馳星周のレビュー一覧

  • 煉獄の使徒(上)(新潮文庫)

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    1600頁という分量の割には、読みやすかったと思う。
    馳星周は10年ぶり位に読んだのだか、依然と全然変わっておらず、単に作品の舞台と出演者が変わっただけ。つくづくこの作家は、表現ではなくシチュエーションの作家だと思う。

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    2012年06月12日
  • 煉獄の使徒(上)(新潮文庫)

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    『不夜城』から、気がつくと新刊をチェックしていて、最近は社会問題も絡めた話も多く、それをぎりぎりでなぞらえている感じがたまらなく好きである。今回の話しは某宗教団体になぞらえたものであり、とても描写が緻密であり、こうだったのかもと想像力をかきたてられるが、なんだかんだでいつもの馳星周に還っていくということも忘れないのがたまらなく好きである。

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    2012年06月12日
  • 9・11倶楽部

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    馳星周を読むのは久しぶりだ。「不夜城」の頃から、読んでいた作家だけれども、最後に読んだのは「弥勒世」で2009年、だからほぼ3年ぶり。
    一読、変わらないな、と思った。それは、マンネリということではない。プロットや文体は工夫が凝らされていて、以前の著作の焼き直し、という印象は全く受けない。それでも、変わらないな、と思ったのは、物語の本質的な暗さだ。
    僕が読んだ馳星周の本では、主人公が何らかの理由で、何か抜き差しならない状況に追い込まれていき、徐々に体力と健全な精神・思考力を蝕まれていく。狂気の世界に足を踏み入れていく感じがするのだ。その展開が馳星周の本の魅力なのだと思う。

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    2012年03月25日
  • マンゴー・レイン

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    日本もそうなんだろうけどタイの裏社会って怖いと思いました。
    人を人と思わずただの駒としてしか扱わないというところとか。
    先進国の日本で生まれ育った自分たちとは世界が違うなぁ

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    2012年03月20日
  • 煉獄の使徒(下)(新潮文庫)

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    ノンフィクションなのかフィクションなのか・・・
    全部がフィクションっていうことは無いんだろうなと思いながらも、
    じゃあどこが?と考えると怖くなります。

    上下巻でかなりの厚さなのに、厚さが気にならないほど
    読んでいてひきこまれました。

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    2012年03月18日
  • マンゴー・レイン

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    バンコクを舞台に広げられるアクション。
    政界・警察・ヤクザのアンダーグラウンドの世界が書かれてて身近に感じた。
    バンコク内の地名が多く出てきて、ほとんど知ってたので、想像しながら読むことが出来た。

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    2012年01月23日
  • 9・11倶楽部

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    ネタバレ

    良かった。

    馳小説に初めての善人が主人公。

    どうせバッドエンドなのはわかっているけど、応援したくなる内容。当然、オチの虚無感はいつも通りでしたが。

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    2011年11月18日
  • 9・11倶楽部

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    久々に馳作品を読んだが、既読作品ほどディープな感じはしなかったものの舞台が新宿でアジア系の裏社会を取り扱ってる部分では、馳ワールドとしての構成要素はしっかりと踏襲されている。まぁ、今までに比べると主人公のドス黒さは薄れているが。。。 
    そして、地下鉄サリン事件や歌舞伎町浄化計画、更にタイトルにもなってる9・11などの実社会での事件、背景を元にテロ行為によって生ずる歪や行政に対する皮肉を描いたような作品に仕上がってる感じかと。。。。 

    展開的にはテロによって妻子を亡くした主人公 織田の哀しみ、考え方は十分に伝わってきて共感できる部分は多い。それ故に感情移入はしやすいのだが、彼の取る行動自体には

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    2011年10月06日
  • 鎮魂歌 不夜城II

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    前作を上回るエログロに吐き気がするが、そこがたまらない。ミステリ、アクション風味が増強され、前作より楽しめる。

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    2011年09月24日
  • 長恨歌 不夜城完結編

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    ネタバレ

    すごい。さすがアンチクライマックスな作者だなー。薬屋は冒頭であっさり死ぬし、劉健一も最後にあっさり死ぬし。

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    2020年02月26日
  • M(エム)

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    エグい、エロい、救いがない、気分が悪くなる。
    こんな気分にさせられた小説は初めてだが、もういいや。

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    2011年09月04日
  • 鎮魂歌 不夜城II

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    描写はドライに、物語はスピーディーに進化した不夜城第二幕。秋生と滝沢、2人のアウトローが破滅への道を疾走する。

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    2011年07月28日
  • 楽園の眠り

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    幼児虐待という深刻な題材を扱いつつも、展開はスピーディー。逃亡、追跡小説仕立てのストーリーで一気に読ませる。

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    2011年07月28日
  • 9・11倶楽部

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    ネタバレ

    自分から飛び込んだ結果に苦しむのは、仕方がない。だって、それを承知で飛び込んだんだもん。「こんなはずではなかった」なんて馬鹿なことを言う人は、ちゃんと考えてないから。でも、政策による都合で結果で苦しむ人、特にまだ何の力もない子供が害を受けるのは納得がいかない。どうすれば救えるのか、考えてしまう。でも「救ってあげる」と思うのは、エゴなのかな。そんなことを考えた一冊でした。

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    2011年07月22日
  • 9・11倶楽部

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    ・電車に乗るのに読む本がないので、東京駅構内の書店で平積みになってたのを購入。2冊続けて馳星周。
    ・おっさんがたまたま出会った少年たちと心の触れ合いを、って話は嫌いじゃない。最後まで馴れ合いはせずに、かすかに垣間見える心の繋がった描写に心打たれる。最近観た「Welcome to the Rileys」に通じるものを感じる。
    ・なんかこれが馳星周だ!ってのはまだ見つけられないな~。きれいにまとめた梁石日、って気もするし。出てくる刑事はみんな誉田哲也の小説に出てくる人物に見えたりもする。せっかくだから馳星周じゃないと書けないよ、ってのが読みたいんだけど、そういう作家って稀有だよね。がーっと読んで消

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    2011年06月16日
  • 夜光虫

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    馳星周作品に私が惹かれる理由は、主人公に「いい所」がないところである。
    泥棒だけど悪徳商人からしか盗まず、盗んだものは貧しい人に分けるとか、悪党なんだけど最後の最後で子供の身代わりになる、とか、そんな「実はいい人の悪党」が多い中、馳星周の描く主人公は、最後まで自分の為、金の為にしか動かない。

    ストーリーは台湾球界で八百長に手を染めるどうしようもない男の生き様だ。自らを慕う台湾人を殺し、その妻を手に染め、殺し屋になる。それでも生き延びる。自分の欲望のために。

    馳星周作品を読むのはこれが初めてだった。かなりの長編ではあったが、歯切れのいい文章でほぼ一晩で読破。
    長編だけど長編と感じさせない一作

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    2011年04月01日
  • 鎮魂歌 不夜城II

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    読み終わって何か残るか、と聞かれたら、
    何も残らない、としかいえない。

    前作、『不夜城』の二年後。
    とはいえ、『不夜城』を読んだのは何年も前なので
    内容なんてまったくもって覚えてない。

    舞台は前作と同じく歌舞伎町の中国マフィア社会。
    当然のことながら未知の世界だけれど、
    細かい描写とテンポのよさで、まるで映像を見ている感覚。

    別世界のようで、自分のすぐ隣にある世界のようで
    現実離れしているようで、妙にリアル。

    裏切りだらけの毎日。
    自分の味方は自分だけ。
    殺伐とした社会。
    生と死の重さと軽さ。

    裏社会といわれる場所のほうが
    生を意識する場面は多いのかもしれない。

    読み終わって残るも

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    2011年03月29日
  • 鎮魂歌 不夜城II

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    劉健一の変貌に驚きます。ろくでもない人間達が血まみれで足掻くのを横でほくそ笑みながら見る男。そして暗転という言葉にふさわしいラスト。面白いですがしんどかった;…というか今回ホモ多いな…;

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    2011年02月17日
  • 虚(うつろ)の王

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    ネタバレ

    馳作品の中でも、結構「取っ付きやすい」ジャンルなんじゃないでしょうか?

    感情を持たない超越した存在。
    いつもの馳作品なら、そんな存在すら自我が崩壊しそうだけど、今回はその役割をキープ。珍しい。
    でも、その展開が何となく、「取っ付きやすい」という印象を感じてしまいました。

    その取っ付きやすさが、より「引き付ける魅力」を醸し出してる気もします。
    比較的素直に、「うん、面白い!」と感じれましたね。

    馳作品にしては、ホント珍しい。。。

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    2010年12月30日
  • 楽園の眠り

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    この物語は児童虐待からの連鎖的な人間の関係性の誕生だろう

    幼い少年をなぜか虐待してしまう父親
    彼の職業は刑事である
    離婚した彼が育てている小さな子供
    虐待をどうしてもやめることが出来ない自分
    子供を預けている保育園にばれないようにと神経を使っていた彼だが、ある時子供が保育園から脱出したとの知らせを受ける

    動揺する男
    彼は自分の刑事としての経験などを総動員して子供の所在を探り当てようとする
    子供はどこに逃げたのだろうか?

    ここにはいろんな要素が描かれている

    人間が虐待してしまう心理をえぐっている作品
    人間の裏の顔が描かれている

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    2010年11月13日