伊集院静のレビュー一覧

  • ひとりをたのしむ 大人の流儀10
    数年に一度読みたくなる大人の流儀シリーズ。
    辛口風だが愛犬やゴルフのネタが多く興味が湧く。
    とても心静かに読める本であり、読むと心が安らぐ。

    P115
    優秀な経営者はすべて、イラチで、短気で、瞬間湯沸かし器である。ゴルフを一緒にしていても、前の組がノンビリというか、あちこち行って前へ進まないと、こ...続きを読む
  • ひとりをたのしむ 大人の流儀10
    -2021/03/03
    最後の無頼作家と言われる伊集院静の新書「ひとりをたのしむ」▶︎「人間は病の器」と言われるごとく、知人が一人また一人とこの世を去っていく。▶︎「一人じゃ生きていけない」から「ひとりだから楽しく生きる」への転換のヒントに溢れる。
  • 大人の流儀
    いろんな経験をしてきた大人だからこそわかる感性で書かれてて、素敵でかっこよかった。巻末の夏目雅子さんとの思い出も短いながらも読み応えあり。
  • 追いかけるな 大人の流儀5
    伊集院さんのこのシリーズは、いつもスカッとされされ、ホンワカっとさせられます。毎度、お母様とバカ犬ノボはいいですね。今回は、お父さんの思い出もなんかよかったです。
  • 大人の流儀
    書いてあることは至極最もな事。
    読めば読むほど、「なんでこんな日本になってしまったのか?」と思ってしまう。
    大人が大人の流儀で物事を進めれば間違うはずがないのに。
    カッコ内の(日本)を、「社会」「学校」「会社」とも置き換えられる。
    今は大人がいない。年齢はいっていても、中身は子供なのである。
    大人な...続きを読む
  • 大人の流儀
    無駄な群れや馴れ合い、人前で知識をひけらかす人(伊集院さんはこの本ではグルメぶる人にとても厳しい)などを批判する内容から始まり、一方的に責められている気分になりちょっと読むのがしんどかった。ただ読み進めると、ご本人はギャンブル好きで酒癖が悪かったり、友人と表面的ではない交流を長く大事にされていること...続きを読む
  • 琥珀の夢 小説 鳥居信治郎 上
     サントリー創業者の伝記的小説ですから誰もが知るところですが
    どこを切り取るのかは作者の腕です
    小西儀助、国分勘兵衛、鈴木三郎助、竹鶴政孝、小林一三、松下幸之助、平賀譲等々
    近代社会を豊かに便利にした人びとが綺羅星のごとく登場します
    上下巻一気に読みました
  • 許す力 大人の流儀4
    毎回、カッコいいです。大人の男とは、純粋で真っ直ぐで明るい(悲しくても)ということでしょうか。いつもながら、愛犬や奥様、お母様とのお話はいいですね。「これは許せないなぁ、と呟きポケットに入れる」これが大人の流儀なんですね。
  • ひとりで生きる 大人の流儀9
    ★4.0(3.29)2019年10月発行。週刊現代に2018年10月から2019年8月にかけて掲載されたエッセイから一部抜粋・修正。なるほど、仙台の話が良く出てくるかと思ったら、奥さんの篠ひろ子さんは仙台出身だからですね。著者の二人目の奥さんはあの夏目雅子でしたね。文章は非常に読みやすく、日常の生活...続きを読む
  • なぎさホテル
    放埒な生活を続けながらも小説を書くことに真剣に取り組んでいます。それが伝わってきたのが「.....選んだ職業、または世界なのだから、自分もどこまでやれるかはわからぬが、やってみたい。やってみよう、.....」
    それにしても著者は若い頃から飲んだくれで、借金ばかりしていました。
    個人的には実生活ではこ...続きを読む
  • 琥珀の夢 小説 鳥居信治郎 上

    堪能‼️

    久し振りに小説を読んだと実感。伊集院静によって、サントリーという企業の成長の推移の中で、鳥井信治郎という創始者の姿が生き生きと描かれている。鳥井信治郎の生きざまは今だからこそ魅力的である。母こまから受け継がれた
    「陰徳」という日本人の徳の中心にあった考え方は私も祖母に小さい頃から言われ続けた言葉で...続きを読む
  • 悩むが花
    20代後半ですが、2世代以上上の大人の価値観に対する興味と関心を起点にして読んでいくと、最後まで楽しく読めます。同情すると見せ掛けてからの一刀両断。同世代には見られない類いのユーモアセンスを随所に感じ、それは一周まわって新鮮なスタイルとして楽しむことが出来ました。
  • 不運と思うな。大人の流儀6 a genuine way of life
    2016年作品。災害や事故で道半ばにして亡くなられた人々への鎮魂のメッセージが溢れる1冊。亡くなられた人々が不運だったと考えてはいけない。それは私たちの人生をも否定することになる。彼らの人生にもまた喜びがあり、悲しみがあり、四季があり、様々なことを乗り越えて生きた人生だったのだと。そう言い聞かせて生...続きを読む
  • 続・大人の流儀
    「若い時期にだけ出会える恩人がいる」

    時期によって感銘を受ける言葉や人は異なり、その時期その時期にしか出会えないものがある。

    「世の中とは、不幸せの底にあるものと、幸せの絶頂にある者が隣り合わせに立つことが日常的に起こるものだ」
  • 大人のカタチを語ろう。
    2020/03/22予約

    何度読んでも、心が揺さぶられる箇所。

    死別は時間だけが解決してくれる

    あんなに辛かった日々があった、といつか思える日が来る

    確かに本当に辛かった日々を、時々思い出すようになったかもしれない…
    一番辛かったときは、そんなことあるわけない、と思っていた。
    経験した人の言...続きを読む
  • 大人の流儀
    大人って、大人に自然になるものではない。
    歳をとれば、大人になるというわけでもない。
    確かに、愚痴を言わないで、きちんと流儀を語ることは難しい。
    若いものを批判することが、大人の流儀でもない。
    世の中、幼稚すぎたり、軽薄すぎたり、いつの間にか
    薄っぺらくなってきている。
    人間は、ほとんど水分でできて...続きを読む
  • 大人の流儀
    読んでて小気味が良いし、ちょっと寂しさとか孤独も感じ、「大人」を感じます。こんな大人な生き方はなかなかできませんが、「あっ、こういうことか!」と一つでも気づくことがあればいいなぁと思います。 巻末のエピソードは、また深く心に残りました。
  • いねむり先生
    このタイトルは突然寝てしまう色川武大(阿佐田哲也)の持病であるナルコレプシーを指しているタイトルとのこと。 筆者の、雀聖と言われた博打うち阿佐田哲也への敬慕と愛溢れる作品。 勝負の世界に生きる人間の、あくまでも自然体でそれでいて見返りを求めない本当の優しさ、本当に豊かな人間関係とは何かということを考...続きを読む
  • 誰かを幸せにするために 大人の流儀8
    ”誰かを幸せにするために”とタイトルにあります。
    これは誰かを幸せにするためにどうすればいいのか、ということを書いたものではなく、人は誰かを幸せにするために生きているんだ、ということがいろんなエピソードを通して書かれています。

    私もそうなんだ…と、気づかされ、それにふさわしい自分でありたいと思いま...続きを読む
  • 別れる力 大人の流儀3
    今回は副題とおり、別れに関する流儀がメインの話し。ここ最近の時事と共に著者の考えがよくわかる。耳が痛い内容もちらほら。おっさんも、若者もいるんな意味でボケちゃってると思う。