喜多川泰のレビュー一覧
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【『いただきます』は、自分の命を維持するためにあなたの命をいただきます。
いただくからには、お前に食われて良かったよと思ってもらえるような奴になります、という覚悟の言葉。同時に、それを作ってくれた人の命も貰い受けるという意味。だけじゃなく、それを作るためには宇宙のすべてが必要・・・】
【自分の努力ではないのに手に入っている恩恵の陰には、必ず誰かの命懸けの努力がある】
今まで関わったすべての天・地・人から、それらすべての命を引き継ぐのが私というもの。
今の自分のお金のためにではなく、未来の誰かの幸せのために働くことが命を引き継ぐということ。
『もう終わった』と思っている、『まだ始まってす -
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本当に素敵な本に出会えました。
こんなことして、なんの意味があるの?
面倒くさい、面白くない。
どうして勉強しなくちゃいけないの?
自分も含めてだけれど、こんな疑問はたくさんの人が持っている、または持っていたと思います。
しかし、そのような疑問をぶつけられて、大人は、子どもが本当に納得できる答えを出来てきたでしょうか。
この小説で、ストンと腑に落ちました。
なぜ面倒くさいことをやらなければいけないのか、ということが、勉強に限らず、考え方、生き方にまで及び、ひとつひとつ、しっくりくるのです。
研究所に籠ったきりの父親の幸一郎が息子の隼人に残していったロボット『UG(ユージ)』によって、隼人の意 -
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手紙屋に引き続き、人生の大切なことを教えてくれたこれからの人生に必要な一冊になった。
プロローグ、エピローグ、あとから戻って読んだ時の爽快感がすごい。
物語としての面白さもだし、運転手さんの話は人生の教科書に載っていそうな話ばかり。
運は貯める、使う、ポイントカードと同じ
前の時代から引き継いで
自分も自分の次の時代へ
これらが共感の嵐すぎてこれからの自分の生きる指針としたいと強く思った。
そして今自分の運が良いのは、親・祖父母世代からもらったたくさんの運のおかげであることも改めて感謝しなければならないし、自分の分の運もしっかり貯めていかなければならないと強く思う。 -
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ネタバレ読後感はとても清々しく、この本が自分にとっての『運転者』になったような気になる作品だ。(まだ実践・体感していないので気になるという表現になったが)
実は半年ほど前に小林正観氏という方を知り、それから本や動画を見て出来ることから実践はしているが、共通の考え方でこの本にも書かれていることがうまく出来ていないことが多かった。しかし自己啓発本のように書かれているより、ストーリーの中で織り交ぜることでより理解しやすかった。
修一だけがこのタクシーに乗っているのかと思ったら、他の登場人物も時代や場所を超えてこのタクシーに乗っており、微妙に関わりあっているのが面白かった。
営業職をしている人には特に心 -
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人生の教科書のような内容でした
改めて自分の仕事に対して、素敵な仕事をしているなと思えたし、もっとみんなに喜んでもらいたいと思いました。
以前、職場環境が変わり人に対して不貞腐れたり会社の制度について文句をいったり大体のことは周りの生にしてきたけど、その気持ちがあったから自分の人生自体が悪い方へと思考も変わるしネガティブになり…
逆に楽しかった時期はピュアで人のせいにしたりせず、人の為に動いてた。その姿を見て周りの人が応援してくれたりサポートしてくれたり楽しい人生だったんだな。
私も賢者になりたいと思った。
今日が新しい誕生日になるように、少しずつでもいいから学んだ事を行動にうつせるようになり -
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喜多川さんのお話は、ホントに色んなことを教えてくれます。読み終えた後、色んな感情が芽生えますね。
本作品も、号泣するわけではないですが
鼻の奥がツーンとするような
じわっと目が潤むような、そんな時が何度もありました。
『特に誰でもできる仕事が、一番誰がやったかわかる。
誰にもできることを誰もできないところまでやったら、その超えた部分はその人にしかできないことになる。』
という内容が今の私には一番胸に響きました。
毎日の仕事に忙殺され、周りの優秀な人との差に打ちひしがれ、毎日『私なんて』と考えるようになっていましたが、これからは誰でもできるような仕事だからこそ、自分が納得できるまでやっていき -
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過去の経験(特に辛い思い出や苦しい経験)を、全肯定してくれるような本。
思い返せば、あの時本当に辛かったな…と思うことなんて山ほどある。
学生時代は、いじめにあったり世の中に不満があったり。
社会に出てからは、荒波に揉まれる中で、目の前を厳しい現実から逃げたくなってしまって、仕事に行けなくなったり。
年齢が上がるとともに、重くなっていってる気がする。
でもそんな過去はありつつも
なんとか局面を切り抜けて
前を向いて歩き続けて
今少しだけ晴れた場所にいて思うのは
あの時のネガティブな経験がなければ
あの時の絶望感や自分はもうダメだ…という気持ちがなければ
それを糧とした挑戦もできなかったと思 -
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人生で読んだ本のトップ3に入る本。
勉強する意味を教えてくれる本。
仕事をしながら、とある資格試験に取り組んでいた時に読んだ本。
この本を読むまで、継続的な勉強なんて殆どしたことがなくて。学生時代の受験も、そこまで頑張った記憶がなくて。勉強なんて面倒で、できればやりたくないものだと思ってた。
でも嘘じゃなくて大袈裟でもなくて、信じてもらえないかもしれないけど「勉強したいな」「今度は何を勉強しようかな」「余裕ができたらこれ勉強したいな」と本当に思うようになって。
この本を読んでから4年くらい経っているけど、いまだに影響があるなと思っている。
この本を読んでから、数種類の資格を取った。
過去 -
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人生で読んだ本の中で、トップ3に入る本。
私の中では人生の指針となるバイブルのような1冊。
生き方に迷った時、目の前のことが苦しいと感じた時、その場から逃げたいと思った時、自分なんてと自信を失ってしまった時、行動すること自体が不安になってしまった時、過去や未来が自分の心を振り回している時、もうダメかもしれないと思った時。
それでもどうにかこの状況を切り抜けたい、このまま潰れたくない、自分を芯から支える言葉に出会いたい、と思ったら読んでほしい1冊。
25歳を過ぎるまで読書なんて殆どしたことがなかったけど、喜多川先生の本を読んでから読書が好きになった。
昔から根がネガティブな私は
他人からし