喜多川泰のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
少しずつ繋がってる人の色んな9つの話。
中でも張 浩さんの話が印象に残った。
日本ってそんな素晴らしい国だったんだな、と。
確かに海外の治安の悪さ等は耳にすることがよくあるけど、車内にゴミを捨てない唾を吐かない等、日本人が当たり前と思ってるマナーが外国から見ると新鮮なのは面白い。
日本が好きになった。
逆にその当たり前のマナーができてない日本人も中にはいる。そうはなりたくないと思った。
作中でゴミを拾った大学生のように、そういう部分で清々しさ&気持ちよさを感じる人でいたい。
好きだから大事にするんじゃなくて、大事にするから好きになる。
いい言葉ですね。
私も自分の住んでる場所や職場を今よりも -
Posted by ブクログ
「自分がどんな人間になりたいか」をまず考える。
私自身、仕事が上手くいっていないと感じ、転職を検討していた中で、すごく刺さるフレーズだった。
今の職場よりも金銭、待遇、人間関係が良い所へ行きたいという考えに固執するようになっており、本来自分が目指していた人物像からはかけ離れてしまっていたと思う。周りの人を幸せにしたい、世の中の役に立ちたい(と実感できる何かをしたい)と考えていた自分がいたはずなので、今一度原点へ立ち返りたい。
また、自尊心と他尊心を同じレベルで高めていくという事も非常に興味深いと感じた。
一般的にどちらも高すぎることは良くないと言われる事は多いが、どちらも高めるべきだというコメ -
Posted by ブクログ
久々に本屋で出会ってしまった本。
オーディブルで人気だった作品の書籍化。
大学の守衛室が舞台の話なのに、タイトルは「いただきます。」
正直、内容が全く想像出来なかったけど、これは読まなきゃ!って強く思った。
普段何気なく使ってる「いただきます」
もちろん、いろんな生命をいただいているから、その感謝を込めて、きちんと言ってるつもりだった。
でも、私たちは食事だけでなく、人生の中でたくさんの「いただきもの」をしていることを気付かせてくれた。
大学に行けずに、定職にも就かず、大学の守衛室に派遣された19歳の翔馬が出会った、松原、薮島、天野の3人の人生の先輩たち。
彼らのこれまでの人生を知っていくうち -
Posted by ブクログ
この世に生を受けることの奇跡。
気が遠くなるほどの可能性の中で、誰しも皆、誕生しているんだよな。だからこそ、『何のために生まれてきたのか』という問いに立ち返るけど、本編の主人公はご先祖様の体験から、その答えを見出す。
ファンタジー要素を含めながら、いろいろな気づきを得て成長していく主人公の姿が熱い。
『「俺は命をぶつけているか!?」
鏡の前の自分に問いかけた。』
このシーンにハッとする。っていうか、どこまで熱い?(笑)どこか懐かしい昭和的な感じもするけど、ガッツリ昭和生まれの自分は心を揺さぶられた。
そして自分はどうだろう、と考える。不平不満の原因を自分以外の何かのせいにして逃げてないか、っ