喜多川泰のレビュー一覧
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喜多川さんらしい作品です。
心は投影図:人はそれぞれの価値観で(方向から)相手を見る(光を当てる)ので、球体でない限り投影図(印象)は異なりますね。ざっくり3つにまとめると…
①相手のそれを心の本体だとは思わないこと②自分の心がどんな形で投影されるかなんて気にしないこと③心自体を光源として影を作らないこと/但しそれは悟りの境地…
他にも「家族と迷惑の考え方」、「抱えている難題は唯一無二で誰にも理解できない」など、自分を苦しめている思い込みを和らげてくれる内容です。何より「よくがんばりました。」いや「よくがんばってますね。」と、常に自他に対して思えるようになれば、それだけで儲けもんです。 -
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一見短編集のようだが、
ひとつの物語で主人公に「教え・気づき」を与えてくれたキャラが、次の物語では主人公となりその「教え・気づき」をえたきっかけの物語と続いて……という連鎖の物語。
「教え・気づき」が自己啓発っぽいが、それはそれでためになるし面白い。
「教え・気づき」としては、お金を得る量は人を幸せにした量という考え。確かに自分の周囲の人にしか影響を与えない人と、アップルやWindowsなど世界に影響を与える人では得る金は異なる。トップに近づくほど給与は高くなる。だけど、介護や看護など人対人の影響を与える範囲が狭い人の給与が少ない一因でもあって……それでいいのかなあ、とも思う。皆が皆、開発やサ -
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主人公は小学校の教師をしている博史…博史の受け持つクラスは問題の多いクラスでその対応に翻弄されていた…そんな中、寅之助というかなり個性的な転校生を受け入れることになり、さらに問題は複雑化していく…。プライベートでも娘の七海との接し方に悩んでもいたが、寅之助親子と関わるうちに博史の教育に関する気持ちが変化していく…。
読み終えてみて、あらあら、そんなこともある?って意外な展開に驚きましたが、喜多川さんの作品は読むと元気になれます。特に『あなたは人生で経験する数々の失敗は、その“学び”を得るためにあるのよ。だから今回も、悪いことをして、すぐに失敗してよかったの。』というフレーズに心を動かされました -
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高校生のキラキラした青春の話はこちとら今求めていないんだよ…、と思いつつ読むのをやめようか迷った本でした。
結果として、読むのをやめないでよかった。
読むことができよかったなと思います。
この本は私にとって小説でもあり生き方を教えてれる自己啓発の本でもありました。
夢と言われても悩んでしまうのですが、
前に進みたい、少しでも成長していきたい、そんな気持ちが自分にもまだあるので
私は私の目の前のできることに本気で、自分の方法で、向き合っていく時間を増やしていきてたいと改めて感じました。例えば惰性の毎日の繰り返しに陥りがちな日々の仕事や生活の管理など。
細々としたことですが私はこのような考えか -
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特に気になった&ためになった所…
○知識っていうのは風船みたいなもんで、風船の中に入っている空気が知っていること、風船の外が知らないことだとすると、中にたくさん空気を入れて知っている事を増やせば増やすほど、風船が膨らんでいって、知らないこととの境界面が広がっていくんだよ。知れば知るほど、わからないことが増える。それに、どんなに風船を大きくしても、外の空気の方が圧倒的に多い。自分の無知さを思い知らされるわけだよ。
○未来の自分からの要望で、今の試練がある。今は苦しいけど、その苦しみから逃れなければいろいろ成長できて、きっといつか、「ナイス、過去の自分!」って言える日が来る。
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