馳星周のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
元長野県警の山岳遭難救助隊員だった得丸は現在は山岳ガイドとして白馬村観光課に勤めている
ある日、残雪の状況を確認していた得丸は無謀な登山者に出会う
それは、大学時代の山岳部の同期池谷だった
池谷もまた警視庁公安部に所属する警察官だった
卒業後二十年全く山から離れていた池谷の身体はすっかりなまっていた
そんな池谷に白馬岳までのガイドを引き受けた得丸だったが…
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二十年も山から離れていた池谷が何故急に山に戻ってきたのか
何故友人である得丸を脅してまで登り続けなければならなかったのか
その理由はあまりにも衝撃的で思わずえっ!?と声が出てしまうほどでした
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Posted by ブクログ
ネタバレ先月初めに読み終わり、その段階で
続編を購入してあった馳星周の単行本。レビューまで間
が空いたのは、買った事実を忘れていたから、とは口が
裂けても言えない感じ。
捜一から公安に飛ばされた宮澤は、どういうワケだかア
タマのオカシイ上司・公安アンタッチャブルの椿に気に
入られ、椿の助手としては最長の勤務記録を今も更新中。
おかげで捜一への復帰など考えられない状態なのだけど。
そんな折、現政権の起こした不祥事に関係した、と思わ
れる関係者が次々に死亡。椿は官邸の関与を指摘、宮澤
も渋々その捜査に付き合うのだが・・・という内容。
公安モノなのに妙に笑える、というのは前作と同じ。違
うのは、今回絶対 -
Posted by ブクログ
ネタバレ超久しぶりに、馳星周の本に挑戦してみました。馳さんの小説は、すっごい昔に、あの超話題になったデビュー作「不夜城」を読んで、あまりピンと来なかった記憶しかないんですよ。
で、最近、とある知人の方から「馳星周、いいよ~!」って薦められたので、ちょっと読んでみようかな、って思いまして。で、手に取ったのが、この一冊である次第ですね。
えーと、まず、すげえ世界観が、入り組んでいる。
舞台は、カナダ。で、そのカナダの、中国人街?が、舞台?という感じでしょうか?もの凄く、人種が、民族が、言語が、入り混じりまくっております。で、登場人物がスゲエ多い。それぞれみんな色んな思惑のもとに動いている。物語を追っか -
Posted by ブクログ
警視庁公安部の「アンタッチャブル」椿と、捜査一課からの落ちこぼれの宮澤が活躍する公安エンターテインメント第二弾。政府の関係者が立て続けに死亡する。椿は官邸に狙いを定め、内閣情報調査室の極秘組織に潜入した宮澤より情報を得て真相を探る。
宮澤だけがまともで後は能力に秀で過ぎるというか、おかしいというか個性的な人ばかり。それが物語を面白くさせていて。彼らがドタバタに動き回り、笑いを振り撒けて、でも、なんと言っても圧倒的な存在の椿、椿に最後まで乗せられて最後まであっという間だったかな。ハイレベルな攻防なんだけど、シリアスさがなく、一定のおかしさのテンポで読み進められます。んー、馳さんが書いたとは思えな