伊集院静のレビュー一覧

  • 別れる力 大人の流儀3
    言い切る文章が気持ち良く、この夏、大人の流儀3冊目。

    「たとえ人が、バカなことをと笑ってもかまうことではない。正しいことというのは半分以上が人の目に見えないことだ。」
  • 女と男の絶妙な話。 悩むが花
    1つ目の質問の回答を読んで大笑いした。
    読者との一問一答がユーモアに富んでいて面白い。
    厳しい意見や物事の本質を突いた言葉も飛び出すけれど、泣きそうになるような優しさも垣間見える。
    恋や仕事や人生に悩む彼らに対する回答は、どれも潔くて小気味良い。
    相談したくなるのも納得。
  • 続・大人の流儀
    「幸せのかたちは共通点が多いが、哀しみのかたち、表情は一つ一つが皆違っているし、他人には計れないということを承知しておくことだ。それがたしなみである。」
    ほんとにそうだなあと思った。
  • 大人の流儀
    ◇人間の能力は磨く以前に打つことが大切だ。
    ◇家から煙草屋までのひとときでさえ、人は何かに巡り逢うものである。それが私達の生、社会なのだ。
    ◇あなたはまだ若いから知らないでしょうが、哀しみにも終りがあるのよ。
  • 女と男の絶妙な話。 悩むが花
    老若男女、皆さんいろいろな悩みを抱えていらっしゃる。それに対する伊集院さんのお答えが絶妙で勉強?になります。
  • タダキ君、勉強してる?
    著者が師と仰ぐ(影響を受けた)さまざまな人たち(有名無名を問わず。愛犬まで登場)エピソード満載の本。
    学生時代の恩師たちといい、著者がいい出逢いがたくさんあって、もちろん悲しい別れもあって今の”伊集院静”が出来上ったのだろうけど。
    ビートたけし、高倉健、松井秀喜、武豊、そして印象的だったのはあ久世光...続きを読む
  • もう一度、歩きだすために 大人の流儀11
    いつもこのシリーズには勇気と元気をもらいます。また日常の気づきのきっかけになってます。何より、伊集院さんの快復がいちばんの良い報せで安堵しています。
  • タダキ君、勉強してる?
    最後がお母様の話というのが素晴らしいです。他の作品でもたびたび登場されているので、すっかり顔馴染みと勝手に思わせていただいてます。
  • 大人の流儀
    10年以上前に書かれたということで、現在若者と呼ばれる年代を生きる者からすると、時代にそぐわないと感じるところもありました。
    ですが、その中にも普遍的な共感できる言葉があり、興味深かったです。
    話し言葉のようでありながら、誤解を生まないよう丁寧に書かれている印象を受けました。
    何年後かにまた読みたい...続きを読む
  • 悩むが花
    こんな悩みがみんなあって、このひとはこんな回答をしてしまうのかとニヤつきながら読んでしまう

    決して伊集院静の答えが良いとか悪いとかそういうことではなく、なるほどそんな考え方もあるのかと客観的に読むのがちょうどいい本

    でも、それぞれの悩みがなんとなく生々しく、それに対する伊集院静の思い切りのいい(...続きを読む
  • 大人の流儀
    気難しい親戚のおっちゃんの小話を聞いている感じやけど自分がおっさんになったからなのか親近感も湧くしなんか絶妙な空気感が面白くて飽きずに読めるエッセイ集

    心に響く話や名言もあって読後感も良好で本を読んだなぁ〜って気分になれる。

    心の響く金言          ★★★★★
    近所のおっちゃんに叱られて...続きを読む
  • 大人の流儀
    大人の流儀というタイトルをどこかで聞いたことがあり、興味が湧いて読むことにした。
    当たり前だが、大人=伊集院静であり、伊集院静の流儀の話が四季で語られている。
    一人の大人としての考え方が知れるし、大人という言葉に負けそうな人には読んでみて欲しいなと思う内容である。
    私のまわりにはおじ様年代の上司がお...続きを読む
  • さよならの力 大人の流儀7
    毎度の事ながら、ノボの話は笑えるし、じいんと来る。お母様の話にはしんみりとなる。毎度のパターンだけど、これが良い。
  • いねむり先生
    「先生」の魅力とミステリアスさが詰まっています。

    今も一流として輝いている人にも、浅草の場末のチンピラにも違う表情と同じ怖れのなさで対峙している「先生」はみんなに好かれています。

    実物を見てみたかったなぁと私も魅了されました。
  • 大人の流儀
    「人はそれぞれ事情をかかえ、平然と生きている。」
    10年前くらいにこの一文に感銘し、いつか読みたいと思っていたエッセイ集。

    時代云々はおいといて、味わい深い一冊でした。
    「妻と死別した日のこと」と「愛する人との別れ」は、沁みました。

    それがどうした。
  • 不運と思うな。大人の流儀6 a genuine way of life
    今回も伊集院節を堪能。ノボだけだなく、兄貴(犬)との交流も良い。「恋」で、ベッキーの話があったが、伊集院さんは、キチンとコメントしてあった。無責任な「シラミや毛」のどうしようもなさと、ベッキーの家族を思いやる心。これこそ正しく「大人の流儀」ではないか。もう何年も前のことだが、やっと溜飲が下がった。
  • 続・大人の流儀
    父の考え方に近い気がして、賛同できる。現代は何か得体の知れない窮屈感や価値観に支配されておりそれに対して言及されている様に思う。まずお金が全てではない。そんなこと言う人も少なくなった。そんな空気が醸成されたこの時代は、どこか寂しい。
  • なぎさホテル
    筆者のように7年もの長い間は無理ですが、海辺の素敵なホテルでしばらくゆっくり暮らしてみたいものです。
  • 大人の流儀
    父の書籍。父と同年代であり、偏屈というか思考が近いので読んでて面白かった。にしても大人になるとある程度俯瞰した考え方で、且つ折れないものが必要なのだとと思う。どこか社会を憂いつつも見守る。そんな文章。死別をご経験されていることもあるかも知れないし、それは解らない。
  • ひとりをたのしむ 大人の流儀10
    2021年、14冊目です。

    伊集院静のこの「大人の流儀」シリーズは、最初から全部読んでいる。
    今回が10冊目です。10年近い年月が経過していると思う。
    この間、著者の価値観(これが、大人の流儀ということだが)に、
    全くブレがない。今回のテーマは「ひとりをたのしむ」というものである。
    一人も以外にい...続きを読む