伊集院静のレビュー一覧

  • なぎさホテル
    文句無しの星5つ
    最高の文章と嘘のようなほんとの話
    人と人が関わると素晴らしいもの
    伊集院静心から尊敬いたします
  • ひとりをたのしむ 大人の流儀10

    コロナのこの時期だからこそ

    コロナのこの時期だからこそ、考えさせられるものがある。作者のように力強く生きることは、人それぞれだと思うが、周りの人々との距離感、付き合い方、そもそもの自分自身の生き方を改めて考える良いきっかけになった。
  • なぎさホテル
    伊集院静作品で、何度か目にした
    「なぎさホテル」。
    あちこちに書かれているように
    人はあたたかく、眺める景色は
    美しい。
    本当に、奇跡のような場所。

    数年前に、跡地を見に行ったけれど、
    ここで奇跡のような物語があったのかと
    思うと、映画のシーンのように思われた。

    人の情け、海景の美しさ、
    書くこ...続きを読む
  • 琥珀の夢 小説 鳥居信治郎 下
    鳥井信治郎が初めて起こした自身の店は<鳥井商店>で、事業が拡大して出資者も現れるような中で新たな店名を考えて<壽屋洋酒店>とし、戦後にウィスキーの商標にも使っていた<サントリー>という会社名にしたというのが経過である。一代で大きな企業を創り出した鳥井信治郎御本人を知る人達も非常に多い筈で、色々な挿話...続きを読む
  • 大人の流儀
    家から煙草屋までのひとときでさえ、人は何かにめぐり逢うものである。
    それが私たちの生、社会なのだ。
    街を理由もなく歩いてみる。

    企業の真の価値は資産や資本金、株価ではなく社員。

    時代に決して流されることなく、1人の大人として振る舞う、そのための心構えをほんの少ししれた気がする。でも結局、何事も経...続きを読む
  • 別れる力 大人の流儀3
    伊集院節、やっぱり気持ち良いです。 氏のお母様と愛犬ノボ、素敵ですね。このお二方が出てこられるお話が特に好きです。 自分も大人の男になりたい、と思いつつ。。。 程遠いです。
  • 女と男の品格。 悩むが花
    元気が出ない時読み返して前向きになれそうだと思う。
    どの相談にも、伊集院さんらしい愛のある毒と激で包んでいる。
    あったかくて凛として人間臭い。それで良いと思わせてくれる。
  • ひとりで生きる 大人の流儀9
    伊集院静さんの「大人の流儀」シリーズ第9作。不思議な作家さんだと思います。最後の無頼派ともいわれ、昭和の匂いがプンプンする根性論的な意見も時に飛び出すのに、中高年はもちろん、若年層からも人気がある。本書を読んでもよくわかりますが、やはり、二本足でしっかり立って人生を生きてきた人の経験から出る言葉は、...続きを読む
  • ひとりで生きる 大人の流儀9
    伊集院 静氏の書に何故 僕は引き込まれるのだろう。それは、優しさ、男らしさ、生き抜く厳しさを与えてくれるからであろう。
    本書でも、至る所でそれを感じさせてくれる。
    ・勘違いとほうまん傲慢は、その人の成長をたちまち止まらせる。
    ・近しい人の死の意味は、残った人が幸せに生きる以外何もない。
    ・不安を解消...続きを読む
  • ひとりで生きる 大人の流儀9
    2020/02/15予約
    いつもながら、心に響きます。
    特に近しい人をなくしたときの心のもち方、素晴らしく参考になります。

    早くお元気になってまた執筆なさってください。

    プロなので書けない漢字なぞ無い
    って、今の時代だからこそ、素晴らしい。
    これを言える密かな努力、勉強があってこそなのでしょう。
  • なぎさホテル
    友人の名前と同じホテル
    ネットで検索すると、海岸の傍に建つ
    趣のあるホテルの写真が出てきた。

    このホテルでの滞在(寄宿?)がなかったら
    彼は作家を生業とすることもなく
    夏目雅子さんとであうことも会うこともなかった。

    彼を陰ながら支援する人々のなかで
    上京した彼に自分の連れ合いには内緒だよと
    茶目...続きを読む
  • 大人の流儀
    伊集院さんの書籍は実はあまり読んだことがなかった。
    最近、読みたいものが凪の状態だったので、普段は寄らないエッセイ系の棚で偶然手にとった。
    基本的にはエッセイなので、徒然な感じで書いているのだが、まあよくも悪くも昔気質な方だなーって思ってた。
    しかし、最後の夏目雅子さんとの話のくだりでそれまでとのギ...続きを読む
  • いろいろあった人へ 大人の流儀 Best Selection
    心の支えになる文章。
    ベストセレクションなので読んだことのあるものもあったが、つらいこと悲しいことを味わった人にしか書けない素晴らしい作品。
    読むたび、自分の辛かったことを思いだし、いいふうに慰められる。
  • さよならの力 大人の流儀7
    伊集院さんの作品はこちらが初めてです。

    故 夏目雅子さんとの別れ

    愛犬との別れなどは、

    涙を流しながら

    読み進めました。

    自分にも近い将来必ず悲しい別れが訪れます。

    普段、その事を考えるだけで

    涙が溢れて来ます。

    別れはどの人にとっても辛く悲しいもの。

    悲しむ時間の長さは人それぞれ...続きを読む
  • 誰かを幸せにするために 大人の流儀8
    2018/11/21Mリクエスト


    近しい人の死は、生き残った人のためにある。

    過ぎてしまえば笑う時間も訪れる。それが人間の生き死にてある。死んでしまいたい、と思わなかった人はいない。そうでない人は、よほど天の恵みを受けたのである。
    人は誰でも自分のことが可愛いと書いた。それでいいのである。それ...続きを読む
  • 別れる力 大人の流儀3
    「別れる」という意味を早合点していた。様々な「別れ」があって、それぞれに意味があり、大人の男としての対処があるということなのだ。すっかり離婚のことだと勘違いをしていた。悩めるオイラはこの本で頼りになる伊集院の兄貴から教えを乞うことができると張り切っていた。が、浮気というものが理解できないとあり、離婚...続きを読む
  • いろいろあった人へ 大人の流儀 Best Selection
    著者の考え等のすべてに同意できるわけではないけれど、最後の最後の1行が、とてもとても深くこころに入り込んできた。
  • 大人の流儀
    いい男だと思う。酒を飲みながらこんな話を聞かせてもらえたら最高だ。「男のくせにだらしがない」って叱られているかもしれない。大人の男という言葉が何度も出てくるが、大人になるのも難しいのにそこに男ってことにこだわるものだから難易度はぐんと上がってしまう。
    でもそういうこだわりが男っていう生き物を支えてい...続きを読む
  • 続・大人の流儀
    P129
    不幸のどん底にいる者と、幸福の絶頂にいる者が隣り合わせになることがある。
    だから、大人ははしゃぐなというのだ。

    P188
    人はさまざまな事情をかかえて、それでも平然と生きている。
    許せないのなら許さなくていい。新たに許せないものに出逢ったら、これは私には許せないな、とつぶやきポケットに入...続きを読む
  • 不運と思うな。大人の流儀6 a genuine way of life
    このシリーズ読むたびに、男の中の男だと思う。今の時代には、流行らないけど、私は好き。
    かっこいい。
    厳しいこと書いてあるけど、事実そうだと思う。
    そして優しい文章。

    P20
    不運と考えた瞬間から生きる力が停滞する。もっと辛い人は世の中にゴマンといる。今その苦しい時間が必ず君を成長させる。世間、社会...続きを読む