喜多川泰のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
喜多川泰さんの『運転者』を読みました。人生の壁にぶつかった主人公の前に現れる、不思議なタクシーの物語。読み終えて、新しい視点が自分の中に広がりました。
特に面白かったのが「運はポイントカードのように貯めるもの」という考え方。誰かのために行動すると運が貯まり、自分が「上機嫌」のときにその運を一番キャッチしやすくなるのだそう。私もいつも機嫌よく、魅力的な大人でありたいなと感じました。
また、「どんな出来事も、人生に必要な経験にしていくことこそが生きるということ」という言葉が心に響きました。良いことも悪いことも、いつか「必要な経験だった」と思えるように歩んでいきたいです。
そして一番新鮮だったのが、本当の「プラス思考」の定義です。ここで言うプラス思考とは、単なるポジティブ思考のことではありません。「自分の運の良さは、これまでの先人たちが残してくれたもの。だから今度は、自分が未来の誰かのために運を貯めてバトンを繋いでいく」という、究極の「利他」の生き方のことでした。自分のためだけに運を使い切るのではなく、未来のために貯めていく生き方。この新しい視点には、ハッとさせられました。
一生懸命な人の姿を見て感動したり、勇気をもらったりするように、世の中は誰かのひたむきな努力のエネルギーで回っているんだな。ってそのことに気づけただけでも、世界が少し優しく見えてきます。
この本は、具体的な解決策が書かれているわけではありません。だけど、この考え方を心のお守りにして、「明日からまた一歩ずつ頑張ろう」と静かに背中を押してくれる、素敵な本でした。 -
Posted by ブクログ
祐介の話は読み進めるごとに疑問に思うことばかりだったが、不思議なことに、自分事にもなりそうな予感がしてしまった。
「成功」という言葉がこの本には度々登場する。
それは、祐介の理想像が成功者だったからなのか。
読み進めていくうちに、祐介が思い描いていた成功者と、著者が主張する成功者が対比されているように感じられた。
そして、祐介が成功者に至れなかった背景を、破れなかった5つの常識を中心に解説され、それを教訓に著者の主張が書かれていた。
そのため、成功者になる、つまり「自分が自分であるための人生」を歩むためにはどのようにあるべきか、ということが理解できた。
だが、「成功者」という言葉が頻繁に登場したからか、何か引っかかってしまう瞬間もあった。
結果を成功か失敗かで考えるのを著者は推奨していなかったため、それと「成功者」を使うのは若干矛盾しているように感じた。
とはいうものの、祐介という良質な反面教師がいてくれたおかげで、あんな人にはならないぞ、という覚悟を持てた。
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Posted by ブクログ
「成功すること」と「幸せになること」は、必ずしも同じではない。そんな当たり前だけど忘れがちなことを改めて考えさせられる一冊だった。
上京して夢を叶えることを目指す主人公の物語を通して、お金や仕事、周囲からの評価など、「成功しているように見えるもの」に振り回されていないかを考えさせられた。
特に印象に残ったのは、自分が本当に望んでいる人生を、自分自身の価値観で決めることの大切さ。人と比べて「もっと稼ぎたい」「もっと認められたい」と思うのではなく、自分にとっての幸せとは何なのかを考えることが重要だと感じた。
これからキャリアや人生の選択をしていく中で、周りの価値観に流されず、「自分はどう生きたいのか」を定期的に見直していきたいと思える一冊だった。 -
Posted by ブクログ
喜多川さんの本は自己啓発本のような、小説なのにメッセージ性が強くて学びになるので、読んだ後は充実感で満たされます!✨
ストーリーはかなりシンプルで読みやすいです!
主人公が移り変わっていくというか、年齢や性別に関係なく、誰にでも置き換えて学べるような展開が素敵だなって思いました。
てっきり冒険系なのかな…?って思ってたら、重要なところはもっと他にあって、星の王子様に近いような展開に感じました。
私的に一番心に響いた言葉は、『恵まれない手札〜』のところでした。
「賢者の本」は喜多川さんの2作目で、デビュー作の「上京物語」に出てくるある人物の続きが、そのままこの本と繋がってるらしいので、絶対見ないとな〜でも「手紙屋」も気になってるから早く読みたいし…で追いつけません!!!!(笑)