伊集院静のレビュー一覧
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コロナのこの時期だからこそ、考えさせられるものがある。作者のように力強く生きることは、人それぞれだと思うが、周りの人々との距離感、付き合い方、そもそもの自分自身の生き方を改めて考える良いきっかけになった。
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鳥井信治郎が初めて起こした自身の店は<鳥井商店>で、事業が拡大して出資者も現れるような中で新たな店名を考えて<壽屋洋酒店>とし、戦後にウィスキーの商標にも使っていた<サントリー>という会社名にしたというのが経過である。一代で大きな企業を創り出した鳥井信治郎御本人を知る人達も非常に多い筈で、色々な挿話...続きを読むPosted by ブクログ
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伊集院節、やっぱり気持ち良いです。 氏のお母様と愛犬ノボ、素敵ですね。このお二方が出てこられるお話が特に好きです。 自分も大人の男になりたい、と思いつつ。。。 程遠いです。Posted by ブクログ
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元気が出ない時読み返して前向きになれそうだと思う。
どの相談にも、伊集院さんらしい愛のある毒と激で包んでいる。
あったかくて凛として人間臭い。それで良いと思わせてくれる。Posted by ブクログ -
伊集院静さんの「大人の流儀」シリーズ第9作。不思議な作家さんだと思います。最後の無頼派ともいわれ、昭和の匂いがプンプンする根性論的な意見も時に飛び出すのに、中高年はもちろん、若年層からも人気がある。本書を読んでもよくわかりますが、やはり、二本足でしっかり立って人生を生きてきた人の経験から出る言葉は、...続きを読むPosted by ブクログ
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伊集院 静氏の書に何故 僕は引き込まれるのだろう。それは、優しさ、男らしさ、生き抜く厳しさを与えてくれるからであろう。
本書でも、至る所でそれを感じさせてくれる。
・勘違いとほうまん傲慢は、その人の成長をたちまち止まらせる。
・近しい人の死の意味は、残った人が幸せに生きる以外何もない。
・不安を解消...続きを読むPosted by ブクログ -
2020/02/15予約
いつもながら、心に響きます。
特に近しい人をなくしたときの心のもち方、素晴らしく参考になります。
早くお元気になってまた執筆なさってください。
プロなので書けない漢字なぞ無い
って、今の時代だからこそ、素晴らしい。
これを言える密かな努力、勉強があってこそなのでしょう。Posted by ブクログ -
心の支えになる文章。
ベストセレクションなので読んだことのあるものもあったが、つらいこと悲しいことを味わった人にしか書けない素晴らしい作品。
読むたび、自分の辛かったことを思いだし、いいふうに慰められる。Posted by ブクログ -
伊集院さんの作品はこちらが初めてです。
故 夏目雅子さんとの別れ
愛犬との別れなどは、
涙を流しながら
読み進めました。
自分にも近い将来必ず悲しい別れが訪れます。
普段、その事を考えるだけで
涙が溢れて来ます。
別れはどの人にとっても辛く悲しいもの。
悲しむ時間の長さは人それぞれ...続きを読むPosted by ブクログ -
2018/11/21Mリクエスト
近しい人の死は、生き残った人のためにある。
過ぎてしまえば笑う時間も訪れる。それが人間の生き死にてある。死んでしまいたい、と思わなかった人はいない。そうでない人は、よほど天の恵みを受けたのである。
人は誰でも自分のことが可愛いと書いた。それでいいのである。それ...続きを読むPosted by ブクログ -
「別れる」という意味を早合点していた。様々な「別れ」があって、それぞれに意味があり、大人の男としての対処があるということなのだ。すっかり離婚のことだと勘違いをしていた。悩めるオイラはこの本で頼りになる伊集院の兄貴から教えを乞うことができると張り切っていた。が、浮気というものが理解できないとあり、離婚...続きを読むPosted by ブクログ
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著者の考え等のすべてに同意できるわけではないけれど、最後の最後の1行が、とてもとても深くこころに入り込んできた。Posted by ブクログ
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このシリーズ読むたびに、男の中の男だと思う。今の時代には、流行らないけど、私は好き。
かっこいい。
厳しいこと書いてあるけど、事実そうだと思う。
そして優しい文章。
P20
不運と考えた瞬間から生きる力が停滞する。もっと辛い人は世の中にゴマンといる。今その苦しい時間が必ず君を成長させる。世間、社会...続きを読むPosted by ブクログ