馳星周のレビュー一覧

  • 夜光虫

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    馳星周作品に私が惹かれる理由は、主人公に「いい所」がないところである。
    泥棒だけど悪徳商人からしか盗まず、盗んだものは貧しい人に分けるとか、悪党なんだけど最後の最後で子供の身代わりになる、とか、そんな「実はいい人の悪党」が多い中、馳星周の描く主人公は、最後まで自分の為、金の為にしか動かない。

    ストーリーは台湾球界で八百長に手を染めるどうしようもない男の生き様だ。自らを慕う台湾人を殺し、その妻を手に染め、殺し屋になる。それでも生き延びる。自分の欲望のために。

    馳星周作品を読むのはこれが初めてだった。かなりの長編ではあったが、歯切れのいい文章でほぼ一晩で読破。
    長編だけど長編と感じさせない一作

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    2011年04月01日
  • 鎮魂歌 不夜城II

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    読み終わって何か残るか、と聞かれたら、
    何も残らない、としかいえない。

    前作、『不夜城』の二年後。
    とはいえ、『不夜城』を読んだのは何年も前なので
    内容なんてまったくもって覚えてない。

    舞台は前作と同じく歌舞伎町の中国マフィア社会。
    当然のことながら未知の世界だけれど、
    細かい描写とテンポのよさで、まるで映像を見ている感覚。

    別世界のようで、自分のすぐ隣にある世界のようで
    現実離れしているようで、妙にリアル。

    裏切りだらけの毎日。
    自分の味方は自分だけ。
    殺伐とした社会。
    生と死の重さと軽さ。

    裏社会といわれる場所のほうが
    生を意識する場面は多いのかもしれない。

    読み終わって残るも

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    2011年03月29日
  • 鎮魂歌 不夜城II

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    劉健一の変貌に驚きます。ろくでもない人間達が血まみれで足掻くのを横でほくそ笑みながら見る男。そして暗転という言葉にふさわしいラスト。面白いですがしんどかった;…というか今回ホモ多いな…;

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    2011年02月17日
  • 虚(うつろ)の王

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    ネタバレ

    馳作品の中でも、結構「取っ付きやすい」ジャンルなんじゃないでしょうか?

    感情を持たない超越した存在。
    いつもの馳作品なら、そんな存在すら自我が崩壊しそうだけど、今回はその役割をキープ。珍しい。
    でも、その展開が何となく、「取っ付きやすい」という印象を感じてしまいました。

    その取っ付きやすさが、より「引き付ける魅力」を醸し出してる気もします。
    比較的素直に、「うん、面白い!」と感じれましたね。

    馳作品にしては、ホント珍しい。。。

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    2010年12月30日
  • 楽園の眠り

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    この物語は児童虐待からの連鎖的な人間の関係性の誕生だろう

    幼い少年をなぜか虐待してしまう父親
    彼の職業は刑事である
    離婚した彼が育てている小さな子供
    虐待をどうしてもやめることが出来ない自分
    子供を預けている保育園にばれないようにと神経を使っていた彼だが、ある時子供が保育園から脱出したとの知らせを受ける

    動揺する男
    彼は自分の刑事としての経験などを総動員して子供の所在を探り当てようとする
    子供はどこに逃げたのだろうか?

    ここにはいろんな要素が描かれている

    人間が虐待してしまう心理をえぐっている作品
    人間の裏の顔が描かれている

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    2010年11月13日
  • 長恨歌 不夜城完結編

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     欲の本能に根ざした行動はいつも似ていて、怖れに根ざした行動も似てしまう。自らの怖れを見つめ、本当に大切なものを見つめ行動できた武はこの輪廻から抜けられた。もう黒い夢は見ないだろうか。健一と武の違いこそが救い。

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    2010年08月08日
  • 鎮魂歌 不夜城II

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     ヒロインの一人「家麗」の悪女っぷり、その末期に惚れる。なので秋生にとても感情移入。
     暴力と欺瞞、愛情と見栄とプライドが激しく展開する。そしてそれら全てをコントロールした者が生き延びる、無味乾燥な生でも。

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    2010年08月08日
  • ダーク・ムーン 下

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    馳作品でハードボイルドなので片っ端から死にます…藁。場所がカナダでカナダマフィアの話ですが、登場人物がカナダ人、日本人、韓国人がごっちゃになり、登場人物も多い。また、その人の名前がニックネームであったり呼び名が三種類ぐらいに変わるので名前を覚えるのが大変でしたが、覚えてしまうと面白い作品だった。ハードボイルドが好きな人にはお勧め!

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    2010年04月10日
  • マンゴー・レイン

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    バンコク行きの飛行機の中で読みました
    これは大失敗 バンコク怖くなっちゃった(苦笑

    馳作品らしいドロドロ系ではあるものの、
    さくさく読めてしまい、続きが気になるっ!!!

    エンディングはやっぱり↓↓↓と思ったけど、
    大変いい作品でした☆

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    2009年10月04日
  • 長恨歌 不夜城完結編

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    僕の大好きな不夜城シリーズの完結編ということで読書。だがしかし、実は既読だったことに途中で気が付きました…。

    ・あらすじ
    残留孤児二世と偽り、日本にやってきた武基裕。
    ある日、武の属するグループの頭が、バイクで乗りつけた二人組みに銃殺される。麻薬取締官の矢島に脅された武は、この事件を調べるハメになり、情報屋・劉健一のもとへ足を運んだ。

    どこまでリアリティがあるのか、全くないのか歌舞伎町。よくわからないけど、銃、薬、ヤクザ、マフィア、ここまで荒廃した都市が逆に面白くてたまらない。劉健一がどんどんオカしくなっていくけど、やっぱりこのシリーズはなんだか面白くて大好きです。にしても、中国語名は覚え

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    2009年10月04日
  • 鎮魂歌 不夜城II

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    ハイ≧▽≦☆出ました!ろくでなしのパラダイスシリーズ第2章。

    変態オンパレード!人でなしオンパレードの
    ノンストップ犯罪話(゚Д゚)

    不夜城のその後なだけに、そのまんまクソッたれの巣窟。でもなんかドンドン読んでしまう。
    最低の話なのに面白い。登場人物も多くて、中国人も多くて訳わかんないのに面白い。

    ナンなんでしょうこの人の作品は?

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    2009年10月04日
  • M(エム)

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    今回は一風変わり、ヤクザとかアウトロー系な
    人々が落ちていくのとはかわり一般のほんとうに
    あなたの側にいる人たちが落ちていくという話。

    短編集でなかでも『人形』がお気に入り。

    隣りの家のおじさんに慕情を抱く女の子が
    おじさんの後を興味本位でつけていくと
    デートクラブにでいりしていることをしる。
    もしかしたらおじさんが私を見つけてくれるかもしれない
    と入った先は真っ暗闇。
    欲しいものは、本当に欲しかったのかな。

    暗い穴はすぐ横にぽっかりと大口を空けて
    まっているのかもしれない。

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    2009年10月04日
  • M(エム)

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     些細なきっかけで異常な性の世界にはまってしまった者たちの苦悩と快楽、そして絶望を残酷なまでに描いた異色短編集。

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    2009年10月04日
  • ダーク・ムーン 上

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    こちらも馳さんの作品ですが、
    この本の舞台は『バンクーバー』
    以前、プライベートの旅行で行った事
    があるので、作品に出てくる情景が
    頭の中でよみがえります!
    上・下巻で、最後までドキドキの一冊
    です!

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    2009年10月04日
  • マンゴー・レイン

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    アジア関係の仕事をしている私にとって、この本の中に出てくるバンコクに実在する建物や、通りの名前などが、物語の興奮をさらに掻き立ててくれます!バンコクフリークの方には、是非お奨めの1冊!

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    2009年10月04日
  • 雪月夜

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    馳 星周作品を初めて読んだのは『夜光虫』だった。その時には“この作家は人を殺した事があるか、自分が殺されかけた事があるのではないか?”と思えるような生々しい表現が新鮮であった。しかし本作でも死に直面した場面は多々あるもののその緊迫感が低く物足りない。決して暴力を肯定するつもりは無く、死を以前のように現実的で恐怖を伴うものとして描けばこそあまりに安易な殺人に対する抑止力となるのではないだろうかと感じる。

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    2009年10月04日
  • 夜光虫

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    台湾プロ野球を舞台にした、
    都落ちで人でなしな投手の物語。
    希望がかすかに残されたラストシーンは馳作品の中では稀。

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    2009年10月04日
  • M(エム)

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    直木賞候補になってたから内容知らずに買っちゃった。。帯のとおり、「ほんの些細なきっかけ 誰しも闇を秘めている」「絶望と快楽」が入り混じる話が4つ。
    自分が好んで買う本とは違うので、新鮮で刺激にはなったけれど、絶望の色が強すぎて後味悪いって感じる人もいそう。直木賞候補にもこういう作品あるのね。

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    2009年10月04日
  • マンゴー・レイン

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    さすが馳 星周という本です。バンコクが舞台でオンナを別の国に移動させる仕事のはずが宝探しとなり、最後は壮絶!

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    2009年10月04日
  • 夜光虫

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    サカヲタ馳星周が頑張って調べて書いた日本人選手から見た台湾プロ野球の世界。
    途中まではあーあるあるあるある…ネーヨ!wとなる展開、話が面白くなって来た辺りからはいつもの馳ワールドへ。

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    2009年10月04日