伊集院静のレビュー一覧

  • 許す力 大人の流儀4

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    毎回、カッコいいです。大人の男とは、純粋で真っ直ぐで明るい(悲しくても)ということでしょうか。いつもながら、愛犬や奥様、お母様とのお話はいいですね。「これは許せないなぁ、と呟きポケットに入れる」これが大人の流儀なんですね。

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    2020年08月21日
  • ひとりで生きる 大人の流儀9

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    ★4.0(3.29)2019年10月発行。週刊現代に2018年10月から2019年8月にかけて掲載されたエッセイから一部抜粋・修正。なるほど、仙台の話が良く出てくるかと思ったら、奥さんの篠ひろ子さんは仙台出身だからですね。著者の二人目の奥さんはあの夏目雅子でしたね。文章は非常に読みやすく、日常の生活を綴ったエッセイ。今年の1月にくも膜下出血で倒れたが、大分良くなってきたようですね。日経新聞連載の「ミチクサ先生」の連載再開を楽しみにしています。

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    2020年08月16日
  • なぎさホテル

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    放埒な生活を続けながらも小説を書くことに真剣に取り組んでいます。それが伝わってきたのが「.....選んだ職業、または世界なのだから、自分もどこまでやれるかはわからぬが、やってみたい。やってみよう、.....」
    それにしても著者は若い頃から飲んだくれで、借金ばかりしていました。
    個人的には実生活ではこういったタイプの人は嫌煙しがちですが、何となく共感が持てたのが不思議でした。
    季節を問わず、逗子を無性に訪れたくなりました。

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    2020年08月18日
  • 琥珀の夢 小説 鳥居信治郎 上

    ネタバレ 購入済み

    堪能‼️

    久し振りに小説を読んだと実感。伊集院静によって、サントリーという企業の成長の推移の中で、鳥井信治郎という創始者の姿が生き生きと描かれている。鳥井信治郎の生きざまは今だからこそ魅力的である。母こまから受け継がれた
    「陰徳」という日本人の徳の中心にあった考え方は私も祖母に小さい頃から言われ続けた言葉でもあり懐かしかった。この考え方は主人公の一生を貫いたものでもある。なんといっても鳥井信治郎の生き様が、このコロナ禍の日々に元気をもらえた。夜中の二時まで一気に読み、実は眠れず下巻も読み始めてしまった。

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    2020年07月19日
  • 悩むが花

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    20代後半ですが、2世代以上上の大人の価値観に対する興味と関心を起点にして読んでいくと、最後まで楽しく読めます。同情すると見せ掛けてからの一刀両断。同世代には見られない類いのユーモアセンスを随所に感じ、それは一周まわって新鮮なスタイルとして楽しむことが出来ました。

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    2020年07月12日
  • 不運と思うな。大人の流儀6 a genuine way of life

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    2016年作品。災害や事故で道半ばにして亡くなられた人々への鎮魂のメッセージが溢れる1冊。亡くなられた人々が不運だったと考えてはいけない。それは私たちの人生をも否定することになる。彼らの人生にもまた喜びがあり、悲しみがあり、四季があり、様々なことを乗り越えて生きた人生だったのだと。そう言い聞かせて生きている。

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    2020年06月09日
  • 続・大人の流儀

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    「若い時期にだけ出会える恩人がいる」

    時期によって感銘を受ける言葉や人は異なり、その時期その時期にしか出会えないものがある。

    「世の中とは、不幸せの底にあるものと、幸せの絶頂にある者が隣り合わせに立つことが日常的に起こるものだ」

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    2020年05月17日
  • 大人のカタチを語ろう。

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    ネタバレ

    2020/03/22予約

    何度読んでも、心が揺さぶられる箇所。

    死別は時間だけが解決してくれる

    あんなに辛かった日々があった、といつか思える日が来る

    確かに本当に辛かった日々を、時々思い出すようになったかもしれない…
    一番辛かったときは、そんなことあるわけない、と思っていた。
    経験した人の言葉だから、納得がいく。

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    2020年04月06日
  • 大人の流儀

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    大人って、大人に自然になるものではない。
    歳をとれば、大人になるというわけでもない。
    確かに、愚痴を言わないで、きちんと流儀を語ることは難しい。
    若いものを批判することが、大人の流儀でもない。
    世の中、幼稚すぎたり、軽薄すぎたり、いつの間にか
    薄っぺらくなってきている。
    人間は、ほとんど水分でできているが、
    水よりも軽い存在になっているような 大人。
    大人とは、いろんなものを味わい、噛み締めて、
    そして、やっと 「ぼそり」と言えるものかもしれない。
    伊集院静の この大人の流儀を読みながら、
    不思議に、自分が 大人になりたいと思えるのがいい。
    歳をとって、老人になっても、
    大人になれてない自分に

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    2019年12月13日
  • 大人の流儀

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    読んでて小気味が良いし、ちょっと寂しさとか孤独も感じ、「大人」を感じます。こんな大人な生き方はなかなかできませんが、「あっ、こういうことか!」と一つでも気づくことがあればいいなぁと思います。 巻末のエピソードは、また深く心に残りました。

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    2019年11月08日
  • いねむり先生

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    このタイトルは突然寝てしまう色川武大(阿佐田哲也)の持病であるナルコレプシーを指しているタイトルとのこと。 筆者の、雀聖と言われた博打うち阿佐田哲也への敬慕と愛溢れる作品。 勝負の世界に生きる人間の、あくまでも自然体でそれでいて見返りを求めない本当の優しさ、本当に豊かな人間関係とは何かということを考えさせてくれます。優しさというものは陽だまりの中で感じる柔らかなものだけではなく、人の涙、汗、血を拠り所に集う人々の中で生まれるものでもあるのだと気づかせてくれました。

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    2019年10月28日
  • 誰かを幸せにするために 大人の流儀8

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    ”誰かを幸せにするために”とタイトルにあります。
    これは誰かを幸せにするためにどうすればいいのか、ということを書いたものではなく、人は誰かを幸せにするために生きているんだ、ということがいろんなエピソードを通して書かれています。

    私もそうなんだ…と、気づかされ、それにふさわしい自分でありたいと思います。

     伊集院氏の近しい人の死のことも書かれていて、それが少し今の私の状況に似ているので、書かれている言葉がとても心に染みました。

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    2019年06月14日
  • 別れる力 大人の流儀3

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    今回は副題とおり、別れに関する流儀がメインの話し。ここ最近の時事と共に著者の考えがよくわかる。耳が痛い内容もちらほら。おっさんも、若者もいるんな意味でボケちゃってると思う。

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    2019年06月12日
  • 大人の流儀

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    著者の大人としてのこだわり、考え方がよくわかる。
    いろんな経験をしたからこそ、わかる部分の記載もある気がします。
    そのこだわりは嫌いじゃないです。

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    2019年06月12日
  • いろいろあった人へ 大人の流儀 Best Selection

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    筆者がこれまで生きてきた中での人との出会い、そして、別れを作品にしている。特に死別後の筆者の生き方、思いを知ることができた。伊集院氏の他の作品も読んで、お人柄を知ってみたいと思った。

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    2019年05月05日
  • 続・大人の流儀

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    最後の章の「星~被災地から見たこの国」が心に残った。伊集院静の見解がすべて正しいかどうかはわからない。ひょっとしたら怒りの矛先を間違っているのかもしれない。でも怒らずにはいられないのだろう。伊集院アニキなら、神様にだって一言申すかもしれない。神奈川県にいたオイラはテレビのニュースで信じられない被災風景を見ていたけど伊集院アニキの言うように「喉元すげれば」って感じになっていたと思う。毎日増える被災志望者数を見ても実感がなかった。死というものを普段から考えてこなかったからだ。オイラは本当に近しい人の死を知らない。情けないが両親の死をきちんと受け止められるか自信がない。しっかりしろ、オレ!

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    2019年01月20日
  • 追いかけるな 大人の流儀5

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    タイトルは「追いかけるな」だが、それにまつわる話ばかりではないことは、このシリーズが始まってからのことだから驚かない。伊集院静はタイトルと内容でオイラの期待を見事に裏切ることが時々ある、良くも悪くも。それでも楽しく読んでしまうのはオイラが贔屓にしているからだ。正しいとか正しくないとかを期待していないのかもしれない。伊集院静らしいかどうかが大事なのだ。自分らしくいることって、もちろん自分のためなんだけど、どこから切っても自分らしくいることはそんなに簡単じゃない。何かのために自分を裏切るような選択をすることもあるだろう。伊集院静だって実はそういうこともあるのかしれないけど、何のためにそうするのかが

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    2018年12月29日
  • 人生なんてわからぬことだらけで死んでしまう、それでいい。

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    甘ったれた性根をぶった斬ってます(笑)
    読者からの人生相談へのアンサー。
    一般人から同業の物書きまで幅広いところから、相談が寄せられてます。

    ニヤニヤ笑いながら、あっという間に読めます。
    悩みに寄り添う訳でもなく、ぶった斬ってるのに、書き方が巧いので読後感がすがすがしい。

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    2018年12月05日
  • 誰かを幸せにするために 大人の流儀8

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    20181122 出たら必ず読んでいるシリーズ。さすがにここのところの内容はトゲが少ない、というか無い。自分にとってたまに厳しい視点からの意見が聞きたくて読み始めた経緯があるだけにどうなのだろう。ただ、つぎが出たら絶対に買うと思う。自分も同じだけ歳をとってる事を忘れないようにしよう。

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    2018年11月22日
  • 続・大人の流儀

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    "伊集院静さんのエッセイ。大震災の経験も含むエッセイ。
    印象に残った言葉は、「大人ははしゃぐな」。

    このエッセイを読むと、何だか「素直な自分でいいんだよ」と励まされている気分になる。"

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    2018年10月22日