伊集院静のレビュー一覧
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小学生のとき、両親に買ってもらった「世界名作文学50冊」の中に入っていた。あの名作文学は1冊に数作が収められており、やたらと重かったという印象がある。手に持って読むのは小さな小学生には結構な重労働で、いつも寝そべって読んでいた。あの当時は「小公女」や「秘密の花園」などのいかにも少女好みの作品に傾倒し、この手の冒険物はさほど心が惹かれなかったのを覚えている。それなのに、今になって読み返すと冒険物が断然おもしろい。伊集院静のリメイクだから、ことさらに面白いのかもしれない。それでもページを繰るたびに脳裏に浮かんでくるのはトム・ハンクス主演のCast Awayの映像だった。
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Posted by ブクログ
ANAの機内誌「翼の王国」で2017年6月から2020年3月まで連載された旅のエッセイ集。題名の通り、各国に滞在中に拾ったり買ったりしたそれほど高価ではない土産と、それにまつわるエピソードに触れている。拾った石、マツカサ、競馬の投票券、お手拭き、マテ貝の貝殻なんていうのもある。
50歳代半ばに1年の半分近くを海外で過ごし、取材などで月の上旬をナポレオン街道(エルバ島からパリまでの道、中旬をゴルフコース、下旬を美術館巡りで過ごす、という何とも羨ましい生活を送っていたという。収録された全34篇のうち、フランスがアメリカと同じく一番多く6篇、スペイン5篇、中国・香港が4篇と続く。
ヤンキース所属中だ -
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伊集院静は、「大人」の流儀を教えてくれる。
いまどき、こんな親切に大人の流儀を教えてくれる人はいない。
それも押し付けがましくない。
自慢話もしない。
佇まいに男の色気がある。
飲み屋のママさんが放っておくはずがない。
こんな人と飲みに行きたいと思う。
だが、ママやチーママは、伊集院さんにゾッコンであることは覚悟しなくてはならない。
それでも良い。
この人の立ち居振る舞いを見てみたいと思った。
本書を読んで、今度は一人で伊集院流「大人の流儀」を実践して見るのだ。
プチ「伊集院」でも良いではないか。
プチ「伊集院」が一人でも増えれば、飲み屋は居心地の良い空間になることだろう。