とてもテンション上がる。
    ベアは相性が良いのか、スラスラ読める。
    個人の趣味的には、最高の上巻でした。下巻へ。

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    2019年12月13日
  • 七王国の玉座〔改訂新版〕(上)

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    ドラゴンとか亡霊のようなものが出てくるが、雰囲気はシリアスな権謀術数がうずまく戦国もの。登場人物が多く、独特の人間関係があり、ちょっと慣れないと進まないが、慣れるとおもしろい。先が気になる。ドラマ版は本を読んでからにしたい。

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    2019年11月18日
  • 七王国の玉座〔改訂新版〕(上)

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    ネタバレ

    J・R・R・マーティンが送る一大ファンタジー。ファンタジー小説かと思いきや読後感は戦国絵巻のそれに近く、数々の家同士の争いや権謀術数、数奇な運命に巻き込まれる子どもたちが描かれている。物語は様々な視点によって描かれており、複数のストーリーが同時進行するさまは、やや全体像の把握に困難を極めるが、それでも各エピソードの練り込み具合とキャラクターの魅力でぐいぐいと引き込まれてしまう。王の手に任命されて異変を探るエダート。妹からの手紙でラニスター家の不穏な動きを知り、それをエダートに伝えに行こうと旅に出るキャトリン。幼く、事態の変化をまだ知らないブラン。姉に引け目を感じながらも、姫らしくない活発さを誇

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    2019年05月30日
  • ファウンデーションと地球 下

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    ネタバレ

    人類の歴史を辿る旅。オーロラ、ソラリア、そして地球。辿り着いた場所に現れた、人でもロボットでもない存在。

    そして、全ては、本当に全ては彼の掌の上で転がっていた。

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    2019年05月22日
  • ファウンデーションと地球 上

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    ネタバレ

    ファウンデーションの未来を決めたトレヴィズは、その判断の根拠を求めて、ペロラットとブリスと共に地球を探すことにする。トレヴィズはガイアであるブリスと意見を戦わせながら、ガイアへの理解を深めていく。

    コンポレロンで三つの座標を知ったトレヴィズは、二万年前のその座標にあった星、オーロラとソラリアに降りる。二万年以上前にベイリが訪ねた二つの星は、今や廃墟となっていた。

    物語の始まりはいつも設定になれるまで時間が掛かるが、その設定に慣れると面白く、驚くほど早く読み進めてしまう。下巻が楽しみである。

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    2019年05月15日
  • ファウンデーションの彼方へ 下

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    ネタバレ

    第一ファウンデーションを追放されたトラヴィス、それを追うコンパー、それを追うブラノ市長。コンパーと合流した第二ファウンデーションから派遣されたジェンディバルと、第一ファウンデーション、第二ファウンデーションの代表が邂逅する。

    しかし、これは邂逅というより、ガイアによって仕込まれた会合だった。

    トラヴィスに委ねられた銀河の運命は。ペロラットの助けも借りながら、トラヴィスは決断する。

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    2019年01月14日
  • ファウンデーションの彼方へ 上

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    ネタバレ

    セルダン・プランの不自然な「正しさ」に気付いたゴラン・トラヴィズ。トラヴィズを観察することで、その「正しさ」が第二ファウンデーションにまで及んでいることに気付いた発言者ジェンディバル。

    トラヴィズは第一ファウンデーションを追放され、発言者ジェンディバルもまた第二ファウンデーションの外へ出される。二人はそれぞれの同行者を共に、今は失われた「地球」に向かって銀河へ漕ぎ出す。

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    2019年01月07日
  • 第二ファウンデーション

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    ネタバレ

    万能でファウンデーションを征服したミュールでさえ、一つの不安に悩まされていた、それが第二ファウンデーションである。

    第二ファウンデーションを精力的に探すミュール。第二ファウンデーションもそのミュールに陰謀を仕掛ける。ミュールが第二ファウンデーションを打ち倒したと思った瞬間に、全てが覆る。

    第二ファウンデーションは、再びセルダン・プランを維持するために活動している。ミュールを失い、また立ち上がった第一ファウンデーションの「良識を持つ人々」は、第二ファウンデーションの脅威を除くべく、陰謀を巡らせる。「銀河の逆の端」という第二ファウンデーションの位置を確かめ、第二ファウンデーションの影響力を除外

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    2018年12月18日
  • ファウンデーション

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    ネタバレ

    偉大な心理歴史学者の敷いたレールの上を踏み外さないように歩く人々。

    膨張した科学と原子力が減退していき、それを維持する科学者達の集団。

    描かれる英雄達の行動方針はただ一つ「何もしない」ように行動する。それによって、偉大な心理歴史学者の描いた
    未来を辿っていく様子が、壮大な物語として描かれている。

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    2018年09月10日
  • ファウンデーション

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    銀河系全土を一万年以上にわたって支配してきた銀河帝国は、爛熟期から停滞期を超えて、緩やかに衰退しつつあった。
    「心理歴史学」の第一人者ハリ・セルダンは、このままでは帝国が滅亡することを予言し、人類の知識的滅亡を防ぐために帝国中から学者を集めて百科事典を編纂するプロジェクトを開始する。衰退を直視しようとしない帝国から危険分子と見なされたこのプロジェクトは、セルダンの死去とプロジェクト関係者10万人が辺境の惑星ターミナスに追放されることにより、実質的に幕を閉じたかに見えた。しかし、ターミナスにプロジェクト拠点が写されること自体、実はセルダンの遠大な計画上予測され、準備されたことだった。セルダンの計

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    2018年03月07日
  • 剣嵐の大地(下)

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    だいぶん、勢力図が一気に塗り替えられる感じの動きのある第3部でした。

    一気にピーンと張り切った糸が、もう引っ張りすぎて、バチバチと音を立てて切れていく感じ。
    おもしろいのですが、なんか、悲しいことが多かったなぁという印象です。けっこう、重要人物も、退場したし。
    本当に、誰でも死ぬから、油断できない。
    そして、何かいてもネタバレになりそうで、書けない。

    テレビドラマの方は、2部まで見ました。こっちも、いいよねぇ。

    これを読んだりみたりすると、また、ボードゲームの方をしてみたくなります。

    第4部と第5部は、続き物の話なので、第5部が文庫になってから一気に読むかなぁ。
    続き、気になるので、出

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    2017年12月27日