馳星周のレビュー一覧
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敦史は冬の北海道の別荘地で、絶世の美少女・有紀と出会う。
有紀には知的なハンディがあるが、敦史と有紀はほどなくして惹かれ合っていく。
しかし、二人が出会う前にそれぞれが送ってきた人生
あまりにも辛く悲しく、二人で生きていく為には逃亡と転落以外の手段しかなくー。
恋愛小説にカテゴライズされるのでしょうか。イマイチ、趣旨が分かりませんでした。
敦史と有紀の境遇や過去が分かってきてからは早く先が読みたいと思い、一気に読むスピードが上がりましたが、読み終えてみるとやや物足りない感じ。
また、風景描写が個人的にはややクドく感じられました。
純粋に人を愛する姿が描かれていますが、それは単に美しい -
Posted by ブクログ
事実は小説より奇なり…かな、と思いながら読み進めました。平成の暗黒史である、オウム事件。ぼくらが“体験した”その恐ろしさ、マスコミの扇動、そして、彼らを“人間”として語ることがタブーだった時代の空気。水面に浮かぶ、そんな表層的な事実の根っこにストーリーを加え、関係する人々の心情を抉り取ろうとした快作だと思う。ノアール小説の巨匠だからこそ、そしてそう言われるからこそ、あの事件の加害者たちの心情をつかもうとするのは、使命にも似たものだったのかもしれない。当事者たちは死刑になり、僕らはあの事件から何も学べなかった。だからこそ、こんな“フィクション”は大きな意味を持っている。
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Posted by ブクログ
あらすじ
中国人マフィア同士の大抗争から2年が経過した。歌舞伎町の裏社会は香港マフィアの襲撃の痛手から立ち直った崔虎を中心にした北京マフィアと、トップ二人を同時に失いながらもNo.3の朱宏を中心にまとまった上海マフィアが縄張りを分け合う危ういバランスを保っていた。そんな中、崔虎のもっとも信頼する部下である「四大天王」の一人、張 道明が兇手(殺し屋)の襲撃を受け部下もろとも殺害される。北京マフィアのボスである崔虎は張のアジトは「四大天王」以外には知りえないとして、裏切り者の洗い出しと下手人の捜索を元悪徳警官で現在は崔虎の使い走りをしている滝沢に命じた。滝沢はジャーナリストの遠沢に張り込みと盗聴を -
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元長野県警の山岳遭難救助隊員だった得丸は現在は山岳ガイドとして白馬村観光課に勤めている
ある日、残雪の状況を確認していた得丸は無謀な登山者に出会う
それは、大学時代の山岳部の同期池谷だった
池谷もまた警視庁公安部に所属する警察官だった
卒業後二十年全く山から離れていた池谷の身体はすっかりなまっていた
そんな池谷に白馬岳までのガイドを引き受けた得丸だったが…
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二十年も山から離れていた池谷が何故急に山に戻ってきたのか
何故友人である得丸を脅してまで登り続けなければならなかったのか
その理由はあまりにも衝撃的で思わずえっ!?と声が出てしまうほどでした
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ネタバレ先月初めに読み終わり、その段階で
続編を購入してあった馳星周の単行本。レビューまで間
が空いたのは、買った事実を忘れていたから、とは口が
裂けても言えない感じ。
捜一から公安に飛ばされた宮澤は、どういうワケだかア
タマのオカシイ上司・公安アンタッチャブルの椿に気に
入られ、椿の助手としては最長の勤務記録を今も更新中。
おかげで捜一への復帰など考えられない状態なのだけど。
そんな折、現政権の起こした不祥事に関係した、と思わ
れる関係者が次々に死亡。椿は官邸の関与を指摘、宮澤
も渋々その捜査に付き合うのだが・・・という内容。
公安モノなのに妙に笑える、というのは前作と同じ。違
うのは、今回絶対 -
Posted by ブクログ
ネタバレ超久しぶりに、馳星周の本に挑戦してみました。馳さんの小説は、すっごい昔に、あの超話題になったデビュー作「不夜城」を読んで、あまりピンと来なかった記憶しかないんですよ。
で、最近、とある知人の方から「馳星周、いいよ~!」って薦められたので、ちょっと読んでみようかな、って思いまして。で、手に取ったのが、この一冊である次第ですね。
えーと、まず、すげえ世界観が、入り組んでいる。
舞台は、カナダ。で、そのカナダの、中国人街?が、舞台?という感じでしょうか?もの凄く、人種が、民族が、言語が、入り混じりまくっております。で、登場人物がスゲエ多い。それぞれみんな色んな思惑のもとに動いている。物語を追っか