喜多川泰のレビュー一覧
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「悪魔とのおしゃべり」の簡易・優しい盤 お父さんからの手紙、という体で書かれた小説が簡単で読みやすく、さくさく読めた。で、これを踏まえてお父さんからの手紙でメッセージがあるという作り。簡潔に言うと、「悪魔とのおしゃべり」を刺激の少ない言葉でサラッと優しく伝えてる感じ。
つまりは今までの常識や価値観、と思っていた自分の計り方を見直してみろ、ということ。
「悪魔とのおしゃべり」の方が乱暴だったかもだけど、かなり踏み込んでいるし、納得感も大きかった。これはこれで、持っていた価値観を見直すきっかけになったらいいと思う。あとは要は、行動と熟成期間を設ける、ってこと。 -
Posted by ブクログ
友達との本の交換会でいただいた本。『相手に読んでもらいたいオススメの本』ということで、こちらが届きました。
題名から勝手にタイムトベルものを想像していたのですが全然違いました。
職も家族も失った英雄が就職したのは、一風変わった会社、タイムカプセル社。
預かったタイムカプセルを指定された日に送る仕事をしている。
その会社で英雄は、様々な事情で手紙を受け取れない人たちに、直接手紙を届けに行く部署に配属される。
室長の海人といろいろな人に出会ううち、自分の考えや気持ちに変化が出てきて___。
1章から涙が・・・。
所々に出てくるメッセージが心に刺さって、自分も頑張らねばなと思わされる1冊でした -
Posted by ブクログ
人生という旅
実は、事前に色々用意して生まれてくるが、
そのことは全く忘れて人生が始まる
人生の旅は大変なことが多ければ多いほど
乗り越えていくことで、充実した旅になる
足りないものがあっても、きっと別の才能があったりする
そこに気付けないことも多い
出会いを大切にする
同じ想いでいる人だと大事な出合いにつながる
一緒の友達をつくるなど想いを持つ
どんな人と一緒に旅に行きたいか
一緒に行きたい人になる
なぜなら、常に一緒にいる人が自分だから
何が起きても笑い飛ばせる人になる
目の前のことを全力で楽しむ
アクシデントこそが、滅多にできない経験をするチャ -
Posted by ブクログ
あとがきまで良かった。
物語の始まりは、父親が亡くなったことを警察から知らされこと。
はるか昔に父とは縁が切れており、教師をしている嘉人は煩わしく思いながらも諸々の手続きのため故郷へ帰る。
父との空白の数十年に想像をめぐらせる嘉人。
みじめで孤独だった記憶、だんじり祭りの日のささやかな父との思い出。
父と子。親子だから許せること、許せないことがある。
親も一人の人間。いろいろな顔を持っている。
嘉人の凝り固まった気持ちがスッと解けてゆくのを見届けられて良かった。
誰もが、自分だけの苦しみを乗り越えて生きている。それだけですごいこと。
喜多川さんの作品は、生きていくうえで心に留めておき