馳星周のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
私の好きな奈良時代、それも初期、藤原四子が主役とあって非常に期待して手にした作品。
感想としては期待未満。ストーリーのテンポは良いが、その分事件の掘り下げが低いように感じる。コロコロと視点が変わる(だいたい10p以内)ため、感情移入がしづらいように感じた。
それでもキャラ付けは分かりやすく、武智麻呂派か、房前派かで議論も白熱しそうな構造。私は房前の自分本位な性格に嫌悪を覚える。確かに武智麻呂は家を守ることしか考えておらず政を疎かにしているかもしれない。ただそれでも時勢を読み柔軟に策を練る努力をしている武智麻呂に好感を覚え、綺麗事だけを突き詰める房前は夢想家で、厳しい目を向けたくなる。武智