あらすじ
あなたも悩んでるうちがハナなんだよ
息子が主人に似てバカなんです……。情けない質問の連発に怒りながら、人生の機微を伝えます。
名言あり、苦言あり、箴言あり、ユーモアあり、ホロリとさせられることもあり、毒もあり。
悩んでいる人の心には伊集院さんの言葉が響きます。
伊坂幸太郎さん、湊かなえさんら人気作家たち、そして桑田佳祐さんの悩みも!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
数年前に一度読んだ時に、悩みが吹き飛んだ記憶があって、また読んでみました。
8年前くらいに出版された本なので、時代も価値観もいろいろ変わったし、伊集院先生の発言もギリギリアウトな部分も気になりますが、やはり面白かったです。
本の中では、しょうもない質問に先生がブチ切れたり、回答になってないものもりますが、命と向き合う悩みだったり、対人に関することは誠実に対応しているのは流石だし、回答から改めて学ぶことが多かったです。
昭和のおじさん節かもしれないけど、長く生きた先輩で、身近な人を亡くしたり、東日本大震災も直に経験して生きること死ぬことと向き合った人の意見はズシっとくるものがあるし、時にある種の諦めのようにすがすがしくも感じました。
そしてわりと「しょうもない」悩みが、私も感じていることだったりしたので、先生にビシッと言われてる感じがして心がヒリヒリしちゃいました。
Posted by ブクログ
こんな悩みがみんなあって、このひとはこんな回答をしてしまうのかとニヤつきながら読んでしまう
決して伊集院静の答えが良いとか悪いとかそういうことではなく、なるほどそんな考え方もあるのかと客観的に読むのがちょうどいい本
でも、それぞれの悩みがなんとなく生々しく、それに対する伊集院静の思い切りのいい(容赦無い?)答えが笑えてきてしまう
個人的には伊坂幸太郎の悩みに対して、第一声がなぜこんなに長くかくのか?が一番好き
Posted by ブクログ
20代後半ですが、2世代以上上の大人の価値観に対する興味と関心を起点にして読んでいくと、最後まで楽しく読めます。同情すると見せ掛けてからの一刀両断。同世代には見られない類いのユーモアセンスを随所に感じ、それは一周まわって新鮮なスタイルとして楽しむことが出来ました。
Posted by ブクログ
週刊文春に以前あった読者相談コーナーを単行本化した書籍。
べらんめえ口調で回答していて痛快。悩みは実は結構どうでもいいことが多いのだと気づかされる。と思いきや、配偶者を失った悲しみへのアドバイスなど、ごくたまに真面目な一面もある。
Posted by ブクログ
悩みごとなんか全部無くなれば良いのにと思う。
だけど自分の倍以上も生きている人に「悩んでいるうちが花だよ」なんて言われると、それもそうかと思える。
同じような悩みを抱えた読者に共感する一方で、筆者の回答に納得したり苦笑したり目頭が熱くなったりするから、つい読んでしまう。
Posted by ブクログ
初めての伊集院静を読みました。
AMラジオの文化放送『大竹まことゴールデンラジオ』で
初めて聴いたエピソードが気になって
著者の本を読む気になった。
ある日、大竹まこと氏、阿川佐和子さん、ある会社の社長、そして伊集院静氏の4名で、ゴルフをしていた時。
伊集院さんがスコアカードを持たずにプレイしていて、
全てのメンバーのスコアーを暗記しているとか。
まるで、映画を見ているように、ゴルフの流れを説明できることが神技のようで面白い。
こういう人が書いた本ってどんな本なんだろう。
そんな著者の本。
この本は他の人の悩み相談に伊集院さんが答える形で
進むのですが、
著者の答えが豪快で面白いんです。
こんな感じです。
相談
「美人にモテるコツを教えてください」
著者答え
「そんなもんわかるわけないだろう」
ははははっ
確かに!
まあ、最近もやもやしていて、
スカッとしたい方におすすめです。