岡部宏之のレビュー一覧

  • ファウンデーション対帝国

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    ファウンデーションが設立されてから200~300年の物語。周囲の小国を政治、文化、宗教、科学技術、経済を駆使して取り込み一大勢力となったファウンデーションと衰退しつつも銀河の中心部に強大な軍事力を持って君臨する帝国との対決。

    そしてセルダンと心理歴史学が予測出来なかった人の心を操れる力を持った突然変異ミュール率いる新勢力との対決。

    歴史モノは主体となる国や個人の勢力が大きく安定してくると面白さが減じていくのね。きっと作者も飽きてきたんじゃないかな。で、初期設定をぶち壊すミュータント投入してかき回す。ここから次のステージですよ。

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    2014年11月19日
  • 第二ファウンデーション

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    うーーん、第2ファンデーションとはどこにあるのか、その問いについて最後までぐるぐる回って回答が出た。みんな関係者。 そして、最後に回答が。 ちょっと最後の落ちはあれ!であるけどね。まあ、それはそれで良かったけどね。
    と言うことで3つだけかな。

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    2014年05月26日
  • ファウンデーション対帝国

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    ふーん、そういうことか、と言う終わり方でした。
    道化師が実は、と言うことでファウンデーションは滅亡というか、降伏しちゃいましたね。ちょっとネタとしてありですが、ミュータントが出てくるところはあり得る話ではあるけど、ネタとしてはちょっとおもしろくないなあ・・と言うことで3つ。

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    2014年04月26日
  • 王狼たちの戦旗〔改訂新版〕(上)

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    ネタバレ

    前巻(七王国の玉座・下)で相当盛り上がったボルテージでしたが、本作ではそれが徐々に徐々に下がって行く感じが…

    大きく動くかと思われた戦局がすっかり停滞。個々の登場人物の小競り合いに終止するだけの展開になってしまい、正直退屈。また、ジョフリー、スタニス、レンリーの三馬鹿王とその側近どものアホさ加減や、聡明っぽいけど家族の事になると我を忘れるキャトリンなど、支配階級人物達の糞っぷりに嫌気がさしてきます。

    ブランやアリサ、ジョン(、ティリオンもかな?)など、自身の不遇な境遇にも関わらず、それに抗うように必死に生きる人物の姿がすばらしく映るだけに、とても惜しい。

    個々のエピソードを時系列にこだわ

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    2014年03月21日
  • ファウンデーションの彼方へ 上

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    銀河に広がり複数の星系を支配する人類が、忘れられた起源の星「地球」を探して宇宙を冒険する王道スペースオペラ。

    お話もさることながら、登場人物が面白い。伝説的な歴史心理学者ハリ・セルダンの打ち立てたプランに従って銀河の行く末を導こうとする学者たちをめぐるサイドストーリー。

    ふとしたことで若手学者ジェンディバルを助けた農婦ノヴィが、自らも学者になるためにジェンディバルを訪ね訴える。

    ○だめだ。農夫はばかだからな。農夫は土塊で仕事し、自分も土塊になる。もし、おれが農婦になれば、おれも土塊になる。読み書きする時間がなくなり、忘れちまう。脳味噌が腐っちまうだよ。やだ!スカウラー〔学者〕は違う。物を

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    2014年01月11日
  • 王狼たちの戦旗〔改訂新版〕(上)

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    登場人物が非常に多いのでDVDで第一章はすませてしまった方が、大筋の人間関係は分かりやすいと思う。とにかく、アリアが血と汗のストーリー過ぎて壮絶

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    2013年10月19日
  • ファウンデーション対帝国

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    アイザック・アシモフによる広大無辺な銀河興亡史。
    初期三部作のうち中編にあたる当著では、成熟しつつあるファウンデーションに襲いかかる帝国最後の将軍、そして未知の突然変異体との攻防を紹介する。
    ファウンデーションの運命や如何に!?

    第3のハーディンあるいは、第2のマロウは誰か?
    …と気になって読んでいたのだが、前作と同じような展開にはならないみたいだ…(当然だが)
    第二部については、実は早い段階でミュールの正体に気付いてしまったため、少し冗長に思えてしまった。とはいえ、細かい伏線を見事に回収する辺りは流石の一言。

    そして、ついに「第二ファウンデーション」の存在が明るみに出てきた。
    続編が気に

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    2012年06月30日
  • ファウンデーション対帝国

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    心理歴史学によって予測されてしまっているはずの
    確定未来がひっくり返される。
    予測されていなかったミュールの存在、
    しかし物語は淡々と進む。
    だから淡々と読む。
    マクロな視点からの描写がメインなのは、
    人類を個人ではなく集団として扱う心理歴史学的理由なのか。
    前作から気になっていた第二ファウンデーションの謎。
    次作を読むのが楽しみだ。

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    2011年10月22日
  • ファウンデーション

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    壮大な世界、歴史の幕開けを感じさせる宇宙絵巻。
    心理歴史学という発想は面白い。
    が、それで確定未来が予測されてしまっているっていうのも辛い部分はある。
    周辺惑星の奴らのダメダメさも少し気になる。
    でも 1940 年代にこんな作品を書けてしまうアシモフ、すごい。

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    2011年10月19日
  • 第二ファウンデーション

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    訳し方のせいかわからないけれど、女の子があまり好きになれなかった、り…
    ミュール、読んでいくうちになんだか愛着がわいてきた。
    後半部分、なんだか風呂敷広げすぎて息切れしてきてるような気がしたけれどどうかな。一作目至上主義なつもりはないんだけれど、一巻目のわくわくが忘れられず。

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    2010年05月29日
  • ファウンデーション対帝国

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    タイトルにある 帝国との戦争がメインかと思えばそうではない。帝国の最後の将軍 ベル・リオーズはおそらくスティリコがモデルなんだろうなぁ、蛮族側から見るとスティリコはこういうイメージだったのかなと想像をたくましくすることはできるけど、、、それだけ。肩透かしな内容。
    次の ザ・ミュールも、第三巻への伏線 と言う感じだし。。。

    第一巻の年代記的な叙述のほうが好み。
    この巻ではセルダンの偉大さがかすんできたなぁ

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    2010年02月04日
  • ファウンデーションの誕生 上

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    『ファウンデーションと地球』で
    セルダン・プラン以外の結末が決定されたにも関わらず、
    私はこの銀河帝国興亡史の最後の物語は
    新しい帝国の誕生であろうと信じきっていました。
    この壮大なサーガはあくまで
    一つの帝国の滅亡から新しい帝国の誕生までの1000年の物語だと。
    まさか途中でプランが機能しなくなって話が終わるなんて、
    誰が想像する?
    例え前作『ファウンデーションへの序章』がセルダンの若かりし頃の話で、
    今作のタイトルが『“ファンデーション”の誕生』だとしても。

    なので最初にページを開いてセルダンが登場した時はガッカリしました…。
    そうか私はセルダン・プランの1000年後を知ることは出来ない

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    2010年01月09日
  • ファウンデーションと地球 下

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    トレヴィスは何度他社に操られなければならないんだろう。
    気の毒。
    全てが導かれたもの、
    という結果の他はなかったのかなあ。
    そうじゃなければ隠されていたわりには
    あまりに安易に地球が見つかったのが変だけど。
    <ネタバレ>
    いずれにせよセルダン・プランまでが!
    そこは大事にしようよ!
    という気持ちになるのは私だけなのか。

    何にしろ、
    『鋼鉄都市』が出てきたことだし、
    これは他のロボット物を読んでから次に移った方がいいのかもしれない。
    でも『はだかの太陽』は絶版なんだよなー。

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    2009年12月14日
  • ファウンデーションと地球 上

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    うむ。
    ちょっとトレヴィスの短気さ、
    ブリスの視野の狭さにイラっとすることもあったかな。
    キャラ設定と言えばそれまでなんだけど。

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    2009年12月14日
  • ファウンデーションの彼方へ 下

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    私は次から次へとそれを超えるものがでてくるタイプの話が
    基本的には好きではないのです。
    (で、さらに主人公がそれでも勝つという調子のいいストーリーは特に)
    そういう意味で、
    ガイア、
    そして最後に暗示された謎の存在が微妙です。

    これだけ長い話になるとその他の存在が必要になるだろうし、
    人や組織は腐敗あるいは機能しなくなったりするのがリアルだろうし、
    何者であろうと完璧であるのは非現実的
    (特に第二ファウンデーション人は普通の人間であるし)。
    さらに、『第二ファウンデーション』で
    第二ファウンデーションに焦点を当ててしまい、
    且つセルダンプランのまだ中程となれば、
    やはりこういう展開にならざる

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    2009年12月14日
  • ファウンデーションの彼方へ 上

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    何故★4ではなくて3なのか。
    普通に面白かったのだけど、
    第二ファウンデーションの神秘性がなくなったのが
    残念だったのかなあ。
    まあ人間である限りどんなに訓練され選ばれた人であろうと
    エゴからは解放されないというのは事実だけれど。
    そういう意味ではリアリティがあるのだけど。
    しかしもちろん面白いです。

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    2009年12月14日
  • 第二ファウンデーション

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    面白い、のだが。
    何故ダレル博士らが第二ファウンデーションを敵視するのかがよくわからない。
    ファウンデーションの人たちが
    第二ファウンデーションに依存するのが問題だとしても、
    それは第二ファウンデーションの人たちを殺す理由にはならないよなあ。

    続きが読みたいけど時間が…。

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    2009年12月01日
  • ファウンデーション対帝国

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    ファウンデーションシリーズ第二作目。

    常に登場人物達が明確にセルダン危機を意識していたり、
    都合良くファウンデーションだけが生き延びたり、
    セルダンの想定外のことが起こらなかったり、
    といったご都合主義で話が進まないところがさすがです。

    ミュールに感情移入してしまうのは私だけだろうか。

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    2009年11月24日
  • ファウンデーション対帝国

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    今、攻撃しようと、全然、攻撃しまいと。ただ一隻の船でやろうと、帝国の全艦隊を繰り出そうと。軍事力を使おうと、経済的圧迫を加えようと。公明正大に宣戦布告して戦おうと、陰険な不意打ちをかけようと。あなたが自由意志を最高度に発揮して、何をしようと。それでも、あなたは負けるでしょう。(2巻p.45)
    歴史の法則は物理の法則と同様に絶対的なものです。そして、もし、誤差の確率がより高いとすれば、その唯一の理由は、歴史学では物理学が扱う原子の数ほど多くは人間の数を扱わないので、個々の変化の重みがもっと強く効いてくるからです。セルダンはその一千年の成長の期間に一連の危機がやってくることを予言しました。そのひと

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    2020年07月15日
  • ファウンデーション

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    アシモフの代表作といえるSF小説なので、いずれ読んでみたいと思っていた話しを、ようやく最近読んだ。
    1巻〜3巻までで一区切りということになっていて、1巻では、「銀河帝国」と「ファウンデーション」という、物語の基本的な世界観を組み立てた後、2巻、3巻と続いて推理小説のような謎解きが中心になる。特に3巻は、登場人物同士の推論の応酬が繰り返された後、最後になってタネ明かしがされるという、本格ミステリーの色合いが濃い。

    物語の中でハリ・セルダンが提唱する、「心理歴史学」という概念がまずスゴい。
    原子物理学と同様の考え方で、一つ一つの原子がどういう動きをするかは予測がつかないけれど、膨大な数の原子が集

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    2020年07月15日