あらすじ
著書累計115万部 喜多川泰のデビュー作が新装版になって登場!
ページをめくれば動き出す、あなたの心を奮い立たせる冒険の物語。
【あらすじ】
何の変哲もない、いつもと同じ一日が始まったはずだった。
仕事も私生活もうまくいかず、くすぶっていたアレックスの前に、不思議な少年サイードが現れる。
サイードは九人の賢者を求めて旅をしており、これから最後の賢者に会うことになっているのだという。
サイードの旅の記録である「賢者の書」を読み始めたアレックス。
そこには、サイードの冒険譚と、賢者たちから学んだ人生に成功と幸せをもたらす教えがしるされていて……。
***
人間は何度だって生まれ変わることができる。
昨日までの愚者は、今日、賢者として新しい誕生を迎える可能性を持っている。
そして、その可能性はすべての人にある。
そのきっかけになるのは、一人の人間との出会いかもしれない。一冊の本との出会いかもしれない。
何がきっかけになるかはわからない。
しかし、自分が今日を新しい自分の誕生日とするたびに、それまでの自分とは違う新しい人生を始めることができる。
昨日までのその人を知る者は、その変化をあざ笑うかもしれない。
しかし、だからといって、今日を自らの誕生日として、新しい人生のスタートにすることをためらう必要はない。
自らの人生を素晴らしいものにするために生まれ変わろうとするときに、他人がどう思うかなど全く気にする必要はないのである。
(本文より)
【読者の皆様より感動の声、続々! 】
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もっと早くにこの本に出会いたかったとも思いましたが、今の自分だからこそ、この本からの学びを素直に受け入れることが出来るのだと学びました。
一冊の本を通じて、とても貴重な体験をさせていただき感謝の気持ちでいっぱいです。
(30代 男性)
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久々に本を読んで感動して泣きました。
とても分かりやすく一気に読み終えてしまいました!頭ではわかっていても実際に行動すること、始めてみること。なかなか難しいですが、この本を読んで勇気が出てきました!
本当に素晴らしい本に出会えたこと感謝します。
感動をありがとうございました!
(40代 女性)
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喜多川先生の本は、ファンタジーと自己啓発が程よくて読みやすいです。今の自分がこのままで良いのかなとモヤモヤしている時期に読めたことに感謝です。
(40代 女性)
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私は人生に行き詰まりを感じていました。仕事も、恋愛も、プライベートも上手くいかず、過去もいいことも無く、未来にもいいことはないだろうと感じてしまうほどでした。そんな時に、好きな喜多川先生のこの本を手に取り再び読んでみました。すると、今の自分に欠けていたものが見えてきました。読んだ時は、本当にハッとされました。今抱いている問題や、そう思っているものは、この本に書かれていることが自分に無かった、忘れてしまったからだと気付きました。内容にありますが、また新しい自分に生まれ変われる時を得たと思います。そんなきっかけを与えていただいた、私を救った作品です。
(30代 男性)
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若い時に出会いたかったと思える本でした。とはいえ、今からでも実行すれば残りの人生が素晴らしいものになるだろうと思えます。息子や孫たちにも、ぜひ読んで欲しいと思います。素敵な本に出会えた幸せを無駄にしないように、これからの自分の生き方を改めて行きたいです。人生のバイブルとして大切にしていきたいと思います。
(60代 女性)
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
同著者の「運転者」を読んで非常に良かったので、こちらを読んでみることにしました。
「運転者」は物語から学べる自己啓発本といった感じでしたが、こちらはもっと抽象的で哲学的な内容でした。気づけそうで気づけない、一歩先の考え方を教えてくれるような本。
学びが多く、年齢と時間を重ねて何度も読むことで、さらに理解が深まりそうな一冊。
Posted by ブクログ
人生で読んだ本の中で、トップ3に入る本。
私の中では人生の指針となるバイブルのような1冊。
生き方に迷った時、目の前のことが苦しいと感じた時、その場から逃げたいと思った時、自分なんてと自信を失ってしまった時、行動すること自体が不安になってしまった時、過去や未来が自分の心を振り回している時、もうダメかもしれないと思った時。
それでもどうにかこの状況を切り抜けたい、このまま潰れたくない、自分を芯から支える言葉に出会いたい、と思ったら読んでほしい1冊。
25歳を過ぎるまで読書なんて殆どしたことがなかったけど、喜多川先生の本を読んでから読書が好きになった。
昔から根がネガティブな私は
他人からしたら小さなことでも沢山悩んでしまったりして、未来を予測するばかりで行動が不安になってしまったり、自分のことを信じれなくなることが多い。
今もそれは変わらないけど
賢者の書を人生の指針としてお守りのように持っておくことで、悩んだ時や困った時に、きっと何かしら支えになると思う。
ずっと手元に置いておきたい。
Posted by ブクログ
まず、この方の作品は非常に読みやすく、ファンタジー小説を読みつつ自己啓発になるという面白い作りです。
普通の自己啓発本ではイマイチ他人事に感じてしまう方でも、ずっと入ってきやすいのではないかと思います。自己啓発本を普段読まない人にもお薦めです。
全ての出来事に意味がある、真の賢者は出会う人全てを賢者にすることができる、感謝を忘れない。
胸に刻みます。
Posted by ブクログ
運転者と手紙屋を読んで喜多川泰さんの作品をもっと読んでみたいなと思い、本書を読んだ。
最初は、タイトルの"賢者の書"を見て、ファンタジー系はちょっとなぁ。。と悲観的な印象を抱いていた。
しかし!ところがどっこい、のめり込まれました。
9人の賢者からの学びを、主人公が自分の中で落とし込むと同時に、私の中にもスンッと入ってきた。
それぞれの学びは、今までなんとなく理解していたものであったが、具体的に私の中に落とし込められてはなかったものが大半だった。それを、賢者の説明と主人公なりの要約があることで、分かりやすく具体的に理解できたことが非常に読みやすかった理由の1つだ。
人間はいつでも変われる。
変わろうとする自分に対して、よく思わない人がいてもそれは関係ない。
そんな人からも、学べるところを学び、感謝し、与える側になること。
そして、"どんな自分になりたいか"を常に意識して日々生活していきたい。
幸せな人生を送るために。
Posted by ブクログ
・行動の結果は、成功と失敗ではない。大きな絵を完成させるための一つのピースにすぎない。
・なので、行動の結果を期待することも失敗を恐れることも意味がない。
・行動の結果については、どれだけ嬉しくても、どれだけ辛くても、この結果をどうやって使うのか、どのピースとなるのか、を考えることが必要。
この9人の賢者の教えは、自分の人生においてもとてもとても重要であると感じた!全てを手帳に記し、何回も反芻し、自分の人生をもう一度スタートさせ、素晴らしい人生にしたいと思う。この本に出会えてよかったと読み終えた今率直に思う。
Posted by ブクログ
人生はパズルピースから作り上げられる一枚の絵で出来ているんだよ。自分の人生で起こることは全て自分に必要なことなんだ。という考え方が素敵だなと感じた。同時に、それはある程度自分の運命が定められているものという前提の話だなとも思った。
Posted by ブクログ
★4.5
「啓蒙書」と思い込んでいて避けていだが、読むと『会話形式哲学』に感じた。
いや、登場人物に「いいこと」を言わせているから、啓蒙と言えなくもないか…
一つの考えるきっかけや、自分の在り方や思考を改めるきっかけにはなるかも?
文章はとても綺麗で読みやすい。
Posted by ブクログ
●大切なことはすでに自分の中に持っている●
―大いなる力は壁を用意してくれる
・大いなる力と言われるとスピリチュアルは話だと思いましたが,難しい話ではなく 行動することに対する対価のようなものを用意する存在だと私は思いました。例えば勉強をする上でこの力は問題が解けないことや出来る人との比較してしまうなどの障壁を用意してくれるものであり,その壁は今の私が『乗り越えることができる』レベルの壁であるということです。逆に言えば乗り越えられない無理難題は登場しないし乗り越えられない時は,攻略方法が間違っているもしくは助力を乞うことをしなかったことで乗り越えられなかったものであると解釈しました。
―「何になりたいか」ではなく「どうなりたいか」を思考する
・私の行動原理として,どうしても他者との比較することがあります。誰々みたいになりたいと今の自分を卑下する思考があり目標とする事柄を抽象的に表現する癖があるように気付きました。
・例えば習慣をつけたくて毎日筋トレをするとして,私の場合はSNSで動画を見てフォームを習い習慣化していく手順を取っていたのですが,いつの間にか動画を見なければ出来ない…という思考に陥ってしまい。どうなりたいか=筋トレのフォームを知り習慣化して自分磨きをしたい→筋トレ動画みてその手順通りやったら終了というものに変わってしまっていました。目指すべき軸を見失うとロボットの用に日々をこなすように生きていたことを知れた教えでした。
―私を創り上げているものは「言葉であり今という時間」
・私にとって私にかける言葉は,自己否定が大部分を占めていたと思います。仕事をするにしても誰より遅い,不器用だから…などそういった言葉(思考)を私に対して語り続けていました。その言葉の集大成が今の私であり,その言葉通りに生活していることは実感として持っていました。
・無理にポジティブになりたいとは思いませんが,今から始める第一歩として言い回しを変えていくことは私にできることでした。仕事が遅いを遅くても丁寧に仕事しているだったり不器用だからをその分人に助けて貰った経験があるので返していきたい。などに変換する作業を行っていくことで私の中での心中が穏やかになっていきました。
Posted by ブクログ
生活に疲れたアレックスは仕事から逃げ出し単身、旅に出る。旅先で出会ったサイードも9人の賢者に会う旅の途中。居眠りしてしまったサイードが持っていた賢者の書を読ませてもらったアレックスは大切なことに気づく。
①行動の結果として手に入れるものは成功か気づきか学び
②人間には無限の可能性がある
③自尊心と他尊心を高める
④まず真剣に考えるべき事は何になりたいかではなく、どんな人になりたいか
⑤今日一日、成功した自分にふさわしい過ごし方をする
⑥時間を投資して信頼、人脈、人望、知識を手に入れる
⑦誰かを幸せにできないかを探しながら生きる
⑧自分が一番よく聞くのは自分の心の言葉。自分を認める言葉を自分に聞かせ続ける
⑨出会う人、出来事に対して心から感謝する
最高の賢者とは多くの人からいろんなことを学べる素直な心を持つ人。
Posted by ブクログ
主人公のアレックス同様、自分のネガティブ思考、他責思考、怠惰さを深く反省した。
明日から自分も賢者になれるように賢者の書の教えに従い、幸せに生きられるように努力していきたい。
Posted by ブクログ
◯明日から活かすこと
・悪いことも全て人生に必要なピースと思う
・自分の伝記を読んでいる人がこいつは絶対成功すると思うような行動を取る
◯メモ
・大切なのは、必要なピースを集めるためにできるだけ多くの行動を起こすこと、そして、行動の結果返ってきたものをよく見て、どうやってこれを使うのかを考えること
・手にしたピースがたとえ期待していたものと違ったり、今の自分には耐えられそうにもないほど辛いものに思えたとしても、それは人生における失敗ではない。かけがえのないパズルのひとピースを手に入れるという、大事な経験である。
・自尊心と同じ高さにまで他尊心も高める
・何になるのかは重要ではなく、どんな人間になるのかが重要
・人生というのは一冊の伝記を完成させるようなもの
・自分の伝記を読んでる人が、こいつは絶対成功して当然だと確信できるような1日にすること
・お金のためではなく、時間を投資する。それで受け取ったピースが思い描いてたものとは違ったとしても大きな絵の一部となる。
・成功者は必ず他人を幸せにすることを探す人々である。
・その人に起こるすべての出来事は、その人が発したり、心の中で思い描いたりする言葉に起因する当然の結果に過ぎない。
・今の自分が、成功している、あらゆる幸せを手に入れられる人生の途中にいるということを認める言葉を、自らに聞かせ続けることによって、さらに大きな成功が手に入るのである。
Posted by ブクログ
この本を友達から勧められて、貸してもらったので読みました。
物語風の自己啓発本です。
自分に対しても、他人に対してもネガティブな感情を持ってしまう事がよくありますが、この本で学んだように全てが必要なピースなんだと受け止め、あらゆる事に感謝を忘れず、毎日を一生懸命生きようと思います。
この本に出会わせてくれた友達に感謝します。
そして、この出会いを無駄にせずに最後まで読んだ自分に一つのピースが授けられたと思うと嬉しくなります。
Posted by ブクログ
「自分がどんな人間になりたいか」をまず考える。
私自身、仕事が上手くいっていないと感じ、転職を検討していた中で、すごく刺さるフレーズだった。
今の職場よりも金銭、待遇、人間関係が良い所へ行きたいという考えに固執するようになっており、本来自分が目指していた人物像からはかけ離れてしまっていたと思う。周りの人を幸せにしたい、世の中の役に立ちたい(と実感できる何かをしたい)と考えていた自分がいたはずなので、今一度原点へ立ち返りたい。
また、自尊心と他尊心を同じレベルで高めていくという事も非常に興味深いと感じた。
一般的にどちらも高すぎることは良くないと言われる事は多いが、どちらも高めるべきだというコメントは初めて見た。自分は自尊心タイプなので、他尊心も意識して過ごしていきたい。
Posted by ブクログ
一度は読んでおきたい1冊ですね!!特に10代で読んでほしいですよね。人が変わるのではなくて、まず自分からこの本を読んで変わってもらいたいです。
Posted by ブクログ
ファンタジー小説で検索をかけたら出てきた当書。
頁を捲ってみると、ファンタジーというよりも、岸見一郎氏の『嫌われる勇気』のような会話方式の啓発本だった。
丁度、職場の新人さん達が自身の事を「猫被ってる」「他責思考」「人に厳しく自分に甘く」と真顔でしれっと話す事に辟易していた時期に読んだので、東西のオアシスの話が最も印象深かった。
お互い支え合っていることは事実であり、本人達も言うほど悪い人間ではないので穏やかな心で対応していかなければと改めて思わされた。
本文より
『これから人生のあらゆる場面で、僕が賢者の教えどおりに本当に行動できる人間かどうかが、くり返し試されることでしょう。単なる知識として知っているだけなのか、それとも自らの生き方として身についているものなのかが試されるでしょう。 それこそが真の人生の旅路です。』
‥身の引き締まる思いです。
Posted by ブクログ
久しぶりに読書が楽しいと思えた本。
家で読むのはもちろん、電車、職場、でも読み続けてしまう始末。。喜多川さん作品は外装が綺麗なのでブックカバー無しでも人の目を気にする事なく読めるのもいいポイント。
内容は短篇集のようになっており読みやすい
Posted by ブクログ
『手紙屋』がものすごく良かったから読んでみた。
人生を変えるような本との出会い
しんどい時や苦しい時に支えてくれるであろう言葉に出会えて良かった
Posted by ブクログ
雑用ばかりの仕事に嫌気をさしたアレックスが急に思い立って昔住んでいた街に向かう。そこで会ったサイードは、9人の賢者と会い、賢者の書を完成させるために旅しているという。
サイードは、9番目の患者と会う時間まで、その8人の賢者と会うたびに記していた賢者の書をアレックスに読ませてあげる。
自分の記録用に以下記載します。
賢者の書にはとてもはっとさせるようなことも書かれていて、私自身もハッとさせられました。
第一の賢者は、行動することが大事で、行動の結果得たものは大事な経験である。何かを期待したら失敗を恐れることはない。
第二の賢者は、誰もが無限の可能性を秘めていて、実現し得ることに気づくべきだ、と説いています(多分)
第三の賢者は、自尊心と同様に他尊心も高めなければいけない。自分は唯一無二のかけがえのない存在であると自覚し、また、他尊心を高めれば周囲の全ての人から好かれ、尊重され大事にされる。自然以外は全て自分以外の人間が作り出したものである。
第四の賢者は、何になるかを目標とするのではなく、どんな人間になるか、理想とする人間像を追求することで、進むべき道を見出すことができる。
第五の賢者は、今日一日、成功者としてふさわしい過ごし方をする、この人だったら将来成功するよね、と思われる過ごし方を積み重ねていけば、自ずと成功する。
Posted by ブクログ
賢者になるというテーマで進んでいくお話。
この作品も勉強になりました。
9にんの賢者に順番に会っていき、そこで教えを受けとる。その度に自分自身や自分の人生について向き合うことが出来る。
当たり前のことが書かれてはいますが、言葉やお話の雰囲気によって、頭に入りやすかったなと思いました。
それに、当たり前のことが何よりもまず大事だなと感じることができました。
作品のなかでは、「何度でも生まれ変われる」というところが特に印象的でした。
挑戦や習慣を変えることなどは、失敗も付き物ですが、それでもまた「生まれ変わる」つもりでいれば、何度でも前進できる気がしてきました。
Posted by ブクログ
久し振りに熱い気持ちになりました。
うだつの上がらない中年男性が、賢者になるための旅をしている少年と出会う。そして、その少年が今までに出会った8人の賢者からの学びを中年男性が享受する。
といったあらすじ。
8人の賢者の教えはどれも一見簡単で、誰にでもできそうな内容。でも、簡単で、誰にでもできそうなものだからこそ、疎かにしたり、「こんなことしても」と結局行動に移さない人が、圧倒的多数なんだろうなと思いました。
今この瞬間から、行動に移していきたいと思います。
Posted by ブクログ
人生の幸福論を八人の賢者に会う旅の物語をとおして知ることができます。
自分自身の小さな考え方や行動を変えていくだけで、毎日はいい方に変えていける!
そう思わせてくれる一冊でした。
Posted by ブクログ
少年サイードがある日、祖父から賢者の書を渡されて最高の賢者になるための旅に出る
賢者は8名いて旅をしながら1人ずつサイードが話して学んでゆく
賢者から得た学びはもらったパズルを賢者の書の表紙にはめると、
本が光り始めて学んだことが中身に記録されている
感じたこと:初めは主人公が違うので
どんな話になるのかと感じたが 物語の進み方はシンプルで分かりやすかった
30才になって理解できること、腹落ちすることも多い中で読んだからこそ面白かったかもしれないが、もう少し早く読みたかったなとも感じる内容だった
22才頃に読んでも 良かったかもしれない
Posted by ブクログ
人生でつまづいた時、
落ち込んだ時、
未来が見えなくなった時など
マイナスの感情がいっぱいになったら
ぜひ読んで欲しい。
全ての成功を手に入れることができる
最高の賢者になるための本だ。
Posted by ブクログ
「教えた側が賢者なのではない。学んだ側が賢者だったのだ。」/何になるかではなく、「どのように生きるか」という人生の目的を描く。このゴール像を完成したパズルに例えるのが、とても腑に落ちた。様々な行動の結果、パズルのピースが1つ手に入る。もしかしたら、それは、その時には嬉しくないピースかもしれない。だけど、将来全てのピースが揃い、全体像が見えた時に、入手当時は不要に思えたピースも、全体を形作る大切な1つであったと気付くことができる。/ジョブスの点と点の話にも通づる。自分の人生も、そんなピースでいっぱいだ。
ストーリー性のある自己啓発本
少年サイードが旅に出て9人の賢者と出会い、「人生の成功とは」を学んでいくお話。
賢者との出会い・サイードに出される課題・賢者とサイードの会話など、ストーリーがしっかりとあり、読者がサイードと一緒に順を追って教えを学べるので理解が深めやすいなと思った。
特に、第四の賢者の「どんな人間になりたいのかを考えること」という教えが心に深く残った。
『「この職業になれたら幸せを掴める・成功する」というものはどこにもなくて、成功は人に着いてくるもの』というのは本当にそうだなと思った。仕事が幸せや成功をもたらしてくれるのではないなとハッとさせられた。
唯一もやっとしたのは、最後サイードはどんなビジョンが見えたのか具体的に書いてなくて読み手の想像による感じであったが、どんなビジョンだったのかが気になった。
Posted by ブクログ
人生には迷いがつきものだ。そんな時一冊の本が人を導くことがある。
夢を失った少年が自らの生き方を見つめ直す。成功とは何か、幸せとは何かを考えながら次第に自分の力で答えを見出していく。
時に挫折し自信を失いながらも少年は一歩ずつ前に進む。その姿はまるで人生そのものだ。
最後に少年は悟る。答えは外ではなく自分の中にあるのだ。私たちに「自分自身と向き合え」と静かに語りかけている。
Posted by ブクログ
Audible2倍速で1時間半、さくっと聴けました。
代表作なのにまだ読めてなかった喜多川奏のデビュー作。
悲壮感漂う主役のサラリーマンが外人さん(英語圏出身としかわからない)なのがまず意外だった。
大筋は行動することとか人の為を考えるとか、これまで読んだ作品にもありそうな内容に感じた。
この書で目新しいのは、人生をパズルのピースに例えていること。
成功だけでなく嫌なことや失敗も含めて、全てが自分のピジョンに向かう経験のピースだと思って集めればいい。
そう考えたらどんな事も無駄じゃなく思えて心が軽くなると思った。
さっそく寝る支度を一向にせず遊び呆けている息子2人を見ながら、これもパズルのピースの一つなのだと自分に言い聞かせた。
めっちゃ細かいピース。