馳星周のレビュー一覧

  • 煉獄の使徒(上)(新潮文庫)

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    だれもが楽に生きたい
    世界が狭く、目標を押し付けられるきとがいかに楽か
    そして、どんな世界、社会においても、自分が身につけた技術能力は役に立つ

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    2013年08月25日
  • ソウルメイト【電子特別版】

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    犬好きなら必読か?

    魂の伴侶(ソウルメイト)である犬のお話し7編。

    自分も犬との別れを経験していますが、自身嗚咽交じりの別れとなったのを思い出しました…いや~辛かったなぁ…。

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    2013年08月24日
  • 美ら海、血の海

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    馳星周の戦争小説は、新たな世界のようで、実は暴力や血という共通点からすれば馳星周ど真ん中のジャンルであることに気づきました。

    ノワール作家と言われる馳星周が戦争を描けば、現代における複雑な暴力を超え、戦争による圧倒的な絶望や悲しみが深く描写され、何故今までこのジャンルが出なかったのかとも感じました。

    馳星周の沖縄への思い入れはどれほどのものかはわかりませんが、本書を踏まえてさらに『弥勒世』が活きるという沖縄の歴史の積み重ねを感じました。

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    2013年08月15日
  • 弥勒世 上

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    戦後、施政権変換直前でアメリカに占領されている頃の沖縄を舞台に変換に至るまでの混乱を描く。レビューは下巻で。

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    2013年08月04日
  • ソウルメイト【電子特別版】

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    短編集。著者の実体験がもとになっているという最終話には涙があふれた。犬というのは人間のパートナーとして、他の生き物とは異なる特別な生き物なのだな、と、あらためて思った。それを重すぎる、と感じる人がいても仕方のないことだろう。うちの犬は笑っているかな・・・

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    2013年07月29日
  • 美ら海、血の海

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    戦争の話がメインだけれど、311の震災ともリンク(震災の描写はほんのちょっと)している。
    震災とリンクして、話が切り替わる箇所がわかりにくいが、文章はうまい。

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    2013年05月09日
  • 美ら海、血の海

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    沖縄戦の、太平洋戦争の悲惨さが心に響いた。
    有り体の言葉では表現できない、戦争の非情さが克明に描かれている。

    これまで多くの戦争ものを読んできたが、『永遠の0』に次ぐ大作であると感じた。

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    2013年03月24日
  • 夜光虫

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    有無を言わさぬピカレスクっぷりに圧倒された。台湾を舞台にしたこのハードボイルド小説は、非情さの説得力が半端ない。

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    2013年03月23日
  • 鎮魂歌 不夜城II

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    中国マフィアの抗争から2年経過した、新宿歌舞伎町が舞台。

    謎のイケメン殺し屋“秋生”と元刑事の変態“滝沢”が、それぞれの人生の歯車をギィーギィーきしませながら、話しは進んでいく。

    北京と上海、劉健一と楊偉民、それぞれの思惑と裏切りと愛憎が複雑に絡まりあいながら、究極のラストに突き進む迫力に圧倒された。

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    2013年01月14日
  • 沈黙の森

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    昔から読み続けていた、馳星周。絶望感と暴力のノワールの世界が面白くて最初めちゃはまってたけど、同じような展開に疲れて最近遠ぞかってた。
    久々に読んだ本作は、まともな暴力小説で今までと違う感じで、はまって一気読みしてしまった。面白かった!

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    2012年11月23日
  • M(エム)

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    表題作のみ読みました。不夜城しか読んだこと無いのですが、ワンセンテンスの短いこの人の文章は速くて好きです。短編なのですが、だからなのか疾走感とかテンポをだすために取捨選択がいさぎよすぎて読む人によってはもっと人物をとかカメラが遠いという印象もあるとは思います。もうすこしネチネチダラダラ書くべき部分はあったんじゃないのかなと思いましたが、長く書けそうな内容で、長く書きがちな人がここまでそぎおとしたと、そう考えると全体とワンシーンの長さの比率やワンシーンごとを分解してみたくなりました。

    内容は馳 星周 テンプレという感じでした。

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    2012年10月03日
  • 煉獄の使徒(下)(新潮文庫)

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    半分くらいはノンフィクションという印象の作品。実際は知らないけど。

    最初から最後まで爽快感はかけらもなく、陰鬱な気持ちで読み進めた。登場人物が本当に誰一人として救われないというのはすごい。
    登場人物に感情移入するような読み方には向かない。(感情移入できたらそれはそれで問題がある)

    第二部の最後の方から第三部にかけて、色々な人が過去を悔恨したりするシーンは、物語の長大さを感じられてよかった。

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    2012年08月23日
  • M(エム)

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    すごい本
    しょっぱなから飛ばしてくれます。
    まさにM

    Mの人へ

    決してハッピーな本では有りません。

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    2012年06月14日
  • 煉獄の使徒(上)(新潮文庫)

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    1600頁という分量の割には、読みやすかったと思う。
    馳星周は10年ぶり位に読んだのだか、依然と全然変わっておらず、単に作品の舞台と出演者が変わっただけ。つくづくこの作家は、表現ではなくシチュエーションの作家だと思う。

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    2012年06月12日
  • 煉獄の使徒(上)(新潮文庫)

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    『不夜城』から、気がつくと新刊をチェックしていて、最近は社会問題も絡めた話も多く、それをぎりぎりでなぞらえている感じがたまらなく好きである。今回の話しは某宗教団体になぞらえたものであり、とても描写が緻密であり、こうだったのかもと想像力をかきたてられるが、なんだかんだでいつもの馳星周に還っていくということも忘れないのがたまらなく好きである。

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    2012年06月12日
  • 9・11倶楽部

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    馳星周を読むのは久しぶりだ。「不夜城」の頃から、読んでいた作家だけれども、最後に読んだのは「弥勒世」で2009年、だからほぼ3年ぶり。
    一読、変わらないな、と思った。それは、マンネリということではない。プロットや文体は工夫が凝らされていて、以前の著作の焼き直し、という印象は全く受けない。それでも、変わらないな、と思ったのは、物語の本質的な暗さだ。
    僕が読んだ馳星周の本では、主人公が何らかの理由で、何か抜き差しならない状況に追い込まれていき、徐々に体力と健全な精神・思考力を蝕まれていく。狂気の世界に足を踏み入れていく感じがするのだ。その展開が馳星周の本の魅力なのだと思う。

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    2012年03月25日
  • マンゴー・レイン

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    日本もそうなんだろうけどタイの裏社会って怖いと思いました。
    人を人と思わずただの駒としてしか扱わないというところとか。
    先進国の日本で生まれ育った自分たちとは世界が違うなぁ

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    2012年03月20日
  • 煉獄の使徒(下)(新潮文庫)

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    ノンフィクションなのかフィクションなのか・・・
    全部がフィクションっていうことは無いんだろうなと思いながらも、
    じゃあどこが?と考えると怖くなります。

    上下巻でかなりの厚さなのに、厚さが気にならないほど
    読んでいてひきこまれました。

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    2012年03月18日
  • マンゴー・レイン

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    バンコクを舞台に広げられるアクション。
    政界・警察・ヤクザのアンダーグラウンドの世界が書かれてて身近に感じた。
    バンコク内の地名が多く出てきて、ほとんど知ってたので、想像しながら読むことが出来た。

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    2012年01月23日
  • 9・11倶楽部

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    ネタバレ

    良かった。

    馳小説に初めての善人が主人公。

    どうせバッドエンドなのはわかっているけど、応援したくなる内容。当然、オチの虚無感はいつも通りでしたが。

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    2011年11月18日