伊集院静のレビュー一覧

  • 大人の流儀

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    大人の流儀として、語られる言説のそれぞれには、昭和の男の価値観が伺えて、時代と社会の変遷を感じる。全てを大人の流儀として、頷き讃美することはできないが、中には人生を重ねたからこそ発せられる言葉がある。

    KYという言葉、最近は聞かないが、若者の狭量な範囲の中での言葉として切り捨てていたり、
    『それが世間のすれ違いであり、他人の事情だということを私は後になって学んだ。人はそれぞれ事情をかかえ、平然と生きている』などの言葉に、人生の深みを、人間の共通性を感じる。

    愛するひとの別れについては、大きな喪失とその哀しみを受け入れていく姿が静謐に語られる。
    人生は続いて行くということか。



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    2022年04月17日
  • ひとりで生きる 大人の流儀9

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    一人で生きる、それが出来れば誰かと比べて苦しんだり悩んだりする事もないのに。
    それが出来たらどんなにいいだろう。
    本当に強い人だと思う。
    そんな人間になりたいと思うけれど、どうしたらなれるだろう。

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    2022年03月25日
  • 誰かを幸せにするために 大人の流儀8

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    読み進めているうちに、この人(著者)は心から悲しい事や嬉しい事をたくさん経験した人なんだなと強く伝わってきた。
    その度悩み抜いて乗り越えてきたんだろうな。
    説得力のある一冊。

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    2022年03月20日
  • 追いかけるな 大人の流儀5

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    バカ犬と呼んでいる愛犬とご両親のお話しがたくさんありました。家族を本当に大切にされています。(しないやつなんているの?:伊集院 静風)

    「私が言う“追いかけるな”は、前進のためにあると思っていただきたい。」

    「世の中には、さまざまな人、さまざまな場所が、あなたを待っていると信じることが大切である。」

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    2022年03月07日
  • 別れる力 大人の流儀3

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    ガンコ親父の、別れをテーマにした「説教」、いや失敬「教訓」本。

    この年代の人達ってホントに大変な時代を生きているだけに、今の表面上の平和に余計違和感感じるのかな。
    個人的には、ビートたけしに通じるキレ味があるような気がします。

    この手のお本は、すごく複雑な気分になります。
    やっぱり次世代の人間として、「この人頭硬いな」って思ってしまう反面、「こういう人がいる世代が終わってほしくない」と思ってしまいます。

    今の世代より、よっぽど筋が通ってて、自分の生き方を貫き通すかっこよさんを持ってる。でも、それを今の時代があまり許さないのか。。

    少し話しが横にそれましたが、自信が経験した別れを通じて、

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    2022年01月06日
  • 別れる力 大人の流儀3

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    伊集院静が「週刊現代」に連絡しているエッセイを、「大人の流儀」という書名で単行本化したもの。本書がその3冊目であり、2011年12月から2012年11月にかけてのものを、抜粋、修正したもの。私は1冊目も2冊目も読んでいる。
    時々、「うんっ?」と思うような部分がないではないが、基本的には真っ当なことを真っ当に書いていると思う。
    最近、この人が、阿佐田哲也、あるいは、色川武大について書いた「いねむり先生」を読んで非常に面白かったので、手にとってみたもの。
    例えば、通勤の電車の中で、あまり頭を使わずに読む本(内容がないということではなく、文章がとても読みやすく、すっと頭に入ってくる)を探している方に

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    2021年12月28日
  • 許す力 大人の流儀4

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    「許せない自分だけがダメな人ではなく、皆それをかかえて生きていることを知ることである。」

    「いつか許せば、それはそれで生きる力になるのだろうが、許せないものも人のこころの中で何かしらの力になっている気がする。」

    許せないやつがいるけども、、、そんな俺は俺なんだ。
    てか!

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    2021年11月23日
  • 大人の流儀

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    伊集院氏の考えが如実に読み取れる本。
    共感できたりできなかったりするが、
    何度か読み返して理解を深めたいと感じた。

    特に最後の「愛する人との別れ〜妻・夏目雅子と暮らした日々」というエッセイは響くものがあった。

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    2021年11月14日
  • 別れる力 大人の流儀3

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    「たとえ人が、バカなことをと笑ってもかまうことではない。正しいことというのは半分以上が人の目に見えないことだ。」

    「人というものはつき合ってみないとわからないことが意外に多いものだ。」

    伊集院さん、ブレがない。特に嫌いなこと。

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    2021年10月08日
  • 続・大人の流儀

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    著者の自叙伝的小説「海峡」を読んで、ご両親への大きな尊敬の念を感じていたが、その思いを片時も忘れずに生きているのだなぁという一冊であった。

    執筆時期が3.11前後で、自宅の仙台での被災状況は言葉にできないものだった。
    「私は被災者ではない。」
    自分ではない人たちへの配慮がとてつもない。

    黙ってやれ。

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    2021年09月14日
  • 続・大人の流儀

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    作者の長年の経験や功績によって築きあげられた確固たる思考や考えが苦手で流行っていたシリーズ一冊目を買ったものの少し読んでやめてしまった流儀シリーズだが、母にこの続編の最後の方の何かが良いと勧められて読んでみた。仙台で東日本大震災を体験した作者がその体験や思いを綴っており当時の状況を思い出す。身内を失ったり家を無くしたわけではない作者が自分の事を被災者ではないと語り、被災者に寄り添った思いを読む中に、被災地に行ったことがない私に色々と考えさせられる機会を与えてくれた。流儀シリーズの一冊目には夏目雅子との死別に際した思いが綴られているようなのでどこかの機会に読んでみようと思う。
    心に残った言葉の備

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    2021年07月10日
  • 大人の流儀

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    大人としての身だしなみはきちんとするだったり、人を信じるだったり、すぐに役に立つものはすぐに役に立たなくなるなど、いろんな教えがあった。
    何度か読み返すとまた深まりそう。

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    2021年06月09日
  • ひとりをたのしむ 大人の流儀10

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    ネタバレ

    「大人の流儀10」
    齢ばかり重ねても「大人の流儀」に届かない私
    伊集院静のズバッと言い切るところがいい
    うなずくところが多い
    でも鼻につく

    「無頼作家」さん、お元気で
    ノボくん、がんばったね

    ≪ 味わえる ひとりの時間 いいもんだ ≫

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    2021年05月23日
  • ひとりで生きる 大人の流儀9

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    昭和臭ぷんぷんの著者
    どうも上から目線

    それでも
    様々な近しい人との別れから自分を深めていった優しさには惹かれる

    繰り返しが多いが
    心に残る言葉も多い
    たくさん響いた
    冷たく突き放したような言い方の向こうに見えた

    ≪ 人の死は 残った者の 幸せに ≫

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    2020年11月29日
  • ひとりで生きる 大人の流儀9

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    ずっと人を頼らず、しっかりと自分の人生を歩んできた筆者が
    人はひとりでは生きていけないと言う。
    孤独に生きることは当たり前のことで、
    孤独に生きるからこそ、誰かの存在が必要なのだと。
    筆者に寄り添う、老犬の描写が優しくて愛おしい。
    クールなイメージを持っていたけれど、愛情深い人なんだろうな。

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    2020年10月26日
  • 琥珀の夢 小説 鳥居信治郎 上

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    改めて商売の我が街を誇りに思う。
    令和に残るあれやこれや多くのモノやサービスが昭和初めの沢山の傑物達が凌ぎを削って開発された。「やってみなはれ」その志は現代の多くの経営者に受け継がれて行くのだろう。
    個人的には文中に出て来る場所や通り名などが古地図を眺めている様で“萌”でした。

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    2020年10月17日
  • 琥珀の夢 小説 鳥居信治郎 下

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    底力とは何なのだろうか。胆力というものか、頑固さや粘り強さも必要か。ここまでやればというゴールを置かずに、どこまでも探究し続ける心の強さを感じた。
    読者としては、終わりにもう一つ強い山場があってもよかったのでは、と思った。

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    2020年09月20日
  • 琥珀の夢 小説 鳥居信治郎 下

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    鳥井信治郎のただならぬ商人(あきんど)精神を感じました!
    芸者さんやカフェ(今で言うキャバクラ)に自社製品の良さを伝えるため足繁く通い営業。
    新聞に広告を載せてアピール(恐らく本書を読む限り新聞広告はサントリーが初)
    関東大震災が起ころうが戦争が起ころうが、身内に不幸があろうが、常に攻めの姿勢で商いを続けます。
    それと同時に新商品の開発も進め、無謀だと言われようがジャパニーズウイスキー作りに奔走します。
    また、彼は従業員に自分を社長ではなく大将と呼べと言っている所が印象的でした。
    従業員は皆家族であると言う考えは現在のサントリーにおいて、福利厚生の充実と離職率が極めて低いことに繋がっているそう

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    2020年09月02日
  • 琥珀の夢 小説 鳥居信治郎 下

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    サントリー創業者 鳥井信治郎の小説後編です。

    小西商会から独立を遂げた信治郎が、国産ウイスキーを目指し奮闘する様子を中心に描かれています。上巻では人に騙されて被害を被る場面もありましたが、下巻では周りの人(特に家族)に支えられる描写が多かったです。信念と周りの支えがあってこそ大事業を成し遂げることが出来たと感じました。

    一方、関東大震災(1923年)、盧溝橋事件(1937年)から太平洋戦争そして終戦と目まぐるしく変わる時代の中での困難等の描写はなく、密度が薄くそこに物足りなさを感じました。

    44歳にして山崎の蒸留所開設を決意し、世界一のウイスキーまでの道を築いたチャレンジ精神に最も感銘を

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    2020年08月30日
  • 琥珀の夢 小説 鳥居信治郎 上

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    サントリー創業者の鳥居新治郎氏を描いた小説だと知り、興味を持って購入しました。

    上巻では、大阪釣鐘町にある両替商家の次男として生まれた信治郎が小西屋に丁稚奉公に励み、国産葡萄酒造りを志ざし、自分の足で独り立ちするところまでが描かれています。

    上巻を読み終えて、話し言葉が全てほとんど聞かない関西弁のため何を言ってるかすぐ理解できないことがあり、少しストレスに感じました。

    ただ自分の決めたことに邁進する態度や好奇心、すぐ行動に移せる実行力に勇気を貰いました。
    下巻も楽しみです。

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    2020年08月18日