伊集院静のレビュー一覧

  • なぎさホテル

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    ホテルで7年間を過ごすという経験をされた伊集院さんのお話。
    何物でもない若者に優しくする支配人とそのスタッフたち。そのシチュエーションが素敵だなと思う。世の中の大抵の人は、どこの誰とも知らない若者にそのようなことをしない。そうさせてしまような魅力があったということでしょう。
    素敵だな。

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    2025年04月29日
  • いろいろあった人へ 大人の流儀 Best Selection

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    別れを経験して人は大人になっていくのだな、と深く納得。
    途中、文脈から迷子になりそうになり、何度か読み直した。大人の文章を読むこちらもまた大人にならないと。
    大人は年齢だけではない。反省

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    2025年04月11日
  • 琥珀の夢 小説 鳥居信治郎 上

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    星3.5

    サントリー創業者、鳥井信治郎の丁稚奉公していた頃のお話
    丁稚という厳しい環境の中でも仕事をこなし、学び、負けんとする意気込みが伝わってきて面白い

    これから商いをするところで上巻が終わり早く続きが読みたい

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    2025年03月31日
  • それでも前へ進む

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    2023年の11月に亡くなられた伊集院静さんの本

    弟さんや夏目雅子さん(若くして亡くなられた奥様)
    を人生の早い段階で、失った。

    人の死というものは二度と会えないということであって、それ以上でもそれ以下でもない

    早過ぎる別れの経験
    そんな割り切れない思いを抱えながらでも
    それでも前へ進む、のが人生

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    2025年03月22日
  • ナポレオン街道 可愛い皇帝との旅

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    筆者の伊集院静が皇帝ナポレオン・ボナパルト所縁の地を訪れて、色々と想いを馳せるエッセイ。
    本書でも先生はどこに行ってもギャンブルはやるし、日本人のことを憂うし、この方の価値観は好きになっちゃうね。
    ぜひ一度はフランスの街に行ってみたくなるような、さまざまな美術館、観光地を紹介してくれてます。

    あの世でもお変わりなくやってらっしゃいますか。

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    2025年03月03日
  • いねむり先生

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    ネタバレ

    この著者の魅力とは何だろう。
    いねむり先生=阿佐田哲也のことを描いているのだが、阿佐田哲也はじめ、みな著者のことが好きで、常に気を掛けているのである。
    阿佐田哲也も魅力的だが、著者も本当に魅力的な「大人の流儀」が備わった男だったんだろう。

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    2025年01月05日
  • 旅だから出逢えた言葉

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    伊集院さんが旅先で出会った人々、そして言葉にまつわるエッセイ集。淡々と、しかし真っ直ぐに人を見つめる眼差しが感じられる文章が心地良い。他の著作とのエピソードの重複も多いが、言葉にフォーカスが当てられており、新鮮な印象を受けた。

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    2024年12月31日
  • 大人の流儀

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    ネタバレ

    最後の夏目さんとの別れの話がぐっときた
    長く生きてきた方だからこそのエッセイってかんじ、そして価値観に時代を感じる

    こんなに長く生きてるのに女子供の空気を読んでたまるかってところもそうだよなあって

    銀座の鮨屋も小料理屋も行きたくなった
    食べログの評価になんて縛られないで、良いお店を見つけたい

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    2024年12月27日
  • 別れる力 大人の流儀3

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    別れるにも力が必要だと思って読んだ。勉強になったけど、納得できない部分も。決めつけるような書き方は伊集院さんの当たり前らしい。

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    2024年12月01日
  • 作家の贅沢すぎる時間 そこで出逢った店々と人々

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    ネタバレ

    何気なく書店で手に取った一冊。筆者が好んだ各地の料理店についても、もちろん記載があるが、そこよりも筆者の為人や(あまり想像も及ばない)店主との関係性を気軽に楽しむことができた。未だ筆者の小説を読んだことはないが、背景情報(かなりの博打好き等)を入れた上で書籍を読むと、また違った楽しみ方ができるのでは、とも思う。

    特に印象に残った箇所は以下の通り
    ・「「おまえ、連絡を何度もしいへんでええで。便りがないのが元気な証拠言うやろう。連絡がなければ、俺の中でおまえはずっと生きとんねん」」(p.70)
    ・「それでも若い時にだけ、将来のことは見えなくとも、前に踏み出さねばならない時がある。その行動をするか

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    2024年11月08日
  • 許す力 大人の流儀4

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    いいエッセイだった。エッセイらしいエッセイを読むのは初めてで、図らずしていいデビューになった。

    伊集院静さんは名前こそ聞いたことはあったものの、彼や彼の作品に触れることがなかったので新鮮な気持ちで読む事ができた。非常に面白い方だと感じた。

    氏の「いい話」の基準がイマイチわからん。これが理解できたときが大人になったときなのかもしれないとか思った。果たして自分に理解できるのか。

    小説家ともあり文体から非常に「小説」を感じる。風情と情緒に溢れた文体と昭和臭い話の内容とのギャップがどこか粋だった。

    競馬と酒はどの話にも出てくる。そういった類はだらしないものとばかり思っていたが、突き抜けると逆に

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    2024年10月03日
  • もう一度、歩きだすために 大人の流儀11

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    夏目漱石すきなの?
    コロナ禍に書かれたみたいで懐かしかった。
    マスクしてないのがなんとも思われない世の中になるなんて思ってなかったなぁ…

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    2024年08月23日
  • 続・大人の流儀

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    厳しい事も多いけど、やっぱり深くて面白い! 「人の生は切ないことがやってくるものなのだ。それを精神力だけで克服できるほど強靭な生き物ではない」
    って文が響いた。
    伊集院さんはお酒にたよっていたけど、
    そう、頼ることもあるよねって、ちょっとほっとした。

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    2024年07月02日
  • 許す力 大人の流儀4

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    許す力とは何だろうと思いながら手に取った。

    許せないことは多々ある。しかし許さずにいることはそのことに囚われているということでもあるのではないか。
    許すこととは忘れること、受け止めること。
    しかし色々なもの背負いながら生きていき、捨てながらも拾っていくその中で自分の大切なものが残っていくのではないか。
    それが生きることなのかな。

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    2024年06月15日
  • もう一度、歩きだすために 大人の流儀11

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    寂しい思いで読みました。
    大病から不安を抱えながらも復活され、さあやるぞとの思いに溢れていました。

    ご自身のこと、大好きなノボさんとの別れなどさまざまなことからの「もう一度、歩きだすために」だったのでしょうね。

    "人はそれぞれ事情をかかえ、平然と生きている"

    こんな事書ける人ってどんな人?
    自伝的長編「海峡」を読んで納得。
    この人の言う流儀やらを教えてもらおう。
    そんな出会いのシリーズ、完結ということですよね。

    心に残る小説家です。
    まだまだたくさん楽しませていただきます。ありがとうございました。

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    2024年04月21日
  • 一度きりの人生だから 大人の男の遊び方2

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    ○内容
    筆者の哲学を学べる本。
    旅の詳細だったり、筆者と著名人とのエピソードだったりが記されている本。

    ○感想
    かっこいい男の生き方を参考にしたく、読んだ。
    身なりにこそ気を遣うことへの大事さを教えてくれる。

    ただ、自分は6割くらい読んだところで飽きてしまった。とはいえカジノへ行きたくなる本。

    ○学び
    ・カジノで買ったら靴を買う
    ・"ギャンブラーが勝ちうる金額は、限度があり、それはその人が生まれ持った度量である"

    この一文は、心をくすぐられる内容であり、カジノへ繰り出したくなると感じた。

    確かに、勝負所でBETできるかどうかは度量を試されていると感じた。ハイリスク

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    2024年03月29日
  • 作家の贅沢すぎる時間 そこで出逢った店々と人々

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    ■前説
    伊集院静は説教が似合う。久々に伊集院静節に翻弄され、そう実感。毎年成人の日にサントリーが新成人へ向けた新聞広告のコピーを、長らく務めた山口瞳から衣鉢を継ぐかのように伊集院静が担ったのも納得。山口瞳も伊集院静もコピーライターだっただけに心構えはさらりと、エールは手の温もりを感じるような筆致。

    ただ伊集院静が亡くなり、はたして誰が引き継ぐのか。酸いも甘いもを知る人だから言える心得。上から目線からの訓示、大いに結構。毎年読むのを楽しみにしていただけに残念。

    ■あらすじ
    本書は2章構成。第1章は忘れがたい料理と忘れ得ぬ人との交流を語る。若かりし頃、肉体労働をしていた横浜、毎晩飲んだくれて

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    2024年03月29日
  • 追いかけるな 大人の流儀5

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    2015年初版。相変わらずの言いたいことを歯に衣着せぬ文章。今のご時世では、うるさい爺さんなんでしょうね。ただ、私は著者に年齢が近い。頷く部分も多々あります。やたら周りを気にして忖度ばかりをして生きてきた私にとっては憧れる部分が、あります。でも、他の方もコメントされていますが、シリーズを重ねるごとに仕方ないですが新鮮味が、なくなってきたなあと思います。

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    2024年02月21日
  • 48 KNIGHTS(フォーティエイト・ナイツ)~もうひとつの忠臣蔵~

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    忠臣蔵という話は幼い頃に祖母が見ていたドラマや
    テレビで放送されていた宝塚歌劇、12月になると放送されていた「真実!忠臣蔵!」のようなスペシャル番組で知っていたので本で読もうとは考えたこともなかった。
    完全なるジャケ買いというか、忠臣蔵には似つかわしくない題名に、つい手にとってしまった。

    大石内蔵助の主君を想う気持ちや家老としての生きざまをしっかり読み込める物語なので、松の廊下の日の場面では史実を知っていながら「こらえて、浅野内匠頭!」と胸がキュッとなった。

    浅野内匠頭の切腹から討ち入りまでの日々の赤穂浪士たちの心情や葛藤、本懐を遂げてからの覚悟、一貫して描かれる「汚名を雪ぐ」という志をじ

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    2024年02月19日
  • 不運と思うな。大人の流儀6 a genuine way of life

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    伊集院さんが昨年鬼籍に入り、なんだか読み惜しみ。こういう小うるさいオジサンってまだまだ必要なのに、刻一刻と時代は変わっていく。
    それでも「バカ言いなさんな」は時代を超えて継承されたい、ものの本質。

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    2024年02月19日