喜多川泰のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
ストーリー性のある自己啓発本
少年サイードが旅に出て9人の賢者と出会い、「人生の成功とは」を学んでいくお話。
賢者との出会い・サイードに出される課題・賢者とサイードの会話など、ストーリーがしっかりとあり、読者がサイードと一緒に順を追って教えを学べるので理解が深めやすいなと思った。
特に、第四の賢者の「どんな人間になりたいのかを考えること」という教えが心に深く残った。
『「この職業になれたら幸せを掴める・成功する」というものはどこにもなくて、成功は人に着いてくるもの』というのは本当にそうだなと思った。仕事が幸せや成功をもたらしてくれるのではないなとハッとさせられた。
唯一もやっとしたのは、最後サイードはどんなビジョンが見えたのか具体的に書いてなくて読み手の想像による感じであったが、どんなビジョンだったのかが気になった。 -
購入済み
なんで大人でも感動するんだろう
子供、もしくは若者達に読まれる本だと思い込んでいた。
偶然、色んな人達に出会って成長して行く少年が輝いて成長していく。
読者は10代、20代、30代、、、で色んな登場人物に自分を重ねるだろうなぁ
70歳でもますます頑張ろうと感じた本でした。
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Posted by ブクログ
小説をほとんど読まない自分が、現在発表かれている全ての作品を読み終わったほど、大ファンになった喜多川泰さんの「生き方」について教えられる一冊。
小学6年生の新学期に、転校生がやってくる。
その転校生は、髪型も着ている服もしゃべり方も、江戸時代くらいからタイムスリップしてきたような少年で、勉強は全くできないが、それについて気にしている素振りもなく、授業はだれよりも目を輝かせて受けている。明るくて、悪いものには悪いと立ち向かう、不思議な少年に担任も含め、クラス全員が引き込まれていく。
また、母親も普段着のような薄汚れた着物を着ているが、凛としていて、どことなく気品を感じる。
この本で印象に残ったことは、その母親が言った一言。
「ケガをすることを恐れるようになっては、肝心なところで勇気が出なくなってしまいます。身体を張ってでも正義を通すべきときに、ケガをすることを恐れて、無関心を装い逃げるような大人になってもらっては困ります。子どものうちは、毎日傷だらけになって遊ぶくらいがちょうどいいものです。たとえ腕の一本なくそうとも、守るべきものを守ることから逃げない立派な武人に育てるのが、夫との約束でございましたから。」
というもの。
悲しいかな、現代の大人には、自分が傷つきたくない、自分の評価が悪くなることを嫌がって、無関心を装い、自分は関係ないという態度をとる人がすごく多いと感じる。
そんな大人にはなりたくない!
不安や恐怖やピンチがやってきたとき、そこから逃げるのではなく、一歩前に出て立ち向かえるような人間になろう。 -
Posted by ブクログ
教育問題というリアルな中にSF的要素が折り込まれ、ラストも予想を裏切られ、一気に読ませる!
博史は小学校の教師。博史はクラスのいじめ問題や保護者の対応に苦慮していた。一方、家庭でも娘の対応に悩まされていた。そんな中、石場寅之助という転入生が博史のクラスに入ってきたところから物語はスタートする。
「学校は上手にたくさんの失敗をするための場所なのだ。そして、その失敗からどう立ち上がるのか、失敗をどう克服するかを学ぶ場所なのだ」
など、心に響くメッセージが散りばめられている。
自分の小中高校のころを振り返ってみると、失敗を悪とし、その場をうまく取り繕う自分もいたなあと思い出す。
中高生にも教育に携わる方にも読んでいただきたい作品。 -
Posted by ブクログ
「自分に向いている仕事は何だろう」。就活を終えても、この問いが消えるとは限らない。『手紙屋』は、働くことに慣れた今だからこそ、読んでよかったと思える物語でした。
就活に悩む大学生が、謎の「手紙屋」と十通の手紙を交わす。その中で印象に残ったのは、会社を一人の人間のように見る考え方だ。どれほど有名かだけでなく、誰に、どう必要とされている会社なのか。そう考えると、会社選びが少し違って見えてくる。
心に残ったのは、大手企業の選考がうまくいきそうだと家族に報告する場面。期待が大きくなるほど、その後の展開に主人公と一緒に心を揺さぶられた。だから手紙の言葉も、頭で理解するだけでなく、気持ちを伴って届く。物語の仕掛けには少し強引さも感じたが、就活中の心情は生々しい。
十通しか交わせないからこそ、一通を読んで考え、次の一歩を踏み出す。読み終えて残ったのは、目標を一度決めたら守り抜くより、興味を持って動きながら問い直していきたい、という思いでした。就活生にも、働き方を見つめ直したい大人にも手渡したい一冊です。