岡部宏之のレビュー一覧

  • ファウンデーションへの序曲 下

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    ネタバレ

    アシモフの晩年の作品だからなのか、自らの意思で再開したわけではないファウンデーションシリーズだからか、作品の出来がこれまでより劣るように感じた。
    面白くないわけでは無いのだが、シリーズのこれまでの作品のような驚きがなかったのは事実で、最後のヒューミンがロボットである所くらいしか期待を裏切る内容が無かった。
    その部分にしても(第二ファウンデーションのような)精神作用を用いている可能性は作品の最序盤、セルダンが易々とヒューミンについていく、急に心理歴史学を完成させようとする当たりから感じていた(あまりにも展開がご都合主義的すぎる)ので、これまでのような新鮮な驚きでは無かった。
    アシモフの最後のシリーズであるし、生涯情熱を傾けた物語でもあるから、最後まで読むつもりだが、もし、このシリーズがこの後も長く続く長大な物語ならば、「この巻あたりで読み続けるのをやめようかな」と思うような、シリーズの面白い印象を壊さないまま引き時だと思うような質の作品だと思った。

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    2024年03月06日
  • ファウンデーションへの序曲 上

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    ネタバレ

    前作で未来への展開に行き詰まりを感じていたので、過去に戻るのは良いと思った。

    ファウンデーションシリーズでは伝説的存在となっているハリ・セルダンが等身大の人物、ひとりの若者として描かれている。
    ただ、セルダンが心理歴史学に取り組んでいく過程が強引な感じがする。解けないと思っているものに取り組むにはドライビングフォースが弱いような・・。
    前作までの第二ファウンデーションやガイア、地球(ロボット)のような超能力的なものがセルダンに働いているなら納得いくが。前作までの内容が伏線になっているかもしれないと思うと、すべてが(良い意味で)怪しく見えてくる。
    前作までの人類発祥の地やロボットを匂わせ下巻へ続く。

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    2024年03月06日
  • ファウンデーションの誕生 上

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    ネタバレ

    アシモフの最晩年の作品だからか、話が小粒な感じがした。後半に向けて敢えてそうしたのかもしれないが、
    これまでのような躍動感を感じず、セルダンの周りの個人的な痴話げんか(にしては結果が大きすぎるが・・)のような印象を受けてしまい、あまりのめり込めなかった。
    さしものアシモフも衰えたということなのだろうか。

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    2024年02月16日
  • ファウンデーション

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    昔のSF
    心理歴史学者が銀河帝国の滅亡を予言することから始まる。
    ハリ・セルダンの先見の明がすごい。
    人と時がどんどん変わっていく、昔の翻訳だからかなー、少し読みづらかった。
    心理歴史学の内容がおもしろかった。実際にこんな学問があったらおもしろいのに!

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    2022年06月12日
  • ファウンデーション対帝国

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    ファウンデーションを読んでいてもわかりにくい内容だが、ラスト三章で急速に収束する話作りはさすが。
    鋼鉄都市シリーズを読んだ人なら繋がるであろう能力、この後どうなるのか。
    それにしても登場人物が多いのは本当大変…

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    2020年05月12日
  • 天界の殺戮 下

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    『天空の劫火』続編。
    前作とは雰囲気が大きく変わり、スペースオペラ、戦争SF。
    物語のスケールは大きいが、登場人物の内面や人間関係を書き込んでいる点が、良くも悪くも特徴的。
    ブラザー達のキャラクターが好き。
    壮大な物語のわりには、意外とあっさり終わってしまった印象はある。
    前作と今作、どちらも上下巻でボリュームがあり、全体としては十分に楽しめたシリーズでした。

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    2020年02月16日
  • ファウンデーション

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    とにかく読みにくい。
    登場人物がちょくちょく変わり、星間政治的背景がこれでもかと押し出されるために内容を理解するのにとても時間がかかりました。
    鋼鉄都市から入った人(私ですが)には正直キツい。
    銀河興亡史というタイトルがつくだけあって、ただひたすらに歴史をかいつまんで説明してるのだと思います。
    宗教が政治を支配し、民衆もそれを甘んじて受け、それによって発展性がそがれじわじわと朽ちてゆく。
    一巻にして内容が深いです。

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    2020年01月24日
  • 天界の殺戮 上

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    ネタバレ

    SF。『天空の劫火』の続編。
    前半は特に、『エンダーのゲーム』っぽい。
    ちょっと冗長だけど、一部のラストや、二部は盛り上がってきた感じ。
    下巻にも期待。

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    2020年01月19日
  • 天空の劫火 下

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    ネタバレ

    SF。下巻。
    上巻のワクワク感から比べると、下巻はトーンダウン。
    ほぼほぼ終末を迎えるだけという内容。
    ハリーの物語やクモ型の機械、終末のビジョンなど、面白い部分はあるのですが、少し冗長か。クロッカーマン登場させなくて良くない?
    上下巻を400ページくらいで一冊にまとめていたほうが好みです。
    エピローグは続きが気になる感じで、続編に期待が持てる。

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    2019年12月19日
  • 王狼たちの戦旗〔改訂新版〕(上)

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    これ、ほんと登場人物みんながくたびれてるし何かに怯えてるし、この後どうなっていくのか全く読めない話。

    そして主要人物でもあっさり死んでいくので、ほんと、そういう意味でリアル。
    どの登場人物も前巻よりもよりその人の性質が強く描かれるようになって深みがました。
    ティリオンのキャラがとても興味深いし、スターク家の子どもたちでいえば、女の子ふたりがとにかく壮絶な人生を歩んでる。頑張れ!と思わず応援してしまうほど。

    私としては狼たちがどうなるのかが心配で。
    アリアちゃんの狼はどうなったんだろう。まさかもう出てこないんだろうか。

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    2019年03月30日
  • 七王国の玉座〔改訂新版〕(上)

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    GAME OF THRONEの原作、場面転換が多過ぎてちょっと読み辛い。
    細切れなので読み終えるのに1年以上かかった様な気がする。

    でも映像になるとちょうどいいんだよね、著者は最初から意識していたんだろうか?

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    2019年03月05日
  • 七王国の玉座〔改訂新版〕(上)

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    面白いって思えるパートと、誰この人?と思ってよく分からん!というパートが入り乱れて、自分の読み込み力不足を感じる。読み込み力が試される小説って、、、
    というわけで、やたらとたくさんの登場人物が出てきて、主要人物はどういう立場で、どんなキャラかが分かりますが、上巻はそれで精一杯だった感じ。下巻にも果敢にチャレンジ(韻を踏んでみた)。

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    2018年05月17日
  • 七王国の玉座〔改訂新版〕(上)

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    ウェスタロス大陸の七王国は、長い夏が終わり、冬を迎えようとしていた。狂王エイリスを倒し、ターガリエン家から〈鉄の玉座〉を奪って以来、バラシオン家、ラニスター家、スターク家ら王国の貴族は、不安定な休戦状態を保ってきた。だが、ロバート王がエダード・スタークを強大な権力を持つ〈王の手〉に任命してから、状況は一変する。それぞれの家の覇権をめぐり様々な陰謀が渦巻き……。

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    2016年03月14日
  • ファウンデーション対帝国

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    アシモフのファウンデーションシリーズ2巻。

    1巻は漫画で読み面白かったので小説版を手に取って
    見ました。
    ミュータントに納得いかなかったですが、やっぱり
    おもしろい。

    映画が見てみたい。

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    2018年08月29日
  • 第二ファウンデーション

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    初期シリーズ3作目で最終です。ミュールに敗北したファウンデーション。銀河の反対にあるという第二ファウンデーションの探索。そして最終対決。はでなドンパチはありません。陰謀戦です。ミュールの出現により破綻したように思えた歴史は元に戻り伏線は全て?回収されてます。見事。

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    2014年11月19日
  • ファウンデーション対帝国

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    ファウンデーションが設立されてから200~300年の物語。周囲の小国を政治、文化、宗教、科学技術、経済を駆使して取り込み一大勢力となったファウンデーションと衰退しつつも銀河の中心部に強大な軍事力を持って君臨する帝国との対決。

    そしてセルダンと心理歴史学が予測出来なかった人の心を操れる力を持った突然変異ミュール率いる新勢力との対決。

    歴史モノは主体となる国や個人の勢力が大きく安定してくると面白さが減じていくのね。きっと作者も飽きてきたんじゃないかな。で、初期設定をぶち壊すミュータント投入してかき回す。ここから次のステージですよ。

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    2014年11月19日
  • 第二ファウンデーション

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    うーーん、第2ファンデーションとはどこにあるのか、その問いについて最後までぐるぐる回って回答が出た。みんな関係者。 そして、最後に回答が。 ちょっと最後の落ちはあれ!であるけどね。まあ、それはそれで良かったけどね。
    と言うことで3つだけかな。

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    2014年05月26日
  • ファウンデーション対帝国

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    ふーん、そういうことか、と言う終わり方でした。
    道化師が実は、と言うことでファウンデーションは滅亡というか、降伏しちゃいましたね。ちょっとネタとしてありですが、ミュータントが出てくるところはあり得る話ではあるけど、ネタとしてはちょっとおもしろくないなあ・・と言うことで3つ。

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    2014年04月26日
  • 王狼たちの戦旗〔改訂新版〕(上)

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    ネタバレ

    前巻(七王国の玉座・下)で相当盛り上がったボルテージでしたが、本作ではそれが徐々に徐々に下がって行く感じが…

    大きく動くかと思われた戦局がすっかり停滞。個々の登場人物の小競り合いに終止するだけの展開になってしまい、正直退屈。また、ジョフリー、スタニス、レンリーの三馬鹿王とその側近どものアホさ加減や、聡明っぽいけど家族の事になると我を忘れるキャトリンなど、支配階級人物達の糞っぷりに嫌気がさしてきます。

    ブランやアリサ、ジョン(、ティリオンもかな?)など、自身の不遇な境遇にも関わらず、それに抗うように必死に生きる人物の姿がすばらしく映るだけに、とても惜しい。

    個々のエピソードを時系列にこだわって細切れに描写する手法が効果的とも思えないし、話の進行上まったく重要でない人物をわざわざ名付けで描くために、本当に記憶すべき人物達の存在感が薄れていくことにいらだちを覚える始末。

    前作の熱がまだ残っているのでなんとか読破できましたが、下巻の状況次第ではもう読むのを止めようと思いたくなるほど微妙な印象しか残っていない今現在…

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    2014年03月21日
  • ファウンデーションの彼方へ 上

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    銀河に広がり複数の星系を支配する人類が、忘れられた起源の星「地球」を探して宇宙を冒険する王道スペースオペラ。

    お話もさることながら、登場人物が面白い。伝説的な歴史心理学者ハリ・セルダンの打ち立てたプランに従って銀河の行く末を導こうとする学者たちをめぐるサイドストーリー。

    ふとしたことで若手学者ジェンディバルを助けた農婦ノヴィが、自らも学者になるためにジェンディバルを訪ね訴える。

    ○だめだ。農夫はばかだからな。農夫は土塊で仕事し、自分も土塊になる。もし、おれが農婦になれば、おれも土塊になる。読み書きする時間がなくなり、忘れちまう。脳味噌が腐っちまうだよ。やだ!スカウラー〔学者〕は違う。物を考える!

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    2014年01月11日