岡部宏之のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレアシモフの晩年の作品だからなのか、自らの意思で再開したわけではないファウンデーションシリーズだからか、作品の出来がこれまでより劣るように感じた。
面白くないわけでは無いのだが、シリーズのこれまでの作品のような驚きがなかったのは事実で、最後のヒューミンがロボットである所くらいしか期待を裏切る内容が無かった。
その部分にしても(第二ファウンデーションのような)精神作用を用いている可能性は作品の最序盤、セルダンが易々とヒューミンについていく、急に心理歴史学を完成させようとする当たりから感じていた(あまりにも展開がご都合主義的すぎる)ので、これまでのような新鮮な驚きでは無かった。
アシモフの最後のシリーズであるし、生涯情熱を傾けた物語でもあるから、最後まで読むつもりだが、もし、このシリーズがこの後も長く続く長大な物語ならば、「この巻あたりで読み続けるのをやめようかな」と思うような、シリーズの面白い印象を壊さないまま引き時だと思うような質の作品だと思った。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ前作で未来への展開に行き詰まりを感じていたので、過去に戻るのは良いと思った。
ファウンデーションシリーズでは伝説的存在となっているハリ・セルダンが等身大の人物、ひとりの若者として描かれている。
ただ、セルダンが心理歴史学に取り組んでいく過程が強引な感じがする。解けないと思っているものに取り組むにはドライビングフォースが弱いような・・。
前作までの第二ファウンデーションやガイア、地球(ロボット)のような超能力的なものがセルダンに働いているなら納得いくが。前作までの内容が伏線になっているかもしれないと思うと、すべてが(良い意味で)怪しく見えてくる。
前作までの人類発祥の地やロボットを匂わせ下巻へ続く。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ前巻(七王国の玉座・下)で相当盛り上がったボルテージでしたが、本作ではそれが徐々に徐々に下がって行く感じが…
大きく動くかと思われた戦局がすっかり停滞。個々の登場人物の小競り合いに終止するだけの展開になってしまい、正直退屈。また、ジョフリー、スタニス、レンリーの三馬鹿王とその側近どものアホさ加減や、聡明っぽいけど家族の事になると我を忘れるキャトリンなど、支配階級人物達の糞っぷりに嫌気がさしてきます。
ブランやアリサ、ジョン(、ティリオンもかな?)など、自身の不遇な境遇にも関わらず、それに抗うように必死に生きる人物の姿がすばらしく映るだけに、とても惜しい。
個々のエピソードを時系列にこだわって細切れに描写する手法が効果的とも思えないし、話の進行上まったく重要でない人物をわざわざ名付けで描くために、本当に記憶すべき人物達の存在感が薄れていくことにいらだちを覚える始末。
前作の熱がまだ残っているのでなんとか読破できましたが、下巻の状況次第ではもう読むのを止めようと思いたくなるほど微妙な印象しか残っていない今現在… -
Posted by ブクログ
銀河に広がり複数の星系を支配する人類が、忘れられた起源の星「地球」を探して宇宙を冒険する王道スペースオペラ。
お話もさることながら、登場人物が面白い。伝説的な歴史心理学者ハリ・セルダンの打ち立てたプランに従って銀河の行く末を導こうとする学者たちをめぐるサイドストーリー。
ふとしたことで若手学者ジェンディバルを助けた農婦ノヴィが、自らも学者になるためにジェンディバルを訪ね訴える。
○だめだ。農夫はばかだからな。農夫は土塊で仕事し、自分も土塊になる。もし、おれが農婦になれば、おれも土塊になる。読み書きする時間がなくなり、忘れちまう。脳味噌が腐っちまうだよ。やだ!スカウラー〔学者〕は違う。物を考える!