伊集院静のレビュー一覧

  • 君のいた時間 大人の流儀Special

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    結婚した時のかみさんとの約束のひとつに「いつかは犬を飼う」っていうのがあった。うちの実家では犬を飼うという習慣はなかったので、犬を飼うという事を人生のなかで渇望していたわけではなかった。10年ほど前に犬たち(スムースダックス2匹)を飼い始めて犬のいない生活が考えられないほど彼らが生活の一部、家族の一員となっている。心地よく愛おしい色となっている。でもいつまでもそばにいてくれるわけではないのでその覚悟を持て、今の時間を大切にせよと作者は訴えているのだろう。

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    2023年02月03日
  • なぎさホテル

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    淡々と進んでいくお話。
    その時代ならでは、ということもあるだろうけど、良いなぁと思うこともあれば、いやいやそれはちょっとね、ということも多々あり。
    でも不思議とドンドン読み進めていけた。
    こういう生き方に憧れている部分が自分の中にあるのかもしれない。

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    2023年01月19日
  • なぎさホテル

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    伊集院静という作家は、自身の体験や人との出会いを元に小説を書くタイプの作家で、逆にいうと小説になるような体験や人との出会いをしている作家でもある。

    実際に7年間を過ごしたなぎさホテルでの日々、支配人との出会いが、作家伊集院静を育んでいる。

    思った以上に飲んだくれだったようですね。
    読んでて結構な体たらくだなと思いましたが、そんな自分をずっと見守ってくれたなぎさホテルと人々に対する感謝の気持ちがよく表れてますね。

    ホテルを舞台にした作品はなぜか趣あって好きですね。

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    2022年12月31日
  • 誰かを幸せにするために 大人の流儀8

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    「人は誰でも自分のことが可愛い」

    「それでいいのである。それでも生き続ければ、それだけで誰かを救っているのかもしれない。」

    平然と生きる。
    それこそが男なのかな。

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    2022年12月04日
  • 許す力 大人の流儀4

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    いろんな事に興味をもつことで人生に深みが出てくる。
    人間なんだし許せないことを許す必要はない。大切なのは許せないものをわざわざ目の前に引っ張り出して凝視しないこと。
    自分の胸のうちに留めることで漢の色気が醸し出されるのかなと感じた。伊集院さんの他の本も読んでみたい。

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    2022年11月04日
  • 大人への手順

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    ネタバレ

    中々面白い内容だった。大体の解答が、ウダウダするな!という感じの解答が多く、自己肯定感が低い人は是非とも一度読んでみてほしい。大学生くらいから読み始めてもイイだろうナ。高校生ではまだ少し早いエッセイかもしれない。いや、進路にもし悩んでたりしたら一度読んでみてもイイかもしれない

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    2022年09月10日
  • さよならの力 大人の流儀7

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    愛犬ノボとアイス、そして「家人」と書く奥様。伊集院家の温かさをあらためて確認しました。

    「さよならに力があるとすれば、誰かへのいつくしみがあるからではないか。」

    「人生は、その人だけのものに見えて、実はその人だけのものではない。
    どんな結果であったかより、どう生きたかが人生の肝心であり、人生そのものと私は考えている。」

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    2022年09月04日
  • なぎさホテル

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    作者、伊集院静の作家生活の起点となった7年に渡るホテル生活を綴った小説というよりエッセイ。

    変わった人生の出会いもあるんだなと思う反面、我々が苦労に耐えて労働に勤しんでいるのに、ホテルに居候させてもらって酒浸っているのを見て、少しイラっとする。

    時代が違うと言ってしまえばそればかりだと思うが、
    昔はそういう余力がある場所が日本のある所にはあったと思うが、今はなかなか無いのだろう。

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    2022年08月28日
  • 人生なんてわからぬことだらけで死んでしまう、それでいい。

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    タイトルが目を引く。
    実際その通りなんだと思う。
    でも、その“わからぬこと”を少しでも減らしたいんだよなあ。
    辛辣な回答の中に、時折筆者の慈悲が見えるから嫌にならない。
    耳に痛い言葉にドキッとさせられるのも大事ってことも今なら分かる。

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    2022年08月20日
  • いねむり先生

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    伊集院さんの本母もハマってるらしく買って読んだのを貸してくれるけど、なんとなく他の本でどういうタイプの人がわかってきた中でこの本を読むと、若い頃はこんな感じだったのか、と思った。


    寝かしつけしながら何回も私も寝落ちしたけど(笑)実話に基づいた本だったのですね。他の方の感想を読ませてもらってわかりました。主人公は伊集院さんなのかなぁと思ってはいたけど、先生も実在されていた人だとは。

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    2022年08月18日
  • 悩むが花

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    悩みごとなんか全部無くなれば良いのにと思う。
    だけど自分の倍以上も生きている人に「悩んでいるうちが花だよ」なんて言われると、それもそうかと思える。
    同じような悩みを抱えた読者に共感する一方で、筆者の回答に納得したり苦笑したり目頭が熱くなったりするから、つい読んでしまう。

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    2022年08月17日
  • 女と男の品格。 悩むが花

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    伊集院さんの本4冊目。

    うん、なんとなく伊集院さんはこんな感じの人っていうのがわかってきたのでお悩み相談の答え方がまた笑える。昔のカタブツっぽいおじさんらしい、いつもちょっと不機嫌そうにしてそうな感じが目に浮かんで面白かった。今度は何を読もう。

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    2022年07月23日
  • 続・大人の流儀

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    福島沖地震のときの話がかなり衝撃的だった。仙台のお家にお住まいだったとは。そしてやっぱり文学者の書く自身の描写ってすごいなぁ。読むと怖くなってきて、ちゃんと備えなくてはという思いも起きた。のに、なかなか水を大量買いして備蓄したいのにできていない。

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    2022年07月07日
  • 不運と思うな。大人の流儀6 a genuine way of life

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    「美しいものとむごいものが隣り合わせているのが私たちの生命としたら、決して不運などとは考えずに今日から美しいものを信じて、自分の足で歩き続けよう。」

    伊集院さんの自伝的長編「海峡」3部作に登場したお手伝いさんのお話しが良かったです。
    「この女性がいなければ、私はただのゴロツキになっていただろう。」

    このシリーズが好きな方に「海峡」、おすすめです。

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    2022年06月26日
  • なぎさホテル

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    なぎさホテルの方々があまりに理解があり親切である。事実なのだから文句は言えない。
    筆者はこのホテルに何を思い何をしたのかしていたのか、少し浅いような気がした

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    2022年06月16日
  • 一度きりの人生だから 大人の男の遊び方2

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    伊集院静さん、大人の男性の魅力溢れる人というイメージ。日本って「若さが一番」みたいなところがあって本当の意味での大人なひとが少なくなっている気がします。もちろん「若さ」は素晴らしい事だけど成熟も大事だし、年齢を重ねてこその魅力もあるはず。

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    2022年06月12日
  • 大人の流儀

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    大人の流儀として、語られる言説のそれぞれには、昭和の男の価値観が伺えて、時代と社会の変遷を感じる。全てを大人の流儀として、頷き讃美することはできないが、中には人生を重ねたからこそ発せられる言葉がある。

    KYという言葉、最近は聞かないが、若者の狭量な範囲の中での言葉として切り捨てていたり、
    『それが世間のすれ違いであり、他人の事情だということを私は後になって学んだ。人はそれぞれ事情をかかえ、平然と生きている』などの言葉に、人生の深みを、人間の共通性を感じる。

    愛するひとの別れについては、大きな喪失とその哀しみを受け入れていく姿が静謐に語られる。
    人生は続いて行くということか。



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    2022年04月17日
  • ひとりで生きる 大人の流儀9

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    一人で生きる、それが出来れば誰かと比べて苦しんだり悩んだりする事もないのに。
    それが出来たらどんなにいいだろう。
    本当に強い人だと思う。
    そんな人間になりたいと思うけれど、どうしたらなれるだろう。

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    2022年03月25日
  • 誰かを幸せにするために 大人の流儀8

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    読み進めているうちに、この人(著者)は心から悲しい事や嬉しい事をたくさん経験した人なんだなと強く伝わってきた。
    その度悩み抜いて乗り越えてきたんだろうな。
    説得力のある一冊。

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    2022年03月20日
  • 追いかけるな 大人の流儀5

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    バカ犬と呼んでいる愛犬とご両親のお話しがたくさんありました。家族を本当に大切にされています。(しないやつなんているの?:伊集院 静風)

    「私が言う“追いかけるな”は、前進のためにあると思っていただきたい。」

    「世の中には、さまざまな人、さまざまな場所が、あなたを待っていると信じることが大切である。」

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    2022年03月07日