岡部宏之のレビュー一覧

  • 七王国の玉座〔改訂新版〕(上)
    ドラゴンとか亡霊のようなものが出てくるが、雰囲気はシリアスな権謀術数がうずまく戦国もの。登場人物が多く、独特の人間関係があり、ちょっと慣れないと進まないが、慣れるとおもしろい。先が気になる。ドラマ版は本を読んでからにしたい。
  • 七王国の玉座〔改訂新版〕(上)
    J・R・R・マーティンが送る一大ファンタジー。ファンタジー小説かと思いきや読後感は戦国絵巻のそれに近く、数々の家同士の争いや権謀術数、数奇な運命に巻き込まれる子どもたちが描かれている。物語は様々な視点によって描かれており、複数のストーリーが同時進行するさまは、やや全体像の把握に困難を極めるが、それで...続きを読む
  • 第二ファウンデーション
    万能でファウンデーションを征服したミュールでさえ、一つの不安に悩まされていた、それが第二ファウンデーションである。

    第二ファウンデーションを精力的に探すミュール。第二ファウンデーションもそのミュールに陰謀を仕掛ける。ミュールが第二ファウンデーションを打ち倒したと思った瞬間に、全てが覆る。

    第二フ...続きを読む
  • ファウンデーション
    偉大な心理歴史学者の敷いたレールの上を踏み外さないように歩く人々。

    膨張した科学と原子力が減退していき、それを維持する科学者達の集団。

    描かれる英雄達の行動方針はただ一つ「何もしない」ように行動する。それによって、偉大な心理歴史学者の描いた
    未来を辿っていく様子が、壮大な物語として描かれている。
  • ファウンデーション
    銀河系全土を一万年以上にわたって支配してきた銀河帝国は、爛熟期から停滞期を超えて、緩やかに衰退しつつあった。
    「心理歴史学」の第一人者ハリ・セルダンは、このままでは帝国が滅亡することを予言し、人類の知識的滅亡を防ぐために帝国中から学者を集めて百科事典を編纂するプロジェクトを開始する。衰退を直視しよう...続きを読む
  • 剣嵐の大地(下)
    だいぶん、勢力図が一気に塗り替えられる感じの動きのある第3部でした。

    一気にピーンと張り切った糸が、もう引っ張りすぎて、バチバチと音を立てて切れていく感じ。
    おもしろいのですが、なんか、悲しいことが多かったなぁという印象です。けっこう、重要人物も、退場したし。
    本当に、誰でも死ぬから、油断できない...続きを読む
  • 剣嵐の大地(上)
    目が覚めた瞬間からはじまるティリオンの悲劇。
    これで、家族と決定的に決別していく感じかなぁ。でも、彼の力のうち、金の力というのは、家に依存している部分なので、どうなることやらです。

    そして、この戦争の結果は、いろんな人の運命を大きく変えていきます。
    ロブしかり、ジェミーしかり、アリアしかり、ダヴォ...続きを読む
  • 剣嵐の大地(中)
    血の婚礼。

    またまた、びといことがおこります。容赦無しやなぁ。

    でも、ティリオン、ロブ、ジョン、ダヴォス、サム、そして、ジェイミーまでが魅力的に見えてくる1巻でもあります。
    そして、ダヴォスが渋いわぁ。
  • 剣嵐の大地(下)
    シリーズ第三弾
    上中下巻の感想

    物語が大きく動いてきた
    主要人物達もドンドンとリタイアしていき、
    今後の展開が気になる

    ただ個人的には国同士の戦争が好きだったので、今後恐らく展開されるであろう異形との戦いが面白いのかどうかでシリーズの評価も異なってくると思う
    続きが読みたい
  • 七王国の玉座〔改訂新版〕(下)
    会社の人に勧められたので手に取ってみた
    上下巻の感想

    中世のヨーロッパを思わせるファンタジー小説
    細かく章立てられており、都度都度それぞれの登場人物の視点で物語が進んでいく
    大河ドラマのような重厚な小説

    面白いのだが、最初は登場人物が多すぎて付いていけない。
    ネットの相関図を見ながら何とか読み進...続きを読む
  • 剣嵐の大地(下)
    やはりGame of Thronesは最高の二次創作。壁の戦い、オベリンの決闘といった原作に記述あるシーンの膨らまし方とか、原作にないのにハウンドとブライエニー戦わせてみるとか。壁、双子城、アイリー城の美術は再現以上のレベル。ほぼ原作通りなのに原作を超えてる。映像化のお手本だなあ。
    本書ラストはまだ...続きを読む
  • 剣嵐の大地(中)
    Game of Thrones の第3章原作。双子城のキャスタミアの雨といい、穢れなき軍団とアスタポア奇襲といい、黒の城襲撃といい、見事としか言えない映像化だってことがわかった。HBO素晴らしすぎる。戦闘は当然、主要人物の年齢と女性キャラの改変が効果的。原作は、女性の描き方がいまひとつ定型なとこある...続きを読む
  • 王狼たちの戦旗〔改訂新版〕(下)
    結構ドラマでは改変してるのがわかってきた。
    人物関係や戦闘の推移が複雑なので物語上の役割を既存の誰かにさせたり、戦闘をまとめたりしてある。後々影響ないんだろうか。(ドラマではブラックウォーター戦を玉葱の騎士が指揮して負けてて、彼がスタニスにこだわり後にジョンに乗り換える理由がよくわかんなくなってると...続きを読む
  • 七王国の玉座〔改訂新版〕(下)
    うむ。ドラマとの違いでいくと、やはりメイスターが本来原作では科学者・技術者の位置付けのところ、ドラマでは宗教者も兼ねてしまってるのが、ドラマ見てて私がテクノロジー不在を感じる要因かもしれない。
    ドラマだと『薔薇の名前』のフランシスコ会修道士みたいな格好だもん。メイスターって科学も理解して信仰も篤いウ...続きを読む
  • 剣嵐の大地(下)
     私が遅々として読み進めているうちに、『氷と炎の歌』は『ゲーム・オブ・スローンズ』のタイトル(これは原書第1部のタイトル)でTVドラマ化されて、DVDボックスも出た。ちょっと見てみたい気もするが、小説のほうだけでも膨大で一気通読といかないでいるのに、ドラマまで付き合えるかという気持ち。
     さて──
    ...続きを読む
  • 王狼たちの戦旗〔改訂新版〕(上)
     『七王国の玉座』ではロバート王の死とその友人にして〈王の手〉のエダード・スタークの死までが描かれる。これによってウィスタロスは〈鉄の玉座〉といわれる七王国の玉座を巡って、五王の並立する混乱状態に陥り、他方、エダードの遺児たちはそれぞれ困難に見舞われることになる。

     王の正統性について、現王権バラ...続きを読む
  • 剣嵐の大地(上)
     王都での攻防戦でスタニス・バランシオンの軍勢を下した王家では、〈王の手〉だったティリオン・ラニスターは重症を負い、代わりに入城した、少年王ジョフリーの祖父にして、ティリオンの父タイウィン・ラニスターが〈王の手〉となり、実権を握る。
     そもそも小人症で怪異な容貌の上に、さらに重症を負ったティリオンは...続きを読む
  • 王狼たちの戦旗〔改訂新版〕(下)
     ラニスター家ではただひとり〈小鬼〉ティリオンが最初から視点人物となっている。彼は発育不良の小人症で、次男のために家督を継ぐ権利はなく、父親の寵愛も、剣士としての肉体もないことを、重々わきまえており、状況を斜めに見ながら、金と口先と知恵で人生を切り開いていく痛快な人物だ。
     宮廷での権力を確保したラ...続きを読む
  • 七王国の玉座〔改訂新版〕(下)
     作者は物語の全体的状況において、どれかの登場人物に肩入れしようとは思っていないようである。しかしながら、当面、清廉潔癖で名誉を重んずるスターク家が宮廷の陰謀に巻き込まれていく様が描かれるので、視点人物の多くがスターク家の人々だ。まずはスターク家に感情移入しながら読むことになるだろう。冒頭で〈大狼〉...続きを読む
  • 七王国の玉座〔改訂新版〕(上)
     〈氷と炎の歌〉と題される長い長いお話の第1部の上である。途中から訳者が変わって、人物名の読みや訳語の変更があったため、遡って統一が図られた新版であるから、これから読まれる方はこれを手にされたし。

     南北に伸びる大陸ウィスタロスの七王国、かつては群雄割拠したが、今はひとりの王が治めている。しかしそ...続きを読む