伊集院静のレビュー一覧
-
伊集院静さんもまた「いろいろあった人」だと思いますが、いい出会いをされた方でもある、ということが本書を通して知ることが出来ました。
一番好きなエッセイは「人が人を信じるということ」。この章に書かれていたM野先生。こんな先生に出逢えた子ども達は幸せだと私は思う。人を「信じる」ということを行動でも現し...続きを読むPosted by ブクログ -
冒頭の「ふいに思い出す」の言葉にぐっと心をつかまれ読み始めた。
日常の出来事を書き綴っていますが、こんなふうに色々と思い巡らしながら過ごすなら、気づかされることがもっともっとでてくるんだろうな。
クスッと笑える場面もあり、楽しめた。Posted by ブクログ -
2022年初版。大人の流儀は、週刊誌に毎週掲載された著者のエッセイ。全編に通じているのは、厳しい父・愛の溢れた母・早逝した弟・前菜との思い出。家人・愛犬との日々の出来事。そして震災・コロナ・政治について、著者の歯に衣着せぬ思いをぶつけています。若干、偏りもあるようですが押し切る強さがあります。読んで...続きを読むPosted by ブクログ
-
2021年初版。著者の亡くなられたのを、きっかけに10作品目です。「大人の流儀」というメインタイトルよりも、サブタイトルにいつも惹かれます。さらに一つ一つにつけられたエッセイのタイトルも胸を打つものが多い。「大人の流儀」というよりも正確には「伊集院静の流儀」が正しいかな。相変わらず両親・若くして亡く...続きを読むPosted by ブクログ
-
2019年初版。昨年、著者が亡くなられたのをキッカケに大人の流儀を読んでいます。9作目です。連載エッセイをまとめていますので、当然重複する部分も多々あります。ただ、ブレることなく自身の思う事を忖度なく書かれています。私より少し年長の著者のその姿勢が羨ましく思っています。このシリーズの魅力はタイトルで...続きを読むPosted by ブクログ
-
2018年初版。8作目まで来ました。本来、忖度と周囲の目を気にして生きてきた私が、小さな伊集院静になってきているような気がします。酒とギャンブル、時には喧嘩。そんな著者が好き勝手に自分の考えや世間に対して思うことを吐露している。それが心地よい。お母さんの凛とした姿が素敵です。そして著者の家人に対する...続きを読むPosted by ブクログ
-
わりと向こう見ずで猪突猛進タイプで、借金の肩代わりに優秀な片腕やら広告担当やら会計係やらが揃ってるなと。
これこそ「神さん」の力であり人柄からついてくるモノなのだろうか。時代もあるだろうが、誰かを味方につける人は強い。Posted by ブクログ -
2017年初版。最近、馴染みのある有名人の方々・先輩・同級生・後輩を見送りました。「さよなら」と言う言葉の重みを感じるこの頃です。生きていくことが大事な人を見送ることだと理屈ではわかっているつもりですが、こればかりは心の準備が難しいことだと実感しています。弟との別れ・前妻との別れ。青年期や中年で、そ...続きを読むPosted by ブクログ
-
丁稚奉公というシステムが面白い。
学校が全てではないとも言える。
ほんとかどうかわからないけれど、支度金全部使って勉強と称した一等客船旅はなかなか
Posted by ブクログ -
2014年初版。とにかく著者の言葉には力があります。決して優等生ではない著者、今のご時世では憚れる「おんな・子ども」の連発。でも、誰もが許してしまうのではないのか。元旦の石川での地震、著者が存命であれば、どのように思うのでしょうか。報道や第三者をどのように表現するのか。当事者でなければ、他人事。その...続きを読むPosted by ブクログ
-
昨年亡くなられた伊集院静さんのエッセイ集。作品中の様々なシーンでかなりご自身の本音が語られている。この切り口で語られるエッセイが今後読めなくなってしまったのは悲しい限りです。
昔から「カッコいいな!」と感じる大人の人たちがいました。例えば、古くは(というか、自分が青年の頃?は)司馬遼太郎さん、池波...続きを読むPosted by ブクログ -
2012年初版。著者が亡くなったことをきっかけに、読んでいます。一つのテーマが5ページくらい、読みやすい。酒・ギャンブルに浸り、想像するに数々の女性とも浮き名を流してきただろう著者。独善的な文章が歯切れが良い。思っていることを忖度して嫌われることを恐れて、戦々恐々としている私からすると羨ましい限りで...続きを読むPosted by ブクログ
-
色々な年代の男女からの質問に対して伊集院静さんが回答する1冊。日常の中でこのように質問形式を読む書籍な無い為、斬新な印象を受けた。
読んでいく中では質問形式の方が真実が記載されており理解が進むように感じた。Posted by ブクログ