馳星周のレビュー一覧

  • ソウルメイト

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    ネタバレ

    7匹とその家族を描いた短編集。どうしても犬が最後を迎える話が中心になってしまうので、つらい。同作者の受賞作「少年と犬」に繋がっているのがよく分かる。また作者が無類のイヌ好きであることも十分納得できる。

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    2023年07月08日
  • 殺しの許可証 アンタッチャブル2

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    1作目のインパクトが強かったので違和感が無く読めました。
    このままシリーズは続くのかな。
    意外性のネタも無くなった気がするけど。
    次が読んでみたいですね。

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    2023年06月22日
  • ソウルメイト

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    この作品は、初めに書かれていた
    「犬の十戒」を読んだだけで、
    こみ上げてくるものがありました。

    犬との信頼関係が生まれていく様子は
    読んでいて温かな気持ちになります。
    でも、失う哀しさの話に気持ちが引きずられて
    読み終えた時は、切なさが強かったです。

    ☆3は、長編好きなので、ちょっと辛め。

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    2023年06月19日
  • アンタッチャブル

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    読んでいたら何が本当で何が嘘なのか分からなくなりました。
    最初は違和感が強くて話に入れ込めなかったです。
    でも途中からは引き込まれてしまいました。
    第二弾があるので今度読んでみるつもりです。

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    2023年06月07日
  • 雨降る森の犬

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    読み終わったあと、少し心に引っかかった部分があったので星3つ。あとは馳さんの素敵な犬のお話。体力があったら色んな山に登ってみたかった。

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    2023年05月22日
  • 光あれ

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    ネタバレ

    敦賀で暮らす主人公の男性の青年期から中年期までを友人、女性、家族そして原発を織り交ぜながら描かれている。

    女性にだらしない主人公が堕ちていく様が暗い気分にさせる。ようやく最後に少しの光を感じさせるような終わり方になっているが、ずっと曇天で暗いイメージがまとわりつく。

    この主人公と原発のある町の行き詰まり感がリンクしているようにも感じさせられる。そこに光があるとすれば、そこにある自然や愛する人達と共にいることなのではないかと感じさせられた。

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    2023年05月06日
  • 蒼き山嶺

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    山岳小説が好きだ。
    どうしてそんな辛い思いまでして
    山へと向かってしまうんだろう、と
    毎回思うのだけれど
    登場人物と共に汗をかいて息を切らしながら
    読んでしまう。

    この作品は山から離れてしまった男、
    現在も山と離れられずに居る男、
    山と共になってしまった男、
    3人の山屋の物語。

    山とは何とも不思議だ。

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    2023年02月24日
  • 不夜城

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    ドロッドロのハードボイルドを読みたくなって20年ぶりに読み返し。
    こんな油ぎった世界は本当にあるのかな…と思いつつ、無くはなさそうなリアリティもある。
    最初から最後まで疾走するストーリーだけど、少しの休みもないのは疲れる(笑)。あと結局、ストーリーは各派閥同士の抗争のみであって、スケールがあるようでない。
    そのドロドロを味わいたい人に。

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    2023年01月23日
  • 光あれ

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    なんとも退廃した地方都市での暗いストーリーが延々と展開して、読んでて息苦しくなった。
    でも、実際にはこの主人公みたいな人間はどこにでもいると思う。

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    2023年01月16日
  • マンゴー・レイン

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    タイ生まれの日本人。
    人買いを生業とする。

    ある日、タイで偶然幼馴染に遭遇。
    売女の中国人をマレーシアまで運んでほしいという依頼を受けた。ある仏像と共に。

    神の都タイから仏像を運び出すのは至難の業である。

    法外な値段で依頼を引き受けるも、謎が謎を呼ぶ。

    ミステリー要素も多分に含みながら、タイ人の文化や精神性が精緻に描かれる。

    二世三世には取得しづらいオリジナルの感覚。

    寄付の概念に支えられた、欲まみれの既得権益者。

    最後の最後まで報われない。

    しかし、生存本能の前では善悪という概念は実に虚である。

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    2022年12月29日
  • 長恨歌 不夜城完結編

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    シリーズ三作目完結。

    90年代の歌舞伎町の裏社会を舞台にした不夜城シリーズの完結編。

    歌舞伎町の闇を治めていた台湾人から、日本人と台湾人の半々へ王位は譲られ、いや、奪われる。

    そして、本作で登場する主人公は中国残留孤児二世。

    死することが唯一の救い。

    シリーズ全てを通して見え隠れするテーマ「救済」
    今際の際で懇願する、神や仏への祈りも何も救いにはならない。万人に共通する救いは死ぬことのみだと。

    昭和から平成にかけた歌舞伎町の中国人闇社会。
    歴史を紐解けば、戦前のある掟から現在に繋がる。

    闇の底辺で生きるものの声がリアルさを感じさせる。

    シリーズ終わってしまったか。
    続けよう

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    2022年12月24日
  • 殺しの許可証 アンタッチャブル2

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    おもしろい
    不正な官邸にひと泡吹かせてくれて気持ちいい
    安倍総理と菅官房長官の時期に書かれた
    官邸がらみの内密な殺しの事件簿だ

    森友・加計問題を想像させる国会での追及で周辺のキーマンが何人か死んでいる
    死因は様々だ
    それまでも官邸に都合の悪い者は、総理と官房長官の時期にはすでに何人もいなくなっている

    公安で アンタッチャブル ( 誰にも指図されない特別な存在 )を自称する男の部下に捜査一課から転属になった男が目にするのは、驚くことばかり

    とにかくこの公安の上司のキャラクターがおもしろい
    公安の凄腕で、その父は元外交官のキャリア官僚、田園調布の豪邸に住む、体はデカいのに父をパパと呼び警視総

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    2022年11月11日
  • ソウルメイト

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    犬と人間を巡る7つの短編小説。登場する犬はチワワ、ボルゾイ、柴、コーギー、シェパード、ジャックラッセル、バーニーズ。
    バーニーズの章は組織球性肉腫になったバーニーズとその飼い主の最後の数ヶ月が描かれており、泣きながら読んだが良い過ごし方だと思った。まさに犬と人がソウルメイトとして絆を持つとこうなのかな、と思った。

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    2022年11月03日
  • 淡雪記

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    敦史は冬の北海道の別荘地で、絶世の美少女・有紀と出会う。

    有紀には知的なハンディがあるが、敦史と有紀はほどなくして惹かれ合っていく。
    しかし、二人が出会う前にそれぞれが送ってきた人生
    あまりにも辛く悲しく、二人で生きていく為には逃亡と転落以外の手段しかなくー。

    恋愛小説にカテゴライズされるのでしょうか。イマイチ、趣旨が分かりませんでした。

    敦史と有紀の境遇や過去が分かってきてからは早く先が読みたいと思い、一気に読むスピードが上がりましたが、読み終えてみるとやや物足りない感じ。

    また、風景描写が個人的にはややクドく感じられました。

    純粋に人を愛する姿が描かれていますが、それは単に美しい

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    2022年09月27日
  • ゴールデン街コーリング

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    若いっていーな!自分も大学時代に戻りたくなりました。悩みも、喜びも、友も大事な宝ものですね!
    人間一生に呑める量は、決まってるとか?ゴールデン街の皆さんは、飲み過ぎです!こんなに朝まで飲むの?

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    2022年07月19日
  • 煉獄の使徒 下

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    事実は小説より奇なり…かな、と思いながら読み進めました。平成の暗黒史である、オウム事件。ぼくらが“体験した”その恐ろしさ、マスコミの扇動、そして、彼らを“人間”として語ることがタブーだった時代の空気。水面に浮かぶ、そんな表層的な事実の根っこにストーリーを加え、関係する人々の心情を抉り取ろうとした快作だと思う。ノアール小説の巨匠だからこそ、そしてそう言われるからこそ、あの事件の加害者たちの心情をつかもうとするのは、使命にも似たものだったのかもしれない。当事者たちは死刑になり、僕らはあの事件から何も学べなかった。だからこそ、こんな“フィクション”は大きな意味を持っている。

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    2022年07月06日
  • やつらを高く吊せ

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    なんでもありの一冊
    他人の秘密を知りたいだけの主人と
    それを利用する金貸し
    欲望のままに行動する女子高生

    不夜城では切なさや愛を感じたけれど
    今作ではとにかく欲望のままに突き進んでいく




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    2022年05月21日
  • ラフ・アンド・タフ

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    非情さと歪んだ愛情のようなものが交錯していたように感じました。愛されることに飢えた主人公のバイオレンス的な衝動についていくのが大変でした。

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    2022年05月15日
  • パーフェクトワールド 下

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    ネタバレ

    沖縄の暑さや緊張感のなさが良く描写されてて、故に疾走感がなくズルズルと泥沼にハマっていく公安のスパイたちの陰鬱な感じがよく出てた
    最後ちょっと尻切れトンボだったかなあ……誰も高笑いしてないENDはちょっと物足りなかった

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    2022年05月11日
  • 蒼き山嶺

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    山岳部で同級だった今は山岳ガイドの得丸、公安警察官の池谷、K2で死んだ友人の妹だと判明するゆかり。拳銃で脅される関係になりながら、雪山で人は死なせないという信念の得丸は池谷をかばって歩き続ける。池谷が「池谷」でさえないことがわかってからも雪山を背負ってさらに歩く。少し都合よく人物が揃いすぎた気がするのであるが、都合をつけるのが小説でもあるからよしとしなければならない。ガイドとしての使命感の「公」と友情という「私」が交錯しつつ、これまであまり読んだことのない物語世界を楽しませてくれた。

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    2022年03月02日