伊集院静のレビュー一覧
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■前説
伊集院静は説教が似合う。久々に伊集院静節に翻弄され、そう実感。毎年成人の日にサントリーが新成人へ向けた新聞広告のコピーを、長らく務めた山口瞳から衣鉢を継ぐかのように伊集院静が担ったのも納得。山口瞳も伊集院静もコピーライターだっただけに心構えはさらりと、エールは手の温もりを感じるような筆致。
ただ伊集院静が亡くなり、はたして誰が引き継ぐのか。酸いも甘いもを知る人だから言える心得。上から目線からの訓示、大いに結構。毎年読むのを楽しみにしていただけに残念。
■あらすじ
本書は2章構成。第1章は忘れがたい料理と忘れ得ぬ人との交流を語る。若かりし頃、肉体労働をしていた横浜、毎晩飲んだくれて -
Posted by ブクログ
忠臣蔵という話は幼い頃に祖母が見ていたドラマや
テレビで放送されていた宝塚歌劇、12月になると放送されていた「真実!忠臣蔵!」のようなスペシャル番組で知っていたので本で読もうとは考えたこともなかった。
完全なるジャケ買いというか、忠臣蔵には似つかわしくない題名に、つい手にとってしまった。
大石内蔵助の主君を想う気持ちや家老としての生きざまをしっかり読み込める物語なので、松の廊下の日の場面では史実を知っていながら「こらえて、浅野内匠頭!」と胸がキュッとなった。
浅野内匠頭の切腹から討ち入りまでの日々の赤穂浪士たちの心情や葛藤、本懐を遂げてからの覚悟、一貫して描かれる「汚名を雪ぐ」という志をじ -
Posted by ブクログ
紳士としての生き方、それを問いかける名著。
例えば、服を大事にしているかは、脱いだジャケットの扱い方で分かる。また「大人のおしゃれは足元から」というように、銀座のママさんなどは、靴を見ただけで、人となりがわかるという。私も、ものを大事にする人間になりたい。そのために、本当に愛せるものしか買わず、買ったあとは手入れを入念にしていきたい。
震災についても書かれていた。伊集院さんは震災当時、仙台に住んでおられたからだ。地震があった際、大人として、人として、どう行動すべきか考えさせられる。私は、災害のときこそ冷静に家族や近所の方々を中心に、他人のことを考えられる人になりたいと思った。実際、震災が起こる