伊集院静のレビュー一覧

  • 追いかけるな 大人の流儀5

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    2015年の55冊目です。
    大人の流儀シリーズは、最初からすべて読んでいるので、著者の考え方や表現方法には、全く抵抗感を持っていないと思います。
    「大人の流儀」とありますが、「大人の男の流儀」が副題だろう感じます。
    ・大人の男が、行列をして物を買うな!
    ・大人は騒ぐな!
    ・男はやせ我慢
    ・男は、人前で腹が空いたと言わない
    ここまで達観した考え方を通している大人も今は、ほとんどいないと思う。
    彼の前半生は、挫折と放蕩みたいに思えるが、そこで人間の本性を知り尽くしたのかもしれない。また随所に、ご自分の両親の生き方が、今の自分に影響を与えていることを記されている。自分の生き方に自信が持てる男(人間)

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    2015年12月29日
  • いねむり先生

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     伊集院静の自伝的小説。
     妻(夏目雅子)が壮絶な闘病の末亡くなり、その後アルコールやギャンブルに溺れ、心身ともに病み、2年も働かずに放浪している主人公サブロー。彼を心配したKさん(黒鉄ヒロシ)に「会って欲しい人がいる」と言われ、酒場で眠りこけている『先生(阿佐田哲也・色川武大)』に出会う。
     ナルコレプシー(すぐ眠ってしまう病気)でどこでも突発的に寝こけてしまう先生。だらしなくて、大食漢で、ギャンブルに目がなくて。それでいて驚くべき記憶力を持ち、人に麻雀をさせている横で原稿を仕上げる。自分のことは大事にしないくせに、弱い人間にはどこかやさしい。先生の周囲にはどこからかそんな人間が寄ってきて、

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    2015年09月20日
  • いねむり先生

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    “サブローくん”の“先生”に対する愛情のフィルターが心地よくて、読んでいると暖かい春の日にそよ風が吹いているような感じを覚えます。
    阿佐田哲也氏の本をまた読み返したくもなりますが、心地よさが懐かしくなってまたこの本に帰ってきそうな気も。汐湯の後、ベンチで居眠りしている「あんな風な先生」の方が私も好きです。

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    2015年02月03日
  • 許す力 大人の流儀4

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    許すことができないと思った人はいます。そして、今でも”許せない”と思っている人もいます。
    私は、いつも”許そう”いや”許すない”という気持ちの中で揺らいでいました。それは、相手に対する気持ちだったはずですが、次第にそれは”自分自身”に心を見ている気持ちに変わってきていました。(それくらいのこと)許せない自分は、ダメな自分だと考えることも多々ありました。
    これに対し、著者:伊集院静の言葉は、やはり”大人の流儀”であろうと思った。「許せないものを持つことが人間なのだろうと思う。さらに言えば、人が生きていれば必ず。
    2016/11/11追記
    ここ3週間、ひとを許せないという思いに心が取りつかれていま

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    2016年11月11日
  • いねむり先生

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    僕はギャンブルをやりません。すごく弱いんですよ。パチンコも麻雀も、少しやってみたのですがビギナーズラックすらなくて、まったく勝てる気がしないんで、ハマらずに済んでいます。

    で、博打打ちの話にはどこか憧れを抱いてしまうのです。自分にはないスケールの大きさとか大胆さとか。なんか自分がつまらない人間のような気持ちにもなるんですけどね。

    妻を亡くした「ボク」は精神を病み、アルコールとギャンブルに溺れ、小説を書くのも辞めてしまいます。そんな時に出会った「先生」〜あの阿佐田哲也その人なんですが〜の魅力に惹かれていき、やがて二人で「旅打ち」と呼ばれる博打旅に出かけるようになります。その中で次第に明かされ

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    2014年01月30日
  • いねむり先生

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    伊集院静の自伝的小説。伊集院静の自伝というよりは、むしろ色川武大の知られざる人間的な魅力を描いた小説というべきかも知れない。

    サブローこと伊集院静は女優の妻・夏目雅子を亡くし、肉体的にも精神的にも落ち込んでいた。そんな時、Kこと黒鉄ヒロシの紹介でサブローは、先生こと色川武大と交流を深めることになる。先生との交流でサブローは少しづつ快復して行く過程が良い。

    何ともデカダンスで、奇妙な病気に悩まされながらも遊びも仕事も徹底する先生、多くの人に慕われる先生が魅力的だ。何かを教える訳でもなく、遊ぶ姿を見せることで、サブローに生きることの意味をも教えてしまう先生。本当に魅力的だ。

    この作品の評判は

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    2013年10月27日
  • いねむり先生 3

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    伊集院静の自伝小説の漫画化、第三巻。前巻からの続きで、サブローは先生と共に松山を舞台にギャンブル旅を続ける。二年前に最愛の妻を亡くしたサブローの傷心が先生との旅で少しづつ癒されていく過程が感動的。能篠純一の描く絵がとにかく素晴らしい。現代の漫画家では、谷口ジローと能篠純一が群を抜いているのではないだろうか。

    まだ原作は読んでいないのだが、近々、文庫化されるらしく、是非とも読んでみたい。

    …人は病気や事故で亡くなるんじゃないそうです 人は寿命で亡くなるそうです 深い言葉だ!

    近々、藤原竜也と西田敏行でテレビドラマ化されるようだ。

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    2013年08月20日
  • いねむり先生 2

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    何とも豪快でデカダンスないねむり先生。こういう人生の楽しみ方を見ると羨ましく思う。いねむり先生と競輪の旅を続けるサブローの心の傷が少しづつ癒されて行く。

    いねむり先生こと色川武大とサブローこと伊集院静の心の交流を描く第二弾。

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    2013年03月23日
  • いねむり先生 1

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    伊集院静の原作は読んでいないのだが、能條純一が小説を原作に描くのは珍しいと思い、手に取った。いねむり先生とは色川武大だったのか、サブローが伊集院静で、黒鉄ヒロシも井上陽水も夏目雅子も登場してると大興奮。

    妻に先立たれ、酒とギャンブルにまみれた退廃した生活を送るサブローといねむり先生の心の交流がなんとも良い。

    能條純一の絵も相変わらず素晴らしい。

    色川武大が終の住処としたのが、自分の住んでいる街であり、奇妙な縁を感じた。

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    2013年03月23日
  • いねむり先生 2

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    いねむり先生こと、色川武大(阿佐田哲也)と、伊集院 静の旅打ちの様子が描かれています。

    旅打ちの日の夜に、(最愛の妻の死に、小説が書けなくなった)静に対して、

       > こんなふうに言うと…君は気を悪くするかもしれないけど
       > 私には君の小説のよさがよぉく…わかります!!

    と、武大が言います。

    でも、それは、本当だけど、ほんとうではない言葉です。だから、二人は沈黙します。
    そして、

       > サブロー君…ごめん
       > サブロー君…私は ただ
       > サブロー君が小説を書いてくれたらいい…くれたらいい……
       >
     

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    2013年03月18日
  • いねむり先生 1

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    伊集院静のいねむり先生を、哭き竜の能篠純一が漫画化。いねむり先生こと色川武大=阿佐田哲也をコミカライズするのにこれほどピッタリの漫画家はいないよね。色川武大のあふれる魅力が画面からほとばしるように伝わってくる。

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    2013年02月22日
  • 旅だから出逢えた言葉

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    旅に出たくなるような一冊でした。
    どの言葉も、著者が実際に旅に出て、集めた言葉たちで、どれも心に響くものばかりでした。
    ただ旅するだけではなく、五感をフルに使って、覚えていることが多いのだろうなぁと思いました。
    これだけ世界を旅した著者を、羨ましいとも思いました。

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    2026年04月11日
  • 君のいた時間 大人の流儀Special

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    同じ犬種を飼っていたこともあって
    この本も読んでみたいと手に取った
    ページをめくりながら
    「あぁ、ここ同じ気持ちやなぁ」
    そう感じる場面多々あった。
    愛犬を亡くした時、愛犬が幸せだったかどうかより
    自分が幸せだったからそれで良いと思ってた。
    犬との生活はかけがえのないもので、出来ればまた一緒に過ごしたいと、この本を読み終えて痛感した。

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    2026年03月10日
  • いねむり先生

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    もちろん年代的に色川武大の生きた時代を知らない世代ではあるのだが、なんとなく会った人がみんな魅了される、いねむり先生というのは自分が想像していた色川武大像に近かった。

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    2026年03月09日
  • ひとりで生きる 大人の流儀9

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    かっこいい大人、子供が居ないから成り立つ生き方かもしれない。
    子供を育てた自分は、自信をもってイイのかも

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    2026年02月04日
  • 大人の流儀

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    しょっぱなから時代錯誤おじって感じの表現があって面食らったけど、いつのまにか引き込まれた不思議なエッセイだった。あこがれる訳じゃないけど、長く生きてきたからこその含蓄と語りすぎないシンプルさに惹かれたのかも。色んな経験をしてきたおじいちゃんの話をこんこんと聞く感じ。
    最後におまけで?載っていた亡くなった前妻との話が切なくて。聞いたことあるから手に取ったってだけだったけど、良書でした。

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    2025年12月20日
  • 琥珀の夢 小説 鳥居信治郎 上

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    サントリーの鳥井初代社長の商人として成長していく丁稚奉公時代から、いよいよ洋酒の商いを始める所まで。下巻が早く読みたくなる。
    お金をボンと使って、1等客船に乗り神戸から小樽まで往復の旅をした所は大商いをする人はスケールが違うなぁと楽しく読んだ。

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    2025年10月09日
  • 作家の贅沢すぎる時間 そこで出逢った店々と人々

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    前から思ってたけど、著者は人たらし。
    男女関わらず、接した人は好きになっちゃう。
    私にとっても理想のタイプの一人。ギャンブルさえしなければ。いやいやご家族は気を揉んでたいへんでしょ。
    でもお店の方々、料理、お酒への愛を感じるし、結局人柄、育ちなのかな〜人間って。
    巻末には掲載店のリストがあるけど、もう現存しないお店もありそう。
    本編に所々あるイラスト、イラストレーターの名前ないから著者が描いたのかな。カワイイ麻雀牌とか。

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    2025年09月19日
  • なぎさホテル

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    伊集院静さんのこと、作家さんとして有名なことはもちろん知ってたけど、まさか作詞家さんもされていて、わたしが好きなアーティストの楽曲やめちゃくちゃ有名な曲もいっぱい作られてるなんて、全然知らなかった〜!!

    私小説的なものはあまり読んだことなかったけど、テンポが良くて読みやすかった。

    古き良き時代の雑多さと温かさが溢れている作品だった。
    なかなか今の時代では触れられない人と人との交わりや温かさというものを感じられた。

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    2025年09月15日
  • いろいろあった人へ 大人の流儀 Best Selection

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    1.著者;伊集院氏(2023年11月没)は、小説家・作詞家。電通のCMディレクターになり、松任谷由実や松田聖子のツアー演出を手掛けた。その後、作家デビュー。「乳房」で吉川英治文学新人賞、「受け月」で直木賞、「機関車先生」で柴田錬三郎賞、「ごろごろ」で吉川英治文学賞を受賞。また、伊達歩の名で作詞家としても活躍。「愚か者」で日本レコード大賞を受賞。マルチな才能を発揮した。
    2.本書;ベストセラー「大人の流儀シリーズ」の中の一冊。無頼派作家が贈る希望・勇気・励ましを綴った。帯書きから「私は、これまでの短い人生の中で、多くの人との別離を経験してきた。・・人は別れる事で何かを得る」。四章・37項目の構成

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    2025年08月19日