喜多川泰のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
戦争と命 主人公とその両親、祖父母の年代が自身とあまり差がなく、心に響いた。自分の祖父母が戦時中の時代にどのような生活をし、どのような苦労をしていたのか、子供の頃、戦争について聞いた時に考えた事がある。両親は終戦前後に生まれているので、戦後の事しか記憶にはないが、祖父母と話す機会もなく、両親2人とも戦争の話はしたがらなかったので、私が直接家族から戦争の話を聞いたことは無い。しかし作中にもあるように、主人公の祖父母、両親と同じような経験を、私の祖父母や両親も、そして日本全国の人達も大なり小なり同じような経験をして来て今がある。これから先の人生で私に出来る事は少ないが、心に留めて置かなくてはならな
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Posted by ブクログ
誰もが人生の主人公でありながら、誰かにとっては主要な登場人物や脇役だったりする。
ほんの些細なことでも誰かの人生に影響を与えていたり、与えられたりすることが日常に溢れている。
ただ誠実に毎日を過ごすだけでも生きている意味があるように思えて、心が軽くなりました。
一番印象に残ったのは留学生の張さんが感じた日本人のすごさ。
接客態度のレベルの高さ、並んでいたけど電車で高齢者に席を譲る若者、高齢者が降りた後も周りの人が若者のために当然のように空いた席に座らない光景。日常的で気づかなかったけれど、言われてみれば確かにと思える日本人のすごさを張さんから教わり、誇らしいし嬉しいし、日本に生まれたことが幸せ -
Posted by ブクログ
ネタバレ物語ではあるが、伝えたいことが一本ある作品。
比較的短いが面白かった。
最近、なにか面白いことないかなぁと考えること、とても多い。これは昔は目の前のことに一生懸命だったから面白かったのだ。これはその通りだと思う。
新しい環境への不安、緊張感これはチャレンジの証である。
この2点。とても刺さった。
今の職場で4年目。安定してきており、できることも増えてきた。新しい緊張感や不安もなく、一生懸命か??これが全力か??というとそうでもない。
せっかくだから仕事とその空き時間やれることをまずは今月頑張ってみよう思う。
全力でやる人の5年後の可能性の話も忘れないでおきたい。