岡部宏之のレビュー一覧

  • 七王国の玉座〔改訂新版〕(下)
    会社の人に勧められたので手に取ってみた
    上下巻の感想

    中世のヨーロッパを思わせるファンタジー小説
    細かく章立てられており、都度都度それぞれの登場人物の視点で物語が進んでいく
    大河ドラマのような重厚な小説

    面白いのだが、最初は登場人物が多すぎて付いていけない。
    ネットの相関図を見ながら何とか読み進...続きを読む
  • 剣嵐の大地(下)
    やはりGame of Thronesは最高の二次創作。壁の戦い、オベリンの決闘といった原作に記述あるシーンの膨らまし方とか、原作にないのにハウンドとブライエニー戦わせてみるとか。壁、双子城、アイリー城の美術は再現以上のレベル。ほぼ原作通りなのに原作を超えてる。映像化のお手本だなあ。
    本書ラストはまだ...続きを読む
  • 剣嵐の大地(中)
    Game of Thrones の第3章原作。双子城のキャスタミアの雨といい、穢れなき軍団とアスタポア奇襲といい、黒の城襲撃といい、見事としか言えない映像化だってことがわかった。HBO素晴らしすぎる。戦闘は当然、主要人物の年齢と女性キャラの改変が効果的。原作は、女性の描き方がいまひとつ定型なとこある...続きを読む
  • 王狼たちの戦旗〔改訂新版〕(下)
    結構ドラマでは改変してるのがわかってきた。
    人物関係や戦闘の推移が複雑なので物語上の役割を既存の誰かにさせたり、戦闘をまとめたりしてある。後々影響ないんだろうか。(ドラマではブラックウォーター戦を玉葱の騎士が指揮して負けてて、彼がスタニスにこだわり後にジョンに乗り換える理由がよくわかんなくなってると...続きを読む
  • 七王国の玉座〔改訂新版〕(下)
    うむ。ドラマとの違いでいくと、やはりメイスターが本来原作では科学者・技術者の位置付けのところ、ドラマでは宗教者も兼ねてしまってるのが、ドラマ見てて私がテクノロジー不在を感じる要因かもしれない。
    ドラマだと『薔薇の名前』のフランシスコ会修道士みたいな格好だもん。メイスターって科学も理解して信仰も篤いウ...続きを読む
  • 剣嵐の大地(下)
     私が遅々として読み進めているうちに、『氷と炎の歌』は『ゲーム・オブ・スローンズ』のタイトル(これは原書第1部のタイトル)でTVドラマ化されて、DVDボックスも出た。ちょっと見てみたい気もするが、小説のほうだけでも膨大で一気通読といかないでいるのに、ドラマまで付き合えるかという気持ち。
     さて──
    ...続きを読む
  • 王狼たちの戦旗〔改訂新版〕(上)
     『七王国の玉座』ではロバート王の死とその友人にして〈王の手〉のエダード・スタークの死までが描かれる。これによってウィスタロスは〈鉄の玉座〉といわれる七王国の玉座を巡って、五王の並立する混乱状態に陥り、他方、エダードの遺児たちはそれぞれ困難に見舞われることになる。

     王の正統性について、現王権バラ...続きを読む
  • 剣嵐の大地(上)
     王都での攻防戦でスタニス・バランシオンの軍勢を下した王家では、〈王の手〉だったティリオン・ラニスターは重症を負い、代わりに入城した、少年王ジョフリーの祖父にして、ティリオンの父タイウィン・ラニスターが〈王の手〉となり、実権を握る。
     そもそも小人症で怪異な容貌の上に、さらに重症を負ったティリオンは...続きを読む
  • 王狼たちの戦旗〔改訂新版〕(下)
     ラニスター家ではただひとり〈小鬼〉ティリオンが最初から視点人物となっている。彼は発育不良の小人症で、次男のために家督を継ぐ権利はなく、父親の寵愛も、剣士としての肉体もないことを、重々わきまえており、状況を斜めに見ながら、金と口先と知恵で人生を切り開いていく痛快な人物だ。
     宮廷での権力を確保したラ...続きを読む
  • 七王国の玉座〔改訂新版〕(下)
     作者は物語の全体的状況において、どれかの登場人物に肩入れしようとは思っていないようである。しかしながら、当面、清廉潔癖で名誉を重んずるスターク家が宮廷の陰謀に巻き込まれていく様が描かれるので、視点人物の多くがスターク家の人々だ。まずはスターク家に感情移入しながら読むことになるだろう。冒頭で〈大狼〉...続きを読む
  • 七王国の玉座〔改訂新版〕(上)
     〈氷と炎の歌〉と題される長い長いお話の第1部の上である。途中から訳者が変わって、人物名の読みや訳語の変更があったため、遡って統一が図られた新版であるから、これから読まれる方はこれを手にされたし。

     南北に伸びる大陸ウィスタロスの七王国、かつては群雄割拠したが、今はひとりの王が治めている。しかしそ...続きを読む
  • 剣嵐の大地(中)
     もうひとり、応援したくなる登場人物がダヴォス・シーワース。前王ロバートの弟スタニス・バラシオンの家臣である。通称〈玉葱の騎士〉。もとは密輸業者だったが、包囲されたスタニス軍勢に玉葱ほか食糧を運び入れて騎士に取り立てられた。密輸など過去の所業の罰として左手の4本の指先を切り落とされ、それを教訓として...続きを読む
  • 第二ファウンデーション
    前期 銀河帝国興亡史の結び 私にとってはバイブル
    表紙   6点鶴田 一郎
    展開   8点1953年著作
    文章   8点
    内容 780点
    合計 802点
  • ファウンデーション対帝国
    銀河帝国興亡史2 60年以上前に書かれたのがすごい 
    表紙   6点鶴田 一郎
    展開   8点1952年著作
    文章   8点
    内容 755点
    合計 787点
  • ファウンデーション
    アシモフの銀河帝国興亡史1 金字塔!
    表紙   7点鶴田 一郎
    展開   9点1951年著作
    文章   9点
    内容 850点
    合計 875点
  • 七王国の玉座〔改訂新版〕(上)
    これはこれは…すごい。
    複数視点が歴史ファンタジーの魅力を引き出していて良い。
    人物の心情を中心にしてない分、読んでて怪我しそう(感情移入してた人があっけなく死んだり)な臨場感が作品全体の雰囲気と重なって、どんどん読んじゃう。
    大狼もその雰囲気にすごくあってる。
    苛酷な境遇ながら思いやり深いジョン・...続きを読む
  • 王狼たちの戦旗〔改訂新版〕(下)
    ここまで重厚に描かれているのであれば、いっそメリサンドルなどの魔術師にキーポイントを譲らなくてもいいのでは?とちょっと違和感があります。
    のちのち納得させられるのですかね。
    キングズランディングの描写はスリリングで臨場感があってビリビリきました。
    ティリオンが最も輝いているのはこの巻なのかなぁ、今後...続きを読む
  • 王狼たちの戦旗〔改訂新版〕(上)
    1部よりもさらにさまざまな人物の視点で描かれているので、細切れになってしまっている感じがしますが、章の終わりごとにぐっと惹き付けるところがあり、読むのを止めることができません。
    アシャが漫画のワンピースにでてきそうな格好いい女海賊で好きです。
    ダヴォスも素敵!
  • 七王国の玉座〔改訂新版〕(下)
    ほとんどファンタジーの要素がないファンタジー超大作。
    デーナリスの過酷な試練に読むのが辛い場面もありましたが、彼女が少女ではなく女王(カリーシ)に成長していくのがよくわかりました。
  • 王狼たちの戦旗〔改訂新版〕(下)
    タマネギ騎士ダヴォスのかっこよさにクラクラしております。

    まあ、どこの王家の下につきたいかと言えば、どう考えても、レンリーのところですけどねぇ。一番、王様としてまともそうな気がします。
    あっという間に、崩壊したけど……。

    ロブのところは戦争ばっかりしてるし、ラニスター家も、スタニスのところも、グ...続きを読む