馳星周のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
北海道を舞台にした5つの短編連作。これは、物語の中であって欲しいと願う。だが、DVや介護問題、家族の崩壊など、孕んでいて現実に有りうる話。目を背けてはならない!
事業に失敗し、死に場所を求め、捨てたはずの故郷に戻った男が聞いたのは、父が大金を持っていると云う噂だった。その父の愛人だった女は、戻りたくなかった実家に帰り、アルツハイマーの母と飼い猫の世話に明け暮れ、恋仲になった外国車のディーラーをしてる男に見捨てらる。その男の知的障害を抱える少年は、愛犬を連れ、世界の終わりだと云う荒れ地に骨をばら蒔く。少年にスクーターを無理強いして売りつけ中古車を買ったサッカー部のェースだった男は、訳ありの1つ -
Posted by ブクログ
初めて読む小説。何で買ったかというと、著者の名前が気になったから。
これって、周星馳(香港・大陸で大人気の映画監督)の名前をさかさまにしたもの。
きっとこれはペンネームだ!そうおもって、周星馳の作品をイメージして
買ってみた。さっき調べてみたら、これは周知の事実だったみたい。
内容は…
タイ生まれの日本人・十河将人。
借金を重ね、妻を亡くし、再びタイに舞い戻った。
仕事は人身売買。
彼は、中国人のメイという女性をシンガポールに連れ出す仕事の依頼を受けるが、
そこには予期せぬ無数の罠が仕掛けられている。
お宝を目指してなんでもありのストーリー
どす黒い人間の欲を描く小説