伊集院静のレビュー一覧

  • さよならの力 大人の流儀7
    伊集院静も少し丸くなってきたのか、いいころ合いと読んだのか、やたらと、亡き妻夏目雅子と海難事故で亡くした弟の話が多い。逆に、やっと書けるところまで来れたということか。なかなか、興味深い。
  • さよならの力 大人の流儀7
    大人の流儀シリーズ7集。本当の別れをしたことがない自分にとってそのときがきたらもう一度読みたい本になるだろう。悲しんだり不憫に思ったりすることは当然だがその先はある。成人に向けた言葉も息子に読ませたい言葉だ。
  • さよならの力 大人の流儀7
    伊集院静さんの大人の流儀シリーズを読むのは初めて
    なぜか、このシリーズだけは読んでみたくなった
    ああ、そうだなぁ、そうなのかと納得しながらも
    ひとつの考え方、生き方として読み終えた
  • さよならの力 大人の流儀7
    一部分、これをツイッターでやったら
    大炎上騒ぎになるような
    文章が見受けられるのでご注意を。
    (ある件に関してだけどあれは親が悪いよね。
    ダメ親でも敬えなんてバカ語れ)

    やはり伴侶動物を飼うと
    どうしても、別れは付きまといます。
    うちも若い愛する猫を亡くしたので
    痛いほど気持ちはわかります。

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  • 大人の流儀

    大人の流儀#1

    毎年4月1日の酒造メーカーの広告の文章を楽しみにしています。この大人の流儀も
    いろいろ苦労している経験から言葉に重みがあって小気味よい印象です。
    やる時はやるという最後の無頼派としての生き方が素晴らしいです。
  • 不運と思うな。大人の流儀6 a genuine way of life
    このシリーズ卒業と、思っていたのだけど。
    手に取って。
    読むタイミングよかったからか。

    沁みましたぁ。

    〜不運などということはこの世にはない。〜
  • 不運と思うな。大人の流儀6 a genuine way of life
    やはりグッと来る箇所が何ヵ所もあります。
    特別にしんみりした文章ではなく、むしろからりとした文体なのに迫って来る。経験の深さ、年月によって深く醸された思い、というようなものを感じます。

    「人は泣いてばかりで生きられない。泣いて、笑って、正確には、笑って泣いて笑う、が人の生きる姿である」という一文が...続きを読む
  • 不運と思うな。大人の流儀6 a genuine way of life
    得られる言葉、響く言葉があるかは

    その日その時の心の持ち用ですが

    今日はいただきました。また読み返します。
  • 不運と思うな。大人の流儀6 a genuine way of life
    20160712 いろいろ世の中が変わっていくように感じてしまう。こんな時にぶれない基準になる本。毎回の感想だが発行期間が丁度良いのかもしれない。
  • いねむり先生
    80年代の色川武大と著者との交流を軸に書く自伝的小説。人付き合いにおいてとことんまで無防備な色川の姿が強烈。エピソードはほぼ事実だと思うけれど「書いてない」ことはあると思う。
  • 追いかけるな 大人の流儀5
    今は切なくとも「悲しみには必ず終わりがやってくる」という老婆の言葉を私は信じたい 人間の才能なんて高が知れている。どんな職業、仕事も周囲の人が見守り、育ててくれるのである 救いを求めるような眼差しは、人間社会でいえば、可哀想だになるのだが、ツルは平然とそれをする。そうしなければ生きていけないのだ便利...続きを読む
  • 追いかけるな 大人の流儀5
    小説もきっといいに違いない、と思いつつ食指が伸びずこのシリーズだけ読んでいます。時々「ぐっ」と来たり「むっ」としたりしながら読むのが楽しい。頭を使わずさらりと読めるのがいいです。

    このシリーズを読んでいるといつも感じるのは「100%男だな」ということ。匂い立つかのような「男」を感じます。
    小説に食...続きを読む
  • 別れる力 大人の流儀3
    人との別れについて。

    伊集院さんの文章には独特の雰囲気があります。
    いい加減なようで筋が通ってる。
    どうなるとこういう考え方ができるのかな、とその発言に魅力を感じます。
  • いねむり先生
    似た者同士なのか、否か。わからない。
    でも、ボクの中に何かを見出していたのは確か。
    結婚してすぐに病気で妻を亡くしたボク。酒と博打におぼれ見守るしかない人たち。その時には気が付けない、本当は優しい人たち。
    その中で、引き合わせてもらった「先生」。
    偉い先生であるはずの先生は、偉ぶることなくボクに接し...続きを読む
  • 追いかけるな 大人の流儀5
    学生時代にほんの少しだけ、作家になりたいと思ったことがありました。
    こういう文章が書きたかったものです。

    当然のことですが、憧れてるという段階で憧れを手にすることはできないものだと悟りました。

    伊集院静さんと同じ人生を歩めば書けるかというと、そういうものでもないのでしょう。
    こういう文章は、その...続きを読む
  • 追いかけるな 大人の流儀5
    20151127 読んでいてうなづける事と考えさせられる事に出会う。普段気にしていない事がどれだけ多いか考えさせられる。このシリーズを読むことで基準の確認ができる。
  • 許す力 大人の流儀4
    歳をとったな先生。追悼文が大半を占める。若いころと現在の自分を比べる。それら思考はおのれの死をも意識してのことだろう。そこに悲哀がある。
  • 許す力 大人の流儀4
    それは選手としての能力もあるが、それ以上にドラフトで起きた桑田真澄との事件を黙って耐え、迎えてくれる球団があるなら、そこへ行くと決めた潔さだった。
    「時間がクスリになります。それまで踏ん張りなさい」
    どんなに精神がまいったとしても、いつか立ち直って再出発できるのが人間だとも書いた。
    "人はさまざまな...続きを読む
  • 許す力 大人の流儀4
     伊集院静氏の著作は何冊も読んでいるが、少し御沙汰してしまった。この「許す力」も「大人の流儀」から2つ跳んでいる。
     自分は許せないんだな、ホント。心が狭いからさ。でも「許せないならそれでいい」と言っていただける。
     「家人の『くれぐれも思慮に欠けた行動は・・・』」でブレーキをかける。伊集院氏といえ...続きを読む
  • 別れる力 大人の流儀3
    けっこうですね、「おいおい、そこまで言っちゃう?」という偏った切り口もあるのだけど、伊集院先生だから許されちゃうのでしょうね。

    そのまま読み進めて行くと、ハッとする一文に出会える。
    だから読書は止められないし、伊集院静さんのファンもやめられない。

    「ひとかどのことを成して、長くきちんと生きてきて...続きを読む