馳星周のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
馳氏の作品を読むと、私は平凡な人生を歩んでいるんだなぁ〜と安堵感をもってしまう。作品に登場するような人には今のところお目にかかったことがないからだ。自分は札幌の中心で生まれ育ち、ススキノデビューもメチャ早く、なんとなく裏社会を見たような気になってはいたものの、ここまで凄い人々とは関わりがなくラッキーだったのかもしれない。馳氏作品を読むと恐くなる。ここまで人間って恐ろしくなれるものなんだろうかって。救いがまったくない。描写も時にはグロ過ぎて、オエ〜ってなっちゃうけれど、それでも読んでいると悲しくなってくる。もっと人間というものを信じたくなり、反面、私はまだまだ甘ちゃんなのだとも感じる。本書の主人
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Posted by ブクログ
ネタバレ苦手な作家さんだと思っていたが、なんとまあ読みやすいこと!
するすると一気に読みました。
名犬多聞の旅。
犬を必要とする人間にピンとくるのか、出会う人間達を片っ端から救いまた旅立つ。そして救われた人間達のやるせなさや切なさに共感したりハッとさせられたり。
「夫婦と犬」のターン。
妻側の苛々に共感する人は多いのでは。
悪い人ではない夫。
でもバカ。
悪い人ではないが故に余計に苦しめる。
妻を思っているようで結局自分の事しか考えず、独りよがりで相手の気持ちに思い至らないあの感じ。
結末は予想外で衝撃だったが妻に幸あれと願う。何ならすっきりして少し羨ましい。
「老人と犬」の結末もやはりそうか…